夏バテの予防は食事か運動か、サプリか?
番組冒頭、中里さんは久しぶりに東京・代官山のBranchルームに泊まり、床が硬くて寝不足だと明かします。収録は8月で、この夏は熱中症っぽくなって動けなくなったり、飲んだ席で吐いてしまったりと、体の弱りを感じていたそうです。
中里さんの熱中症は、キャンプの最後にテントを片付けていたとき、30分ほど直射日光を浴びたことがきっかけでした。桜林さんは、熱中症は回復しても本調子に戻るまで時間がかかると話す人が多い、と返します。
なんかそんなに今まで夏バテみたいなものを感じてこなかった人生だったもので。
一方の桜林さんは、若い頃は毎年夏バテしていたといいます。お菓子屋さんをしていた頃は夏が暇で、昼ご飯をアイスで済ませたり、冷たいものばかり飲んだり、遊んで睡眠が乱れたりしていたそうです。
私はやっぱ食事と睡眠から崩れてた気がするから、暑いけどちゃんと栄養取るとか。
今の桜林さんは、ジムで週1回しっかり運動するようになって3年目ほどで、毎年夏バテしていないといいます。さらに寝る前のアミノ酸、酵素、ビタミンC、鉄と亜鉛などをサプリで補っています。
桜林さんは一時期、アスケン ── 食事内容を記録すると、摂取した栄養素の過不足を分析してくれる食事管理アプリで食べたものを全部記録し、鉄と亜鉛は食べ物から取るのは無理だと判断したそうです。3か月ほど全ての食事をAIに読ませている中里さんは、取れていない栄養素をAIに聞いてみると話します。
支援を望まない不登校の姉妹、親にできることは?
今回の呪いは「子供を支援につなげるべき」です。桜林さんが、リスナーからのお便りを読み上げます。
我が家には不登校の小学生姉妹がいます。もう3年目に突入です。特性があって、家族以外との交流を拒否しています。学校に仲のいい友達もいません。
ブランチをはじめ、フリースクール、訪問看護など、世の中には不登校を支援してくれる居場所が増えていると思いますが、子供がどれも望んでいません。オンラインも嫌がります。
私にできることは家を快適にすることぐらいかなと割り切ってはいますが、ふとした拍子にものすごく不安になります。この不安を子供にぶつけないようにするので精一杯です。不登校仲間もおらず、我が家のようなパターンのご家庭の情報もありません。何かご助言いただけると幸いです。
二人は、姉妹が2人とも不登校なのだろうと読み取り、桜林さんは「それはちょっとお母さん大変よ」と受け止めます。
子どもが外に出ないのは疲れているから、それとも満足しているから?
中里さんによれば、親は支援につなげたいのに子どもが行きたがらない状態は、Branchに来る保護者の間でも「あるある」だといいます。親が頑張って支援先を回っても子どもがしっくりこず、親が疲れてしまうケースもあるそうです。
ただ中里さんは、そうした保護者も、タイミングが来て支援先につながったことが結構ある、と話します。そのうえで、トビウオさんの娘さんたちが家から出ない理由として、2つの可能性を挙げました。
親が不安をぶつけないよう頑張ることで元気になり、外に出られて支援先につながる場合もある
姉妹が遊び相手で一番の安全地帯になり、外とつながる理由がない
2つ目の仮説について中里さんは、ゲームも一緒にやるほど仲の良い双子の兄弟を見た経験を挙げます。似た姉妹の家庭でも、家から出ず支援につながりにくいケースがあったそうです。
とにかくそこがとにかく一番の安全地帯みたいな。(そう)なってて、外とつながる理由がないみたいな。
閉じちゃうんだね、二人の世界で。
子どもより先に、親がつながってもいい
桜林さんは、子どもが今はそういうタイミングでなくても、親御さんがつながる必要性はある、と切り出します。中里さんも「全く同じことを思った」と応じます。
だから、まあ親御さんが不安なんであれば、親御さんはつながればいいんじゃないですかと。
中里さんは、Branchには保護者だけで入ることもでき、実際そうしている人もいると説明します。また無料のオープンチャット ── LINEで、友だち登録をしなくても参加できるグループトーク機能。匿名のニックネームで参加できる「不登校の親ネット」でも、こうした話が出てくるそうです。
全く同じパターンはもしかしたらないかもしれないけど、数増やしていくと、そういう人もいるんだとか、元々そうだったけど今はつながれてるとか、こういろんなパターンを知れるといいよね。
中里さんは、娘さんたちが今つながりを望んでいないなら、家を快適にして不安をぶつけないという今のやり方のままでいいと話します。そのうえで、トビウオさん自身のつながり先が見つかるといい、と結びます。
一人で抱えるとなぜ「ぐるぐる」してしまうのか?
桜林さんは、子育ての不安に限らず、あらゆる不安には吐き出し先や喋り相手があるかないかで大違いだと話します。
やっぱり一番良くないのって、一人で抱え込んで、自分だけでどうにかしようとするっていうのがどうにもならないし、
誰も止めてくれないし、答えを勝手に自分で出しちゃうみたいなのって、やっぱり一番良くなくて、
桜林さんは、不安を子どもに向けない努力は大事だとしつつ、だからといって自分が飲み込んで我慢するのではなく、吐き出し先を見つけてほしいと話します。話せる人がいない場合、ひとまずAIに吐き出すのもいいかもしれない、と付け加えました。
中里さんによると、AIに気軽に相談した結果、カウンセラーにつながる保護者も増えているそうです。二人はその流れを次のように捉えています。
AIに気軽に相談
相談の第一歩目がライトになる
書くことで整理
桜林さんは、AIに書くことで一旦整理できていると見る
カウンセリングへ
二歩目の実際のカウンセリングにも行きやすくなる
中里さんは面談で、一人でずっと頭の中でぐるぐる考えてきた人は、話を聞くとわかるといいます。桜林さんも、自身の雑談サービスの初回でそう感じることがあるそうです。
自分で同じこと考えすぎて、一種の答えみたいなものを自分が持ってて。それ以外のこと聞きづらかったりとかする。
中里さんは、気軽に相談している人ほど、ぐるぐるした感じがなく、「確かにそうかも」と動き出しやすいと感じているそうです。桜林さんは、事実が深刻かどうかは別として、深刻になりすぎずとりあえず外に出せるほうが本人は楽だと話します。
桜林さんは、ライトに話せない背景には、他人をあまり信用できず、言ってもわかってもらえない、誤解されると警戒してしまう状態があるのでは、と考えます。
中里さんはこれをトビウオさんに重ねます。周りにいるのが学校に行っている子の親ばかりだと、相談に共感してもらえないと感じているのかもしれません。だからこそ不登校仲間と話せば「こんなにライトに話しても相手わかってくれるんだ」という経験につながる可能性があり、似た課題を持つ人と話す意味は大きいといいます。
子どもが外とつながるきっかけは、いつ来る?
中里さんは本来のテーマに戻り、今は子どもを支援につなげる必要は特にないとしたうえで、つながれるかもしれない場面を挙げます。二人は、姉妹が二人で楽しめているから外に出ないのでは、という仮説を立てています。
上のお姉ちゃんがもっとメイクとか、中学二年生とかになって、なんかメイクのこととかもっと知りたいとか話したいってなった時に、
お母さん、妹以外の人とももっと共感し合いたいとかっていう風になってくる時、たまにあるんですよ。
桜林さんは、自分の子どもに「どうしたいの?」「何したいの?」とよく聞いていた経験を話します。この家庭の場合も、姉妹それぞれにどういう状態を望むのかを聞いてしまうだろう、と言い、聞きすぎは良くないのかと中里さんに尋ねます。
中里さんは、明らかに疲れて「放っておいてくれ」という状態なら聞きすぎかもしれないが、親子の間に信用があるなら聞いてもいいのでは、と答えます。
桜林さんは、フリースクールは嫌でも家でできることがやりたいなら一緒にやる、というように希望を叶えていくイメージを語ります。ただ、どうしたいか聞かれるのがしんどい子もいるかもしれない、と留保も添えました。
二人は、文章だけでは年齢も含めわからないことが多いとしつつ、今できることとして、保護者がつながること、子どものやりたいことをその時々で聞いてみることを挙げます。中里さんは、変化があればそのフェーズでまたお便りをほしい、と締めくくりました。
まとめ
「子どもを支援につなげるべき」という呪いに対し、二人は子どもを無理に動かすより、まず親が仲間や吐き出し先とつながることを勧めました。子どもには、その時々にどうしたいかを聞きながら、変化のタイミングを待つ姿勢が語られています。
- 子どもが支援を望まない背景には、疲弊しているか、姉妹の世界で満足しているかの可能性がある
- 子どもがつながらなくても、不安を抱える親自身はBranchやオープンチャットなどにつながってよい
- 不安を一人で抱えると結論が固まり堂々巡りになるため、AIも含めライトに外へ吐き出すことが大切
- 興味が分かれて外の人と共感したくなる時期が、子どもが外とつながるきっかけになることがある
- 子どものやりたいことは変わっていくので、その時々に聞いて叶えていく



