2週間の休みを経て語られる八丈島旅行
この回は、あきさんが9月上旬に出かけた八丈島旅行の報告回です。長野県塩尻市から3家族と近所の知人1人で出かけた旅で、ユアサさんは同行しておらず、詳しい話を聞くのはこの収録が初めてでした。
番組は前の週を休んでいました。ユアサさんは、シルバーウィークに加えて本業が忙しく、東京出張も重なって「時間的にも肉体的にも限界」だったと説明します。
あきさんの側も、子どもの長い休み、息子さんの誕生日会、体調不良、運動会が続き、2人は「この2週間記憶がございません」と笑います。収録日は9月28日で、あきさんは前日に地区の山作業へ参加し、全身筋肉痛だったそうです。
(山作業は)草を刈るんじゃないんだよね。もう木をさ、なぎ倒していくっていう作業だからさ。
山作業を欠席すると5000円の出不足金がかかるという地域の事情も話したうえで、ユアサさんは本題の八丈島へ話を移します。行きの飛行機は飛んだのか、帰ってこられたのかが焦点です。
台風が迫るなか、八丈島空港は飛ぶのか
あきさんたちの旅程は、9月5日から8日までの3泊4日でした。羽田空港から飛行機で1時間ほどの八丈島へ向かう計画でしたが、1〜2週間前から台風の進路が怪しくなっていたといいます。
あきさんによれば、八丈島空港は山と山の間の細い部分に滑り込むような立地で、1日3便しかありません。羽田と八丈島のどちらかの天候が悪くても、雨や風だけでも欠航になりうるため、「本当に行けるのか」という状態でした。
むずいんだよね、(八丈島空港は)離着陸がね。
ユアサさんは、八丈島が東京都に属する伊豆諸島 ── 東京都に属する太平洋上の島々。大島、三宅島、八丈島などがあり、本州から南へ連なっていますの島で、台風がよく通るルートにあると補足します。長野県民にとっての「台風が来る」とは危機感がまるで違う、という指摘です。
あきさんは宿に連絡を取り、どんな条件で欠航しやすいかを尋ねました。南向きの風に弱いと聞き、風向き予報を自分でも確かめたそうです。行けなかった場合の都内での代案や、宿と飛行機のキャンセル条件まで調べていました。
結果として、前日の便は欠航しましたが、あきさんたちの日はなんとか飛べることになります。当初は滞在中に台風が直撃する予報でしたが、台風が同じ場所にとどまったため、到着に間に合いました。
とどまっちゃってるみたいな。あれ(台風を)とどめたのうちらかもしれない。
一行は特急あずさ組と車組に分かれて羽田に集合し、朝一の便が飛んだかを確かめながら出発しました。あきさんは飛行機が出るまで、さらには飛んだ後に「降りられません」となる可能性まで心配していたと振り返ります。
船が止まった島で、雨の日をどう過ごしたか
無事に到着したものの、到着日も翌日も天気は荒れ、2日目には土砂災害の警報が出ました。長野に住んで数年がたつあきさんは、台風の雨風は「次元が違う」ことを久しぶりに思い出したといいます。
あきさんが驚いたのは、島の物資事情です。スーパーの商品の多くは船で運ばれてきますが、船は飛行機以上に欠航しやすく、到着日の時点で「向こう3日間は船がない」状態でした。
(スーパーが)すっごい混んでたの。島の皆さんは、あ、船欠航だってなったら、やべえって。
2日目は、ホテルのプールや温泉など雨でも楽しめる場所を調べていましたが、公営施設は警報のため全て休館でした。子どもたちをずっと宿に閉じ込めておくわけにもいかず、大人たちは頭を抱えます。
助けになったのは宿の人の情報です。紹介されたキッズスペース付きのカフェでは、名産の明日葉 ── 八丈島など伊豆諸島で古くから食べられてきたセリ科の野菜。「今日摘んでも明日には芽が出る」ほど生命力が強いことが名の由来とされますを使ったそばが食べられ、トミカやプラレールもありました。あきさんの息子さんは、友達とも遊ばず黙々と夢中になっていたそうです。
その日はほかにやっている場所もなく、夕食の居酒屋を予約して、なんとか乗り切りました。ユアサさんは「前途多難やね」と受け止めます。
晴れ間を逃さず海へ、島寿司と植物園
3日目の朝、早起きした大人の1人からグループLINEに「晴れてるぞ」「午前中だったら海に行けるかもしれない」と連絡が入ります。一行は慌てて準備し、海へ向かいました。
ほとんどの海水浴場には遊泳禁止の赤い旗が出ていましたが、宿の人から、荒天でも遊泳禁止になりにくい浜を1箇所だけ教わっていました。岩場に囲まれて波が穏やかな浅瀬で、2歳の子もちゃぷちゃぷ遊べたといいます。
以前番組に出演したトニーさんも同行していて、海で浮けないことが判明しました。みんなが大の字で浮かぶ姿を見て「それどうやんの?」と尋ね、最後には浮けるようになったそうです。
そう。トニーの生存能力が上がった。
1時間でも入れればと思っていた海遊びは、子どもたちが飽きるまで2時間ほど続きました。あきさんは「マジ奇跡的」と表現します。
昼食は島寿司の店でしたが、あきさんは海鮮丼を選び、息子さんの島寿司定食を少し分けてもらうつもりでした。ところが息子さんは全部ペロリと平らげてしまいます。それでもスーパーで買い、滞在中は毎日島寿司を食べていたそうです。
ユアサさんは島寿司について、漬けにした刺身の寿司で、大人向けにはワサビの代わりに辛子が入っていると説明し、自分もそれが好きだと話します。
午後はキョンなどもいるビジターセンターと植物園へ出かけました。ところが外へ出ようとした途端に大雨になり、午前中は海で泳いでいたのに、植物園のドームで20分ほど雨宿りすることになります。
牧場への道は全て土砂で封鎖、帰りの空港で起きた拍手
最終日は昼12時ごろの便で帰る予定でした。午前中は雨がやんでいたため、八丈富士の麓にあるふれあい牧場へ向かいます。ジャージー牛が放牧され、牛乳や餌やり体験が楽しめる場所です。
ところが道は「この先土砂災害のため通れません」と封鎖されていました。別ルートを調べると、牧場に通じる道は全て土砂災害で通れなくなっていました。
あー、(牧場で牛と)ふれあえないね。
牛とアイスを楽しみにしていた子どもたちのため、一行は市街地にあるジャージー牛乳のアイス店へ行き、店内に飾られた牛の写真を見せながらなだめたそうです。あきさんはプリンを食べ、それも美味しかったといいます。
朝8時ごろの便が出発したと知って一安心し、空港で荷物も預けましたが、羽田から来る折り返しの機体が遅れていました。子どもたちは最初こそ空港の働く車に喜んでいたものの、待合室で次第に飽きていきます。
30分ほど遅れて飛行機が到着した瞬間、待合室では拍手が起こりました。あきさんは、拍手していたのはむしろ自分たち以外の人だったと振り返ります。
あの空港の待合所にいた人たちの中には、昨日帰りたかった人もいるはずなの。
前日の便が欠航し、朝の便も取れなかった人たちにとって、座席は昔の人気アイドル公演のチケットのような争奪戦だったといいます。延泊や予定変更をしながら、その1便を待っていた人たちがいたわけです。
特急あずさで大雨の山梨を抜け、後日わかったこと
羽田に着いても話は終わりません。島を襲っていた雨雲が山梨県付近へ移動しており、あきさんたちが乗る特急あずさはその中へ向かうことになりました。車内では警報のアラームが鳴ったといいます。
飛行機の遅れで乗り換えは超ギリギリになり、駅弁を買う時間もありませんでした。車内販売でお腹を満たせそうなものはクリームパンくらいしかなく、クリームパンとじゃがりことトッポで子どもの空腹をしのぎます。あずさ自体は大きく遅れず、夜7時か8時ごろに帰宅できました。
後日談として、あきさんたちが乗った便の後の飛行機は、翌日も含めて全て欠航したそうです。さらに、後の便のあずさに乗っていた知人は、山梨のあたりで列車が止まり、帰宅が朝5時になったといいます。
旅の要所をつないでみると、どの場面でも一歩遅ければ予定が崩れていたことがわかります。
行きの飛行機
前日は欠航したが、台風がとどまり当日は飛べた
3日目の海
晴れ間に、遊泳禁止になりにくい浜で2時間遊べた
帰りの飛行機
30分遅れで到着。その後の便は翌日まで全て欠航
特急あずさ
ぎりぎり乗車。後の便は山梨で止まり帰宅が朝5時に
全てが不幸中の幸い。
息子の一番の思い出と、それでも旅に出る理由
あきさんは、子どもたちにとって台風の大雨すら初めて見る光景で、風の音が怖くて眠れない子もいたと話します。そこで息子さんに八丈島で何が楽しかったかを尋ねると、答えは意外なものでした。
(息子に)なんか八丈島何が楽しかった?って聞いたら、トミカとプラレールで遊んだのが楽しかったって。
それうちの近所でできるやつやないか。
とはいえ、息子さんは海もしっかり楽しんでいました。帰宅後、長野で雨が続くと「八丈島空港は大丈夫かな」と口にするそうで、大人が心配する姿を見て台風の大変さを学んだのではないか、とあきさんは話します。
あきさんは、中止にしてもよかったレベルの旅だったと認めつつ、旅の価値を語ります。いつもと違う環境で、親としてどう振る舞い、どう対処するかが試され、子どもも大人も想定外の経験をするというのです。
旅の話は、想定外の経験から得る刺激があるという実感へと着地します。あきさんは、来年も夏休みに旅に出たいと話しました。
来年の行き先について、2人はリスナーからの情報を募っています。条件は、海と一棟貸しの宿、美味しい酒と魚があること。冬に家族3人で出かける案も話題にのぼりました。
仲いい友達と行けば楽しいっていうのは、子供も大人も結局同じだから。
島では島焼酎も楽しみ、男性陣とミキティさんの飲み会では、細かすぎて伝わらないモノマネ選手権で野球選手のモノマネをする芸人に出会ったそうです。その続きは、同行したメンバーを呼んで聞くことになりました。
秋のイベント告知、東京登壇からハロウィン、激辛部まで
後半は秋のイベント告知です。ユアサさんは10月20日夜7時から、東京・大手町のサンサンラボで開かれるイベント「ソウルプレイスプロジェクトVol.2 そろそろ本気でAI時代の働き方暮らし方リデザイン」に、地域活動×ポッドキャスターの立場で登壇します。
登壇のきっかけは、7月にKICHIで開いたポッドキャストイベントでご一緒したローカルタコストリーズの土井さんです。ひとことラジオの栄一郎さんも登壇するそうです。
KICHIの告知は、日付順に次のとおりです。
| 日程 | イベント | 内容 |
|---|---|---|
| 10月9日 18時ごろ〜 | ミアさんの夜カフェ | ご近所さんが集まる憩いの場 |
| 10月の毎週木曜 10〜15時 | 暮らしごとさんの出店 | 詳細はInstagramで案内 |
| 10月31日 | ハッピーハロウィンイン塩尻に合わせた企画 | 30周年の祭りに合わせ、仮装・お菓子配り・ゲーム大会 |
| 10月31日〜11月1日 | ダンジョンズ&ドラゴンズのお泊まりゲーム会 | 参加フォームは概要欄 |
| 11月13日 18時半ごろ〜 | 激辛部 | 約1周年、原点に戻って火鍋と水餃子 |
激辛部は、前回が8人ほどと過去最多の参加だったそうで、あきさんは「徐々に市民権を得てきた」と話します。ハロウィン企画は、昨年のマリオカート大会に続くゲームの内容を検討中です。
最後にユアサさんは、時間を置いたおかげで八丈島について話したいことがまだたくさんあると語り、この回を締めくくりました。
まとめ
台風と重なった八丈島旅行は、行きの飛行機、晴れ間の海、帰りの便、特急あずさと、どの場面もぎりぎりで乗り切った珍道中でした。あきさんは、大変だったからこそ親子で想定外の経験ができたと振り返っています。
- 八丈島空港は立地と天候の条件から欠航しやすく、宿から得た情報が判断の支えになった
- 船が欠航すると島のスーパーに人が殺到し、警報時には公営施設も休館になる
- 帰りの便の後は翌日まで全便欠航となり、後の便のあずさは山梨で止まっていた
- 息子さんの一番の思い出はトミカとプラレールだったが、台風の大変さも学んだ様子
- 来年の夏旅の行き先として、海・一棟貸しの宿・美味しい酒と魚がある地域の情報を募集している




