GW休止と2週間の米国出張、なぜマイアミ?
この回は、4月にまだやっていなかった雑談回です。イーロン・マスクの回などが間に入ったため、ゴールデンウィークと収録スケジュールの変更のお知らせを兼ねて雑談することになりました。
Off Topicは来週、ゴールデンウィークのためお休みです。一方で、Spotifyの番組Bytesは平日の月曜と金曜に配信する予定で、祝日の3日〜5日にあたる水曜日の回と、Off Topicの木曜日の回が休みになると説明されています。
宮武さんはその後、2週間ほどアメリカへ出張します。ニューヨークに1週間、マイアミに1週間滞在し、投資先や起業家、VCの人たちに会いに行く予定です。
マイアミを、もう仕事で行ったことがないですね。僕も多分2、3回ぐらいしか行ったことない場所なんで。
宮武さんによると、マイアミは10年前と比べて街がきれいになり、今ではテックハブにもなっているといいます。特にWeb3系のイベントがよく開かれていて、天気がよくビーチが近いのも魅力です。ただし夏はかなり暑くなるそうです。
先週開かれたマイアミテックウィークも話題になりました。公式イベントは1日だけでしたが、その1週間には主要VCが集まり、毎晩のように大手VCがパーティーを開いていたといいます。
宮武さんの話では、アンドリーセン・ホロウィッツ ── シリコンバレーを代表するベンチャーキャピタル。a16zの略称で知られ、近年はWeb3分野への投資でも存在感がありますのほか、Craft Venturesはラッパーのバニラ・アイスを呼ぶなど、各パーティーに有名アーティストが出演していました。
All-In Summitに誰が来る?イーロン・マスクまで並ぶ登壇陣
宮武さんがマイアミで参加するのは、All-In Podcastが主催するイベント「All-In Summit」です。今回が初開催で、かなり大物の登壇者がそろっています。
マイアミ開催らしい登壇者として挙がったのが、Founders Fund ── ピーター・ティールらが設立したベンチャーキャピタル。初期段階のテック企業への投資で知られますのキース・ラボイスさんです。草野さんは「出た、大好き」と反応し、宮武さんは「いつも出るキースさん」と笑います。
キース・ラボイスさんは、マイアミにシリコンバレーのような場を作るプロジェクトを進めています。宮武さんが面白いと話すのは、起業家ではなくVCを引き寄せることが大事だという仮説を立てている点です。
多分今テック業界の人数でいうと、多分1000人ぐらい(テック業界の人が)マイアミにいるらしいですね。
マイアミのテック人口は、従業員を含めても1000人ほどだといいます。1000人でネットワーク効果が生まれるのか、1万人や10万人が必要なのかを、いま検証しているそうです。
ほかの登壇者には、アンドリルAndurilというスタートアップの社長で、Oculusの創業者でもあるパルマー・ラッキーさんがいます。最も有名なのはイーロン・マスクさんです。
All-In Summitのテーマは「自分が解決したい課題」です。各登壇者が15〜20分ほど話し、そのあとAll-Inのメンバーとディスカッションする形式だと紹介されています。
All-In Podcastの4人はどんな人たち?
All-In Podcastは4人組のポッドキャストです。宮武さんは、日本でいちばん知られているのはジェイソン・カラカニスさんではないかと話します。
ジェイソン・カラカニスさんはエンジェル投資家で、セコイアのスカウトでもあります。本人が「Uberの3番目か4番目の投資家」だと繰り返し言うことがネタになっていて、その場面だけを集めた動画まで作られたといいます。
私たちがバカにしてるわけじゃなくて、そういうミームがあったんですよね。どこでもUberの投資家っていう。
残る3人も経歴の濃い人たちです。宮武さんの紹介を、以下の表に整理します。
| 名前 | 主な経歴 | 番組内での紹介 |
|---|---|---|
| ジェイソン・カラカニス | エンジェル投資家、セコイアのスカウト | Uberやロビンフッドにも投資 |
| デイビッド・サックス | PayPalマフィアの一員、Yammer創業者、Craft VenturesのGP | Callinの創業メンバー |
| チャマス・パリハピティヤ | Social Capitalの創業メンバー・CEO、Facebookの初期経営メンバー | Facebookにグロースの概念をもたらした |
| デイビッド・フリードバーグ | The Production Board(TPB)のCEO・ファウンダー | 当初はコロナ解説のゲストだった |
デイビッド・フリードバーグさんのTPBは、Off Topicでも過去に取り上げています。草野さんが話した、飲み物を何でも作れる機械を開発するKana TechnologiesKana Technologiesについて、宮武さんは1台予約したそうです。
でも日本で飲めないっていう。アメリカに送らないといけなかったので、友達の家に送りました。
その機械は持ち帰ることはできますが、サブスクで届く消耗品が必要なため、毎回海外配送するのは大変だといいます。届くのは今年の秋ごろの見込みです。
All-In Podcastは2020年3月に始まりました。宮武さんはエピソード9〜10あたりの2020年夏ごろから、主にYouTubeのビデオポッドキャストで見ています。
当初はジェイソンさん、デイビッド・サックスさん、チャマスさんの3人で始める予定でした。コロナが出始めた時期にデイビッド・フリードバーグさんが解説役のゲストとして出たところ、分析がよすぎて「継続的に出てくれ」となり、メインメンバーになったそうです。
All-In Summitでは4人がそれぞれ単独で登壇するほか、最初と最後には4人だけで話す時間もあります。登壇者の話のあと、メンバーの1〜2人や別の登壇者が加わってディスカッションすることもあるといいます。
全米トップ級なのに、日本ではなぜ聴かれない?
草野さんは、All-In Summitはアメリカのテック・ビジネス系ポッドキャストのイベントでもトップ級の規模ではないかと尋ねます。宮武さんは、All-In Podcast自体がランキング上位にいると答えます。
All-In Podcastは、2020年スタートながら大きく伸びています。テック業界の4人による番組ですが、扱うのはテックだけではなく、政治や経済の話のほうが多いくらいで、言論の自由のような社会問題も話題になります。
草野さんは、イーロン・マスクさんが出るなら言論の自由の話になりそうだと期待を寄せます。イベントは700人限定で、宮武さんは兄もたまたま当選し、兄弟で参加するそうです。
多分日本でオールインのポッドキャスト聴いてるのはVCの方数名と宮武さん兄弟しかいないんじゃないかな。
宮武さんは、日本でAll-In Podcastがあまり聴かれない理由を、アメリカの政治の話が多いからだと考えています。草野さんは、アメリカの政治は日本経済とも関係があると返します。
でも結構ローカルな、そのカリフォルニア内の政治の話とか。
宮武さんによると、All-In Podcastは大統領選挙よりカリフォルニア州内の政治のような話題が多く、本当は影響があるとしても、日本から見ると優先度は低くなりがちです。草野さんは、テック以外でアメリカ政治に関心がある人には人気かもしれないと話します。
実際、宮武さんによると、ワシントンDCのアメリカ政府関係者がよく聴いていて、テックポリシーを作る際にも参考にしているそうです。
出張中のモーニングルーティンは?
話題は、宮武さんがアメリカ出張中にどう過ごすかに移ります。出張中もOff Topicは遠隔で収録するつもりですが、できない場合は最大3週間休む可能性もあり、その間もBytesは更新予定だと案内されています。
宮武さんの朝は、時差ボケで早く目が覚めるところから始まります。ホテルの朝食は有料なので、外でベーグルを買うそうです。
草野さんは、アメリカはベーグル屋やコーヒー屋の開店が早いと話します。日本のカフェは10時や11時の開店も普通で、8時でも開いていない店が多いと比べています。宮武さんは、ウォール街の人など朝型の人が多いからだろうと話します。
収録は、アメリカ時間の朝で日本の夜になるか、ニューヨーク時間の夜になる見込みです。草野さんからニューヨークとマイアミの現地レポートを頼まれ、宮武さんは「頑張ります」と応じて、ゆるめの回は締めくくられました。
まとめ
今回のOff Topicは、ゴールデンウィークの休止と宮武さんのアメリカ出張を入り口に、マイアミのテックハブ化、All-In Summitの登壇者と主催ポッドキャストの4人、出張中の朝の過ごし方まで、ゆるやかに話題が広がった雑談回でした。
- マイアミはWeb3系イベントが集まるテックハブになり、キース・ラボイスさんは起業家よりVCを呼び込むことで街を育てようとしている
- 初開催のAll-In Summitは700人限定で、イーロン・マスクさんらが「自分が解決したい課題」をテーマに登壇する
- All-In Podcastは豪華な4人による番組で、米国ランキング上位の常連だが、政治や経済の話題が多く日本ではあまり聴かれていない
- 宮武さんの出張中の朝は、早朝に開くベーグル屋で朝食を買い、ホテルでTwitterの準備をするのが定番





