2回目のIMAX鑑賞で確かめた「やっぱり傑作」という手応え
ひげもとは映画『オデュッセイア』を、2回目もIMAXで鑑賞してきたとお話ししています。1回目の感想もすでに収録済みですが、すぐにもう一度見たくなり、映画のポイントを使って再鑑賞したとのことです。
おかわりオデュッセイアIMAXおかわりをぶち決めてきましたよ。
冷静に見返した2回目でも、印象は変わらなかったとひげもとは語ります。むしろパンフレットも購入し、歴史に残る作品だと確信したそうです。
今後IMAXシアターで、ノーラン監督のインターステラーとかダークナイトとかリバイバル上映してますけども、同じようにこのオデュッセイアも今後何回も上映されていくだろうと思うぐらいです。
3時間の作品を2回、合わせて6時間見ても全く飽きず、全く同じところでグッときたとひげもとはお話ししています。テーマやメッセージだけでなく、構成、演出、テンポも良かったと評価しています。
IMAXで、下調べなしで見てほしい理由
ひげもとは、セットやロケ地、衣装、部屋のディテールまで2回目でじっくり見返したうえで、どれも素晴らしかったと語っています。関西在住のため、エキスポシティのIMAXで3回目も見たいと述べています。
鑑賞をおすすめする一方で、ネタバレ記事や関連情報をネットで見る前に、早く劇場で見に行った方がよいとひげもとはお話ししています。スマホでも楽しめるとしつつ、映画好きなら大画面での鑑賞をすすめています。
できたらIMAXででっかいシアターで、ドルビーアトモスのシアターで、プレミアムシアターでとか、見ていただけたらと思います。
原作を知らなくても十分楽しめる、というのが2回目でも変わらないひげもとの見解です。むしろ何も知らずに見に行き、自分が何を感じるかを大事にしてほしいと語っています。
わかんなかったらこのひげもとの責任にしていただいていいですので、後日、すいませんでしたと連絡いただいたら、しっかり謝罪させていただきます。
誰と見に行くかについても言及があり、一人でも、パートナーや友達とでも良いとしています。子どもと見る場合は、鑑賞後に会話が生まれるようなタイプなら中学生でも、基本的には高校生以上なら大丈夫だろうという見立てです。
ネタバレあり:オッペンハイマーとの共通テーマ
ここからはネタバレありのパートです。ひげもとは、2回見た後に『オッペンハイマー』をもう一度見直し、両作にテーマの共通点を感じたと語っています。
『オデュッセイア』では、主人公オデュッセウスがトロイの木馬という策で人と人との掟を破り、10年続いたトロイア戦争を終わらせます。ひげもとは、その罪や良心の呵責を背負って、20年も故郷に帰れなかった物語だと整理しています。
一方の『オッペンハイマー』も、戦争を終わらせるために核爆弾を作らざるを得なかった男を描いています。ひげもとは、この2作が「二度と同じ過ちを犯してはいけない」という共通のテーマを持っていると感じたと語っています。
主観と客観を行き来し、核爆弾を作った男の心情を深く描く
どちらかというと客観的に、オデュッセウスの姿を距離を置いて描く
ひげもとは、『オデュッセイア』の方が主観に寄りすぎず、客観的にオデュッセウスを描いていると感じたと述べています。彼の内省や後悔、公平性、正義、王の品格といったリーダー論が描かれている点を面白かったと評価しています。
アガメムノンの甲冑が象徴するもの
ひげもとは、ベニー・サフディ演じるスパルタの王アガメムノンについて語っています。一番強そうなアーマーを着ており、ビジュアルにも使われていたため主人公と勘違いした人もいるかもしれない、と述べています。
アガメムノンは前線に立たず兵士を戦わせる、権力の象徴として描かれているとひげもとは解釈しています。勝利のために娘を生贄に捧げるほどで、そのために後に妻から恨まれ暗殺される、という筋を紹介しています。
アーマーの色や、ヘルメット後ろに黄金の背骨があしらわれた装飾について、すひげもとは権力の象徴であると同時に死の象徴でもあると読み解いています。
さらにひげもとは、ビジュアルに使われたこの背骨付きの甲冑を見ているのは、オデュッセウスの目線ではないかと考察しています。ただしこれは明言されておらず、あくまで個人的な解釈だと断っています。
あえてノーラン監督が、アガメムノンの仰々しい、黒くて強そうな、背骨をあしらったヘルメットをビジュアルに使うのは、その死の象徴を見てるオデュッセウスの目線なんじゃないかな。
ノーラン監督が繰り返し描く「時間を超えた愛」
ひげもとは、『オデュッセイア』にも『インターステラー』に近いものを感じたと語っています。長い時間をかけて民を守り、愛を信じ大事にするというテーマが、今作にも共通していると述べています。
やっぱノーラン監督ってそういうのが描きたいんだなぁ。家族を信じるとか、正義とは、本当のヒーローとは何ぞやみたいなのが描かれてると、描いてるものがみんな好きだったりするじゃないですか。
この時代に本当の正義やヒーローが必要だと感じるとひげもとは語り、ジェームズ・ガン監督の『スーパーマン』やスパイダーマンの『ブランニュー・デイ』も良かったと引き合いに出しています。
作中で語られるリーダー論についても、ひげもとは、みんなを引っ張るリーダーはオデュッセウスのような人格・品格を備えているべきではないか、というメッセージを感じたと述べています。
そしてひげもとは、そうしたリーダーになるためには、戦争を終わらせ、罪を背負い、兵士を弔えないまま20年も帰れなくならなければならなかった、という物語構造にも触れています。
20年帰れなかった航海の面白さと、印象的なキャストたち
ひげもとは、オデュッセウスが故郷に帰れなくなっていく展開そのものが面白かったと語っています。一つ目の巨人キュクロプスの島に降り立ち、その目を潰したことでポセイドンの怒りも買い、余計に帰りづらくなっていく流れを紹介しています。
今の首相や大統領はそれぐらいのものを背負ってるのかとか、そういう体験をしてきたのかとか、人の苦しみや悩みがわかるのか。
キャストについてもひげもとは高く評価しています。シノン役の俳優を調べてみたところ、『ジュノ』や『インセプション』に出ていたエレン・ペイジだと気づき、驚いたと語っています。
ロバート・パティンソン演じる貴族の「嫌なやつ」ぶりについては、頭が賢く口が上手く金儲けも上手いが手を汚さない、現代にもいそうな人物だとひげもとは評しています。その対比として、命を大事にするシノンと王との絆が良かったと述べています。
アン・ハサウェイの王妃が見せた品格
ひげもとは、オデュッセウスの妻である王妃を演じたアン・ハサウェイの演技を素晴らしかったと語っています。メイクも相まって、品格や風格をしっかり表現していたと評価しています。
一番グッときた場面として、ひげもとは終盤のやり取りを挙げています。息子トム・ホランドが、父の約束通り母がそろそろ結婚すれば敵は一人になり、その後自分が王になると告げて母を試す、という展開です。
その試しに対し、王妃が望むのはただオデュッセウスだけだと言ってブチギレて出ていく場面が、とても心に残ったとひげもとは語っています。20年諦めなかったオデュッセウスに釣り合う人間として、王妃が描かれていた点を良かったと述べています。
パンフレットの情報として、ひげもとは王妃の衣装にも触れています。夫は死んでいないと信じているため、未亡人らしい装いではなく、いつ帰ってきてもいいように華やかな衣装とアクセサリー、バッチリのメイクで待っている状態が表現されていたと紹介しています。
ジョン・レグイザモとキルケ、魔女の名演
ひげもとは、ジョン・レグイザモが演じた、映画で一番忠誠心のある役も良かったと語っています。老犬アルゴスとともにオデュッセウスの帰りを待ち、国を守ろうとする存在です。
ひげもとは、ジョン・レグイザモが『ジョン・ウィック』や、フードトラックを題材にした『シェフ』でも信頼できる右腕役を演じてきたことを挙げ、そうした役が半端なくハマる俳優だと評しています。
キルケの魔女を演じた俳優の演技も良かったとひげもとは語ります。名前を名乗った瞬間に正体がわかる緊張感や、オデュッセウスとのやり取りが特に印象的だったそうです。
あのシーンの後、撮影現場で拍手が起きたらしいです。ノーラン作品でそういう拍手が起きたのは、ダークナイトのヒースレジャー以来だそうで。
さらにひげもとは、オデュッセウスが7年間囚われたカリュプソについても語っています。神様の娘であるカリュプソ自身も島に囚われた存在ではないかと推測し、看病するうちにオデュッセウスを愛してしまった不思議な存在だったと述べています。
全編IMAX撮影を支えたキーマンへの献辞
ひげもとは、キャスト全員の演技力が半端なく、ほぼ主役級の俳優が集まった作品だと語っています。それだけの意気込みで、最高のものを作りたかったのだろうと述べています。
本作は全シーンをIMAXカメラで撮影した点にも、ひげもとは触れています。エンドロールでは、IMAXカメラを作ったキーマンであるデヴィッド・キーリーに捧げると記されていたそうです。
ひげもとの紹介によれば、デヴィッド・キーリーはこの映画を撮り終えた3週間ほど後に亡くなったとのことです。その人がいなければ全編IMAX撮影は実現しなかったといい、ひげもとは運命的なものを感じると語っています。
ロバート・パティンソンについては、バットマンや『ミッキー17』、『テネット』など幅広い役を演じられる俳優だと改めて評価しています。今作の嫌な役も似合っていたと述べています。
イタケ島での撮影が生んだチームの一体感
ひげもとは、ロケ地となったイタケの島の撮影裏話をパンフレットの情報として紹介しています。撮影のため、監督を含むキャスト全員が毎日40分ほどかけて甲冑を着てメイクをし、島の上まで登っていたそうです。
監督も含めてですよ。カメラ持ったりとか、全部して。俳優も全員、あの島の下にキャンプというか、みんなが寝泊まりするベースを作って。
ひげもとは、この毎日の作業を通じてチームの一体感が増し、「いいもの作るぞ」という空気になったという裏話を紹介しています。今作はロケ地選びも大変で、現代的なものが一切映らないようにする必要があり、海の撮影も苦労したそうです。
因果応報と、死者を弔うという終わり方
ひげもとは、この映画で何より良かったのはテーマとメッセージだと語っています。頭が良くてもルールを破ってはいけない、破ったなら罰を受けるという因果応報が描かれている点を挙げています。
ラストでオデュッセウスは、息子に王を譲り、自分を追放する形で、かつて弔えなかった兵たちを弔いに航海へ出ます。ひげもとは、この「航海」と「後悔」がかかっているのではないかと指摘し、この終わり方も良かったと述べています。
そのうえでひげもとは、2800年前から語り継がれてきた物語が、人間は同じ過ちを繰り返していないかを突きつけていると解釈しています。前作『オッペンハイマー』も同じテーマを描いていたと重ねています。
ちいかわとの意外な接点と、現代音楽で締める演出
余談として、ひげもとは『ちいかわ』との共通点にも触れています。長野先生が一つ目の巨人やセイレーン、魔女、ポセイドンなどをモチーフに扱っていたため、共通点というより元ネタが同じなのだと説明しています。
ひげもとは、今年見た映画で『オデュッセイア』と『ちいかわ』の映画がワンツーだと語っています。古くから歌として語り継がれてきた物語である点に、人類が変わっていないことへの気づきを感じたと述べています。
作中では、オデュッセウスが自分の物語を歌で語り継がせた点も描かれます。文字は戦争で消えてしまうが、歌なら残っていく、というメッセージがあり、だからこそ約3000年近く残っているのだとひげもとは紹介しています。
そしてエンドロールでは、それまでの古代的な楽器の音作りから一転して、ジェームス・ブレイクらが手がけた現代の曲が流れます。ひげもとは、これを映画や歌を未来へ残していくことを表した粋な演出だと感じたと語っています。
この映画を締めるのは現代の音楽、現代の歌で残していくんですよ。WhenIHomeっていう、いつ家に帰るんだっていう、家とは?っていう話なんすけど。
まとめ
2回目のIMAX鑑賞を経て、ひげもとは『オデュッセイア』を傑作だと確信しています。演出やキャスト、撮影の裏話に加え、前作『オッペンハイマー』とも共通する「同じ過ちを繰り返すな」というテーマまで、ネタバレなし・ありの両面から語られた回でした。
- 3時間を2回見ても飽きず、原作を知らなくても楽しめる作品だとひげもとは評価している
- トロイの木馬で掟を破ったオデュッセウスと核を作ったオッペンハイマーに、共通するテーマを感じたと語っている
- アガメムノンの黄金の甲冑を、権力と死の象徴、そしてオデュッセウスの目線として考察している
- アン・ハサウェイやジョン・レグイザモ、キルケ役など、キャストの演技を具体的に高く評価している
- 全編IMAX撮影を支えたキーマンへの献辞や、現代音楽で締めるエンドロールの演出を粋だと感じている





