ポディで音声を記事化してみることにした
今回ひげもとさんが紹介しているのは、ポッドキャストの音声を文字起こしし、AIで分析して読みやすい記事にしてくれるサービス「ポディ」です。
このポディを使って、いつも「おひねり」を募集しているnoteのアカウントに、この番組「ひびもと」のトークを記事化して載せていく予定だと話しています。
記事化の流れは、番組の音声を文字起こしし、さらにその文字起こしをAIで分析して、読みやすい記事の形に整えるというものです。
ただし、ポディ自体がさまざまなAIを組み合わせて運営されていて、分析にはお金がかかるとのこと。ひげもとさんは始めたてなので、今は無料の範囲で試している段階だと説明しています。
毎日ではなく「映画の感想」だけ記事にしたい理由
ひげもとさんは、毎日アップしている回を全部記事化するのは、費用的にもおそらく無理だろうと話しています。
そのうえで、記事化するなら映画の感想回が向いているのではないか、と考えを述べています。
多分ね、映画の感想回とかだけ記事にしてやるのが需要があっていいんじゃないかな
理由は検索性です。日々の雑談や子供との話を検索して読む人は少ないけれど、映画は見た直後に感想や考察を検索して読む人が多いから、そちらのほうが需要があるだろうという読みです。
一方で、展覧会に行った体験を写真付きのブログにしたい気持ちもあるものの、写真を撮りすぎて編集に時間がかかっていて手が付けられていない、と正直に話しています。
AIは注釈まで付けてくれる「マメさ」
記事化して面白かった点として、ひげもとさんはAIが客観的な視点で内容をまとめてくれることを挙げています。主観で喋った内容を、「ひげもとはこう捉えて、こう喋っています」と三人称で整理してくれるそうです。
さらにAIは注釈まで付けてくれます。見てきた映画「ちいかわ」の回では、「ちいかわとは」という説明まで自動で付いていたとのこと。
面白いですよね。まあマメだなと。AI君は本当にマメだなと思いますね
ひげもとさんは、記事を読む人はそもそもちいかわに興味がある人だから説明はいらないかも、と軽くツッコミつつ、それでもここまでやってくれる便利さに感心しています。
この番組のコンセプトは「AIにできないこと」
ここでひげもとさんは、番組の根っこにあるコンセプトを語ります。日々感じたことや、リスナーからの質問を読み上げること自体は、AIにはできない人間の仕事だという考えです。
メモをAIに分析させて掛け合いで喋らせることはできても、番組で突然飛び出す変なフレーズはAIには言えない、というのがその根拠です。
ここで「チンチンパイパイパイ」とかですね、AIは言わないわけですよ
内容の良し悪しはさておき、突然変なことを言う、みんながびっくりすることをやる。それこそが人間にできる強みだと位置づけています。
AIが作った音楽をオープニングやエンディングとして冗談で載せる、といった実験はしつつも、番組の中心はあくまで人間が考えたこと・感じたことを残すことだと話しています。
番組が目指す「ポスト資本主義」的な循環
ひげもとさんは、番組を通じて聞いてくれる人の生活や日々が少しでも楽しく、生きやすくなればいい、という願いを語ります。そこからコミュニティやストレス発散の場が生まれることを想定しています。
その流れの延長として、よければ「おひねり」をください、という構図がある、と説明します。マスに向けてマス受けを狙い個人でマネタイズしても仕方ない、というのが本人の立場です。
自分で言う自分なりのポスト資本主義、自分なりの戦争に向かわないための行動を、この規模でもう超ミクロな角度で
聞いてくれる人は共感してくれて、その人たちの行動も何かしら変わるはずだと信じている、とも述べています。もちろん生活や家族のために稼ぐ必要はある、という前提も添えています。
いただいたおひねりの使い道
ひげもとさんは、いただいたおひねりを貯め込むのではなく、活動資金として使い切る方針だと話しています。
具体的な使い道として、皆さんに会いに行くための費用、実際に会って話すこと、そして機材の購入などを挙げています。機材を買うことで、YouTubeの実況をコンスタントにアップできるようにしたい考えです。
ゲーム実況チャンネルはすでに登録が伸びていて、チャンネル登録1000人を超えたのでマネタイズできたら、とも話しています。ただし本人は、面白いことを言うわけでもプレイが上手いわけでもない、と控えめに付け加えています。
子供に見せやすいYouTubeでありたい
YouTubeについては、子供に見せやすいチャンネルでありたい、という方針を語っています。言葉遣いや内容で激しいものは避け、ホラーゲームは子供には見せなくていいかな、という線引きです。
でもスプラトゥーンやってる時は荒ぶってるか。めっちゃ矛盾してるやん
自分でも矛盾に気づいて笑いつつ、見ている層は同世代が多い気がする、と現状を分析しています。
ロブロックスやMOD動画への「お気持ち表明」
ここでひげもとさんは、再生数を稼ぐためにゲームをMODで改変したり、ロブロックスのような動画を作ることには乗り気になれない、という個人的な考えを述べます。
理由として、創作物や著作権への冒涜のように感じる、と話しています。そのうえで、そう思っている時点で自分はマネタイズできる人間ではない、とも自嘲しています。
なんかね、ゲームをMODでいじるとかね、なんかその改変してまでね、子供向けにその再生数稼ぎたいかっていうとね、ちょっとそれは違うんじゃないか
動画の切り抜きなども含め、こうした稼ぎ方を「反社のしのぎみたいな感じ」と表現しつつも、ひげもとさんはすぐに視点を反転させます。
「一つの価値観だけで見るのは良くない」
ひげもとさんは、自分の考えを述べたうえで、それを一方通行の正解にはしません。南米で海賊版のカセットを売って生計を立てている人もいる、と例を挙げます。
それがその人の生き方で、ニーズがあるからこそ成り立っている。世界は面白くて広いのだから、一つの価値観だけで見るのは良くない、という着地です。
一つの価値観だけで一方通行だけで見るのも良くないわけですよね
法律に触れておらず、自己嫌悪に陥らないのなら、それはその人の才能でもある。少しグレーだけど、と留保を付けたうえで、多様な生き方を否定しない姿勢を示しています。
OIGS大喜利と大阪インディーゲームサミットの案内
後半は番組コーナー「OIGS大喜利」と、イベント「大阪インディーゲームサミット」の案内に移ります。
イベントは10月3日・4日の土日に、大阪・梅田のグラングリーンの地下にある会場で開催されるとのこと。ひげもとさんは3日・4日ともに会場にいる予定だと話しています。
3日のイベント後には、20名以上のポッドキャスターが各地から集まる大集合オフ会も予定されています。オフ会はチケットの締め切りが早めなので、早めの購入を呼びかけています。
届いた大喜利は、OIGSの各文字で作る「愛用作文」でした。「お父さん・いい加減にして・ゲームたくさん買ったでしょ・しょうがないなぁ・で、どうだ」という内容を、ひげもとさんは「可愛い」と紹介しています。
「うんこの話はAIにできない」
リスナーからのメッセージ募集の流れで、ひげもとさんは何気ない日常の報告でも歓迎だと話します。「今日2回うんこ出ました」でもいい、という具体例まで挙げています。
こんな話AIにできるわけないでしょ。なめんなよ、AI
冗談めかしつつも、これはコンセプトの再確認になっています。AIには整った記事は作れても、こうした人間くさいやり取りはできない、という前半の主張とつながっています。
同時に、人口が減る中でいろいろやってくれるAIへの感謝も口にしていて、対立というより共存の姿勢もにじませています。
インターネットで支え合う「ヘルシー」の思想
ひげもとさんは、この番組で生まれたつながりが、新たな楽しみや癒しを生む循環になればいい、と語ります。あきのすけさんからゲームをもらい、それを配信して皆で楽しんだ例を挙げています。
インターネットは罵り合いにも使えるけれど、そんなことをしても時間の無駄。政治への文句はしっかり発信すべきだが、我々庶民ができるのは支え合うことだ、という考えです。
心身ともに病んだ自分ができるのは、皆さんの健康を祈ること。楽しむことも、筋トレを頑張ることも、疲れたら休むことも含めて、ヘルシーであってほしいという願いを繰り返します。
「ローリスクローリターン」で生きたい
頑張りについて、ひげもとさんは「頑張ろうと言っても、まあぼちぼちでいい」という姿勢を示します。張り切りすぎると続かない、というのが実感です。
毎日結果を出そうと頑張り続ける人は、心を病み、体が疲れ、ジャンクフードや酒に手を出しがちだ、と指摘します。それをハイリスクハイリターンと表現しています。
そのうえで自分は、低カロリー・ローリスクローリターンでやっていきたいと話します。それが本来の人間の姿ではないか、という考えです。
毎日頑張り続けて結果を出そうとする。心を病み、体が疲れ、ジャンクフードや酒に手を出しがちになる
ぼちぼちで、低カロリーに生きる。ひげもとさんが「本来の人間の姿」と感じている暮らし方
狩猟採集の暮らしへの憧れと、その矛盾
ひげもとさんは「どこぞの民族」の暮らしを例に、憧れを語ります。朝に狩りに行き、獲物が取れても取れなくても帰ってきて、日が暮れるまで家族や村の仲間と過ごす暮らしです。
そうした暮らしにも、病気で死にやすいなど相応のリスクはある、とちゃんと留保を付けています。それでも、どちらが生きやすく人間らしいのかを考えさせられる、と話しています。
どっちの方が生きやすいのかとか、人間らしいのかっていうね、のを考えさせられるエピソードではあって、好きなんですけど
そのうえで大きな矛盾も自覚しています。こうした思いを、電気を大量に使う高度な技術の産物であるスマートフォンやアプリを通じて発信していることです。
明日から自給自足で、とはいかない。奥さんも子供も反対するし、リスクも大きい。仕方ないと繰り返しながら、その矛盾を抱えたまま生きていることを正直に見せています。
AIとは戦うのか、仲良くやるのか
話は再びAIに戻ります。ひげもとさんは、この回自体がAIに記事化させてどうなるかを試す実験だと明かします。AIがこの脱線だらけの話をどうまとめるのかを楽しみにしている、というわけです。
AIとの関係については、無理に戦うことなく仲良くやっていくのが正解だとは思う、と話します。ただし、守るべき一線もはっきりさせています。
イラストレーターさんとかのね、絵柄とか、そういうのは守っていきたい、表現に対しては守らないと
作家性や、人間が作り出すものの凄さは、簡単にコピーされてはいけない。そこは頑固に戦ったほうがいい、というのがひげもとさんの立場です。
一方で、絵やデザインができない人が、費用をかけずに気軽に作れる助けになる面もある、と別の側面も認めています。プロに頼むほどのクオリティは出ないが、費用がない人の助けにはなる、という棲み分けの話です。
イラストレーターの絵柄や作家性など、人間の表現。簡単・安易にコピーされてはいけないので頑固に戦う
絵やデザインができない人が、費用をかけず気軽に作れる助けになる面。プロほどではないが役割分担はできる
日本では、費用がかからないほうがいい、気軽にパクってしまえ、というモラルの緩さもある、とも指摘します。ただしそれは本人が悪いというより、そう教わっていない教育の問題だ、と原因を整理しています。
何回も締めきれない、それが「ひげもと」
ひげもとさんは、締めようとしても喋り続けてしまう自分に自分でツッコミを入れます。
締めようとしてたのに、めっちゃまた喋るやんってね、思ってると思うんですけど。それもありですよ。これが日比もとですよ
番組の締めでは、AppleやSpotifyでのフォローと、レビューの星の評価を率直に付けてほしいと呼びかけています。星5をもらうと、プロの話し手でも芸人でもないので「いただきすぎ」だと感じる、と正直な気持ちを語ります。
聞いてくれる人は複数いても、聞いているあなたは一人。この一対一の対話が尊いのだ、という言葉で、番組の姿勢を締めくくっています。
まとめ
この回は、音声を記事化するAIサービス「ポディ」を試したという導入から始まりつつ、その実験を通して「AIにできること」と「人間であるひげもとさんがやりたいこと」の線引きを語る内容でした。記事化の便利さを認め、AIに感謝もしながら、突然の脱線や日常のやり取りといった人間くさい部分こそ自分の役割だと位置づけています。
- ポディは、ポッドキャストの音声を文字起こしし、AIで分析して読みやすい記事にするサービス。ひげもとさんはnoteでの記事化を、まず映画感想回から試そうとしている
- 番組のコンセプトは「AIにできないことを毎日やる」。突然変なことを言う、日常のやり取りを拾うといった人間くささを、自分の役割と位置づけている
- 活動は「ポスト資本主義」的な支え合いの循環として捉え、おひねりは貯め込まず活動資金として使い切る方針
- AIとは無理に戦わず共存しつつ、イラストレーターの絵柄や作家性など人間の表現は簡単にコピーされてはいけない、という一線を引いている
- 生き方としては、頑張りすぎるハイリスクハイリターンより、ぼちぼちのローリスクローリターンを良しとする姿勢が全体を貫いている







