チャイのクラフトジンと、スパイシーな白和えもどき
乾杯の一杯は、チャイのクラフトジンです。妻はホロンとアポセカリ ── 薬局や調剤所を指す言葉。ここではブランド名やコラボ相手の名称として使われています。表記は要確認です。のコラボによるシーズナルな一本だと紹介しています。
すごいチャイの香りがする。チャイってかスパイスの香りが。
つまみは、前日のホームパーティーで出したお通しをアレンジした「白和えもどき」をパイナップルと和えたもの。妻いわく、本来の白和えとは少し違うレシピだそうです。
スパイシーな感じとジンとかとても合っていいね。
塩を振り足す場面では、夫が慎重になりすぎて少ししか振れず、妻にツッコまれます。夫は料理の味付けで思い切りが出せないことを自覚していました。
怖いじゃん。塩辛くなりすぎたらもう戻ってこれない。
まずくはないんだけど、うまくはないみたいな料理がいつも出来上がる。
今回のテーマは「我が家の家事分担」
オープニングを経て、今回のトークテーマが発表されます。夫が切り出したのは、五十嵐家夫婦における家事分担の考え方でした。
夫によると、五十嵐家は明確に分担を決めているわけではなく、気づいた方がやる運用が中心。それでうまくいっているのか、実は不満がくすぶっていないのかを、この機会に話してみようという流れです。
本当にそれが概ねうまくいってるのか、何らかの火が燻ってるのか、その辺もせっかくだし、喋ってみるのはいいんじゃないかな。
進め方として、まず夫が自分の担当している家事を語り、それに対して妻が「実はこんな家事も担っている」と返す形が提案されました。
夫が語る「自分のやってる家事」リスト
夫がまず挙げたのは、ゴミ出しです。家じゅうの小さなゴミ箱を集めてまとめ、ベランダの缶やペットボトルも捨てる役割を担っています。
続いて、朝時間があるときの植物の水やり、ロボット掃除機の管理、そして食後の食器洗いも自分の担当だと説明します。
一方で、洗濯と料理はほとんど妻がやっていると夫自身が認めています。洗濯は妻が9割以上、料理にいたっては98〜99%が妻の担当だと見積もりました。
洗濯物はまあまあ9割ぐらいは凪ちゃんがやってるかな。
夫の料理担当は月に1〜2回程度で、明日のカレーや先週のラーメンがその実績。お風呂やトイレの掃除は気づいた方がやる運用ですが、気づくのが遅いぶん夫の担当は3割前後だと話しています。
「名もなき家事」はどこにある?
夫のリストを聞いた妻は、そこに挙がった家事はすべて自分も把握している「見えている家事」だと指摘します。夫がこっそりやっている、見えない家事はなかったという結論です。
私の知らないところでやってるってことはないね。
夫は「気づいてないけど実はやってるぞ」と言いたそうにするものの、具体的なものは思い浮かばず。ここから、妻の側の家事棚卸しが始まります。
なお、この回では育児は話題から外そうと夫が提案。育児まで含めると夫の分が一気に苦しくなるから、というのがその理由でした。
妻が挙げる、見えづらい家事の数々
妻がまず挙げたのは、献立にまつわる一連の作業です。料理は「作ること」だけでなく、その手前がとても大きいと説明します。
夫の予定を毎朝チェックして何日分の食事が必要かを考え、食材の使い回しまで計算して買い出しに行く。妻にとっては、これらをまとめて「料理」とは呼べない別々の家事です。
メニューを考えること、買い出しに行くこと、料理作ること、あと(離乳食)作るのも全部やってるね。
さらに妻は、毎朝の布団整え、夫が脱ぎ捨てた服の片付け、ポストや宅配ボックスの毎日の確認と郵便物の仕分けを挙げます。ポストの確認は夫がとても苦手にしている家事です。
多分私いなかったら部屋中が服になるよ。
「働きアリ」理論で語る、やる人とやらない人
郵便物の話から、妻は「働きアリ」の話を持ち出します。やらない人がいると、誰かがやるようになる、というものです。
やらない人がいるとやるんですよ。
夫はこれを今回の大事なキーワードだと受け止めつつ、独自の解釈を展開します。自分がやらないことも、必要な役割なのだと主張しました。
俺がしないこともまた、必須の役割なのよ。
妻には「意味わからん」と一蹴されますが、この「やる人とやらない人が自然にできる」という感覚は、後半の「分担しなくていい理由」につながっていきます。
埃・排水溝・電子レンジ、掃除の細部は妻担当
妻の棚卸しはさらに続きます。加湿器の上、レコードや棚の上、玄関の飾り、トイレの蓋まで、家じゅうの埃を定期的に落としているそうです。
俺はやったこと一回もないな。
排水溝の掃除は、夫と妻で役割が分かれています。夫が食材ゴミを取り出すところまでをやり、妻がその先の網のゴミをブラシでこすって漂白するところまでを担当しています。
さらに妻は、電子レンジの中の拭き掃除、トースターを分解してのパンくず処理、来客前の玄関のコロコロがけまで挙げていきます。
なぜか「お米係」は夫、という発見
話しているうちに、夫が「あ、思い出した」とお米を炊いていることを挙げます。炊いて、余った分を冷凍するところまでが夫の担当でした。
お米炊いてる。
さらにお米を買いに行くのも夫。妻は自分がお米を選んだことがないと気づき、「お米係」が自然と夫に固定されていたことを確認します。
私、お米選んだことないもん。
明確に決めたわけではないのに役割が固まっていく。この「結果的にそうなった」感覚が、五十嵐家の家事の特徴として浮かび上がってきます。
うまく回る理由は「やりたくないことが被らない」
他の家は分担しているのだろうか、という問いに対し、妻は分担が必要になるのは「やりたくないことが被っている場合」ではないかと推測します。
そして、五十嵐家はそれが被っていないと言います。片方が嫌なことを、もう片方はそこまで苦にしない。だから取り合いにならないという構図です。
妻が缶や瓶をまとめて捨てるのを億劫に感じる一方、夫は溜まると気になって自主的に捨てる。排水溝のゴミ出しも、妻が嫌がる工程を夫が自然にこなしています。
それをさ、全くなんか苦もない感じでやってるじゃん。
夫も、ゴミや排水溝の臭いが嫌だから一人暮らし時代から気をつけていたと話します。やりたくないことが被っていないことが、不満のなさを支えていました。
家事をやったら「やったよ」と普通に言う
育児が始まってから取り入れたルールとして、妻は「やったことを普通のテンションで報告する」ことを挙げます。これがとても効いていると話しています。
ねらいは感謝を求めることではありません。やったことに気づかず二度手間になったり、やってあるのに焦ったりイライラするのを防ぐためです。
報告しやすくするために、五十嵐家ではいろいろな物に共通の名前をつけています。育児グッズを入れる「お出かけバッグ」や、白い掃除ロボット「シロスケ」などです。
夫も、出かける前に「車の鍵持ったよ」と声に出すのは意図的だと言います。持ち忘れや探し物、お互いを責める場面を減らせるからです。
持ったよとかって言った方がいいから。
服も靴下も、夫仕様にカスタマイズ
服の片付けについて、妻は自分の生活スタイルを押し付けすぎない工夫をしています。夫ができるレベルにお作法をカスタマイズしているのです。
具体的には、収納の棚を夫ゾーンと妻ゾーンで分けています。妻は自分の服をたたむ人ですが、夫のゾーンはたたまずに放り込む前提でボックスを用意しました。
もうたたまない人っていう、そう見なしてほしいと。
妻にとって、服をたたまず入れるのは本来「生理的に受け付けない」ほど。それでも蓋を閉めれば見えないと割り切ることで、お互いのストレスを減らしています。
自分の好きなようにきちんとたたんでしまう
シャツ・パンツなどはたたまず、ボックスに放り込む
靴下の色は気にする?箸の色も気にしない夫
ボックスは守る夫ですが、なぜか靴下だけは左右を合わせません。妻には理解しがたいポイントで、微妙に色や柄が違う靴下が気になって仕方ないと訴えます。
自分気にしなくてても周りは気にするよ。
対する夫は、箸の色すら気にしないタイプ。細かいことに目くじらを立てないほうが人生は楽だ、という持論を展開します。
とはいえ、妻が恥ずかしいと言われると夫も少し弱気に。感覚の違いはあれど、お互いのラインをすり合わせながら折り合いをつけている様子がうかがえます。
ルールと仕組みで、不満そのものを減らす
五十嵐家は明確な分担こそないものの、やったことを口に出して見える化しています。書き出すのではなく、会話の中で「捨てといたよ」「出しといたよ」と伝え合う形です。
さらに、不満が生まれにくい仕組みも工夫しています。よくある「ゴミを集めるところから」問題を避けるため、大きなゴミ箱を家に2個だけにしているそうです。
洗濯でも、乾燥機にかけていいものとダメなものをボックスで分けています。分けてから洗うという手間や、間違って洗ってしまうトラブルを最初から起こさない設計です。
物の定位置管理も徹底されていて、妻が調味料やストックの場所にシールを貼っています。ルールがすごく不満を減らしているという実感が、この回の結論です。
なんかルールがすごくこう、不満を減らしてる気がする。
最後に妻は、他の家庭の家事事情もぜひコメントで教えてほしいと呼びかけて、この回を締めくくりました。
まとめ
五十嵐家の家事は、きっちりした分担ではなく「やりたくないことが被らない」ことと「やったよと言い合う」文化、そして不満が出にくい仕組みで回っていました。頑張って分担表を作るより、我が家に合ったルールを作るほうが効くのかもしれません。
- 五十嵐家は明確な分担を決めず、気づいた方がやる運用で回している
- うまくいく最大の理由は、夫婦で「やりたくないこと」が被っていないこと
- やった家事を普通のテンションで報告し、二度手間やすれ違いを防いでいる
- 物に共通の名前をつけると、報告や共有がしやすくなる
- ゴミ箱を減らす・洗濯を仕分ける・物を定位置化するなど、仕組みで不満そのものを減らしている





