RIZINの観戦から始まった、Podcastの「もったいない」問題
10月最初の配信で、ジョルノさんはまず、長崎で開かれたRIZIN ── 日本の総合格闘技イベント。全国各地で大会を開き、テレビや配信でも中継される国内有数の格闘技団体ですを観戦した話をしています。いつも一緒に練習している若い知り合いが出場していたそうです。
すべてをかけて練習や活動に打ち込む知り合いの試合を見て、ジョルノさんは自分の日常と比べたといいます。SNSを見る時間を減らし、やるべきことにある程度コミットできるようになったのは良かったと振り返っています。
(知り合いの)試合にいろいろ思うところがありましたね。心打たれたというか、毎日を真剣に生きてて。
そんな刺激を受けたなかで、ジョルノさんにも「やろうと思っていたことが1つできた」という報告があります。それが、ある1つのWebサービスを作ったことでした。
サービスを作ったきっかけは、Podcastの告知の仕方への違和感です。XやInstagramをフォローしても、配信内容を十分に書いていない番組があると、ジョルノさんは指摘します。
今日誰々が来ました、誰々と話しました、こんなことを話しました。以上。みたいな。
こうした告知や、詳しいことが書かれていない概要欄では、新しく聴こうとする人には何の番組なのかがわからないとジョルノさんは考えています。聴いてみないとわからず、自分のテイストに合わない番組に当たることもあるからです。
ジョルノさん自身は、ChatGPTなども使って「今日はこんな内容です」と一目でわかるX投稿をしているそうです。一方で、そうした発信をまったくしていないPodcasterもいて、それがすごくもったいないと感じたといいます。
配信してるからには、きっと聞いてくれる人が増えたなとか減ったなとか、いろいろ考えることあると思うんで、内容はある程度わかった方がいいと思うんですよ。
音源を上げるだけで概要欄・告知・感想まで届くKoepilotとは?
ジョルノさんが考えたのは、音源をアップロードすれば概要欄とXの投稿案を作ってくれるサービスでした。そうすれば、内容を書いていない番組もわかりやすくなるかもしれない、という発想です。ただし本人は「ならないかもしれないですけど」と控えめに付け加えています。
もう1つの狙いは、始めたばかりのPodcasterへの支えです。コミュニティに属していたり、親しい人が聴いてくれたりすれば反応があって続けられますが、最初は友達もコミュニティもない状態で配信を始める人もいるとジョルノさんは話します。
その内容を、誰か感想を書いてくれる人がずっといたらありがたいじゃないですか。僕はありがたいと思ってて。
そこでKoepilotには、AIと考えた感想を、サービス専用のアカウントから投稿する仕組みも入れたそうです。ジョルノさん自身は、今のところ感想のポストを手動で行っているといいます。
ジョルノさんの説明をもとに、Koepilotでできることを流れで整理すると次のようになります。
音源をアップロード
収録したPodcastの音源をサービスに上げる
概要欄とX投稿案を作成
文章が苦手な人でも、概要欄と宣伝用のX投稿案を受け取れる
RSSを登録
自分のPodcastのRSSを登録しておく
配信後に感想が届く
配信するたびに、専用アカウントから必ず感想が投稿される
このサービスを作ったのは、何らかのサービスを自分でローンチしてみたかったからだそうです。まだユーザーはおらず宣伝もしていないため、使ってみたい人は連絡してほしいと呼びかけています。対象はXやDiscordで元々やり取りがある人に限定し、招待用のコードとURLを送る形です。
サービス名はAIと相談して決めたもので、Copilot ── マイクロソフトが提供する生成AIアシスタントの名称。「副操縦士」を意味する英語で、作業を横で手伝うAIというイメージが込められていますに似せつつ、「声」を操って配信していくという意味を込めた「Koepilot(コエパイロット)」になりました。
マイクロソフトのCopilot似てるんですけど、Copilotじゃなくて声ですね。声パイロット。
東京と福岡、ビジネスファッションはこんなに違う
後半は、ここ1年ほど仕事などで東京に行く機会が増えたジョルノさんが感じた、ファッションの地域性の話です。大阪のおばちゃんの虎柄シャツのように、地域ごとの特徴があるのではないかと切り出します。福岡県内でも、北九州に行くと服装が少し違うと感じるそうです。
ジョルノさんの目には、丸の内や紀尾井町などビジネスが盛んなエリアの人たちには、共通したスタイルがあるように見えるといいます。YouTubeでいろいろな経営者を見ていても感じるそうで、本人は「僕の感性が違うかもしれない」と前置きしています。
下の方刈り上げてて、上はやや短髪で、若干浅黒くて、歯をホワイトニングしてて、スーツも大体スリーピースで。
それに対して福岡では、きっちりしすぎた格好はかえって浮くというのがジョルノさんの見立てです。
福岡だと逆に、あんまりぴっちりしすぎてる人ってネットワークビジネスの人しかいなくて。
ジョルノさんが語った両地域の違いを並べると、次のとおりです。
短髪で刈り上げ、ホワイトニング、スリーピースのスーツ。コンサルや商社のような雰囲気
かっちりしすぎると違和感を持たれやすく、少し崩したくらいが粋とされる
こうした違いのなかで、ジョルノさん自身は身なりを酷評されたそうです。靴やカバンが少し破損していても気にせず出かけていたことを指摘され、ありがたく受け止めて、それから気をつけるようになったといいます。サマースーツの下に着るシャツの色、靴の手入れ、カバンなどを見直し始めました。
憧れのゼロハリバートンとTUMI、ビジネスバッグが3倍の値段に
長年使ってきたカバンは色がトレンドから外れ、破損もしていたため、ジョルノさんは買い替えを考えます。そこで改めて感じたのが物価高でした。
ジョルノさんは子どもの頃、ゼロハリバートン ── アメリカ発祥のバッグブランド。アルミ製のアタッシュケースで知られ、映画などで現金を運ぶケースとしてもよく登場しますのアタッシュケースに憧れていたそうです。現金が入っていそうな、昔の商社マンが持っていそうなカバンです。
24時間働けますか?世代の商社マンとかが持ってそうなカバンなんですけど、あれにすごい憧れていて。
ただ、アタッシュケースは現実には使いにくそうです。そこでジョルノさんは、ゼロハリバートンが出していた珍しいデザインのビジネスバッグを昔買いました。ところがノートパソコンなど重いものを入れて何年も使ううちに、縫製が崩れてきたといいます。
一方で、今のジョルノさんは普段ビジネスバッグをあまり使っていません。職場の帰りにジムへ寄るため、着替えとノートパソコンが入る大きなリュックが必然的に普段使いになっているからです。
それでも社外イベントなどでビジネスバッグを持ちたい場面はあり、歳も歳だからいいものを持とうと、ゼロハリバートンかTUMI ── アメリカ発祥のビジネスバッグ・旅行かばんブランド。耐久性の高い素材と機能的な収納で、出張の多いビジネスパーソンに人気がありますを見に行ったそうです。結果は予想を大きく超える値段でした。
ギラついていた30代の頃に買ったときの感覚では、5万円前後
今見に行くと、TUMIのいいビジネスバッグは10万〜15万円ほど
15万ぐらいするんですよ。10万から15万ぐらいするんですよね。いいビジネスバッグが。TUMIだとね。
ジョルノさんは高いと感じ、いったん諦めたといいます。普段持ち歩く大きなリュックとは別にビジネスリュックも持っているので、ひとまずそれでいいかとも考えています。
それでもTUMIに惹かれる理由ははっきりしています。防弾チョッキと同じバリスティックナイロン ── もともと防弾チョッキ用に開発された高密度のナイロン素材。摩擦や引き裂きに強く、丈夫なバッグの素材として使われていますを外側に使った丈夫さ、カバンごとのシリアルナンバーで紛失時に見つけやすい仕組み、そしてノートパソコンやボトル、鍵の置き場まで考えられた収納です。
一個一個気が利いた作りなんですよ。TUMIのバッグって。
ただ、まさか値段が3倍ほどになっているとは思わず、ジョルノさんは二の足を踏んでいるところだそうです。
陸上部時代のアシックスと、靴磨きやコーヒーに見る「丁寧な暮らし」
靴について、ジョルノさんはアシックスの革靴「ランウォーク」を愛用しています。中高の陸上部時代からランニングシューズで使っていたメーカーの革靴で、革が柔らかく靴擦れしにくく、とても動きやすいといいます。
手入れをあまりしていなかったものの、きちんと手入れすればまだ綺麗に履けそうだとわかったそうです。ジョルノさんが挙げた靴の手入れの手順は、次のとおりです。
日々が忙しいと靴の手入れまでは手が回らないものの、ジョルノさんは丁寧な暮らしをしたいと話します。
丁寧な暮らしの例として、ジョルノさんはコーヒーの話もしています。水出しアイスコーヒーを飲むこともあるけれど、粉から自分で淹れると味が全然違い、マシンより美味しくなるそうです。
ちょっと時間はかかるけど、そういうのに時間使う方が、なんかこう、ちょっと贅沢な感じがします。
エンディングでジョルノさんは改めてKoepilotを紹介し、まだ「試しに作ってみました」という段階なので、システムの詳しい話は後日説明したいと話しています。カバンの件については物価高がしんどいとしつつ、今後は金利や経済の話もしていきたいと締めくくりました。
まとめ
この回のジョルノさんは、RIZINで戦う知り合いの姿に刺激を受けつつ、Podcastの内容が伝わらない「もったいなさ」を解消するためにAIと一緒にKoepilotを作ったことを報告しました。後半は、東京出張をきっかけに身だしなみを見直すなかで、ビジネスバッグの値上がりや丁寧な暮らしについて語っています。
- Koepilotは、音源から概要欄とX投稿案を作り、RSS登録すると配信ごとに感想が届くPodcast支援サービス
- 利用は、XやDiscordで交流のある人に招待コードを送る形で受け付けている
- ジョルノさんの目には、東京の丸の内界隈と福岡ではビジネスファッションの「正解」が違って見えている
- 30代の頃に5万円前後だと思っていたTUMIなどのビジネスバッグが、今は10万〜15万円ほどになっていた
- 靴磨きや手淹れのコーヒーなど、時間をかける丁寧な暮らしに贅沢さを感じている






