配信リレーの3テーマ、どれを話せばいい?
この回の『絶望の窓際族』は、日本ポッドキャスト協会が開くポッドキャスト配信リレー ── 複数のポッドキャスト番組が決められた時間枠を順番につなぎ、共通テーマで配信していく企画です2026への参加回です。ジョルノさんの枠は、9月27日の日曜日、17時15分から17時30分までの15分間です。
ジョルノさんの前の枠は、バラ子さんの『バラ色徒然ライフ』でした。ジョルノさんはこの番組を結構聴いているそうで、お決まりの音とセリフが入るオープニングを面白いと紹介しています。
(バラ子さんは)人生を大人気MMORPGっていう風に言われてて、なんかそれがね、すごく自分にとってはキャッチーで面白いなと思って聞かせてもらってます。
ジョルノさんが配信リレーに出るのは一昨年に続いて2回目で、去年は出そびれたといいます。今回のリレーには「ポッドキャスト」「秋」「ペラペラ」という3つのテーマが設定されていました。
どれか1つを話せばいいのか、全部話すべきなのかは、Discordを見てもよくわからなかったそうです。そこでジョルノさんは、3つのテーマすべてに触れていくことにしました。
通勤2時間の車内で出会ったポッドキャスト
ジョルノさんがポッドキャストを聴き始めたのは、2015年か2016年ごろです。iPhoneに標準で入っているポッドキャストアプリに、まだコンテンツがそれほど多くなかった時代だといいます。
最初に聴いていたのは、ハイパーメディアクリエイターと呼ばれた高城剛 ── 映像やメディアの分野で活動してきたクリエイターで、「ハイパーメディアクリエイター」の肩書きで知られますさんの番組です。陰謀論からテクノロジーまで幅広い話題を扱っていて、とても面白かったそうですが、今は非公開になっています。
もう1つが、経済紙の日経ヴェリタスによるポッドキャストで、大江麻理子さんが担当する「大江麻理子のモヤモヤトーク」でした。バラエティ番組『モヤさま』にかけたタイトルだったのではないか、とジョルノさんは話しています。
この大江さんの番組はわかりやすく、経済の勉強にもなりました。ジョルノさんにとっては、投資を始めてお金を増やしていくきっかけにもなったといいます。
僕当時車で1時間ぐらいかかるところに通勤してたので、往復2時間あるじゃないですか。その中ただ運転するだけっていうのももったいないように感じてしまって。
その後、ジョルノさんはNewsPicksの音声配信で、深井龍之介 ── 歴史を題材にしたポッドキャスト『コテンラジオ』のパーソナリティで、株式会社COTENの代表を務めていますさんが出演する「EarthScope」を聴きます。そこでコテンラジオの存在を初めて知ったことが、ポッドキャストを本格的にたくさん聴くようになったきっかけだそうです。
聴き手から配信者へ、田川の施設とオプチャ
コテンラジオにはまったジョルノさんは、自分が住む福岡県の田川市に「いいかねパレット」という施設があることを知ります。コテンラジオの出演者でポッドキャスト界の重鎮でもある樋口さんが運営していて、コテンラジオの収録にも使われていた場所です。
ジョルノさんによると、田川は福岡市から見ると「異界」のような土地だそうです。万里の長城の向こうにいる騎馬民族にたとえながら、八木山に隔てられていて、当時は「みんな車に木刀を積んでいる」という噂まであったと笑い交じりに話しています。
そこ(田川)にね、すごいいいかねパレットって施設があって、
身近な土地にそうした施設があったことで、ジョルノさんは一気に親近感を持ちました。そこから、樋口さんが元お笑いコンビの相方である青柳さんと続けている番組『ギチの完全人間ランド』を聴き始めます。
やがてジョルノさんは、この番組のリスナーが集うオープンチャットに参加しました。そこで「ポッドキャストをやるのは当然」という流れになり、言われるがままSpotify for Podcasters(現Spotify for Creators)をダウンロードして配信を始めたといいます。
上の年表のように、ジョルノさんは聴き手として番組をたどるうちに配信者になりました。始めた配信は、今では2年ちょっと続いているそうです。
秋の夕暮れと、島根へ向かう途中の松茸
2つ目のテーマ「秋」について、ジョルノさんはまず、子どもの頃から黄昏やすい人間だったと話します。外をぼーっと眺めて考えごとをしたり、夕日や朝日をずっと見ていたりしても飽きないそうです。
僕、秋の夕暮れがすごい好きなんですよね。秋というかね、夏が終わるぐらいかな。
ジョルノさんがこの回を収録したのは8月の後半です。この時期に夕方の空がピンク色っぽくなる時間帯があり、その時間がとても好きだと話しています。
秋のもう1つの楽しみは、誕生日前後の休みに島根の親戚の家で過ごすことです。ジョルノさんの誕生日は秋で、福岡市から車で3時間ほどの道中で山の中を通ります。
島根へ向かう山道には、毎年松茸を売る掘っ立て小屋のような店が出ます。大きくて立派な松茸は数千円しますが、ジョルノさんはそれを買って親戚の家へ持って行き、お吸い物や松茸ご飯にしてもらうそうです。
夏が終わって気温が下がる秋は、寂しさや物悲しさを感じやすい季節でもあります。ジョルノさんは、心が沈むような、落ち着くような秋の感覚が結構好きだと語っています。
ポッドキャストでは喋るのに、普段はペラペラ喋らない
3つ目のテーマ「ペラペラ」について、ジョルノさんはまず「ペラペラ喋る」の意味なのか、「薄い」の意味なのかわからないと前置きします。そのうえで、自分は本来そんなに喋るタイプではないと明かします。
ポッドキャストしときながらこんなこと言うのもなんなんですけど、喋らないんですよ。
ジョルノさんは、静かに自分の心を落ち着けて、頭の中で言語化するタイプだといいます。人によっては一緒にいてもつまらないかもしれないと話し、どちらかといえば人の話を聞くほうが得意だと自己分析しています。
人の話を聞くほうが得意な理由として、ジョルノさんは育った環境を挙げます。父親がおらず、祖母や親戚など女性に囲まれて育ったため、話を聞く側になることが多かったそうです。
もしかしたら僕の人間性がね、ペラペラ薄っぺらいから喋れないというか。気を使ってお喋りができないのかもしれません。
ジョルノさんは「ペラペラ」のもう1つの意味も使って、自分の話し下手を自虐で締めくくりました。15分の枠のため、ここからエンディングに向かいます。
ジョルノさんの次の枠は、ビストロ「OTTA TOTTO」を経営するコウジさんの『OTTAとTOTTOのカウンターラジオ』です。何度か店に行ったことがあるジョルノさんは、肉料理のポルケッタとスープ・ド・ポワソンが本当に美味しいと勧めています。
最後にジョルノさんは、配信リレーで初めて番組を聴いた人に向けて、今後の視聴を呼びかけました。ハッシュタグ「#絶窓」を付けたXでの感想や、番組の評価・フォローをお願いしています。
まとめ
今回の『絶望の窓際族』は、普段はあまり喋らず人の話を聞くほうが得意なジョルノさんが、通勤中の聴き手からリスナーコミュニティを経て配信者になり、2年以上マイクの前で話し続けている経緯を、配信リレーの3テーマに沿って語った回です。
- ポッドキャストを聴き始めたきっかけは、往復2時間の車通勤を有効に使いたいという思いでした
- コテンラジオ、田川市のいいかねパレット、『ギチの完全人間ランド』のオープンチャットを経て、自分でも配信を始めました
- ジョルノさんにとっての秋は、ピンク色の夕暮れと、島根へ向かう途中で買う松茸の季節です
- ジョルノさんは、女性の多い家庭で育ったこともあり、本来はペラペラ喋るより人の話を聞くほうが得意だと話しています



