同じ日に結婚式、賑やかだった共通の知人の会
この回は、いなけんさんとしもちゃんが最近参加した結婚式の話から始まります。2人はもともと同じ会社の先輩後輩で、しもちゃんはいなけんさんの2つ下にあたります。
今回話題になったのは、2人にとって共通の知人にあたる人物の結婚式です。いなけんさんから見ると1つ下の後輩、しもちゃんから見ると1つ上の先輩という関係でした。
結構、賑やかで、あいつらしいなみたいな会だったね。
しもちゃんは同じ日に別の結婚式の予定と重なり、大阪から午前の式を終えて午後の二次会だけ向かうのは難しいと判断し、参加を見送ったと話します。
なぜ役職が上なだけの人がスピーチするのか
結婚式の定番であるスピーチについて、しもちゃんは以前から抱いている違和感を口にします。批判ではなく純粋な疑問だと前置きしたうえで、なぜ数年しか一緒に働いていない上司がスピーチをするのかと問いかけます。
20何年間寄り添ってきた家族や友達を差し置いて、たかが数年一緒に働いてるだけの役職が上なだけのやつが出しゃばってスピーチをするのかっていうのが疑問で仕方がない。
いなけんさんもその指摘に一定の理解を示します。そのうえで、自分が呼ばれたということは前職時代の仲間も多く呼ばれていた、と話を広げます。
式では、いなけんさんたち前職チームが2テーブルほどを占める「一大勢力」になっていたそうです。今の会社の関係者より人数が多く、うるさいと思われていたかもしれない、と本人も笑います。
二次会でアプローチはあり得るのか
しもちゃんは、二次会にタイプの女性がいたらアプローチという選択肢は出てくるものか、といなけんさんに尋ねます。
いなけんさんはこの1年で友人の結婚式に何度も呼ばれ、二次会にもほぼ全て参加し、幹事を務めたこともあると振り返ります。二次会には、ゲストを広く集めるパターンと、内輪だけで集まるパターンがあると整理します。
俺の人間関係が割ともう閉じてるというか、コミュニティを広げようとしないから。
いなけんさんは、恋愛は度外視しても、交友関係を広げたい文脈で話しかける可能性はあった、と答えます。前提を重ねてから答える様子に、しもちゃんは保険をかけすぎだと突っ込みます。
もうすごい前提の前提の前提の前提を組み立てた上で回答してる。保険かけるなぁ。
実際の二次会では、席がランダムだったこともあり、知り合いではない人とも同席したそうです。いなけんさんの隣には、野球観戦がきっかけで新郎と仲良くなった人がいました。
その人は、たまたま東京ドームの巨人阪神戦で近くの席になった赤の他人だったといいます。数年前に仲良くなり、結婚式に呼ばれるほどの間柄になっていました。
せっかくの縁なんでインスタ交換しましょうよって、その場のノリで仲良くなってたから交換したんだけど。
久しぶりの大学の友達に会うのは楽しいか
しもちゃんは、大学時代だけ遊んで今は会わない人と再会して楽しいという感覚がよくわからない、と率直に伝えます。
これに対しいなけんさんは、話題に出した大学の集まりはほぼ全員が卒業以来の再会だったと明かします。楽しかったかと問われ、保険なしで答えるよう促されると、はっきり楽しかったと答えます。
卒業してからのこの数年、何があったかの話というか、ピースを埋める作業はおもろかった。
結婚して子どもがいることを大々的に言っていなかった友人もいて、「もうパパになってんの?」と驚くやり取りが面白かったといいます。
一方で、これだけ楽しかったのに、いなけんさんは自分から同窓会を企画することはないだろうと言います。その場だからこそ生まれるタイミングがあり、定期的にやるとお腹いっぱいになる、というのが理由です。
最新の人間関係が濃くなる、時代ごとの付き合い方
いなけんさんは、自分の人間関係が「最新順」に形成されていると説明します。小中高大、社会人と時代ごとに変遷があり、新しく出会った人ほど濃度が濃くなる、という感覚です。
しもちゃんは社会人編で登場した比較的新しい関係にあたり、だからこそ付き合いが濃いといいます。逆に地元の友達とは、仲が悪いわけではないものの、自然と会わなくなっていると話します。
地元の友達ってあくまでもその時点で同じ地域に住んでたっていう関係性であって、そっから先の歩み方が各々全然違う。
お互いが別々の道を進むと、新しいコミュニティや価値観ができ、話が噛み合いにくくなる。それは誰かと決裂したからではなく、自然に起きる距離だといなけんさんは語ります。
何度会っても同じ話で笑える高校の友達
時代とともに疎遠になる傾向の中でいなけんさんが唯一例外にあげるのが高校の友達です。大学、社会人と時期が変わっても、定期的に会うことがルーティンになっていたため、関係が切れなかったといいます。
ずっと会ったら同じ話ずっとしてる。でもそれが面白い。
何度会っても同じ話を繰り返し、全員が「また同じ話だ」と思いながら笑える。話の中身が重要なのではなく、その関係性そのものが心地よい、という付き合い方です。
数年経って会うぐらいがちょうどいいよなみたいな。そんな感じの人間関係だな。
楽しませてくれた結婚式と、その工夫
今度はしもちゃんが参加した結婚式の話に移ります。しもちゃんは、演出が多く、こちらを楽しませようとしてくれる姿勢が伝わってきた点をとても良かったと振り返ります。
こっちを楽しませようとしてくれてる感じが伝わってきたのがすごい良かった。
具体的には、席にカップルに関するクイズが用意され、正解するとテーブルのチームに景品が出る仕掛けがあったそうです。動画編集が得意な新郎新婦がイベントらしい動画で演出していた点も印象に残ったといいます。
いなけんさんは、自分たちのお披露目に終始せず、ホスピタリティを感じる会だったのでは、と整理します。しもちゃんは、自分もいつか同じような式にしたいと話します。
式ではおすまし顔、二次会で始まる悪口大会
話はいなけんさんの大学の結婚式に戻ります。この式は、来場者を楽しませるより、新郎新婦を見てもらう方向の会だったといいます。主役の奥さん側がいなけんさんの大学のサークル仲間で、いなけんさんは新婦側の友人として招かれていました。
式中、新郎側にはどこか調子のいい、ふざけた雰囲気があると参加者が感じ取っていたそうです。そして二次会で大学メンバーだけが集まると、雰囲気は一変します。
笑うぐらい悪口大会になって。「もうあの旦那と別れた方がいいよ」とか。
参加者の多くは早稲田大学を卒業し、良い会社に勤めています。式では「おすまし顔」で外面を作れるのに、二次会になると悪口合戦が始まる。そのギャップにいなけんさんは人間の変わらなさを感じたといいます。
式ではおすまし顔で外面を作れてるのに、二次会になったらクソみたいな悪口合戦。人間って変わんねえんだな。
一人ずつは変わっても、集まると昔に戻る
しもちゃんは、人は変われると思う一方で、変わるには環境を大きく変え、これまでの価値観で得たものを手放すくらいの覚悟が必要だと持論を述べます。
いなけんさんは、「変わらない」という言葉にはもう少し文脈があると補足します。一人ひとりは確実に変わっていて、知らない間に結婚して父親になっていた友人もいた、といいます。
各々確実に変わってるんよ。でも総体としてこのグループが一つ集まると、大学時代とほぼ変わりない関係性になる。
それぞれが社会で揉まれて変化していても、昔のメンバーが揃うと当時の関係に戻る。各々が変わっていても、過去の関係だけはそのまま維持される。この不思議さを、いなけんさんは面白いと感じています。
結婚したいから、マッチングアプリを始めた
話題は結婚式そのものから、しもちゃん自身の話へ移ります。しもちゃんは結婚式をしたいと言い、そのためにマッチングアプリを始めたと打ち明けます。
いつまでにと期限を切るのではなく、いい人がいたらというスタンスだといいます。加えて、恋愛だけでなく友達づくりも目的にしていると話します。
なんか一緒にフェス行くぐらいの関係性の友達(がほしい)。
しもちゃんは、男女の関係だからこそ得られる良さもあると考えています。異性の方が自分を開示しやすく、関係を深める時間軸を短縮できる、というのがその理由です。
異性の方が話しやすい、その理由をめぐって
しもちゃんは、会って半年の同性の友達より、異性の方がざっくばらんに話せて居心地がいいと感じるといいます。いなけんさんも、会って半年の男友達より10年来の親友の方が腹を割れる、と共感します。
いなけんさんは、この感覚が異性愛を前提にしている点を指摘します。ゲイやレズビアンの人であれば、同性の方が腹を割って話せる関係になり、この構図が逆転するのではないか、というものです。
恋愛感情を軸にするとそうなるのかなって。
しもちゃんはこれを受け、結局は性別より個人差の話で、たまたま自分にとって話しやすい人が女性に多いだけかもしれない、と整理し直します。
感情で話すか、ロジックで固めるか
しもちゃんは、あえて男性という括りで見ると、視点が狭く、こだわりが強い人が多い気がすると話します。一方で女性は、自分の視点に固執しない分、興味を持って聞いてくれ、対立になりにくいと感じるといいます。
さらにしもちゃんは、ロジックで動く人の癖として、できない理由を作りに行く点をあげます。「怖くてできない」と言えばいいところを、正当化のための理屈が始まる、という指摘です。
「怖くてできひんねんな」じゃなくて、「わかってるけど今じゃないんだよな。なぜなら」っていうのが始まる。
いなけんさんは、これを感情に対して無理やりロジックを付けている状態だと言い換えます。しもちゃんは、感情ベースで話せる地元の友達が好きだと付け加えます。
女性の上司が少ない構造をどう見るか
いなけんさんは、今の会社で女性が上にいる状況が増えたと話し、そこから踏み込んだ問いを投げかけます。女性を否定したいわけではないと前置きしたうえで、これまで男性が強かった社会構造にも触れます。
その主張は、ビジネスはロジックで動く一方、女性の方が感情が先行しやすく、両者が相反する場面が起きやすいのではないか、というものです。しもちゃんは「やばいこと言ってる」と反応しながらも話を聞きます。
女性が虐げられてたっていう側面もあれど、結局それが最適解だったからそうなったって節もあるのでは。
いなけんさんは、高いポジションに就く女性は「男性よりも男性っぽい強い女性」になりがちではないか、とも述べます。しもちゃんは、ホルモンや脳の構造など、性差の影響もあるのではと補足します。
AIとロジック、これからの働きやすさ
しもちゃんは、組織が小さくなり、ロジックはAIで代替できるようになるからこそ、女性も働きやすくなる流れが強まるのではと展望します。
いなけんさんもこれに同意し、多様性や社会進出の観点から、男女はおおよそ半々である以上、男性だけで縛れば半分のリソースを犠牲にすることになる、と話します。
男だけの縛りを作ったら、半分のリソースの犠牲を背負わないといけない。それはそうよね。
感情が発露することにはポジティブな面と裏目に出る面の両方があり、それを自在にコントロールできるのが理想だが、往々にして難しい、といなけんさんはまとめます。
本質は一次会か、二次会か
番組の締めとして、しもちゃんが今日の本質を一つ残してほしいと促します。いなけんさんは、一次会よりも二次会の方が本質が詰まっている、と答えます。
しもちゃんは「一次会の方が楽しい」と即座に反論しますが、いなけんさんには理由がありました。酔って自分のリミッターが外れたときにしか出ないコミュニケーションがある、というものです。
本質は二次会にあるなって。でも危険も二次会にあるなって。
しもちゃんは、嫌なものも含めて濃く集結するから、開けてみないとわからないと応じ、この回を締めくくります。
まとめ
結婚式での再会を入り口に、人間関係が時代とともに変わっていく感覚と、それでも昔のメンバーが揃うと関係だけは元に戻る不思議を語り合った回でした。後半は、異性の方が話しやすいという感覚から、感情とロジック、性差と働き方の話まで広がっていきます。
- いなけんさんの人間関係は「最新順」に濃く、時代を遡るほど自然と疎遠になりがち
- 高校の友達とは何度会っても同じ話で笑える。中身より関係性そのものが心地よい
- 一人ずつは変わっても、昔のメンバーが揃うと当時の関係に戻るという不思議がある
- しもちゃんは結婚と友達づくりを目的にマッチングアプリを始め、進捗を番組で報告予定
- 感情に無理やりロジックを付ける会話への違和感が、性差や働き方の議論へと展開した





