週1で餃子、フタなしで焼ける冷凍餃子への実践報告
冒頭、小野寺さんはリスナーから寄せられた感想の紹介から始めます。まずはドスティさんから、先週の防災回(#148)へのコメントです。
停電でもそんなに餃子は持つとは。餃子のローリングストックしてますよ。聴く餃子の影響で週1で餃子を食べてます。
小野寺さんは、週1で餃子を食べるほど生活が変わったことを喜びます。番組の影響が届いていることが嬉しいと話します。
ドスティさんからは、冷凍餃子の進化についてのコメントも届いていました。
大阪王将の冷凍餃子、数日前に焼いて食べましたよ。最近フタなしでも焼けるものが発売されているのでさらに便利です。
小野寺さんは、冷凍餃子の技術が油なし、水なし、羽根つき、そして蓋なしへと進化していることに触れます。フライパンに並べて火をつけるだけで焼けるため、防災グッズとしても役立つと語ります。
甲冑の装着に20分、備えないフェーズフリーへの共感
続いては、#91でゲスト出演した早坂まき子さんからのお便りです。まず、甲冑の話(#126)への感想が紹介されます。
小野寺代表理事の(甲冑を)着るためにかかる時間、驚き。
小野寺さんは、甲冑の装着に早くても20分かかると説明します。昔ながらのつくりでパーツが紐でつながっているため、胸と背中を紐で留めるなど、細かいパーツを一つずつつないでいく必要があると話します。
最近は甲冑を着たまま熱中症になりそうになったこともあり、着る機会は難しいとのこと。PSB-02には甲冑を着ていかないものの、何か代わりになることができればと考えているそうです。
早坂さんは、防災回への共感のコメントも寄せていました。
備えないフェーズフリーな冷凍餃子、いい。確かに。
早坂さんは元仙台放送のアナウンサーで、防災への意識が高い方だといいます。小野寺さんは、そうした方からの共感を嬉しく受け止めていました。
「焼け」と言われて焼けた、義務餃育の成果
次は、チームあて地下の仲間、のこさんからのコメントです。親戚の集まりでの出来事が寄せられました。
親戚の集まりで一人のおばさんが冷凍餃子を大量に持ってきて焼けと言われて焼いたよ。なんとかうまくできたよ。教わっててよかった。
小野寺さんはこれを義務餃育の成果だと評します。日本人にはいつか餃子を焼かなければならない日が来るとし、その時に慌てないためにも、日頃から番組を聴き、焼き餃子協会のホームページで焼き方を読んでおくことを勧めます。
続いて、#134にゲスト出演した38℃ラジオのやこさんからのコメントです。
コープの台湾餃子、焼き方が小野寺式なのでめちゃくちゃうまく焼けて美味しかった。リピートしよう。
小野寺さんは、この焼き方が日本の餃子だけでなく世界の餃子にも通用するのではと語ります。やこさんは冷凍庫に小野寺式の焼き方漫画を貼っているそうで、全国の家庭でもそうあってほしいと話しました。
餃子食べ歩きプランをシリーズ化してほしい
いつもお世話になっているという、あて地下のすみれ子さんからは、恵比寿の食べ歩きコース回(#129)への要望が届きました。
食べ歩きプラン欲しかった。シリーズ化してほしい。
小野寺さんも、食べ歩きプランをシリーズ化したいと応じます。京王線の食べ歩きプランを#143で話しており、リクエストがあれば地域ごとに考えていきたいと語ります。
ただし、小野寺さん自身はお取り寄せがメインのプレイヤーだといいます。食べ歩きは勉強しながら、行ったことのない場所に行った時に紹介していきたいと話しました。
スパイシー餃子は「タレより先に漬物」で見極める
ここからは質問への回答です。ペアキャストというサービスから、ラジオネーム餃子中毒さんの質問が届きました。
スパイシー餃子を食べる時、タレやビールなどのペアリングはどうされていますか。おすすめがあればぜひ教えてください。
これは、スパイスとハーブの餃子を特集した#146へのコメントです。小野寺さんはまずタレについて、普段はつけないという前提を説明します。タレは味変で使うもので、まずは作った人がどんな狙いでどんなスパイスを使っているのかを味わいたいといいます。
どんな思いを(込めて作っているのか)、餃子を口の中に入れてよく見るんですね。
唐辛子系の辛いものやしびれ、カレーに使うクミンやターメリック、中華系の五香粉など、使われているスパイスからその餃子の意図を感じ取りたいと語ります。
そのうえで小野寺さんは、スパイスを感じ取りにくいと思ったら、最初に漬物を一口食べるといいと勧めます。カレーに福神漬けやらっきょうが添えられているのと同じ理由ではないかといいます。
漬物を一口食べると、スパイシーさのエッジがわかりやすくなるとのこと。何のスパイスが入っているのかを感じやすくなるといいます。
ニンニクや生姜、コショウもスパイスだという前提で考えると、どんな食材が入っているのかを見極めるのに、漬物を先に食べる方法が役立つと話しました。
スパイスに合わせるお酒は焼酎とホワイトビール
スパイスの味がわかったら、次はどんなお酒を飲むかを考えていいと小野寺さんはいいます。ただしスパイスにもいろいろあると前置きします。
唐辛子のカプサイシンやラー油の成分は、アルコールに溶けやすいのだといいます。米焼酎に唐辛子を入れた金魚や、泡盛に島唐辛子を漬け込んだコーレグースを例に挙げます。
そのため、唐辛子系のスパイシー餃子には焼酎がおすすめだといいます。焼酎が唐辛子をうまく吸収し、美味しく感じさせてくれるとのこと。ストレートは飲みにくいので、炭酸割りや水割り、お湯割りで楽しむのがよいと話します。
一方、クミンのような爽やかな香りのスパイスには、ホワイトビールがおすすめだといいます。
ホワイトビールは苦味が抑えられ、コリアンダーなどのスパイスの香りがすると小野寺さんはいいます。この香りがクミンと相性がよく、組み合わせるとエキゾチックな香りがふくらむと語ります。
熱い餃子をラガー系のビールで流し込む楽しみ方もあるものの、今回はあえてスパイスの香りや味を引き立てるお酒を紹介したと締めくくります。これだけが正解ではないので、抜群の相性を見つけたら教えてほしいと呼びかけました。
餃子ばかりで飽きないのか、なぜそんなに好きなのか
ここからはnoteの質問箱に寄せられた質問です。1つ目は、餃子ばかりで飽きないのか、たまには違う食べ物も紹介したいのではという問いです。
小野寺さんは、違う食べ物を餃子に合わせて紹介することもあり、実際に餃子ばかり食べているわけではないと答えます。そのうえで、毎日餃子を食べても飽きないといいます。
毎日餃子食べても飽きないです。餃子を毎日変えてるから。
専用冷凍庫からその日の餃子を選ぶ楽しみや、味変に何を入れるか考える楽しみ、カレーにのせるなど他の食べ物とのペアリングを考える楽しみがあると語ります。
2つ目は、なぜそんなに餃子が好きなのかという質問です。小野寺さんは、餃子が好きなレベルは皆と同じで人並みだといい、むしろ「なぜ餃子を愛しているのか」の方が話しやすいと言い換えます。
餃子愛の原動力は、餃子を作る人たちへの愛情と、本当に美味しい餃子を食べたいという執念だといいます。作る人にはそれぞれ個性があり、作り方や中身が違うという前提で考えているそうです。
小野寺さんは、餃子を本にたとえます。
本ってみんな同じ形になってるけど、中に書いてるもの違うじゃないですか。毎日本読んでも飽きないんですか、って言われても、飽きないですよね。
餃子を食べながら、作っている人や場所のことを考えると、情報を読んでいるような感覚になり楽しくなるといいます。作り手の思いはホームページには書かれていなくても、SNSでチラチラと見えるとのこと。
小野寺さんの願いは、世の中の人がラーメンや日本酒のように、餃子もみんな違うものだと目が覚めることです。そうなれば、互いの「美味しい」の違いを踏まえて餃子を勧め合う世界が生まれ、自分自身も美味しい餃子に出会いやすくなると語りました。
西武新宿線でおすすめの餃子3軒
3つ目の質問は、西武新宿線でおすすめの餃子屋を教えてほしいというものです。小野寺さんは3軒を紹介します。
1軒目は上石神井の壹圓(いちえん)さん。自家製の皮でキャベツたっぷりのジャンボ餃子が看板で、皮のモチモチ感とキャベツのシャキシャキ感が全国屈指のレベルだといいます。かつては吉祥寺や三鷹などにもありましたが、今は上石神井だけとのこと。チャーハンも個性的で美味しいものが多いと勧めます。
2軒目は野方の野方餃子。ニンニクもニラも使わないのにコクがある餃子で、やや薄皮の優しい味わいだといいます。シソ餃子やチーズ餃子といった変化球もあり、食べログ100名店にも選ばれた人気店だと紹介します。
3軒目は高田馬場の餃子荘ムロ。老舗中の老舗で、90を超えてDJをする看板娘がいるお店だといいます。餃子の注文は一度だけというルールがありますが、気に入ったら2階の予約でゆっくり楽しめ、その場合は何度も注文できると教えます。
| 店名 | 場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| 壹圓 | 上石神井 | 自家製皮のジャンボ餃子、チャーハンも豊富 |
| 野方餃子 | 野方 | ニンニク・ニラ不使用、やや薄皮の優しい味 |
| 餃子荘ムロ | 高田馬場 | 老舗、注文は一度だけのルールあり |
なぜ日本では焼き餃子が主流なのか
4つ目は大きな質問でした。本家中国では水餃子が主流なのに、なぜ日本では焼き餃子が主流なのかという問いです。小野寺さんは、しっかり歴史の根拠を取るべきと断りつつ、見聞きして感じているエピソードを語ります。
小野寺さんは、日本の焼き餃子のルーツは中国東北部の満州にあると考えています。諸説あるものの、歴史のある餃子店の多くがルーツを満州だと話しているためだといいます。
満州には日本人が多く、お金を落とすため屋台が多かったそうです。あらかじめ茹でておいた餃子をフライパンで焼き、日本人に食べさせる中国人が多かったといいます。
これが評判になり、現地で働いていた人や兵役についていた人が中国人から作り方を教わり、戦後に帰国して全国各地で餃子屋を始めた、というルーツを持つ店が多いと語ります。福島や浜松のように餃子を円盤型に焼く店は、屋台でフライパンを使っていたことに由来するといいます。
小野寺さんは、こうした始まりは日本各地で同時多発的に起こったと補足します。そこからどう広まったのかも語ります。
戦後復興から朝鮮特需にかけて重工業地域で人が増え、工場で働く人たちは手軽でハイカロリーな中華料理を求めたといいます。さらにアメリカが小麦を売りたがり、日本が大量の小麦を購入したことも背景にあると話します。
安く流通した小麦を使い、餃子を店で作って食べさせる店が全国的に増えたといいます。餃子の王将のようなチェーン店や、大阪のミンミンなどが広がっていったとのこと。特に太平洋ベルトと呼ばれる重工業地域で中華料理屋が増え、横浜や千葉、北九州、宮崎の延岡、宇都宮などで餃子屋が生まれたと語ります。
なぜ水餃子ではなく焼き餃子なのかについても、小野寺さんは推測を語ります。
中国の水餃子は主食として食べるため味付けが強くないといいます。すいとんを思わせる主食は戦後の人たちに敬遠されたのではないかと話します。
さらに、当時の日本は冷蔵技術が低く肉が腐りやすかったため、味と香りをごまかす目的でニンニクやスパイスがよく使われたといいます。焼いた餃子はご飯に合い、味付けのしっかりした餃子がおかずとなったとのこと。
そのおかずが冷凍餃子として普及し、味の素などの働きもあって家庭の料理になっていった、これが焼き餃子が日本で広まった理由ではないかと小野寺さんはまとめます。諸説あるとしたうえで、リスナーの考える説もぜひ教えてほしいと呼びかけました。
満州の屋台
日本人向けに、茹でた餃子をフライパンで焼いて提供
戦後の帰国
作り方を覚えた人が帰国し、各地で餃子屋を開業
重工業地域で拡大
朝鮮特需と安価な小麦を背景に中華料理屋が増加
家庭へ普及
味付けの濃い焼き餃子がおかずとなり、冷凍餃子で家庭に定着
ざっこく。さんからの4つの実践報告
最後に紹介されたのは、焼き餃子協会Tシャツを着て精力的に活動しているというざっこく。さんからのコメントです。今回は4つ紹介されました。
1つ目は、餃子と水の回(#144)への感想です。
ポッドキャストでの学び、即実践。ミネラルウォーターを使ったら本当に美味しい。さらに餃子が好きになりました。
小野寺さんは、聴いてすぐ試せるのがポッドキャストのよさだと語ります。水道水とミネラルウォーターで硬度はさほど変わらないはずなのに、なぜかミネラルウォーターの方が美味しく感じるとのこと。その理由は科学的にはわからず、詳しい人がいれば教えてほしいと話します。
2つ目は、京王線の回(#143)への感想です。餃子屋に予約をして行ったことがなかったが、今回の話を聞いて予約して行ってみようと思う、という内容でした。
小野寺さんは、予約しなければ回せないほどの店はずっと人気であり、レベルが高いといいます。そんな店が京王線沿線に並んでいるのは奇跡だと語りました。
3つ目は、ざっこく。さんが神田駿河台の壹圓さんに行った時の話です。お店に聴く餃子のステッカーがあり、小野寺さんに教えてもらって来たと伝えたところの反応が寄せられました。
(壹圓の大将から)小野寺さん元気にやってる? 焼き餃子協会の人?
小野寺さんは、番組が店に行くきっかけになり、ステッカーが会話のきっかけになっていることを喜びます。作った人と話して仲良くなると、餃子がより美味しくなると語りました。
4つ目は、先週の防災回への感想です。
餃子を通して毎回ちょっとずつ知らない世界を知れるのがこの番組の楽しいところ。
小野寺さんは、この一文を番組の説明文に使いたいほどだといいます。餃子を切り口にどんな話もできるというチャレンジのつもりで毎回台本を作っており、人生を通して学習することを目指してやっていると語りました。
今週のお取り寄せ:たかなべギョーザの上海棒ギョーザ
今週のお取り寄せ餃子は、宮崎県高鍋町のたかなべギョーザの上海棒ギョーザです。すみれ子さんから、PSB-01で教わって発注できたという報告が届いていました。
たかなべギョーザは、宮崎県高鍋町で50年以上続く薄皮餃子の名店だといいます。皮も手作りで、口溶けのよさと、冷めても硬くなりにくいところが支持されているとのこと。
ただし、お店では棒ギョーザの方が人気があるといいます。エビとシソが丸っと入った餃子で、エビがプリッとしていて美味しいと小野寺さんは勧めます。通販でも買えるそうです。
PSB-02は21番組が出展、新しいシールと缶バッジ
改めて、9月13日日曜日に東新宿で開催されるPODCAST STICKER BASE(PSB-02)の告知です。出展するのは全部で21番組だといいます。
聴く餃子にゲスト出演した番組では、私的新小金井を越えてのすみれ子さん、しゃべりの相談室の早坂まき子さん、ポッドキャスト研究室のレンさんが出展するとのこと。ざっこく。さんの混ぜご飯ラジオや、大人になりたい旅がしたいさんも出展するといいます。
小野寺さんは、イベントに合わせて新しいシールを作ったと明かします。前回はビックリマン風でしたが、今回はデフォルメにしつつ、兜と甲冑はリアル寄せにこだわったそうです。聴く餃子をフォローしている人には渡すとのこと。
さらに、聴く餃子のロゴを犬なで先生に丸く描いてもらい、缶バッジにしたといいます。カラフル展開で、焼き餃子協会Tシャツも持っていくと話します。入場料は1000円ですが、21番組あり、聴く人にも話す人にも発見のあるイベントだと勧めました。
一言本音:ポッドキャスト配信リレー、テーマは「秋」
番組はエンディングへ。小野寺さんは、XやThreadsでハッシュタグ「聴く餃子」やnoteの質問箱でのコメントを引き続き募集しています。
最後の一言本音では、日本ポッドキャスト協会のポッドキャスト配信リレーへの参加が告知されます。聴く餃子のテーマは「秋」で、秋に関する話をするとのこと。9月26日21時45分からYouTubeライブで生配信予定だといいます。
当日は餃子のイベントで銚子に行っているため、戻り次第リアルタイムで参加したいと小野寺さんは話し、一緒に聴いてほしいと呼びかけました。
まとめ
今回の聴く餃子は、PSB-02直前のお便り紹介特集でした。リスナーの実践報告に応えながら、スパイシー餃子の味わい方やお酒の合わせ方、そして日本で焼き餃子が主流になった歴史の見立てまで、餃子を切り口に幅広く語られた回でした。
- スパイシー餃子はタレより先に漬物を一口食べると、スパイスの見極めがしやすくなる
- 唐辛子系には焼酎、クミンのような爽やかな香りにはホワイトビールが小野寺さんのおすすめ
- 毎日餃子を食べても飽きないのは、餃子を本のように「作り手の違い」として味わっているから
- 日本の焼き餃子のルーツは満州の屋台にあり、戦後の帰国者と重工業地域の拡大で全国に広まったという見立てが語られた
- 西武新宿線のおすすめは壹圓(上石神井)、野方餃子(野方)、餃子荘ムロ(高田馬場)の3軒


