餃子文化を守るための商標登録
番組の冒頭で、小野寺力さんは「餃子フェス」という名称が焼き餃子協会の登録商標であることを明かします。
その登録の理由は、餃子文化を守りたいという思いにあると話されています。
この商標には2つの条件があるものの、利用料は無料だと説明されています。地域の小さな祭りでも大きなイベントでも、利用料を請求することはないそうです。
ぜひ様々な場所で餃子フェスを開催してほしいと思っております。
開催を考えたら、まずは焼き餃子協会に連絡してほしいと呼びかけています。
条件1・地元に愛される餃子屋を取り上げる
1つ目の条件は、普段から地元の人に愛されている、餃子愛に溢れる餃子専門店や餃子メーカーを取り上げてほしいということです。
すべての出店者が餃子屋である必要はないとも話されています。イベントとして成立させるため、肉屋やラーメン屋が枠を埋めることは仕方ないという考えです。
この条件の狙いは、営業やPRが得意でない地元の名店を、外の人に知ってもらう装置として餃子フェスを使ってほしいという点にあります。
さらに、各地の餃子屋が競い合い高め合うことで、餃子文化全体を盛り上げていく機会になってほしいと期待が語られています。
様々な地域で地元の餃子屋さんたちが競い合って、高め合って、より美味しい餃子を作っていこう。みんなでこの餃子文化を盛り上げていこうという意思を、みんなで共有していく。
催事だけで終わらず、それが地元の人たちに還元されることも願われています。腕を磨いた餃子屋が増え、美味しい餃子が食べられる地域として観光客も増えていく、そんな循環が理想だと話します。
一方で、餃子を安易に考えるイベント屋には使ってほしくないという本音も語られました。
肉汁と言っておけば、ほいほいやってくるお客さんがゴロゴロ出るような山です。みたいな、餃子のことを安易に考えているイベント屋さんには、餃子フェスという名称は使ってほしくないなと思っています。
条件2・登録商標であることの明記
2つ目の条件は、一般社団法人焼き餃子協会の登録商標であると明記することです。「餃子フェス」の文字の後に、登録商標を示す®️マークを記載してほしいと求めています。
この狙いは、餃子フェスという名称が本物の餃子屋が出店するイベントである証になることです。適当なイベントとしっかり差別化できるよう、商標利用の審査を行っているそうです。
適当な餃子イベントへの危機感
昨今は規模も地域も様々な餃子イベントがあります。普段から餃子を作る店が出るイベントもあれば、そうでないものもあると指摘します。
どこかから餃子を仕入れ、何かを載せて売り、「我こそは餃子」という顔をするところもあると話されています。
そうした店が増えれば、良い餃子屋が埋もれてしまうという危機感が語られました。
悪貨は良貨を駆逐するという言葉があります。成り行きに任せていますと、良い餃子屋さんも埋もれてしまって、イベントでしか見たことないような餃子屋さんばかりの餃子イベントになってしまうと思うんですね。
このままでは餃子文化がいずれ滅んでしまう。そう考えたことが、商標出願のきっかけだったと明かされます。
商標を維持する費用と支援の呼びかけ
今回は、餃子文化への愛を実現する具体的な手段の一つとして商標が紹介されました。
商標の登録には30万円ほどかかり、期間も2年ほど要したと話されています。さらに登録から10年後には更新費用も必要になります。
この維持費用は、法人賛助会員と個人賛助会員の支援によって成り立っていると感謝が述べられました。
餃子フェスを開催したい人に向けては、焼き餃子協会のホームページに特設ページとフォームを用意したと案内しています。
番組の締めくくりに、小野寺さんは今日の一言本音を語ります。
焼き餃子協会のご寄付をお待ちしております。個人会員は月500円でございます。
餃子は地球を救います。
まとめ
「餃子フェス」は焼き餃子協会の登録商標であり、無料で使える一方で2つの条件が設けられています。その背景には、地元に愛される餃子屋を守り、適当なイベントと差別化することで餃子文化を残したいという思いがありました。
- 「餃子フェス」は焼き餃子協会の登録商標で、利用料は無料
- 条件1は、地元に愛される餃子愛に溢れる餃子屋を取り上げること
- 条件2は、焼き餃子協会の登録商標であると®️マーク付きで明記すること
- 適当な餃子イベントとの差別化のため、商標利用の審査を実施している
- 商標登録は2016年出願・2018年登録で、費用と維持は賛助会員の支援に支えられている
