そもそも「美味しい餃子」とは
番組の冒頭で小野寺さんは、美味しい餃子は人それぞれで、その瞬間ごとに変わっていくと話しています。
だからこそ、テレビや雑誌で紹介された餃子だけでなく、次々に登場する新しい餃子屋さんも発見して食べてほしいと伝えます。
どんな餃子が美味しいかなんて私も知りません。その瞬間瞬間、美味しいものが変わっていきますので。ただただ、いろんな餃子にぜひ触れていただきたいと思います。
新しい餃子を見つけるGoogleアラート
小野寺さんがまず使っているのがGoogleアラートです。「餃子」と検索して毎日見ていても、上位に出るのは古くからあるサイトばかりで、新しいものは見つけにくいと言います。
そこで、新しい通販サイトや餃子のニュースを見つけるためにGoogleアラートを活用しているそうです。
登録するキーワードは「餃子」だけではありません。「新商品」「新店舗」「リニューアル」などを組み合わせ、漢字・カタカナ・ひらがなの表記もすべて登録しているといいます。
プレスリリースや新店舗の情報など、さまざまなきっかけで届く餃子のニュースから店や会社を検索し、通販をやっていればそこから購入する流れです。老舗が通販を始めることも多く、そうした店をいち早く購入しに行くと話しています。
通販サイトで美味しい餃子を見極めるポイント
通販サイトを見ていく中で、美味しい餃子かどうかを見極める技があると小野寺さんは言います。餃子屋は、ただ売るのではなく、どれだけ美味しい料理かをサイト上でプレゼンテーションしていることが多いからです。
最初のポイントは原材料です。「すべて国産」という表示は最近とても多く、それ自体はよいものの、目新しさにはつながらないといいます。
次に見るのは、その原材料がどこから来て、なぜそれを選んでいるのかという点です。キャベツは季節で産地が変わりますが、肉は同じところから仕入れていることが多いそうです。
地元の肉を使っている、修業先の肉を使っている、青森県産のホワイト六片ニンニクを使っているといった理由や、そのニンニクの香りを楽しんでほしいのか、あえて残らないよう調理しているのかといった調理へのこだわりが書かれていれば、それは間違いなく美味しい餃子の一つだろうと話します。
もう一つの安心材料が「作っている人が誰なのか」です。販売者を示す特定商取引法に基づく表示はあっても、製造者を表示する義務はないと小野寺さんは指摘します。
だからこそ、作り手の顔や名前が見えることが大事なポイントだといいます。その名前で検索すると、美味しい店ほど普段から取材を受けたりSNSで発信したりしていることが多いそうです。
さらに、義務ではないものの、食品表示法に基づく原材料表示をしている店も信頼できるといいます。原材料の並び順から、豚肉が先頭なら豚肉が一番多い餃子だとわかり、添加物の有無なども見えてきます。
情報をオープンにしている店ほど美味しい餃子に出会いやすい、というのが小野寺さんの考えです。
口コミとGoogleマップで評判を確認する
もう一つの方法が口コミのチェックです。これはやりやすくわかりやすい手だといいます。店やオーナー、販売会社の名前でTwitterやInstagramを検索します。
ただしSNSの口コミは前向きなコメントが多いため、ネガティブな面も見ておきたいと小野寺さんは言います。
そこで使うのがGoogleマップです。会社名などで検索すると店へのコメントが出てきます。「買いました、安心でした」「美味しかった」といった声が載っている店は、普段から美味しいものを作っている可能性が高く、安心材料の一つになると話しています。
面倒なら頒布会という選択肢
ここまでが小野寺さん自身のやり方ですが、正直に「面倒くさい」と認めます。皆にやってほしいわけではなく、あくまで一例だといいます。
正直、面倒くさいんですね。これ、皆さんにやれとは全く思いません。どうしても美味しい餃子を見つけたいときには、こういうやり方があるよという一例としてご参考いただければと思います。
面倒な人には、誰かが美味しいと言ったものを買うのがまずおすすめだといいます。小野寺さん自身も、いろいろな場所で美味しい餃子を紹介しています。
さらに、世に紹介する前に、焼き餃子協会の会員向けサービス「一品餃子頒布会」でまず紹介しているそうです。現在の会員は3人ほどで、その感想も聞きながら客観的に評価しているといいます。
話題の餃子を中心に、小野寺さんおすすめの餃子が毎月工場から直送される仕組みです。焼き餃子協会の個人会員は月500円で、頒布会分と合わせて3960円。餃子代と送料でこの金額を超えることも多く、少しお得になるサービスだと案内しています。
リスナーのお便りと注目のご当地餃子
最後に、リスナーのキースさんからのお便りが紹介されました。イトーヨーカドーで「まわりのもっちり餃子」と「高鍋餃子」を注文し、食べ比べパーティーをしたそうです。
まわりのもっちり餃子は名前の通り皮がもちもち。高鍋餃子の方はお肉の味がしっかり感じられて、どちらも美味しかったです。お肉大好きの娘は高鍋餃子の方を特に気に入ったそうです。他の地域のご当地餃子も色々食べてみたくなりました。
小野寺さんは、まわりのもっちり餃子は皮がもちもち、高鍋餃子は皮が薄く餡がよく練られていて口溶けがよく、口に入れた瞬間に溶けるような餃子だと補足します。子どもには高鍋餃子が好きな人が多いそうです。
通販でわかりやすいご当地餃子として津・浜松・宮崎を挙げつつ、今とくに重点的に探しているのは北海道、鹿児島、群馬、京都の4地域だと話します。
鹿児島は宮崎の隣県で、肉や野菜など食材へのこだわりが強い一方、歴史の点ではまだ浅く、これから美味しい餃子が増える地域だといいます。
北海道は肉と野菜が美味しいうえ、小麦粉の名産地というアドバンテージがあり、皮が厚めでパンチ力のある餃子が多いそうです。宝永餃子や山田餃子店、天のびろくなどを美味しい餃子として挙げています。
群馬は日本で一番餃子を作っている県で、味の素や大阪王将の関東工場が集中しています。キャベツと肉の名産地で綺麗な水があり、関東に近いことが理由だといいます。
通販で買えるものとして金星食品の特選生餃子、麦寿餃子のカレー餃子、冷凍自販機で復活した餃子なみっちゃん家などが挙げられました。地元のソウルフードであるハッセル餃子には癖があるとも話しています。
京都については「餃子の聖地」と表現します。餃子の王将発祥の地であり、家計調査でも宇都宮・浜松に次ぐ3位に入る地域だからです。
技術力が高く、京野菜や出汁の取り方など餃子へのこだわりも深いといいます。丸信飯店や美星餃子といった老舗の名店に加え、ミシュランガイド掲載の助六や音井餃子など、名店が増えていると紹介しました。
全国各地にご当地食材を使った餃子があり、ここでは紹介しきれないため、今後もポッドキャストで何回かに分けて紹介していきたいと締めくくっています。
まとめ
新しい美味しい餃子を見つけるには、Googleアラートで情報を集め、通販サイトで原材料や作り手、口コミを確認するのが小野寺さん流です。面倒なら頒布会や、注目のご当地餃子から試すのも一つの手です。
- Googleアラートに「餃子」「新商品」「新店舗」などを組み合わせて登録し、新しい情報をメールで受け取る。
- 通販サイトでは、原材料の産地と理由、作り手の顔と名前、食品表示がオープンかを見極める。
- SNSに加えGoogleマップの口コミも見て、ネガティブな評価も含めて確認する。
- 探すのが面倒なら、焼き餃子協会の一品餃子頒布会や、信頼できる人のおすすめから選ぶ。
- 北海道・鹿児島・群馬・京都が、小野寺さんがいま注目するご当地餃子の地域。

