カバーアートを変えた理由
番組を聴くかどうかは、タイトルや概要だけでなく、カバーアートの雰囲気でも決まると小野寺さんは話します。
そこで、カバーアートのテイストを変えれば、これまでとは違う新しい層のリスナーにも届くかもしれないと考えたそうです。
カバーアートのテイストを変えたら、今までと違う新しい層のリスナーさんも聞いてくれるかもしれないなと思いまして、今回カバーアートを新しくいたしました。
今週のお取り寄せ餃子は「穂満」
本編の前に、今週のお取り寄せ餃子として山口県宇部市の餃子工房「穂満」が紹介されます。
穂満は冷凍していない生餃子をお取り寄せできる店で、オーナーの宮原さんは知る人ぞ知る餃子職人だと語られます。
新鮮で美味しい餃子を食べてほしいというこだわりが強く、冷蔵の生餃子は賞味期限が2日のため、関東より北の地域や沖縄には出荷しないという徹底ぶりだそうです。
前回紹介された丸岡さんと比べると、穂満のほうが少しリッチな仕上がりで、皮にコシがありプリッとした食感だと話されています。
味にもコクがあり、職人が作る王道ど真ん中の餃子だと評されました。ビールに例えるなら、ラガー系よりエール系が合いそうとのことです。
プロに描いてもらった新しいカバーアート
番組の以前のカバーアートは、ChatGPTに描かせた適当なものだったと小野寺さんは振り返ります。
せっかくの機会なので、自分と違うセンスを持つプロのアーティストに描いてもらおうと考えたそうです。若いリスナーにも受け入れられそうな、可愛い雰囲気を目指したと言います。
先週のゲスト、すみれ子ザポイズンレディーさんに相談したところ、犬撫で先生というアーティストを紹介してもらいました。
犬撫で先生の過去作品を拝見して、グラデーションを上手に使われる方だなと思いまして、私にないセンスで作られていますし、せっかくだからということでお願いさせていただきました。
最初に仕上がったのは、かっぽう着を着たキャラクターに「聴く餃子」の文字が載ったアートワークでした。ただ、もう一味欲しいと感じていたそうです。
そんな折、訪れた中華料理店の皿に描かれた雷紋を見て、これを入れられないかと犬撫で先生に相談し、現在のアートワークが完成しました。
雷紋に込めた餃子への思い
雷紋とは、中華料理店の皿によく描かれているぐるぐる巻きの模様です。
小野寺さんによると、雷紋は中国で生まれたものの、日本のラーメンや中華の器で広まった経緯があるそうです。日本では大正時代の中華そばブームの頃、合羽橋の九谷焼屋に依頼されて作られた器がルーツと言われています。
一方、中国料理の器では雷紋はあまり使われず、唐草模様や花の模様が多いとのことです。つまり雷紋の装飾は、比較的日本人の発想によるものだと語られます。
この点が焼き餃子と似ていると小野寺さんは言います。焼き餃子も中国で生まれながら、日本で進化して流行した料理だからです。
焼き餃子って、中国で生まれたものであるけど、中国で流行らずに日本に移ってきて、日本で進化して流行ったっていうところが雷紋と似てるなと思ったんですね。
雷は稲を育てる稲妻とも呼ばれ、豊作の象徴とされてきました。そこから雷紋は食べ物が豊かであることの象徴になっているそうです。
ジャケギキとはどんなイベントか
カバーアート刷新のきっかけとなったのが、ポッドキャストアートイベント「ジャケギキ」です。
開催は2025年11月28日から12月2日、場所は原宿のハラカドです。運営から参加者には、指定番組のアートワークの印象、イベントへの期待、指定ジングルの紹介という要件が出されていたと言います。
小野寺さんに指定された番組は「黙れ!ヤドロク!!」でした。強い言葉のタイトルとモノクロのアートワークに、萎縮してしまったと振り返ります。
帽子でサングラスの人物が家の前で腕を組んで立っている構図で、なんか何もしてないのに私怒られてるのかなみたいな雰囲気がして、萎縮しちゃう感じですね。
恐る恐る番組を再生したものの、関西弁でまくしたてられる雰囲気に途中で止めてしまい、番組全体は把握できなかったと正直に話します。
行ったことのない街で、スナックしかないような状況で、スナックの入り口をギギギッと開けたら、サングラスで帽子を被った男性が気持ちよく歌を歌っている、そんな感じの気持ちです。
参加してわかったイベントの仕組み
ジャケギキがどんなイベントか、小野寺さんは名前からはよくわからなかったと言います。過去に参加した早坂真紀子さんに聞き、会場にアートワークが展示されるイベントだと知ったそうです。
当初はXでハッシュタグ投稿をすればプレイリストに載るのかと考え、無料ならラッキーだという気持ちで投稿していました。
しかし後にクラウドファンディングが始まり、支援すればジャケットが展示される仕組みだとわかります。つまり、Xの投稿は展示とは直接関係なかったのです。
クラウドファンディングでお金払えばそれで十分だったってわかっていたら、わざわざXの投稿はしなかったですね。
そのうえで、まだポッドキャストに触れていない人との接点を作りたいというイベントのコンセプトには賛同していると語ります。餃子も、全国の餃子に触れていない人との接点を作りたいという思いで活動しているからです。
共感するコンセプトと、率直な要望
番組の最後に、小野寺さんはイベントへの本音を語ります。コンセプト自体は面白いと感じつつも、運営の進め方には戸惑いがあったと言います。
指定された番組を紹介しなければならないことや、関係者向けのDiscordがわかりにくかったことを挙げ、全体を俯瞰する人がいないのではと感じたそうです。
多分、全体を俯瞰して今プロジェクトを見ている方がいないのかなみたいな気持ちになっていますね。全体を俯瞰していただくと、もっといいイベントになるのかなと思います。
知らない番組を画像だけで紹介する難しさにも触れ、意図がわからないので、どこかで説明してほしいと運営に呼びかけました。
それでも、ポッドキャスト文化が多様性を持って広がっていくことは喜ばしいと述べ、イベントへの応援の言葉で締めくくっています。
まとめ
番組カバーアートの刷新は、新しいリスナーとの接点を作りたいという思いから始まりました。犬撫で先生とのやり取りや雷紋への思いを通して、餃子への愛が新しいアートワークに込められています。ジャケギキというイベントには賛同しつつ、運営への率直な要望も語られた回でした。
- カバーアートは犬撫で先生に依頼し、雷紋を取り入れて刷新された。
- 雷紋は中国発ながら日本で広まった装飾で、焼き餃子と重ねて選ばれた。
- 今週のお取り寄せ餃子は山口県宇部市の「穂満」の冷蔵生餃子(赤いラベル)。
- ジャケギキは11月28日から12月2日に原宿ハラカドで開催され、聴く餃子も展示される。
- イベントのコンセプトには共感しつつ、運営の全体俯瞰への要望が率直に語られた。

