9月7日のチケット発売と、ピンクのキービジュアル
冒頭は、9月7日に迫ったイベントチケットの発売について。席数が少ないため、リスナー(victimer)に向けて早めの購入が呼びかけられます。
少ないので、victimerのみんなは心して、もうSupremeを買うつもりで、頑張って買ってほしい。
9月7日はGACKTさんの誕生日でもあり、その日にサイトがオープンする見込みだと話されています。URLはSpotifyやInstagramのアカウントから発信されるとのことです。
キービジュアルの話題では、2人が全身をほぼChromeHeartsで固めた写真が好評でした。ChromeHearts ── アメリカ発のシルバーアクセサリーやレザーを中心とするブランド。クロスモチーフのデザインで知られ、高価格帯で人気がある。
パンツも俺たちChromeHeartsだよね。アクセもほぼクロムで、トップスもクロム。ほぼChromeHeartsのイベントじゃないですか。
シーズン2のテーマカラーはピンク。前回紹介した自分自身タンク以外にも、新しいアイテムが用意されていると明かされます。
透明パケと「名言集」、そして自分自身タンクの4色
新アイテムとして紹介されたのは、繰り返し使える透明のパケ(ジップ袋)です。A4サイズでMacBookAirが入る大きさだと説明されます。
フロントにはファッションビクティムのロゴが入り、中身が透けて見える仕様。自分自身タンクはこの中に入れて販売される予定です。
裏面には、番組から生まれた名言が大量に並ぶデザインが施されています。私たちファッションビクティムから生まれた名言集が、映画のクレジットのように敷き詰められているのです。
布より金属、切り革とか、2つ買っちゃう病とか、剥きの美学とか。
名言には「メルカリに頼るな」「タグを切れ」といったフレーズも。過去の書き起こしからスタッフが抜き出したもので、収録内で追加したい言葉も調整していくと話されました。
さらに自分自身タンクは、なんと4色展開。試作を繰り返して作られ、サイト上でウェイトリストのボタンを設けて人気度を探る計画だと語られます。
現状ボディの都合で数が極小のものは、人気が高ければ増産する方針です。
白・赤・グレー・黒、4色のタンクを比べる
ここからは4色のタンクを1着ずつ見ていきます。まずは白ボディに白のシュー(刺繍)。白糸にはあえてシャイニーなものを選んだとのこと。
ちょっと白のね、糸にもこだわりました。あえてちょっとシャイニーな白糸。
続いて白ボディに赤シュー。ヘインズの赤を拾っている点が評価されます。3色目はグレーボディに赤という珍しい組み合わせです。
最後は黒ボディに白という王道。明石さんはこの黒を「着たい」と話します。
黒はかっこよかったっす、今やっぱり。黒白はなんか着たくなりますよね。1枚になっちゃいたくなっちゃうというか。
2枚パックにするなら白は必ず入れ、白黒か白グレーがよいのではという案も出ました。
フォントは『AKIRA』作者の息子作品からサンプリング
デザインの核となる「自分自身」の漢字のフォントについて、こだわりが語られます。ベースになったのは、大友昇平さんの作品でした。大友昇平 ── 漫画『AKIRA』の作者・大友克洋を父に持つアーティスト。この回では『七つの聖剣』『つむじ風』といった作品が挙げられている。
『つむじ風』は、ポニーテールの女の子が髪をたくし上げる作品。そのセーラー服の襟に書かれた「自由」の字をサンプリングし、「自分自身」の文字を作り上げたと説明されます。
別に何かどっか適当なフォントでやりましたとかじゃない、ないんです、これ。
髪をたくし上げると襟が見えるという構図と、タンクトップを脱いだ時に文字が見える点が重ねられています。大友昇平インスパイアの奥行きあるデザインだと語られました。
この奥行きをあえて説明してしまうのが「ファッションビクティム」らしさだと2人は笑います。それでも、伝わらないから説明すると話されました。
todayの半袖ジャケットと、ヘインズの丈問題
ここからはコーナー「today何着る」へ。明石さんが着ているのは、涼しくなってきたことで復活したというクロムハーツのナイロン半袖ジャケットです。
銀座の店員が原宿で着ていたのを見て、今の時期に良いと気づいたとのこと。中はノースリーブですが、いつものものではないと明かされます。
これはアメリカ側から仕入れてる、まあ言わばヘインズみたいなブランドですよ。
ブランドはニュージーランドのASカラー。三丁目の古着屋でふらっと見つけたものだと話されました。ASカラー ── ニュージーランド発のブランクボディ(無地のTシャツなどベースアイテム)を手がけるブランド。
一方で、commemoiのノースリーブと比べると脇が開き肩が立ってしまう点が指摘されます。「サイヤ人になっちゃってる」と表現され、サイズ違いのため厳しいとされました。
下はM65のヴィンテージパンツにパラブーツのローファーを合わせ、眼鏡はミリタリー系を選択。全体でバランスを取った合わせです。
関連して、市販のヘインズは洗濯すると縮んで丈が短くなる話に。USAヘインズのボディを探す宿題が明石さんに託されました。
横山のJUNYA×Stussyと「記念買い」というワード
横山さんの装いは、JUNYAWATANABEとStussyのビーナスTシャツ。ここから今回のバズワード「記念買い」が生まれた経緯が語られます。
これもうおかげさまで、ちょっとこう、久々のいいワードが出たんで、感謝してる。このコラボには感謝してる。
横山さんはこのコラボでスタジャンを記念買いしたとのこと。スタジャンとシャツはJUNYAWATANABEが作っていますが、TシャツだけはStussyボディだと説明されます。
そのTシャツは普段のStussyと変わらないのに値段が倍ほどする。明石さんはこれを「定価以上JUNYA」と表現しました。
一方でスタジャンは日本製でジップの仕様もJUNYA仕様、袖もレザーで作りが良いと評価されます。今は値崩れして定価ほどで買えるとも話されました。
シャツも日本製で作りがしっかりしており、Stussyの歴代デザインの刺繍が施された名作だと語られます。白は取扱店が少なかったものの、一番着回しやすいと横山さんは話します。
明石さんは、数年後に古着として値がつくのはデザインだと指摘します。ボディがどちらであれ、デザインが最高であれば良いという見方です。
コンティニュエの無料調整と「オープンキッチンの美学」
横山さんの眼鏡は、5年前から使っているというTIGIS。恵比寿のコンティニュエで調整してきたと話されます。
驚いたのは調整が無料だったこと。他店では2000〜3000円ほどかかることもあるため、2人は衝撃を受けたと語ります。
「おいくらですか?」ってそれ聞いたら、「調整は無料でやらせていただいてますんで」。
スタッフの姿勢の良さに加え、調整を見える場所で行う点も評価されました。横山さんはこれを「オープンキッチンの美学」と重ねます。
この流れから話は脱線し、明石さんがサラリーマンラップ選手権に出て八百屋に負けた話へ。ズッキーニを題材にしたライムが、下ネタで返されて敗北したと明かされます。
横山さんは「きゅうりだったら勝ってた」と分析。次回は丸の内の丸ビルで開催予定だと告知されました。
さらに横山さんは、久しぶりにゴローズではなくクロムハーツのスクロールバンドのバングルを着用。Stussyの波のデザインと相性が良いと話されました。
記念買いを3つに分ける:場所・節目・コラボ
ここからリスナーコメントの回。ペディさんの投稿が、今回のテーマを整理する起点になりました。
ペディさんは記念買いを「場所買い」「節目買い」「コラボ買い」の3つに分類します。場所買いは旅先での買い物で、思い出補正もあり満足度が高いとのこと。
自分の場合、記念買いには場所買い、節目買い、コラボ買いの3つがあります。
20代で初めてロンドンで買ったルイスレザーのサイクロンを15年以上メンテナンスし続けているという具体例が挙げられます。当時は免税で10万円ほどだったそうです。
節目買いは昇進など人生の節目での買い物で、時計が代表例。一方コラボ買いは「今しか買えない」という言い訳に近く、ペディさんはLVとSupremeのコラボを愛着がなく早々に手放したと書いています。
時間や場所、出来事が紐付き、思い出補正で満足度が高い。手放しにくい
「今しか買えない」という言い訳で買いがち。愛着がわかず手放すことも
明石さんは、今回のシスティ(のアイテム)を「ファッションビクティム復活記念の節目買い」と位置づけました。役が重なるほど良い買い物になるという見方が示されます。
点と線:記念買いは自分自身が試される買い物
続く小谷O平さんは、記念買いを「後に理由や経緯を語れるか」で判断すると投稿します。非定番品を衝動的に買う行為を記念買いと定義しているそうです。
コラボ商品を「ブランド本来の姿をねじ曲げる呪物」と恐れつつ、そのブランドの歴史上重要だと判断した場合のみ買うという基準が語られます。
私は記念買いこそ自分自身が試される最も重要な買い物と考えています。
横山さんは、これをスティーブ・ジョブズの「コネクティングドッツ」に重ねます。点で買うと切りがないので、線になるものを選ぶという考え方です。
今回のJUNYA×Stussyについても、Stussyの歴史とJUNYAが交わる点に線があると整理されました。
関連して、横山さんが以前Supremeで衝動買いしたGORE-TEXのジャケットが話題に。テンションで買ったものの、自分にも葵にも文脈がなく「なんで買った?」と問い直してしまうと反省します。
自分の幻覚、現実が解けた時に、「あれ?これなんで買った?」
ときめき買い・衝動買い、そしてリアル買いへの接続
太郎さんはこんまり流に「トキメキ買い」という概念を提示。かつては何軒もはしごしてショッピングを楽しんでいたが、最近はSNSで狙い撃ちして買う効率型に変わったと書いています。
この投稿から、御殿場アウトレットに何度も通った思い出話に脱線しつつ、本題へ戻ります。明石さんはアウトレットが好きすぎてアルバイトしていたと明かしました。
ときめき買いでも、その後活躍することなく眠ってしまうものも多いので、審美眼を高めていきたいです。
横山さんは、太郎さんの言う「ときめき買い」の一部は実は「衝動買い」だと指摘します。SNSで事前に調べる時代になり、衝動買いという言葉自体を聞かなくなったという発見も語られました。
昔は衝動買いって言葉あんま聞かなくなったよね。今本当に事前にSNSとか調べて衝動じゃないじゃん。
明石さんは、一時的なときめきだけで買ったものは眠ってしまうと整理します。そこに場所・節目・コラボといった「役」が乗ったものが記念買いなのではないかと結論づけました。
憧れ買い:記念買いとリアル買いをつなぐ最上位
スキニーさんは、コロナ前に初めて訪れたロンドンの靴の聖地ジャーミンストリートで、ジョンロブ、クロケットアンドジョーンズ、トリッカーズを一気に3足、さらにグローブトロッターまで買った思い出を投稿します。
服好きの記念買いとは、物だけでなく、その場所や時間、店員さんとの体験そのものを身にまとうことなのだと感じます。
明石さんは、これをリアル買い・場所買い・節目買いが混じった買い物だと整理。もともと靴はウィッシュリストに入っていたはずだと読み解きます。
そこから「憧れ買い」という概念が生まれます。リアル買いの中の最上位に「いつかは欲しいあれ」があり、それが場所買いや節目買いと重なった時に飛べるという考え方です。
横山さんは、10年ほど履いているパラブーツのローファーを例に、憧れで買ったものは意外と長く持つと実感を語りました。
一次流通の体験と、子供のバースイヤー時計
マスターキヨさんは、記念買いを「後悔しない・クローゼットの邪魔にならない・後々プレ値で買わない」という3つのルールで判断すると投稿します。
記念買いはやはり、買ったことを後悔しない、クローゼットの邪魔にならない、後々プレ値で買わない、この3つのルールで判断しています。
この投稿を受け、2次流通で買ったアイテムには愛着がわきにくいという話に。明石さんは、一次流通で自らの手で手に入れる体験を重視すると語ります。
最後に紹介されたユキミ大福さんの投稿は圧巻でした。ロレックス銀座本店で来店記念にデイトジャスト41グリーンオンブレを購入し、さらに2025年に誕生した長男にちなんでランドドゥエラーも予約したというものです。
来店記念のDJから、息子の誕生記念のLDへ。買う理由として強すぎませんか?
明石さんも、3人の子供それぞれのバースイヤーに合わせてロレックスを揃えてきたと明かします。長女の時はロレックスブームで買えず、後付けで探した苦労も語られました。
この投稿は、来店という場所買いと、子供の誕生という節目買いが重なった好例として受け止められています。
まとめ
今回はリスナーの投稿を起点に、「記念買い」という買い物の心理が次々と分解されていきました。場所・節目・コラボという分類から、点と線、ときめきと衝動、そして憧れ買いへと議論が積み上がり、リアルな土台の上に記念を乗せるという整理に着地しています。
- 記念買いは「場所買い・節目買い・コラボ買い」に分けて考えると整理しやすい
- 点で買うと切りがないため、ブランドの歴史上「線」になるものを選ぶという基準がある
- 一時的なときめきや衝動だけで買ったものは眠りやすく、記念の「役」が乗ると長く使える
- リアル買いの最上位にある「憧れ買い」は、場所や節目と重なった時に高くても踏み切れる
- 9月7日にイベントチケットが発売され、10月10日には中目黒で公開イベントが予定されている



