英語だと、どうしても言い切ってしまう
英語で話すとき、私はついはっきり言い切ってしまいます。
「It's going to rain.」みたいに、主語動詞でズバッと。
でも本当は、断言するまではいかないんです。
日本語で言う「〜かな」「〜じゃないかな」くらいの、ちょっと弱めた言い方をしたい。
なのに英語だと、それがうまくできないんですよね。
英語のはっきり言い切る感じと、日本語のふわっと曖昧に言う感じ。その間を埋めてくれるのが「guess」という動詞なんです。
I guess は断言を和らげる一言
今回取り上げたい「I guess」という表現、聞いたことがある方もいるんじゃないかと思います。
日本語訳では「多分そう」「かもしれない」といった訳が当てられますね。
私は、これを「断言を和らげるための一言」と覚えておくといいんじゃないかと思っています。
たとえば「I guess it's going to rain.」で「雨が降りそうだね」。
雨が降りそうなとき、つい「It's going to rain.」と言い切ってしまう人は多いんじゃないでしょうか。
もちろんそれで間違いではないんです。
でも「っぽいね」「じゃないかな」という予感を表すのに、I guess が使えるわけです。
確信というよりは、ちょっとした予感。
「I guess it's going to 〜」「I guess I'm going to 〜」というふうに、後ろとセットで覚えておくのがいいと思います。
「I guess you're right.」の絶妙な距離感
もう一つ、私が気に入っている例があります。
「I guess you're right.」で「多分君の言う通りだね」。
「You're right.」だけなら「あなたは正しい」「その通りだよ」と言い切れます。
そこに I guess をつけることで、ふわっと柔らかくなるんです。
相手に同意しつつ、ちょっと距離を残しておく感じ。
完全にあなたに寄り添います、というわけではないんですよね。
その柔らかい共感を表すのにも I guess は使えるので、私は「I guess you're right.」と丸ごと覚えておくのがいいと思っています。
consider と believe と並べてみると、位置がわかる
今回、guess と並べて consider と believe も紹介されていました。
I guess の立ち位置をつかむには、他の思考を表す動詞と比べてみるとわかりやすいんです。
まず consider。「よく考える」「検討する」ですね。
「I'm considering changing jobs.」で「転職を考えているところだよ」。
まだ結論は出ていないけれど、頭の中で考えを巡らせている感じです。
感覚でこう思う、というより、頭の中で整理している感覚。ぐるぐると頭を動かしているイメージですね。
そして believe。「信じる」と訳される通り、確信や信念を表すことが多いです。
「I believe everything happens for a reason.」で「すべての出来事には理由があると信じている」。
そうだと信じて疑わない、強い思いを表したいときに believe を使います。
この believe や consider より、思考の度合いを少し閉じた感じ。
感覚的にそう思うんだけど、確信まではいかないんだよなぁ。
そういうニュアンスを添えたいときに、I guess が使えるわけです。
日本人にぴったりの、小さなクッション
guess は、結構日本人にぴったりな動詞なんじゃないかと思っています。
I guess は、意見を柔らかく伝えるための小さなクッションだと考えてもらえるといいと思います。
自分の考えを持ちながら、相手の余地を残す。そういう絶妙な動詞なんです。
でも、あんまり光が当てられていない表現だと思うんですよね。
誰かの言葉に「そうだね」と言いたいとき。
いつも「I think so.」ではなく「I guess so.」と伝えてあげる。
それだけで、相手との距離もうまく縮まっていくんじゃないかと思います。
まとめ
英語では言い切らないことも、立派な表現力だと私は思っています。「I guess so.」とふわっと言えるだけで、英語との距離が少し縮まった気がするんですよね。今日をきっかけに、ぜひ使ってみてほしいです。
- I guess は「多分そう」「かもしれない」と、断言を和らげる一言
- I think ほど強くなく、I believe ほど確信していない、その中間を担える
- consider は検討中、believe は確信、guess は感覚的な予感、と並べると位置がわかる
- 「I guess so.」は、相手との距離を縮める小さなクッションになる







