番組が始まるとテンションが上がる理由は?
この回は10月2日(金)配信分として収録されています。冒頭でおしょうさんは、収録前の打ち合わせではずっとテンションが低かったのに、番組が始まるとスイッチが入ると打ち明けます。
ローできて、やっぱ偉いもんで、この番組始まるとスイッチ入る。
清水さんは、自分は収録の前後であまりテンションが変わらないと話します。おしょうさんが理由を尋ねると、清水さんは「どっちも無理してない」と答え、そのうえで、おしょうさんはこのラジオをめちゃくちゃ盛り上げようとしてくれているのだと受け止めます。
普段も(ラジオの)このテンションで生きたいな。本当は。
おしょうさんにとって、ラジオの中の明るさは本来ありたい姿でもあるようです。ただ、普段からその調子で過ごすのは難しいとも話しています。
法人名変更と雑誌づくりで、MPが底をついた日々
おしょうさんが最近いちばん頭を抱えているのは、法人名を「THE TWELVE SQUARE」から「ガチ足立」に変えたことに伴う手続きです。ガチ足立クラブで使っているPOSレジのSquareから、振り込みができなかったというメールが届いたといいます。
法人名変えてこういう面倒くさいことが起きるの?
清水さんは、動き出してみてわかることがたくさんあるタイプだと、おしょうさんの行動スタイルを言い表します。おしょうさん自身も「動いてから考えてるもんね、全部」と認め、後悔はしていないと話します。
並行して進めているのが、足立区をテーマにした雑誌の制作です。第4章「ガチ足立の生業」はすでに校了し、この日の午前中は第5章「童子」の写真選びとコピーづくりに追われていたそうです。写真は最終的に、王道の1枚に落ち着いたといいます。
清水さんが「MPも」と水を向けると、おしょうさんはMPが完全に底をついていると答え、この日は「いづみちゃん頼み」だと笑います。
清水いずみさんの声は朗読に向いている?
おしょうさんは、清水さんの声がいいので、清水さんがたくさん話すほうがいいと言います。前回の配信で、清水さんがある本の帯の文章を代わりに読んだ場面がとてもよかったそうです。
だからなんか朗読とかいいと思うよ。
清水さんも、俳優が演じる朗読劇が好きで、もともと興味があったと明かします。おしょうさんは朗読劇だけでなく、朗読ポッドキャストのような形も合っていると背中を押します。
話は、自分の出演した回を聴き返すかどうかに移ります。清水さんは1回目は無心で楽しんで聴き、その後は「できないところ」をチェックする目線で聴き直すといいます。
あ、和尚もうちょっとこれ聞いてほしそうだったとか。あ、なんか言葉飲み込んじゃったとか。
清水さんはそこから、次はこう言おう、こう聞こうと改善点を考えるそうです。おしょうさんは「真面目やん」と驚きつつ、自分も楽しくて何度も聴いていると話し、2つ前の回はマイクの準備が足りず音が聴きにくかったことだけが心残りだと振り返ります。
無心で聴き、普通に笑って楽しむ
相手が聞いてほしそうだった点や、飲み込んだ言葉をチェックし、次の聞き方を考える
ふざけすぎた最近を反省し、今日は真面目に相談へ
おしょうさんは、仕事というより活動の中で、このラジオがいちばん楽しいと言います。話している間はテンションが上がり、それ以外の時間はああでもないこうでもないと考えているからです。
一方で清水さんは、最近の相談回は二人ともふざけすぎる傾向があったと反省を口にします。おしょうさんに引っ張られて、つい面白い方向へ行ってしまうというのです。
ちょっとその質問者さんをもうちょっと共感とかね、もうちょっと丁重に。
人として、人としてちゃんと言ってきてくれてんだからって思いました。
おしょうさんはこれを「広報PRの鏡」と称え、この日は清水さんが真面目に答え、おしょうさんはいつも通りでいくことになります。相談は概要欄のフォームから募集しています。
先輩の相談に答えを出すか、余白を残すか
この回の相談は、ハンドルネーム「結局そうべえ」さんから届いたものです。清水さんが読み上げます。
仕事で先輩に相談されることがあるんですが、最近ちょっと気になっていることがあります。話を聞いていると、頭の中で勝手に整理が始まります。それってこの問題とこの問題が混ざってるだけでは?だったらまずこれをやればいいじゃない?みたいな。
相手からは整理できたとかすっきりしたと言ってもらえることもあるので、悪いことではないと思っています。でも時々、この人は本当に答えが欲しかったんだろうか。ただ話したかっただけなのではないかなと思います。
人の相談ってどこまで一緒に解いていいんでしょうか。相手のためを思って答えを出すことと、あえて答えを出さずに余白を残すこと。モテる相談相手はどっちだとお考えですか?
おしょうさんは「真面目な相談ですね」と受け止め、清水さんも、あるあるで難しいテーマだと話します。二人は、悩みに論理的に返してしまうのは男性によくあるパターンかもしれない、と言い合います。
よく私言っちゃいますもん。解決してほしいわけじゃないとかってよく言っちゃう。
では、解決してほしいわけではないとき、どうしてほしいのか。おしょうさんの問いに、清水さんは「大変だったね、わかるよ、頑張ってるねって言ってほしい」と答えます。
本当に前提を合わせるべきなのは相談する側?
清水さんは、この相談のケースは、そうべえさんに問題があるわけではないと考えます。そうべえさんは頼りにされているからこそ、よく相談を受けているはずだからです。
この相談する人がね、本当は言わなきゃいけないんですよ。今からお話しすることは、解決してほしいわけじゃありません。
おしょうさんはすかさず「前提合わせお化け」と名づけて笑います。清水さんによれば、パートナーとの間では「解決してほしいわけじゃない」と最初に伝えるとうまくいくものの、他人同士ではそうはいかないといいます。
おしょうさんは、これは関係値によると指摘します。配偶者なら前提を合わせて話し始めればいいけれど、職場のさまざまな関係の人から急に相談される場合は話が違うというわけです。
なんぱする方法がないのと一緒で、この相談を受けるなんか正解はない気がするな。
コンパで鍛えた相槌は「大縄跳び」
清水さんは、おしょうさんは普段、答えを出すというより、問いを立て直したり、相槌で間合いを取ったりするのが得意だと見ています。おしょうさんは、それはコンパの経験が生きていると答えます。
相槌って多すぎても少なすぎてもダメなの。で、タイミングもこう、なんか大縄跳び跳んでるようなもんだよね。
だから引っかかっちゃいけない。引っかかると向こうがうってなっちゃうから。
おしょうさんは、相談を受ける人にとって、まず相手を気持ちよく話させることがスタートラインだと強調します。難しいのはそこから先で、本当に答えがいらない場合と、本当に困っている場合があるといいます。
清水さんが男性から相談されたらどうするかと尋ねると、おしょうさんは意外な答えを返します。ちゃんと相談に乗ってくれそうな人には話さず、むしろちゃんと相談に乗らない人のほうに話すかもしれない、というのです。
答えがほしい相談と、答えを持っている相談
おしょうさんは、最近久しぶりに会った近藤さんと1時間の電話で、自分の悩みをかなり話したと振り返ります。また、清水さんもよく知るある女性から、具体的な答えがほしい相談をされたものの、難しい問題で解決には至らなかったそうです。
清水さんは、相談には2つのパターンがあると整理します。すでに自分の中に答えがあるパターンと、本当にどうしていいかわからず聞いているパターンです。
関係がそんなに深くない人には大体もう答えを持ってるものを、なんか雑談みたいな感じで、自虐も踏まえて言ってるみたいなケースも多い気がする。
関係がそれほど深くない相手に、雑談や自虐まじりに話すことが多い
本当にどうしていいかわからず、自分にない具体的な視点を求めている
「売れねえよ」と言われて、なぜ落ち込まなかったのか
おしょうさんは、ここで話したかった出来事を思い出します。ある番組の公開収録に参加した際、自分のお悩みが読まれたのです。内容は「足立区の雑誌を作っているが、売れなかったらどうしようと考えて夜も眠れない」というものでした。
お酒を飲んで酔った状態で終盤に取り上げられ、登壇者たちからは「売れねえよ」と口々に言われたといいます。清水さんが落ち込まなかったかと尋ねると、おしょうさんは逆に優しさを感じたと答えます。
いや、落ち込まなかったし、優しいなと思って。ちゃんと向き合ってこんなに言ってくれる。
なんか嘘がなくて、寄り添わなそうな人。寄り添いそうな人に言えないかも。
清水さんはこの話から、本当に解決してほしいときは自分にない視点を求めているのであって、共感してほしいわけではないのだと気づきます。
第3の選択肢は「寄り添わない」
おしょうさんは、そうべえさんが示した「余白を残す」と「解決策を提示する」の2択に加えて、寄り添わないという第3の選択肢があるのではないかと提案します。
おしょうさんは、知人のライライ君が好きな子について恋愛相談をしてきた場面を例に、3つのパターンを並べます。余白を残す言い方がすぐに出てこないおしょうさんに、清水さんが「君はどうしたいの?」と助け舟を出します。
| パターン | 返し方の例 | ポイント |
|---|---|---|
| 寄り添う | 大丈夫大丈夫 | 気持ちを受け止める |
| 余白を残す | 君はどうしたいの? | 答えを相手にゆだねる |
| 寄り添わない | 無理でしょ | 全否定ではなく、そこからちゃんと話をする |
その無理でしょから入るけど、ちゃんと話をする。その全否定とかじゃなくて、普通に考えて無理でしょ。
清水さんが「寄り添わないことがモテるという答えか」と確認すると、おしょうさんは、選択肢が2つだけでなく寄り添わない道もあるという意味で、答えは相手によると言い直します。そのうえで、自分自身は寄り添わない人にこそ悩みを話してしまうと付け加えます。
また相談されたい相手かどうかで選ぶ
清水さんは、いつもの話に戻ると前置きしたうえで、その相談相手からまた相談されたいかどうかを、そうべえさん自身が考えることも大事だと話します。
毎回この人聞いてくるけど、自分に答えあるから全然人の話聞かないじゃんみたいな。とかだったら、もう質問して欲しくないじゃないですか。
そういう相手なら、その人が望まない方向の自分になればいいと清水さんは言います。反対に、普段頑張り屋のこの人の力になりたい、この人にモテたいと思うなら、3つの選択肢からベストなものを選べばよいという考え方です。
自分に問う
この人にまた相談されたいか(モテたいか)
されたくない場合
相手が望んでいない方向の自分になる
されたい場合
寄り添う・余白を残す・寄り添わないの3択からベストを選ぶ
好きな人から仕事の相談をされたらどう聞く?
おしょうさんは具体例として、そうべえさんが同じ職場に好きな人がいて、その人から相談されたという設定を出します。相談内容は、プロジェクトの進捗が思うようにいかず、外部の業者とのコミュニケーションにも手こずっているというものです。
清水さんは、まずやることはもう決まっていると言い、相手を褒めることから始めます。ただし、それはお世辞ではなく、自分事として悩むほど考えていることを認める行為だと説明します。
(その女性が)自分事で悩むぐらい人に、いい意味で考えてる。まずその考えてることが素晴らしいってまずいいでしょ。
清水さんによれば、最初の一言で相手の心の扉が少し開き、相手はどこまで話すかを決めます。「この人なら話せる」と思われたとき、よりリアルな悩みが出てくるといいます。
そこで初めて、実例を交えた具体的なアドバイスをします。解決策を押しつけるのではなく、「僕の場合はこうしましたよ」と伝え、選ぶかどうかは相手次第だという尊重を込めます。最後は押しつけずに「またいつでも話してくださいよ」と締めます。
清水さんは、途中で相手の顔つきがキラキラしてきたら手応えありだと太鼓判を押します。おしょうさんは、あまりの臨場感に「いづみちゃんが相談した人なの」と笑い、清水さんは物語を設定されると入り込んでしまう「憑依型」だと認めます。
寄り添わないのは「なし」だった?
清水さんはさらに、いつも相談を受けている人こそ、一度自分が相談する側に回ってみるとよいと提案します。そのとき自分が心地よいと感じた対応を、真似していけばいいという考え方です。
おしょうさんは、自分はだんだん「売れねえよ」と言う側の顔になってきている気がする、と冗談めかします。しかし清水さんはそれを否定します。
だって私に一度だってそんなの無理だよって言ったことないじゃないですか。
清水さんに「私にも言ってみたら」と迫られると、おしょうさんは「頑張っている人にそんなこと言えない」と慌てます。結局、おしょうさんは「寄り添わない、なしだわ」と撤回し、自分の言うことは話半分に聞いてほしいと笑って締めくくります。
清水さんは、それがこのラジオの良さであり、そうべえさんもきっとわかってくれているはずだと話し、相談への感謝を伝えます。
次回から朗読コーナーとクラウドファンディングの予告
相談のあと、話は冒頭の朗読へ戻ります。おしょうさんは、イベントよりもポッドキャストでの朗読がいいと提案し、清水さんは、おしょうさんがすすめる小説の好きな一節をその場で読み上げる形を思いつきます。
めっちゃいいじゃん。っていうかこのフォーマットで行こうか。
番組の冒頭に置くと初めて聴く人が戸惑うため、最後に「本日の朗読はこちらです」と紹介する形に決まりました。おしょうさんは次回までに本を用意すると約束し、暗い小説もいいかもしれないと話します。
告知では、ガチ足立の雑誌を届けるためのクラウドファンディングを近々始める予定であることが伝えられます。公開収録で「売れねえよ」と言われたときには具体的な数字も挙がったそうで、二人はまた落ち込みそうだと話を切り上げ、チェックを呼びかけて番組を終えます。
まとめ
「答えを出すか、余白を残すか」という相談に対して、二人は正解はひとつではなく、相手との関係や相談の中身によって変わるという立場をとりました。そのうえで、まず相手を気持ちよく話させること、そしてその人にまた相談されたいかを考えることが出発点になると示されています。
- 相談を受けるときは、まず相手を気持ちよく話させるのがスタートラインとされています
- 相談には、すでに答えを持っている相談と、自分にない視点を求める相談があります
- おしょうさんは「寄り添わない」という第3の選択肢を挙げましたが、最後は冗談まじりに撤回しています
- 清水さんの聞き方は、認める、本音を待つ、実例を伝える、選択を尊重する、押しつけずに締める、の流れです
- いつも相談を受ける人は、自分が相談する側に回り、心地よかった対応を真似するのも手だと話されています




