農水大臣の辞任は、なぜ「遅かった」のか
臨時国会では、衆議院と参議院で予算委員会が開かれ、総理が出席するNHKのテレビ中継入りの論戦が本格化しました。その中で、農水大臣が先週に続く問題の発覚を受けて辞任しています。
森さんによると、農水大臣には、選挙中に自分を応援しなかった市町の道路財源を減らすという話がまず出ていました。森さんが地元の足立区を回った際も、「あれ何なの?」「大丈夫なの?」と聞かれることが多かったといいます。
(農水大臣の件は)結構みんな言いましたね。あれ何なの?みたいな。大丈夫なの?みたいな感じで。
予算委員会ではさらに、選挙中にバスを無料でチャーターして有権者の送迎に使った疑いや、電話かけをする人にお金を渡した運動員買収 ── 選挙運動をする人に報酬を渡して運動させる行為。公職選挙法で原則として禁じられており、選挙違反の中でも重いものとされますの疑いが、続けて報じられました。
バスの無料チャーターの問題は、自民党の田村議員の質問から始まったと森さんは説明します。午前中に「選管に確認した」と答弁したものの、午後に中道の議員が栃木県の選管に確認すると、そのような問い合わせはなかったと指摘されました。
自民党の議員の質問がこのなんか決定打になるっていう、与党の中でも納得できない議員がほとんどなんでしょうね。
火曜日の予算委員会では、終了後に農水大臣が辞任するという見方が裏側で濃厚でした。そのため国民民主党の長友慎司さんや村岡さんは、大臣への質問をやめ、農水省の事務方の局長に答弁を求めたといいます。
森さんは、大事な予算委員会がこうした形になったことを「本当にもったいない」と話し、農水大臣にはもう少し早く決断してほしかったと振り返っています。
後任の農水大臣には、北海道選出の武部新さんが就きました。森さんは、消費税の減税に伴う農家への影響など、議論すべき論点が多いと期待を寄せています。
森さんは環境省の職員時代、武部さんが環境省の政務官を務めていたころを知っています。政務官は大臣、副大臣に次ぐ役職で、これらを合わせて政務三役 ── 各省の大臣・副大臣・政務官の総称。国会議員が就き、官僚組織を政治の側から指揮する役割を担いますと呼びます。
その時の印象は本当に何か優しい気さくなおじさんっていう感じでしたね、当時は。
大臣辞任の投稿に届いた、毛色の違うリプライ
森さんは最近、Xのリプライに違和感を覚えています。玉木代表がSNSで「認知戦に気をつけたほうがいい」と繰り返し発信していることにも触れ、自身の体験を語りました。
森さんが農水大臣の辞表提出について投稿すると、381件のリプライと225件のリポスト・引用が寄せられました。普段の高市政権への批判的な投稿に来る反論とは、明らかに雰囲気が違ったといいます。
中身を見ると、なんか「これだから民主党は」とか、「やっぱり国民民主党も民主党のDNAが残ってんだな」みたいな。
届いたリプライには、「国民民主党は実質民主党」「やっていることは他の野党と変わらない」「対決より解決と言っていたのに対決する政党に戻ったのか」といった、同じ方向の言葉が並んでいたそうです。
森さんは、批判のコメントそのものは大事で、もっともな意見もあると考えています。ただ今回は、同じような反対の声が特徴的に多かった一方で、いいねも多かったため、不自然さを感じたといいます。
なんか玉木さんが最近おっしゃってる、言ってることの趣旨もわからんでもないなっていう感じ。
高市総理の「3、4時間余分」答弁はどこが問題か
予算委員会でもう1つ森さんが引っかかったのが、高市総理の「朝の準備時間」をめぐる答弁です。SNSやニュースでも話題になっていました。
森さんが紹介した答弁の内容は、女性総理であることを前置きしたうえで、帰宅後のクレンジング、朝の入浴や朝食の支度、後片付け、化粧などを挙げ、「男性の総理大臣よりは3、4時間余分に時間を使っているかもしれない」というものでした。
森さん自身は、家を出る15分前に起きて急いで身支度するタイプです。野上さんは朝の準備に1時間ほどかけると答えています。
ギリギリ前に寝たいんで、もう15分前に起きて、もう急ぎで身支度して飛び出るみたいな。でも眉毛はちゃんと書いてるんですけど。
森さんは、性別によって朝の準備時間が変わり、女性の負担が大きいことは理解できるといいます。妻と暮らしていて1時間はかかるとわかる一方、3、4時間は言い過ぎではないかと感じたそうです。
森さんがより問題視したのは、働く女性の多くが準備の負担を言い訳にせず、隠して頑張っているという点です。女性リーダー像を示す立場の総理が、その負担を理由に配慮を求めるような言い方をするのはよくないと話しています。
私が女性で、朝これだけ準備時間かかるから、仕事ちょっとごめんなさい、なんか許してとかって言わないじゃないですか。
「男性の総理より3、4時間余分にかかるから許してね」とは言ってなかったですけど、ニュアンスとしてはこういうことですよね。
この答弁は与党議員の質問に対するものでしたが、森さんは、テレビ中継のある緊張感の中で1対1で対峙することが、行政監視 ── 国会が政府の行政活動をチェックする機能。予算委員会などでの質疑を通じて、政策や不祥事を追及しますとして大事だと強調しました。
緊張感がないと、政府、与党はもう好き勝手やっちゃうので、それはそうですよね。
森さんは、議席では少なくても、今回の選挙では野党に票を入れた民意が半分以上あると指摘します。その声を拾うためにも、国会での論戦が大事だと感じた1週間だったといいます。
国民民主党をめぐる2つの「切り取り報道」
今週は、国民民主党に関して、デマとまではいえないものの切り取り方に問題のあるニュースが2件続き、支援者の間でざわつきが起きたと森さんは話します。
1件目は、古川元久国対委員長の会見をめぐる共同通信の記事です。「農水相辞任ない限り減税審議応じず」という見出しで、農水大臣が辞任しない限り消費税法案の審議入りに応じない考えを示したと報じられました。
森さんによると、古川さんは審議拒否とは一言も言っていません。国会が流動化しているので、きちんと議論できる環境を整えてほしいと、言葉を選んで話していたといいます。会見の映像は国民民主党のYouTubeチャンネルにも上がっています。
私たち国民民主党側(の支援者)を騙されかけてたんですよ。
2件目は、木曜日の夜に共同通信が報じた「国民民主党が低中所得者を中心に5万円程度を給付する物価高対策をまとめた」という記事です。「取ってから配るのではなく、最初から取らない」と言っていたのに給付なのか、という批判が集まりました。
森さんは、そもそも対策はまだ検討中でまとまっていないと説明します。5万円の給付は含まれていますが、政策の土台は住民税と所得税の基礎控除 ── 所得から一律に差し引ける控除。これを引き上げると課税される所得が減り、所得税や住民税が軽くなりますの引き上げによる減税です。
国民民主党の案では、住民税の基礎控除を所得制限なしで引き上げ、年間4万〜5万円程度の減税を目指しています。ただ、住民税非課税 ── 所得が一定以下のため住民税がかからない世帯。減税しても負担が減らないため、給付で支援する対象になりやすいとされますの人や、178万円未満の所得の人は減税しきれません。その差を現金で補うのが5万円の給付だといいます。
2つの報道について、見出しと森さんが説明した実際の内容を並べると、次のようになります。
| 件名 | 報道の見出し | 森さんの説明 |
|---|---|---|
| 古川国対委員長の会見 | 農水相が辞任しない限り減税審議に応じない | 審議拒否とは言っておらず、議論できる環境を整えてほしいと述べた |
| 物価高対策 | 低中所得者に5万円程度を給付する案をまとめた | まだ検討中で、基礎控除引き上げの減税が土台。減税しきれない人に給付する |
広報局長を務める森さんは、党の発信より先にメディアに報じられたときに、すばやく反論できる体制が必要だと話します。玉木代表の反応の速さにも触れ、負けないスピードで対応したいと語りました。
森さんが広報局長として大事にしている軸は、迅速に、裾野を広く、正しい情報を伝えることの3つです。中でも正しい情報を伝え、デマを正していくことが、今のSNS社会の広報では必須だと感じた出来事だったといいます。
AIが社会を変えるとき、政治は何をすべきか
森さんはここでAIの話題に移ります。アメリカのトランプ大統領が、AIはSI ── スーパーインテリジェンスの略。人間の知能をはるかに超える人工知能を指す言葉で、AIの次の段階として語られることがありますになってきていると発言していることにも触れました。
森さん自身、仕事でAIを使いまくっていて非常に便利だと感じています。その一方で、最近は個人情報の流出が数千万件単位で起きたり、免許証のデータが漏れたりと、怖いニュースが続いていると指摘しました。
これらの流出がAIによる攻撃かどうかはまだ分析されておらず、森さんも断言はしていません。ただ、半年ほど前に番組でミトスを取り上げ、経済安全保障の観点からAIを考える必要があると話したことに触れ、AIが実社会に影響を及ぼす段階に来たと見ています。
もう人間を超えちゃうと扱いきれなくなって、こういった実害が出るし、安全保障上の懸念も出てきますっていうような局面に多分たどり着いてきたんだなと思っていて。
森さんは、開発をどんどん進めるのか、一定のルールの中で制限するのかを、政治の側が見極めて投げかける時期だと考えています。
さらに森さんは、AI失業も急速に顕在化すると予想します。大丈夫だと言われたクリエイティブ領域も、安く早く作れるAIによって単価が落ちているといい、デザイナーや放送作家の仕事も危ういのではないかと野上さんに問いかけました。
森さんが紹介したのは、元Yahooの人が社長1人とAIだけで会社を回すという話です。こうした動きが広がると、次のような転換点があるらしいと森さんは説明します。
AIが仕事を代替
デスクワークの多くをAIで完結できるようになる
労働者が減る
人が働く場が少なくなる
消費が減る
働いて得るお金がなくなり、消費する人が減る
成長が止まる
企業はAIで回せても売り上げが立たなくなる
森さんは、働く人から所得税を取る今の仕組みでは、将来は再分配ができなくなると考えています。そのため、計算資源やデータセンターのような新しい生産の担い手に課税するなど、AI時代の再分配政策が必要になるといいます。
結局これって海外資本が日本の土地と水と電気を使って儲けて、それを結局利益は海外を持っていくみたいな仕組みなので、そこに対して何かしらの課税をしていくとか。
国民民主党には新たにAI調査会ができ、奥村さんが調査会長を務めています。森さんは、そこと連携しながら、AIが普及した後も人の生活と安全が守られる政策づくりに取り組みたいと話しました。
人前で話すのが苦手な人へ、森さんのスピーチ術
後半は、リスナーからのお便りを紹介する「ふつおた」のコーナーです。最初のお便りは、森さんが来賓として参列した会に居合わせたリスナーからのものでした。
先日、森さんが来賓として参列された会に参加していました。不意打ちで生の森さんを見てギョッとしていたら、爽やかにこんにちはと挨拶していただき恐縮でした。
開会中、高沢一元さんの挨拶の間、会場をキョロキョロ見回している森さんを見て、本物だ!と謎の噛み締め方をしてしまいました。
私は大勢の前で話すのがとても苦手です。準備したらしたでその通り話せなくなると頭が真っ白になります。何かアドバイスや心意気などがあれば教えていただきたいです。
森さんはまず、他の人の挨拶中に会場を見回していたことを恥ずかしがりました。じっとしていられない性分で、以前も会見中に目を動かしてカメラマンに注意されたことがあるそうです。
じっとできないんです。じーっと同じとここう見てられなくて。
スピーチについて森さんは、準備しすぎるとその通りに話さなければと固まりやすいと話します。10回も15回も練習して暗記できるなら別ですが、そうでなければストーリーの流れだけを考え、遊びが利くようにしておくといいます。
挨拶は10分のこともあれば3分のこともあるため、話のポイントを3つほど決めておけば、長ければ広げ、短ければその3つだけを話して済ませられるという考え方です。
もう1つ大事にしているのは、目の前の人が聞きたいことを話すことです。学生時代に校長先生や生徒会長の話がつまらなかったのは、自分が聞きたいことではなかったからだと振り返り、その逆をしているといいます。
今目の前にいる人が、森陽介(に)喋ってほしいことを喋ってあげるみたいな。
森さんが話した準備と本番の工夫を、手順として整理すると次のようになります。
政治ドラマ人気と副音声配信のアイデア
次のお便りは、10月スタートの政治ドラマについてです。
10月スタートのドラマ、POLITICALパン見てますか?私はTVerで初回を見ましたが、元になっている政治家さんや不祥事が結構バレバレで面白かったです。
いつか小さな政党が正論ぶっ放して、政治の世界のよどんだ部分を大掃除して、国民の信頼を取り戻すスカッとしたドラマを見てみたいです。国民民主党がそのモチーフになるように応援しています。
森さんも野上さんもこのドラマは見ていませんでした。森さんは番組のホームページを読み上げ、石原さとみさん主演で、フジテレビで毎週水曜22時に放送されている、政治の金を盗み出す怪盗エンターテインメントだと紹介しました。
森さんは、政治とドラマの組み合わせが最近流行っていると話し、野呂佳代さん出演の「銀河の一票」を挙げます。野上さんは実際に見ていて、すごくリアルで面白かったと答えました。
見ました。面白かったです。
野上さんは、ドラマの脚本を手がける野木亜紀子さんへの期待も口にしています。森さんは、政治家ドラマを見ながら生配信する「副音声」のような企画をやってみたいと話し、野上さんと「気が向いたらやりましょう」と盛り上がりました。
足立ナンバーはなぜ東北で多く見かけるのか
江戸川区のリスナーからは、前回の放送で話題になった「東北旅行で足立ナンバーをたくさん見た」という話の種明かしが届きました。
足立ナンバーの範囲は結構広く、足立以外にも墨田区、荒川区、台東区が入ります。今はご当地ナンバーがありますが、ちょっと前まで江東区、江戸川区、葛飾区も足立ナンバーでした。つまり東京の東側に住んでいるともれなく足立ナンバーになるんですよね。
足立区の自動車検査登録事務所ってめちゃくちゃアクセス悪いです。車やバイクが必要だからナンバー取得しに行くのに、車やバイクがないと行きづらいのはなんかの嫌がらせかなと思いました。
森さんは、足立ナンバーの範囲が広いことに加え、足立区の北東部には東北出身の人が多いことも理由ではないかと話しました。
森さんによると、ナンバーを新設するには地域内の自動車の登録台数などに国交省の要件がありましたが、最近その要件が緩和されたといいます。港区で新しいナンバーを作るという話がニュースになったのも、その流れだと紹介しています。
「お訴え」「ご鞭撻」、政治家になって使い始めた言葉
滋賀県のリスナーからは、街頭演説の言葉づかいについての質問が届きました。
私は街頭演説でよく用いられるお訴えという言葉を初めて聞いた時、とても違和感を感じました。これまでの人生で訴えを丁寧語にして用いたことがなかったからです。森さん、野上さんは政治家になって初めて使った言葉や独特だなと感じる表現はありますか?
森さんも「お訴え」は確かに変だと同意し、「玉木代表のお訴えを聞いてください」とよく言うものの、「お」を付ければ何でもいいという感じかもしれないと笑いました。
森さんが政治家になって初めて口にしたのは「ご指導ご鞭撻をよろしくお願いします」や「ますますのご発展と、ご参加の皆様のさらなるご健勝とご多幸をお祈りします」といった言葉です。手紙のテンプレートのような言葉を口に出すことに驚いたといいます。
上司にそんな媚びへつらうことってあるんですか?
森さんはこうした堅い言葉が好きではなく、締めの挨拶では「参加者の皆さんが幸せに包まれる1年になったらいいなと願っています」と言うことが多いそうです。ただ最近は、それが子供っぽく見えないかと悩んでいます。
野上さんは、年配の人の中にはそうした言葉を待っている人もいると指摘し、森さんは相手を見て使い分けるのがいいかもしれないと納得しました。
確かに。あとは結構ご年配の方はそういう言葉待ってる方もですね。
野上さんが挙げた独特な言葉は、選挙用語の桃太郎 ── 候補者が支援者を引き連れて街を練り歩く選挙運動の俗称。家来を連れて歩く昔話の桃太郎になぞらえた呼び方ですです。森さんは、街宣車を「戦車」と呼ぶのも通ぶっているようで気になると話しました。
文化祭・収穫祭の思い出と、地場野菜の楽しさ
10月のメールテーマ「文化祭・学園祭の思い出」にも、多くのお便りが届いています。
娘が高校生の時に学校の文化祭に主人と二人で行った後、帰宅した娘の一言です。男子たちに「お前の親父さん外国人?」と言われたよと。主人は生まれつき色素が薄く、よくハーフと間違えられます。
森さんは印象に残っているかわかりませんが、北千住駅で時々チラシを受け取っているのが、昔はもう少しスリムでシュッとしていた主人です。
森さんは、次にチラシを受け取ってもらったときには昔の写真を見せてほしいと応じました。妻の父も結婚式の写真ではかなりのイケメンだったという話や、森さん自身も大学時代は今より15キロ軽い55キロほどだったという話も飛び出しました。
茨城県のリスナーからは、農業高校の文化祭の話が届きました。
子供の高校は農業高校なので文化祭という名の収穫祭。白菜、大根、ネギなどの野菜はもちろん、シクラメン、果樹、卵、ジャム、麺加工品が販売されるため、ガチ勢は台車で来校してました。
森さんは特色のある高校をうらやましがり、妻の高校では豚を飼って命のありがたみを学んでいたという話を紹介しました。
森さんは最近、マルシェや地域のイベントで売られる地場野菜が好きだといいます。足立産の小松菜や枝豆、里芋もあり、国民民主党の芋煮会がうらやましくて、里芋を買って一人で芋煮会をしたというエピソードも話しました。
(芋煮会が)羨ましすぎて、僕なんかマルシェかどっかでなんか里芋買って帰ったんですよ。
コロナ禍の文化祭と、森さんがテレワークを苦手な理由
最後のお便りは、コロナ禍で高校の文化祭を過ごしたリスナーからでした。
高校1年の出し物は、なんと全クラス一律でSDGsの壁新聞と学校側より勝手に決められていました。また、2年生3年生はコロナ真っただ中だったので規模が縮小し、事前収録したものの配信や、吹奏楽部の生配信というオンラインコンテンツがメインで、お客さんは保護者すら入れなかったと記憶しています。
撮った写真のほとんどが皆マスクをつけています。今見返すとこんな時代もあったよなと思えて、いい思い出として昇華できている気がします。森さん、野上さんはどんなコロナ禍をお過ごしでしたか?
野上さんはコロナ禍当時、ニッポン放送に勤めていました。パーソナリティはリモートでも、機材の関係で、制作のディレクターやプロデューサーの一部は気をつけながら出社していたといいます。
森さんは当時環境省にいて、部屋をA勤務とB勤務に分け、1日おきに交互に出社していました。感染者が出ても影響が半分で済むようにする仕組みでしたが、国会対応があったため、最後のほうは結局出社していたそうです。
森さんはテレワークがまったく苦手だと打ち明けます。自分だとサボってしまうため、100%テレワークで働く人を「メンタルが強い」と感心していました。
会議そのものはできるが、前後のちょっとした相談ができない
部屋の前で待ち伏せして1分だけ話すなど、雑談で仕事が円滑に進む
リアルはリアルのいいところがあって、部屋の扉の前で待ち伏せして、ちょちょちょちょみたいな。
内閣委員会で扱う「重たい法案」とは
エンディングでは、週明けから各委員会が動き始めることに触れました。消費税法案の議論も始まると見られています。
森さんによると、政府提出の法案には軽重がつけられ、重要なものは重要広範議案 ── 与野党の協議で特に重要とされた法案。本会議での趣旨説明や質疑が行われ、総理が答弁に立つこともあります、通称「重広(じゅうこう)」と呼ばれます。今国会の重広は3本といわれているそうです。
| 法案 | 担当委員会 | 森さんの説明 |
|---|---|---|
| 消費税法案 | 財務金融委員会 | 3本の中で重さが断トツ |
| 重要土地法案 | 内閣委員会 | 安全保障に関わる法案 |
| 警察官職務執行法 | 内閣委員会 | 詳細は今後の番組で話す予定 |
森さんが所属する内閣委員会では、重広3本のうち2本を扱うことになりました。重要土地法案については、党内の安全保障の専門家である山田美彦さんらと、国民民主党としての戦略を議論し始めているといいます。
まとめ
予算委員会の論戦で、農水大臣の辞任や高市総理の答弁が明らかになった1週間を、森さんは国会での緊張感ある議論の大切さとともに振り返りました。切り取り報道への対応や、AI時代の再分配という長期的な課題にも触れ、後半はリスナーとの気さくなやり取りで締めくくっています。
- 農水大臣の辞任は、相次ぐ疑惑で予算委員会が機能しにくくなるまで決断が遅れたと森さんは見ています
- 高市総理の「3、4時間余分」答弁は、負担を隠して働く女性の努力と食い違うと森さんは指摘しました
- 国民民主党をめぐる2つの報道は切り取りによるもので、1次情報にあたることと迅速な反論が大事だと話されています
- AIが仕事を代替しすぎると消費が減るとされ、計算資源への課税など新しい再分配政策が必要だと森さんは考えています
- スピーチは流れだけを準備し、目の前の人が聞きたいことに寄せるのが森さんの工夫です





