マイク購入の報告から始まる、フリマ盗難の告白
番組の冒頭、深見えり子さんは「ついにマイクを手に入れました」と報告します。カッピーさんはYouTubeの登録者が1万人に届いたらいいマイクを買うと言っていましたが、実際は9400人ほどで、二人は「もういいでしょ」と笑いながら1万人達成扱いにしました。
そのうえで深見さんが切り出したこの回のテーマは、自分が出店したフリマで盗難に遭ったという話です。深見さんは結構ショックを受けていると明かします。
なんか値段はフリマだからめっちゃ安いので安く出してるの。
値段とかじゃなくて、マジで舐められた感覚。私的に。
深見さんにとって、盗難のつらさは金額ではありません。女性が一人で出店しているから簡単に盗めると思われたのではないか、という「舐められた感覚」が何より悔しかったといいます。
だからはい、私のこと舐めましたねということで被害届出します。
売られた喧嘩は全力で買うんで私。
会場にはベビーカメラを置いていて、盗む瞬間も顔も映っていたそうです。深見さんはその映像を警察に提出すると話しました。
カッピーさんが「もし犯人がこれを聞いて謝ってきたらどうする?」と尋ねると、深見さんの答えは即答でした。
許さない。普通に逮捕。普通に逮捕。
転売ヤーはまだいい?盗難との決定的な違い
カッピーさんは、自分もフリマを開いたときに、盗難こそなかったものの見るからに転売ヤーという客が来たと振り返ります。深見さんのフリマにも、そうした客が来ていたそうです。
あの、だってさ、レディースと子供服しか出さないって言ってんのにさ、オジさんたちが3人ぐらいぶわーっと私のブース来て。
とりあえずハイブランドとかブランドのものは全部もうバッて手に取って、ずっとこうやってメルカリで見てんの。
深見さんのフリマでは、混雑のなかで商品を持ったまま別のブースへ行かれることもあったといいます。それでも深見さんは、転売ヤーは「めっちゃ買ってくれるからいい」と、盗難とははっきり分けて考えています。
深見さんが本当に許せないとするのは、人気ブランドの商品を買い占め、本当に欲しい人が買えない状況で倍の値段で売る転売です。無名のモデルや友達のフリマで買っていく分には「キモいけど」別にいい、という線引きでした。
カッピーさんは、転売を仕事だと思っているなら「もうスーツで来てください」と冗談めかして返します。最終的に二人は、転売ヤーと窃盗は比較にならないという点で一致しました。
キモいとは感じるが、大量に買ってくれるので無名のフリマでは許容範囲。人気ブランドの買い占めと高額転売は本当にムカつく
金額に関係なく「舐められた」と感じる。被害届を出し、謝られても許さない
楽しいイベントを台無しにした「盗まれた事実の気持ち悪さ」
深見さんのフリマは、友達と一緒に楽しみに準備し、「可愛い女子だけでゆるくやろう」という雰囲気のイベントでした。その場が、一人の窃盗のせいで台無しになったと深見さんは話します。
もうなんかせっかくの楽しかったイベントが台無しになったの。そいつのせいで。
カッピーさんも、高校生のとき体育の授業中に財布の中身を抜かれた経験があり、今もトラウマだといいます。お金を失ったダメージより、知らないところで何かをされていた気持ち悪さが残るという感覚です。
なんかさ。だからあの不法侵入された気持ち悪さみたいな。
盗まれたっていう事実のキモさ。
深見さんは、盗まれたことを「アハハ盗られた」と笑い話にするのも、「気晴らしに美味しいご飯でも」と流されるのも違うと感じています。友達にもフリマで盗まれた人が多く、泣き寝入りしている人もたくさんいるはずだと話しました。
アパレル時代の万引き現行犯と、販売員へのねぎらい
フリマでの盗難を経験した深見さんは、日々店頭に立つ販売員の大変さを改めて実感したといいます。深見さん自身もかつてアパレルで働いていて、万引きに遭遇したことがありました。
当時の店長は万引き犯をその場で捕まえ、フィッティングルームに押しとどめて警察が来るまで待ったそうです。深見さんはまだ新人で、ビビり散らかしていたといいます。
ここでカッピーさんは「漫画家的に知りたいだけ」と前置きし、盗人を捕まえる店員は敬語なのかタメ語なのかを質問します。深見さんの答えは「タメ語です」でした。
しかもさ、イタリアのブランドだからさ、みんなごついのね。店員。
カッピーさんは「安心した。そうあるべきです」と応じ、盗難は値段に関係なく重い犯罪だと強調します。
「フリマは2、3回で終わる」二度とやらないと誓った理由
深見さんは、盗難で病んでしまうこと自体が悔しいから、ずっとキレていると話します。そして、フリマはもう二度とやらないと誓ったと明かしました。
カッピーさんもその気持ちに共感します。カッピーさんの見立てでは、フリマを何回も続けられる人はおらず、2、3回で終わるのが普通だといいます。
回も何回もできる人っていないのよ。フリマって2、3回で終わるのよ。
なぜなら割に合わないから。
深見さんにとってのフリマは、可愛い女の子に自分の服を着てもらえる嬉しさや、友達とわちゃわちゃ準備する楽しさがある場でした。それでも、時間と労力をかけて宣伝までした結果ものを盗まれる経験は、続ける気持ちを失わせるものだったようです。
可愛い女子に自分の服を着てもらえる嬉しさ。友達とわちゃわちゃ準備する時間
準備・宣伝の時間と労力、金銭のやりとりの面倒さ、転売ヤーの来訪、そして盗難
カッピーさんも、荷物を運ぶのに「腕ちぎれる」ほど大変で、もうやらないと言います。ファッションスナップの社長と一緒に出店して交流を持てたような、付加価値がある場合くらいしか意味がないという見方でした。
転売ヤーへの「キモいおっさん」という表現は炎上しないかと深見さんが心配すると、カッピーさんは「転売するのはいい、ただキモいおじさんと呼ぶ」という暗黙の契約でお互いやっている、とドリフ的な笑いに変えます。
深見さんが「転売ヤーはどこで情報を得ているのか」と疑問を口にすると、カッピーさんはキーワード検索だろうと推測します。カッピーさんのフリマにも、開始と同時に腕をぶん回して走ってくる人がいたそうで、深見さんのフリマでも2時間前から並んでいた人がいたといいます。
ひろゆきさんの生配信で見えた、カッピーさんの「成長」
「何かいい話ないの?」という流れで、深見さんはカッピーさんが出演したひろゆき ── 西村博之さん。匿名掲示板「2ちゃんねる」の開設者として知られ、YouTubeの配信などでも幅広く活動していますさんのYouTube生配信の話を始めます。
その配信でカッピーさんは、家事・育児と仕事の両立について聞かれ、奥さんが全部やってくれていて本当に感謝している、と話していました。深見さんはそれが嬉しかったといいます。
前まではマジ絶対言わなかったじゃん。だってもう前まではもう俺も完全に子育ても完璧にやってるし、仕事もやってるしみたいな感じの見せ方だったじゃん。
まあまあまあまあ悪い意味ではなかったけど、そう、そうなんかカッコつけてた。
深見さんは、カッピーさんが「自分はやっていない」と素直に認めたことを、プライドを手放した成長として受け止めています。
子育ても仕事も完璧にこなしているような見せ方。両立の秘訣を質問されることも多かった
ひろゆきさんの配信で、家事と育児は妻が担っていると認め、感謝を口にした
配信は5時間に及び、カッピーさんも初めての生放送でした。渡された台本は第1部だけで、終わったところで「第2部です」と言われて驚いたそうです。
深見さんは配信を見て、ひろゆきさんとカッピーさんは「ほぼ同じ」だと感じたといいます。ひろゆきさんの妻・ゆかさんの話す、お風呂で頭を洗ったあとの浴槽の汚れや、鍋の蓋を洗わない問題が、わが家と同じすぎたそうです。
もうマジで一緒すぎてゆかさんと親友になれると思った。
白紙になった高額案件と、7年ぶりの漫画家との再会
カッピーさんの「いい話」は、言えない話を除くと多くありません。超高額のPR案件があったものの、クライアント都合でなくなってしまったそうです。高額だけれど大変な案件で、忙しい今を思えば決まっていても大変だった、とカッピーさんは受け止めています。
もう一つの話題は、漫画家ユニット「梅」の小沢さんと7年ぶりに食事をしたことです。小沢さんは自分の育児を描いた名作育児漫画の作者で、カッピーさんの中では作中のお子さんのイメージが強く残っていましたが、そのお子さんもすっかり大きくなっていたといいます。
「ママが死んだら私も一緒に死ぬね」娘・空ちゃんの寝る前の会話
深見さんは、娘の空ちゃんと寝る前に交わした会話を紹介します。空ちゃんに「夢ってなんで見るの?」と聞かれ、深見さんは自分が親から聞いた話をそのまま伝えたそうです。
深見さんの説明は、寝ているあいだに一旦あの世に行って充電して帰ってくる、そこで見たものが夢だ、というものでした。空ちゃんは目をキラキラさせて聞いていたといいます。
大人だから先に死ぬじゃんみたいな。
ママが死んだら私も一緒に死ぬねみたいな言って泣いた。
泣き出した空ちゃんに、深見さんは「大きくなったら大切な人ができて、その人たちや自分のために生きようと思うようになるから、ママが先に死んでも大丈夫」と伝えました。
じゃあ空が100歳になったらママも死んだらママ迎えに来てねって言って。
もちろんだよ、パパと迎えに行くねって言った。
空ちゃんの純粋さを物語るエピソードはもう一つあります。アニメで「東京にはこんなものないわ」と言う登場人物のお母さんを見て、空ちゃんはそのお母さんが東京に住んでいると信じ、会いに行きたいと言い出したそうです。カッピーさんは「サンタより信じるものが純粋」と笑いました。
幼児向けアニメ期の「リハビリ」と、牡丹と薔薇
カッピーさんは、小沢さんとの食事で育児の「あるある」を確認できたと話します。子どもが小さい数年間は幼児向けアニメばかり見ることになり、その時期を抜けても、急には大人向けの作品を見られず、リハビリが必要になるそうです。
一方で深見さんは、昭和の昼ドラ牡丹と薔薇 ── 愛憎劇を描いた昼のテレビドラマ。過激な展開とセリフで話題を呼び、根強い人気がある作品ですに今ハマっていて、空ちゃんも一緒に見て主題歌を歌っているといいます。カッピーさんは「令和に?」と驚きます。
深見さんは、作中の牡丹が永野芽郁さんに、牡丹の母親が若い頃の沢尻エリカさんに似ていると力説しますが、カッピーさんは「骨格が違う」と今ひとつ乗り切れない様子でした。7歳の子に見せて大丈夫かという話には、自分たちも小学生の頃、親が流していたドラマを見ていたと振り返ります。
小学生の夏休み、走って公園をはしごした記憶
子ども時代の話題では、深見さんはキッズ・ウォーや大好き!五つ子を夏休みに延々と見ていた派です。カッピーさんはフルハウスを見ていたそうですが、二人は7歳違いのため、見ていた時期には差があります。
カッピーさんは、小学校低学年の頃に初期に買った漫画が忍たま乱太郎だったと振り返ります。新聞で漫画版の発売を知り、原作は「落第忍者乱太郎」という別タイトルだったことにも驚いたといいます。
夏休みの思い出として、カッピーさんが覚えているのは、友達がみんな自転車で移動するなか、自分だけ乗れずに走っていた光景です。
俺が覚えてるのは、みんなが自転車で移動する中、俺だけ自転車乗れなかったから走ってた。あの走りながら見た南林間の風景が忘れられないね。
カッピーさんは、遊具が違う公園から公園へ全力ダッシュで移動していたそうです。深見さんは市民プールに毎日通い、帰りにかき氷を食べるのが定番でした。今の子どもたちは暑さもあり、自然の中で虫取りをするような遊びは少ないのでは、と二人は話します。
「あんた男でしょ」から「お嫁にいけない」まで、変わった時代の言葉
カッピーさんは虫が苦手で、車に轢かれたカエルを見て悲鳴を上げたところ、友達のお母さんに「あんた男でしょ!」と怒られた経験があるといいます。深見さんは、今では「男の子だから」「女の子だから」という言い方は禁止に近いと受け止めています。
深見さん自身も、20代前半で料理がまったくできなかった頃、「お嫁にいけないね」「胃袋掴まないとダメだよ」とよく言われていました。
え、そう言ってた人たち、多分さ、同じぐらいの世代じゃん。私と。
違う。どこ行ったの?今。今全く聞かないじゃん。そういうの。
カッピーさんは「今は身を潜めています」と返しつつ、専業主婦で暮らせる家庭がほとんどなくなり、共働きが当たり前の時代になったことを背景に挙げます。深見さんは、今は働いていないと肩身が狭いくらいの雰囲気だと話しました。
「あんた男でしょ」「料理できないとお嫁にいけない」「胃袋掴まないとダメ」と普通に言われていた
性別を理由にした言い方は避けられ、共働きが当たり前に。働いていないと肩身が狭いほどの空気になった
話の区切りで深見さんは、フリマ盗難のことを話せてすっきりしたと語ります。
怖くて休めない漫画家と、ジャンプ系がいない漫画家協会
カッピーさんは、小沢さんと同じ漫画家・漫画原作者として「長期で休んでみたい」という話をしたと振り返ります。デビュー以来の最長休暇は1か月くらいかと言いかけたものの、深見さんから「産後2週間ぐらいじゃない?」と訂正されました。
でもせいぜいそんぐらい。だからそれ以上はもう、あの、怖くて休めない。
深見さんは、休むと怖いというストレスがあるなら休まないほうがいいのでは、と返します。カッピーさんは、長期で休めるかどうかは結局お金の話だと考えています。
カッピーさんによると、小沢さんはお金や新しい働き方に積極的な人で、漫画家の中でいち早く電子書籍に取り組んだ人物でもあるそうです。さらに、一般にはあまり知られていない漫画家協会の理事を務めているといいます。
その漫画家協会には、日本中の漫画家が集まっているにもかかわらず、ジャンプ系の漫画家が一人もいないという話も出ました。理由についてはあまり深掘りしないでおこう、という扱いだったそうです。
鬼滅の刃の稼ぎは安すぎる?すれ違う夫婦の価値観
カッピーさんが小沢さんと話したもう一つのテーマは、漫画家はもっと稼いでもいいのでは、ということでした。カッピーさんは『鬼滅の刃』を例に、あくまで勝手な予想と断ったうえで試算を語ります。
収益
グッズなども含め最大50億〜100億円ほどと勝手に予想。仮に100億円とする
税金
半分を税金で持っていかれる
手元
50億円が残る
比較
会社をバイアウトして50億円ほど持つ人もいるが、『鬼滅の刃』はもっとすごいはず
カッピーさんは、作品が日本の価値を上げていることを考えれば、もっと得てもいいのではないかと考えています。これに対し深見さんは、会社を立ち上げようとした経験から、事業を営む大変さもわかると反論します。
だからどっちもすごい。どっちもすごい。どっちがすごいとかじゃなくて、どっちもすごい。だから専業主婦と働いてる人がどっちが偉いとかっていう話と一緒。
カッピーさんは「ちょっと違うけど」と言いつつ、印税は本当に10%なのかという別の話になってしまうため、ここで切り上げます。深見さんは、その話はビジネス系のYouTubeでやってほしい、この番組は「主婦とADHDオットの話」なのだと笑いました。
カレー屋で消えたお迎え時間、ADHD夫の「奇行」
「最近の俺の奇行はないの?」とカッピーさん自ら水を向け、深見さんが挙げたのは、お迎えの約束の時間直前にカレー屋に入っていた件です。5時に帰ってきてと言われていたのに、4時50分に連絡すると「今カレー頼んじゃった」と返ってきたそうです。
カッピーさんの説明では、ずれは2つありました。1つは「5時に迎えに行かなきゃいけない」を、自分が5時に家に着けばいいと誤解したこと。もう1つは、サッと食べて帰るつもりが、カレーが思いのほか時間がかかったことです。
約束
約束の1時間ほど前に、5時のお絵描き教室のお迎えについて電話で話す
誤解
「5時に迎えに行く」を「5時に家に着けばいい」と受け取る
判断
お腹と心が限界で、カレー屋に入る
誤算
カレーに思いのほか時間がかかり、間に合わなくなる
いや、お腹と心が限界だったの。
深見さんは、それなら「間に合わないかもしれないから先にお迎えに行って」と一言ほしかったと伝えます。そして、ADHDの夫を持つ家族は自分の時間を奪われがちで、それに悩む人は多いはずだと話しました。
カッピーさんは、怒られるのはいつも分かりやすく忙しい日だと分析します。忙しさには、寝る暇がない、ご飯を食べる時間がない、トイレにも行けない、という段階があるそうです。
トイレも行けない忙しさの日に怒られがちだから怒られた時いっつもオシッコしたい。
恐妻家ブランドより「お互いのリスペクト」
深見さんは、カッピーさんが最近ひろゆきさんのYouTubeで「嫁好き夫ブランド」を作り上げていると評価します。以前は、妻が怖いという「恐妻家ブランディング」になっていたというのが深見さんの見方です。
嫁恐妻家ブランドしたがるよね。ひろゆきさん界隈は。え?あれ全然嬉しくないからね。
カッピーさんも「昭和のノリなんでしょうね」と同意します。深見さんは、自分は空ちゃんから「超穏やかで超優しいママ」と言われていて、むしろカッピーさんのほうが500倍怖いと付け加えました。
夫婦の問題は闇が深く、ずっと続くもので、悩んでいる人も多いはずだと深見さんは話します。そのうえで、夫婦関係について一つの答えを示しました。
カッピーさんは、結局は忙しすぎる状況を何とかしないと根本解決にならない、と自分の主張を述べます。最後に深見さんは、明日被害届を出してすっきり忘れ、夏休みを全力で楽しむと宣言して、この回は締めくくられました。
まとめ
この回は、深見えり子さんがフリマでの盗難に深く傷つきながらも、笑い話にも泣き寝入りにもせず「正しく怒る」と決めるまでを軸に、夫婦の日常や子ども時代、働き方の話まで広がる雑談でした。
- 深見さんにとって盗難のつらさは金額ではなく「舐められた」感覚で、映像を警察に提出し被害届を出すと決めた
- 転売ヤーは許容しつつも、窃盗は比較にならない犯罪だと二人は一致した
- ひろゆきさんの生配信で家事育児を妻任せだと認めたカッピーさんを、深見さんは成長と受け止めた
- お迎えに間に合わなかった件では、誤解と誤算が重なる経緯をカッピーさん自身が説明した
- 夫婦の問題は続いていくが、お互いのリスペクトをやめなければ大丈夫だと深見さんは語った





