「裏サボテン」とは何の日?
キヨシさんは、バンド・サボテンの新しいミュージックビデオ「リユニバース」を公開したと報告しています。収録日は10月3日で、サボテンにとっては「裏サボテン」と呼ぶ特別な日です。
サボテンは毎年3月10日を「サボテンの日」とし、ワンマンライブや、いつもと違うテイストのイベントを開いてきました。10月3日は、3・1・0を逆に並べると1・0・3になることから「裏サボテン」とされています。
三、一、ゼロの逆、一、ゼロ、三になるから、その裏サボテンとして毎年なんかちょっとイベントライブイベントをやったりとかしていこうやみたいな感じでスタートしたんですね。
ワンマンライブや、いつもと違うテイストのイベントを開く日
3・1・0の逆の並び。ライブイベントなどを毎年やっていこうと始まった日
幻に終わった「サボテンの裏側」イベント案
今年の裏サボテンの時期、サボテンは「デザートインデザート」ツアーの最中でした。キヨシさんは、ツアー中にもう1本サボテン主催のイベントを入れるのはハードルが高いと感じ、いろいろ考えたといいます。
検討された案は、文字どおり「サボテンの裏側」を見せるイベントでした。普段リハーサルをしているグリーンスタジオの一室に15人ほどを招いてミニライブを開く、という内容です。
さらに第二部として、メンバーのサキさんが働く鉄板焼き屋「月とウサギ」でアコースティックライブを行う構想もあったそうです。
本当にサボテンの裏の部分をオープンにしてイベントやろうみたいな話もあったんですよ。
ただ、このイベント案には事前準備が多く必要でした。ツアーやマスコミ対応などでバタバタしていたこともあり、今年は見送ることになったと説明されています。
ライブ活動の「裏」で生まれたMV
イベントの代わりにキヨシさんたちが選んだのは、ライブ活動の裏でミュージックビデオを作るという形でした。キヨシさん自身も「無理やりですけど」と笑いながら振り返っています。
撮影を頼んだのは、キヨシさんの友人のまえださんです。キヨシさんがコロナ禍で365日YouTubeを連続更新すると宣言した際、編集を申し出てくれたのがきっかけで知り合ったといいます。
(まえだくんは)ミュージックビデオをいつか作るのが夢だということでね、聞いてたから。
キヨシさんとまえださんの関係は、SNSに出すような付き合いではなく、プライベートな「裏の付き合い」だそうです。まえださん自身も目立ちたいタイプではないといいます。
だからこそ裏サボテンにふさわしいと考え、まえだくんの夢もついでに叶えようという流れで、アルバム「デザートインデザート」から「リユニバース」のMVを作ることになりました。
夜中のスタジオから夜明けの御堂筋へ
「リユニバース」の撮影では、まずサボテンが普段練習しているグリーンスタジオを使うことにしました。スタジオを貸し切るには閉店後の夜中しかなく、メンバー4人とまえださんだけでセッティングして素材を撮ったそうです。
映像のテーマは、裏サボテンから表へ、つまり夜から朝へと移り変わる時間です。キヨシさんたちは真っ暗なうちから大阪の御堂筋に立ち、日の出までの約1時間、同じ表情とポーズのまま立ち続けました。
日が昇るまでずっとひたすらメンバーはピクリとも動かずに、まあ動いてまうんですけど、ひたすらただ同じ表情で同じポーズでずっと立ち続けるのを撮る。
この約1時間の映像を、2〜3分の曲の中で何十倍速にして流し、日がぐんぐん昇る景色に仕立てる試みです。キヨシさんは「足が痛かったわ」とこぼしています。
夜中のスタジオ
グリーンスタジオの閉店後、メンバー4人とまえださんでセッティングして撮影
夜明け前の御堂筋
真っ暗な時間から立ち、4時過ぎから5時半ごろの日の出まで同じポーズを続ける
編集
約1時間の映像を何十倍速にし、MVのあちこちにインサートとして差し込む
スロー演奏で生まれるコミカルな動き
「リユニバース」MVの演奏シーンにも仕掛けがあります。曲を70%や50%ほどの速度で流し、それに合わせてメンバーが当て振りで演奏する方法です。
(その素材を)普通の速度に戻すと、ちょっとね、コミカルな動きになったりするんですよね。基本的には全てそれで撮影しました。
この手法のため、撮影のボリュームは想像以上に大変だったそうです。MVの編集経験がなかったまえださんも、キヨシさんの無茶なオーダーに応えながら仕上げ、10月3日の公開にこぎつけました。
ツアー後半戦と「超大一番」へ
キヨシさんは収録の翌日と翌々日、ガムエックスのツアーの名古屋・大阪公演でサポートを務める予定だと話しています。その後は「デザートインデザート」ツアーの後半の後半が、京都ミューズなどで始まります。
ツアーファイナルは11月22日、大阪のゴリラホールです。キヨシさんは、今のサボテンにとっては完全に背伸びした会場だと認めています。
やっぱ2年に1回ぐらいはもうちょっとバンド生命を賭けるような大勝負をね、したいんですよ。
そこで、2年前に大阪城音楽堂で主催したイベント「サボテン超大一番」の名前を、今回のツアーファイナルに冠することにしました。バンド生命を賭けるような大勝負として、豪華ゲストも集まっているそうです。
まとめ
今年の裏サボテンは、ツアー中という事情からイベントではなく、友人のまえださんと作ったMV「リユニバース」の公開という形になりました。夜中のスタジオ撮影や夜明けの御堂筋での長時間撮影など、サボテンの「裏側」が詰まった作品で、11月22日の「超大一番」へと続いていきます。
- 10月3日は、3月10日「サボテンの日」の数字を逆にした「裏サボテン」の日
- ツアー中のため、スタジオや鉄板焼き屋でのイベント案は見送られた
- MVは、夢を持っていた友人まえださんと作り、テーマは夜から朝への移り変わり
- 夜明けの御堂筋での約1時間の撮影と、スロー演奏の当て振りで独特の映像に仕上げた
- ツアーファイナルは11月22日、大阪のゴリラホールで「超大一番」として開催






