Xboxの「独占」アンケートをどう読むか
Xboxが一部のユーザーに配ったアンケートに、FalloutやMinecraftなどを一定期間Xbox独占にする、PlayStationやSwitchには一切出さない、という案が載っていたという報道がありました。
あくまでXboxの決定ではなく、アンケートにそんな話があったというだけです。私はそれを踏まえて、独占という考え方をどう受け止めるかを考えました。
Xboxには、ForzaやIndiana Jonesなど自社スタジオのゲームをPS5にも必ず出す流れがありました。昔は『ギアーズ・オブ・ウォー』のように、Xbox 360だけの独占もありました。
そのおかげで私は、『テイルズ オブ ヴェスペリア』の360版を買ったんです。
独占にすると、そのゲームのためだけにしか売れなくなる面はあるかもしれません。それでも、一周回って意外とありかな、という気はしています。
何でもSteamで遊べればいい、という考え方になりがちです。でもハードを作っているメーカーである以上、プレステで、Xboxで、Switchで遊んでほしい人たちはいるはずです。任天堂はずっとそうしていますし、Xboxが同じ動きをしたくなるのは、そんなに違和感のある話ではないと思います。
一方で、MicrosoftもサブスクとPCで稼ぐ会社になっています。PSでMinecraftを遊ぶ人が本当に何千万人もいるのかは、データを取れていないのでわかりません。
ただ、MinecraftがXboxでしか遊べなくなると、話はだいぶ変わる気がします。他の媒体に出して倍売れるわけでもないなら、ある程度独占があってもいいのかもしれない、とも思っています。
ゲームは「優先順位の1位」になれるか
結局、ハードは自分の中で一番にならないと起動されなくなります。このハードが自分のライフスタイムの中で特別な存在になる状態をどう作るか。最近は、そちらのほうが重要なんじゃないかと思っています。
昨日、ストリーマーの同時接続数の分布を調べていました。日本のストリーマーだと、同接10人以上あるだけで上位6〜8%くらいに入るというデータになりました。
同接100以上なら、上位2%未満くらいです。同接5000や1万の人がすごいのはもちろんですが、30や50の人も十分すごいとわかってきました。
人から1日の優先順位の1位になってもらうのは、それだけ大変なことなんです。お金は稼いで増やせますが、1日24時間を25時間にはできません。
ハードも同じだと思います。スマホは毎日触る理由があるから強いですし、PCにもDiscordなど起動する理由がいくつもあります。
テレビを見ない若い子がいると言われますが、テレビでTVerやAbemaやYouTubeを見ている人は結構いるようです。起動する理由が強烈な1つというより、「あれもこれもあるから損はしないだろう」という感覚が無意識に積み上がって、選ぶ理由になるのかな、と最近思っています。
独占にするかどうかも、この「起動する理由をどう作るか」の話の一部なのかもしれません。まだ答えは出ていないのですが、いまはそう考えています。
最後に、読んでくれてありがとうございました。また来週。
まとめ
Xboxの独占回帰は、あくまでアンケートで見えた観測気球です。私は、ハードもゲームも「1日の優先順位の1位」になれるかが問われていると考えています。
- XboxはFalloutやMinecraftなどの独占を、アンケートで調べていた
- 独占は、ハードへの愛着や起動する理由づくりの面で、意外とありだと感じた
- 同接10人でも上位6〜8%で、優先順位の1位になるのは難しい
- 起動する理由が複数あるほど、選ばれやすくなる



