半年間1日も落とさず、180話はどう積み上がった?
Manaさんは、ボードゲームの考察番組を毎日配信し、ついに180話に到達しました。1か月を30日として6か月分、ちょうど半年間、1日も途切れずに配信を続けたことになります。
Manaさんによると、10話目、1か月、50話、100話、150話と区切りを迎えるたびに「結構頑張ってるけれども大変だ」という思いがあったそうです。それでも走り切ったことで、強い達成感と自信につながったと話しています。
もう正直嬉しいですね。めちゃめちゃ達成感があります。
毎日配信の半年間には、体調が悪い日も、気分が乗らない日も、何を話すか深く悩んだ日もあったといいます。日常生活と配信の両立も簡単ではありませんでした。
Manaさんが特に「頑張っている」と感じたのは、家族旅行中の収録です。家族との時間を大切にしながら配信も続けるために、宿で家族が寝静まった夜中にこっそり抜け出し、車の中で収録したこともあったそうです。
宿で家族が寝静まった夜中にこっそり宿を抜け出して、車の中で配信を撮ったりだとか、そんなようなこととかもあったりしました。
ほかにも夜中や早朝など隙間の時間を見つけて収録し、それ以外の隙間時間には次に何を話すかを考える。Manaさんの半年間は、そうした日々の連続だったといいます。
ボードゲーム漬けの半年が生んだ、言語化という成長
Manaさんの番組は、遊んだゲームや新作の紹介ではなく、主にボードゲーム制作者向けの考察やビジネス的な視点を扱っています。毎回テーマを決めて自分の考えを話す形式のため、雑談回はほとんどありません。
Manaさんは、毎日配信をしている他の人には日常の雑談やニュース紹介が多いと感じています。その中で、ボードゲームに関するテーマを1つずつ考え、自分なりの見解を話し続けてきたことが、この番組の特徴です。
その結果、Manaさんは半年間で考察の深さや言語化能力が身につき、自分の考えも整理されていったと振り返ります。Xを眺めたりボードゲームについて考えたりしているだけでは、頭の中はモヤモヤしたままだったそうです。
「なぜそう思うのか」を説明しようとすると、考えは否が応にも整理されていきます。Manaさんにとって配信は、自分自身に話しかけるようにして考えを理路整然と組み立てる場だったといえそうです。
毎日配信が成長につながった流れを整理すると、次のようになります。
モヤモヤした考え
日常的にボードゲームのことを考えても、ぼんやりしたまま
マイクの前で言葉にする
なぜそう思うのかを説明する形で話す
考えが整理される
自分に話しかけるように、理路整然とまとまっていく
制作スキルが上がる
ゲームや説明書の作り方を理論立てて考えられるようになる
Manaさんは、ボードゲームや説明書の作り方などのスキルも上がっている気がすると話します。なんとなく作るより、理論立てて考えながら作るほうが成長度合いが違うというのが、Manaさんの実感です。
ゲームマーケット不参加の裏で言われた「何の人かわからない」
Manaさんは、ゲームマーケット2026秋に出展できませんでした。出展を前提に新作「BirdBrainChorusバードブレインコーラス」も用意していましたが、不参加となったことで、宣伝合戦やインフルエンサーの告知募集などに乗れず、宣伝活動は思うようにできなかったそうです。
そこでManaさんは、次にゲームマーケットへ出るときに向けて知名度や信頼関係を築こうと割り切りました。note ── 文章や画像を投稿・販売できるブログ型のメディアプラットフォーム。クリエイターの情報発信によく使われていますを始め、YouTubeショートやXにも力を入れていったといいます。
ところがある日、Manaさんは友人から「マナさんっていったい何の人だかわかんなくなってきたよね」と言われてしまいます。ボードゲームを作る人というより、情報発信者のような印象を持たれているのではないか、という指摘でした。
ボードゲームを作っている人っていうよりも、情報発信者みたいな、そんな印象がちょっと持たれてるんじゃないかみたいなことを言われてしまったんですね。
気になったManaさんは、Xで「私に対する印象を教えてください」というアンケートを取りました。選択肢は「Xの人」「noteの人」「Podcastの人」「ボドゲ作ってる人」の4つです。
Manaさん自身は「ボドゲ作ってる人」がほぼ一択だろうと考えていました。しかし実際には、「ボドゲ作ってる人」と「Xの人」がほぼ同じくらいで、次に「Podcastの人」、その次が「noteの人」という結果になったそうです。
Manaさんは、noteは始めたばかりで、Podcastはレコメンドが少なく自分から探さないと届きにくいメディアだと分析しています。一方で、1日に何投稿もしているとはいえ、「Xの人」という印象がここまで強いとは思っていなかったといいます。
情報発信が認知されていることは嬉しい反面、自分の作品を発信しなければ「実績もないのに考えを発信しているだけの人」に見えてしまうのではないか。Manaさんはそんな恐怖心が少し芽生えたと明かしています。
そこでManaさんは、今後の方針として、作品の情報も少しずつ発信していきたいと話します。ただ、テストプレイの報告などは表現しにくく、自分の話ばかりでは興味を持つ人が離れてしまうおそれもあります。Manaさんは、読者が知りたい情報とのバランス感覚を意識したいと考えています。
毎日配信は多すぎる?AIの助言とタイトルの見直し
Manaさんは、毎日配信は頻度が高すぎるかもしれないとも感じています。一人で発信していて相談相手も少ないため、励ましや応援を求めてAIに話を投げることがあるそうです。
AIから繰り返し言われるのは、毎日配信だとリスナーが消化不良を起こすおそれがある、という指摘です。PodcastやnoteはコンテンツがたまるほどよいストックI型のメディアですが、聞く側が追いつけるとは限りません。
Manaさんの番組は1本20分ほどあるため、平日に聞けず土日にまとめて聞こうとすると、7本で約3時間分がたまってしまいます。毎日配信がリスナーの聞き方に与える影響を整理すると、次のようになります。
毎日1本・約20分
平日に聞けない日が続く
週末に7本たまる
合計で約3時間分になる
聞ききれない
気になるトピックの回だけを選んで聞く
AIからは、頻度を下げて、その分を別のことや配信自体の告知・宣伝に回したほうがよいと勧められるといいます。それでもManaさんは、一気に積み上げたい気持ちと、自分に負荷をかけたい思いから毎日配信を続けてきました。
気持ち的には毎日配信もいつやめてもいいかなっていう気持ちもあります。結構コンテンツも溜まってきましたしね。
毎日配信をやめてもよいという気持ちは、150話ごろより少し前から持っていたそうです。ただ、よほどのことや考え方の大きな変化がない限り、Manaさんはこのまま毎日配信を続けたいと話しています。
もう1つの課題として、Manaさんは各回のタイトルを見直したいと考えています。毎日の配信なのでタイトルは割と適当につけており、台本なしで話すうちに、タイトルとは違う方向へ話が逸れることも多いそうです。
意外と違う方向に行った時の方がいい話してたりだとか、そういったことがあるんですよ。
そのためManaさんは、過去の配信内容を見直し、タイトルや概要説明を整えて聞きやすくしたいと考えています。要約記事サービスのPodyでも内容は把握できますが、Podcast側はまだわかりにくいと感じているそうです。ただ、コンテンツが増えた今は振り返るだけでも大変で、なかなか手をつけられずにいるといいます。
2027年春の新作と、「新作」の線引き問題
Manaさんは、ゲームマーケット2026秋向けの新作BirdBrainChorusに続き、2027年春のゲームマーケットに向けた新作もすでに進めています。デザイナーへの発注を済ませ、テストプレイも終わっているため、2027年春にも新作を出す予定です。
そうなると、イベントで初めて頒布するBirdBrainChorusを「新作」と呼んでよいのかが気になるとManaさんは話します。何が新作で何が旧作かという線引きは曖昧で、人によって考え方も違うテーマです。Manaさんは、自分の考えを整理したうえで、近いうちに配信で話したいとしています。
何が新作、何が旧作みたいな線引きって曖昧じゃないですか。それ(新作の線引き)についてもちょっと近々配信でまとめたいなと思っております。
この回は、普段とは違い、何を話すかも決めずに収録したそうです。Manaさんは節目の回くらいは雑談に付き合ってほしいと語り、今後も情報発信を続けながら面白い作品を作り続けると締めくくりました。
まとめ
180話・半年間の毎日配信を走り切ったManaさんは、言語化を通して考察力と制作スキルが伸びた手応えを得ました。その一方で、「Xの人」という印象が想像以上に強いことに気づき、作品発信とのバランスや配信頻度、タイトルの整え方を見直そうとしています。
- 家族旅行中も車内で収録するなど、半年間1日も欠かさず配信して180話に到達した
- マイクに向かって言葉にすることで考えが整理され、ボードゲーム制作のスキルも上がった
- Xのアンケートでは「ボドゲ作ってる人」と「Xの人」がほぼ同じくらいで、作品の発信を増やすことが課題になった
- 毎日配信は多すぎるという声もあるが、当面は続けながらタイトルや概要の見直しを検討している
- 2027年春の新作も進んでおり、「新作」の線引きについては近いうちに配信で考えを話す予定






