取り置き予約とは何か、なぜ完売が当たり前なのか
この回のテーマは「取り置き予約に取りに来ない」です。舞台はゲームマーケット2026春で、Manaさんはこの回で予約をめぐる自身の実体験を語ります。
ゲームマーケットには、当日買うだけでなく、事前に商品を取っておいてもらう取り置き予約の文化があります。
ボードゲーム、特にゲームマーケットでは大量に製品を作る人ばかりではないため、完売が当たり前に発生すると言います。
欲しくても手に入らないことが多い業界だからこそ、取り置き予約をする人も多いのではないかとManaさんは話します。
30件が取りに来ない、というダメージ
Manaさんは以前の配信でも予約の重要性を語っており、今回のゲームマーケットでもたくさんの予約を受けました。
ところが、取りに来てくれない方が今回多く発生したと言います。いつもは2、3件ほどだったのが、今回は様子が違いました。
ようやく予約でいっぱいになったと思っていたのに、30個が取りに来ないという事態は、大ダメージだったと振り返ります。
在庫が奥にあるのに断り続けた現場
特につらかったのが、在庫が少なかった「バーストオブマナ」でした。在庫が少ないにも関わらず、予約が入っていた状態です。
当日分は開始早々になくなり、その後は予約分の枠だけが残りました。そこへ、予約していない来場者が駆け寄ってくる場面が続きます。
予約できてなかったんですけれども、バーストオブマナまだまだありますか?みたいな。
バックヤードにはまだ在庫があったのに、予約分は断らざるを得ませんでした。ブースに立ち寄って「面白そうなんですけど、ないんですか」と聞く人にも、当日分完売と伝えるしかなかったと言います。
にも関わらず断らなきゃいけない、早く予約来ないかなっていうのを待ち続けていた。
予約対応時間ギリギリまで待ち、開放を告知すると、待ってくれていた人や、Xで最後の1個を告知した直後に駆け寄ってくれた人がいて、最終的にバーストオブマナは完売しました。
ただし、開放後に買ってくれたのは、それまで断っていた人たちではなく、たまたまタイミングよく来た人たちでした。
断った人たちが本当もったいなくてですね。本当ちゃんと欲しがってる人にお渡ししたかったな。
確保しているときの立ち回りの難しさを痛感したとManaさんは話します。
なぜ取りに来なかったのか、予約フォームの落とし穴
この回は「なぜ取りに来ないんだ」という文句の話ではありません。なぜ来なかったのかを考えると、自分でも思い当たる節があったと言います。
Xでミサキ工房さんの投稿を見て、「確かにそれだ、やってなかった」と気づいた点もあったため、共有していきます。
Manaさんは予約をGoogleフォームで受付していました。できる限り手軽に予約してほしいという思いから、入力項目を少なくシンプルにしていたのです。
予約の敷居を高めるものを徹底的に排除した結果、メールアドレスや連絡先の入力項目を外していました。個人情報が騒がれる今、そこを嫌がる人もいると考えたためです。
さらに、入力内容を予約者本人へ返信する自動返信オプションもつけていませんでした。
だから正直予約できたかできてないのか、ちょっとよくわかんないっていう人もいたんじゃないのかな。
予約する人は複数の商品を予約しており、何を予約したかの管理は大変です。予約したのにリストに入れ忘れる、忘れてしまうことも普通に起こります。
そこで効いてくるのがリマインドメールだと、Manaさんは反省します。前日や3日前に「予約が入っていますよ」と送る仕組みが必要だったと考えられます。
海外からの予約が音沙汰なしになる問題
今回は外国の方からの予約も多くありました。だとすれば、なおさら連絡が届かない影響は大きいとManaさんは指摘します。
日本語で書かれた予約フォームから予約したのに音沙汰がなければ、確実に予約できたところへ足が向くのも自然な流れです。
海外の方の場合、複数予約が入り、受け取りは代表者1人というパターンが多く見られました。
7個をきちんと受け取りに来てくれた人もいましたが、3個や4個の予約がポロポロと取りに来られないケースがありました。
これは「日本に行くから買ってきてよ」と頼まれた代表者が受け取れなかったということです。頼んだ人たちも手に入らずショックなのではないか、と心配する気持ちも語られました。
個人情報を気にして連絡先を外していたけれど、確実に商品を届けるために、内容確認とリマインドを踏まえて運用すべきだったと通感しています。
これはもう完全に私の敗因ではありますね。
今回は全体的に多かった?予約者層の変化
自分の敗因だと思っていたものの、他の人の投稿を見ると、今回はいつもより取り置き予約に取りに来る人が少なかったという声がちらほらありました。
さすがに30件は異常値だとしつつも、今回そういうケースが多かったのではないかとManaさんは見ています。
ゲームマーケットに慣れていない人や、海外の人が多かった印象があると言います。欲しい物をとりあえず予約し、その中でどれを買うか選ぶ層がいたのかもしれません。
これは確かなことではないとしながらも、念には念を押す運用はやはりやっておいたほうがいいと結論づけます。
名前より予約番号、海外来場者への対応
一方で、オペレーションの大変さも語られました。予約者を五十音順に並べても、ネイティブの発音だと聞き取れず、リストから見つけるのに苦労したと言います。
そこで有効なのが、言葉に依存しない予約番号です。海外の人は「日本で商品を買うぞ」という意気込みが強く、手元にリストを用意している人が多かったと振り返ります。
海外の人たち結構いらっしゃったんですけれども、みんなちゃんと手元にリストを持っていました。
そういう来場者であれば予約番号でも対応してくれそうだと感じたと言います。名前が聞き取れないときに、オーダーナンバーやリザーブドナンバーで照合できると確実です。
名前でも購入できるようにしつつ、読み方がわからないときの当て先として予約番号を用意しておくべきだった、というのがManaさんの気づきです。
BGGに載る自分の作品、世界で遊ばれる実感
ここから話は海外の広がりへ移ります。Manaさんのゲームは言語依存のないものが多く、カードに数字だけといったテキストの少ないパターンが中心です。
日本語をできるだけコンポーネントに含めない工夫は、海外でも遊んでほしいという思いからでした。
先日BGGを見てみると、Manaさんの作品が結構掲載されていました。日本語を含む「鬼遊び」は載っていませんでしたが、その他の作品には説明やコメントが付いていたと言います。
コメントの国旗を見ると、フランス、イギリス、アメリカ、そして意外にもスウェーデンからのものもあったそうです。
結構いろんなところで遊んでもらえてるんだなあというのがちょっと感動いたしましたね。
ゲームマーケットは同人系では世界最大規模の祭典であり、各国の人が注目し、買ったものを持ち帰って遊んでいる。だからこそ、そうした人にきちんと作品を届けるためにも予約は必要だとManaさんは語ります。
30件来なかったのはショックですが、それ以上に、欲しいと思って予約してくれたのに渡せなかったことを自分の落ち度として深く反省している、と締めくくりました。
まとめ
Manaさんの30件の未受け取りは、単なる来場者の問題ではなく、連絡手段を持たない予約フォームという運用の落とし穴から見えてきたものでした。手軽さを優先するあまり届ける仕組みを欠いていた点を、次回への改善として整理する回でした。
- ゲームマーケットは完売が当たり前で、取り置き予約の意味は大きい
- 今回はバーストオブマナで、在庫が奥にあるのに予約分を断り続ける事態が起きた
- 予約フォームから連絡先・自動返信・リマインドを外したことが未受け取りの一因と反省
- 海外からの複数予約は代表者1人が受け取る形が多く、音沙汰なしの影響が大きい
- 名前が聞き取れない海外来場者のために、言葉に依存しない予約番号が有効





