常連ってどこから?ミノケンの思い上がり
番組冒頭、イエモトはミノケンに「常連になったことはあるか」と問いかけます。
ミノケンが挙げたのは、ラジオへの投稿でした。一時期は毎週のように読まれていたそうです。
やっぱこう毎週とか読まれてたんで、俺は常連だと。
ただし、相手が自分をどう思っているかはわからないと認めます。
そうですね。それは考えないようにしてます。
グッズをもらった束を見て「あれ、俺は常連なんじゃないか」と気づいたパターンだと話しますが、イエモトは容赦なく「思い上がりです」と切り込みます。
ごめんなさい、思い上がりでした。
港町の居酒屋から届いた「自称常連」への相談
今回のテーマは、ゆるラクゴネーム・センノさんこと「さかなや三の千」さんから届いたお便りです。海の見える港町で居酒屋を営み、今年で四年目になるといいます。
店にはさまざまな客が来るそうです。若い人から七十代のご夫婦、会社の社長、さらにはミスターサスケこと山田勝己さんまで、多彩な顔ぶれが並びます。
相談の中心は「ごく稀にいる自称常連様」です。来店が先週と先月、そして今回で三回目という客が、常連ぶった振る舞いを見せることにモヤモヤすると言います。
私が一つのお店にこれだけ来るのも珍しいのよ、ちょっと痩せた?今日何かメニューに書いてないお料理ある?
相談者自身は「三回来てくれたら常連」だと考えているそうです。ただし、それは一回目のフィーリングで半分決まっているとも書いています。
つまり、回数の問題ではなく、最初に通じ合えるかどうかが大きいという考え方です。
本来の常連様は、ご本人は常連だという認識等はない方々がほとんどだと思います。
一番のモヤモヤは、連れにいい顔をしたいだけの自称常連が常連面をすることでした。
おお、さんの、真面目にやっとるか?店暇そうやの、とか抜かしやがる。
三回で嫌なら十五回と同じ。常連は受け身であるという結論
二人は、三回目でも嫌なのは「一回目で半分決まる」からだと読み解きます。つまり、気に食わない客だったのだろうという解釈です。
だからぶっちゃけ三回だろうとも、十五回来てるのと同じことですよね。
さらにミノケンは、常連を親友にたとえます。自分から「うちら親友だよね」とは言わないものだ、という指摘です。
連れへのアピールのための「常連仕草」が透けて見えるのが嫌なのだろう、とミノケンは補足します。
ここから二人は、常連は自分から名乗るものではなく、店側から認定されるものだという考えに行き着きます。
認定は店側からよ。能動的な常連はダメだね。
ミノケンのラジオの話も、ここで「完全に間違っていた」と結論づけられます。ラジオ側から「常連さんですね」と言われたわけではなかったからです。
試験制にしたい?常連認定のハードルを妄想する
二人とも、実は「常連になりたいけどなり方がわからない」と本音を漏らします。店で常連になった経験がないというのです。
そこで出てきたのが、常連を免許制や試験制にするという妄想でした。マナーの良さなどを基準にすれば、堂々と常連を名乗れるという発想です。
もう免許センターみたいな作って、試験を受けて、高圧的な教官が隣にいて、そんなんじゃ常連じゃないよって。
ミノケンはさらに、メニューを一通り食べてこそ「いつもの」が言えるはずだと持論を展開します。
そして「いつもの」は客が言い出すものではなく、店側が認定してからのものだ、という整理に落ち着きます。
向こうがいつもの認定してからですよね。
話しかけないでほしい。床屋・美容室での距離感問題
一方で二人は、店員とのコミュニケーション自体は苦手だと打ち明けます。一人で行くときは誰とも話したくないというのです。
毎回初対面だと思われたいですよね。
ミノケンは、常連レベルで通うサイゼリヤで店員に気づかれ、半笑いで接客されるのがつらいと言います。
イエモトも、通っている美容室で担当をつけられたことに複雑な思いを抱いています。頼んだ覚えはないのに、常連扱いになってしまうからです。
外したいのよ、こっちは。別に担当ってお願いしてないから。
ここでイエモトは、話したい相手なら話したいのだと補足します。たとえばタモリさんが美容師なら、いくらでも質問したいというのです。
すごい人と話したい欲があんまないんだよね。話したい人と話したい。
二人は、床屋に「私は話したい/話したくない」の表示があればお互い気を使わずに済む、というアイデアで盛り上がります。
客対客のハードル。バーの常連が乗り越える壁
話は「かっこいい常連」への憧れに戻ります。しかし、バーの常連には別のハードルがあると気づきます。
それは、店と客の一対一だけでなく、客同士のコミュニケーションが発生することでした。
客対客のコミュニケーションっていうところも耐えないと常連になれない。
ミノケンは、バイト先で熟女たちの雑談をニコニコ眺めていた自分こそ「熟女パブの常連」ではないか、と冗談めかして語ります。
結論として、客同士の交流がある店は憧れるがハードルが高く、交流がない店では常連になりたいと思えない、というジレンマが浮かびます。
その打開策として、すでに常連の知人に連れて行ってもらう案が出ます。番組仲間のやけいちゃんさんの馴染みの店なら安全だ、というわけです。
まず複数で常連になり、認知されてからの、あ、今日お一人ですか、ですね。
ゆるっと大喜利と「もぐもぐゆるらく」
番組後半では「海デートで絶対モテないなと思った瞬間とは?」というお題で大喜利が行われました。
リスナーからは、スーツを前半分だけ着る回答や、昼ご飯をトンビに持っていかれるという回答が寄せられます。
なかでも「自分の体が痩せすぎていて貧相」という答えには、二人がメンタル面での学びを引き出します。
そして最後に、相談をもとにしたゆる落語「もぐもぐゆるらく」が披露されます。
舞台は結婚式場。連れに常連ぶってタバコを注意される客と、十年通う本物の常連が対比されます。本物の常連は写真の古さやWi-Fiのパスワードまで案内するほど詳しいのでした。
オチは、新人が「結婚式場にも常連さんっていたんだ」と気づく一幕でした。自称常連と本物の常連の違いが、静かに描かれます。
まとめ
自称常連へのモヤモヤから始まり、常連とは店側から認定されるものであり、客同士の交流という壁まであると掘り下げた回でした。憧れと苦手意識のあいだで揺れる二人の本音が、そのままゆる落語に結実しています。
- 常連は自分から名乗るものではなく、店側から認定されるものだと二人は結論づけました。
- 三回でも嫌なら十五回と同じで、常連かどうかは最初のフィーリングで半分決まるという相談者の考えが軸になっています。
- 店員との会話が苦手な二人は、床屋や美容室で「話したい/話したくない」を選べる仕組みを望んでいました。
- バーの常連には店対客だけでなく客対客の壁があり、知人に連れて行ってもらうのが安全策として挙がりました。
- ゆる落語「もぐもぐゆるらく」では、結婚式場を舞台に自称常連と本物の常連の違いが描かれました。
