山登りで筋肉痛、そして今キャンプに行く人は「素人」問題
冒頭、橋本さんが最近行ってきた油山油山 ── 福岡市にある標高597メートルの山。福岡市が整備を進め、キャンプ場や登山道が楽しめる空間になっている。の登山の話から始まります。標高はおおよそ600メートルで、斜めにずっと3キロほど歩き続けるコースだったといいます。
その結果、筋肉痛になった橋本さん。ただ気になっているのは、筋肉痛が現れるタイミングそのものです。
筋肉痛が現れるのがやっぱりどんどん遅くなってきてますね。
老いですね。
一緒に登ったのは20代後半から30代前半の若い人ばかりで、50歳の橋本さんとはひと回り以上離れていたそうです。日頃運動していないから、という原田さんの指摘も入ります。
話は夏のキャンプへ。橋本さんは、この暑い季節にキャンプに行く人を「素人」だと言い切ります。標高のある山でそれなりに寒くなるところまで登ってこそ、というのが橋本さんの持論です。
今、今キャンプに行く人たちはちょっと素人じゃないですか。
キャンプは焚き火をやりに行くもの、という前提もあり、暑い季節にわざわざ行くものではない、という話に。とはいえ二人とも今年はまだキャンプに行けておらず、行きたい気持ちはあるようです。
お便り紹介。「大人になってできたこと、まだできないこと」
ここから本題のお便り回に入ります。ラジオネーム「福岡の会社員」さんからのお便りが読み上げられました。
お便りの内容は、大人になってからできるようになったことが意外と多い、という気づきから始まります。子供の頃は苦いだけだと思っていたコーヒーを今は毎朝飲むこと、昔は苦手だった初対面の人との会話が仕事で増えたことなどが挙げられていました。
子供の頃はコーヒーなんて苦いだけだと思っていたのに、今では毎朝飲まないと一日が始まりません。
一方で、大人になれば自然にできると思っていたのに、いまだにできないこともあると続きます。お便りの主にとっては部屋の片付けで、「後でやろう」が積み重なって気づけば週末を迎えている、とのことでした。
このお便りを受けて、二人も「できるようになったこと」と「まだ苦手なこと」を語っていくことになります。誰から、どちらの話からいくか、という切り分けからスタートしました。
原田さんが4年で変わった。登壇、ピボット、そして知らない人との4軒はしご
まず原田さんの「できるようになったこと」から。挙がったのはランニングと登壇です。番組の初期には登壇できないと話していたそうですが、その後にできるようになったといいます。
原田さんの人生の転機は「ベトナムの前後」で分けられるようで、ベトナム後に登壇し、そのままピボットまで進んだと振り返ります。ここで橋本さんから以前指摘したことを思い出す場面が出てきました。
「原田さん順番が違う」って言われて。人の前に出る順番が違うって、あの時言われて。
本来は小さいところで人前で話し、徐々にステージを上げていくものを、原田さんはいきなりピボットピボット ── ここでは大きなカンファレンスの登壇イベントを指していると思われる固有名の呼称。デビュー戦としては規模が大きすぎるという文脈で使われている。がデビュー戦だった、という話です。
本来もうちょいこう、小さいところで人前で話して、どんどんステージを上げていくんですけど、いきなりピボットだったんで。
もう一つ挙がったのが「知らない人についていけるようになった」こと。これもごく最近の話で、先々週に福岡のカクテルショーに出た時のエピソードが語られます。
原田さんは役員役員 ── 文脈から、原田さんが行っていた飲み屋のエリア名または店の呼称と思われる。角打ちが多くある場所として語られている。で飲んでいて、お店の人におすすめの店を尋ねていたところ、カウンターの端にいた飲み歩き慣れた様子の人に「これから一緒に行きましょう」と誘われたそうです。
本当に、全然知らない人とサシで2軒目行きましたね。本当に全然知らない人ですね。
相手が何をしている人かも最後までわからず、2軒目、3軒目ではその人の知り合いまで合流し、結局4軒はしごしたといいます。角打ち角打ち ── 酒屋の店先で、買った酒をその場で立ち飲みするスタイル。近年はおしゃれな業態も増えている。中心だったため1軒あたりは短時間だったそうです。
以前の原田さんは、コミュニティに行っても話しかけられない、話しづらいオーラを出す人間だったといいます。それがかなり改善された理由を、原田さんは「慣れ」だと分析します。
さらに、高知で橋本さんが被り物をして踊っていた時のエピソードも登場します。橋本さんが「よくそんなことできますね」と言った原田さんに返した言葉が印象的でした。
(高知で被り物をして踊ったのは)ハシモトマサノリを落としてる。
自分というキャラクターを一度落として演じる、という感覚です。原田さんも、屋形船に一人で放り込まれて全然知らない人たちと飲んだ経験などを重ね、場に慣れてきたと語ります。
浅い付き合いはできる。でも深い付き合いは苦手
原田さんの「まだ苦手なこと」に話が移ります。人間関係、と原田さん自身が挙げたところで、橋本さんが的確に言い換えました。
浅い付き合いはできるようになったんだけど、深い付き合いはまだ苦手っていう。
原田さんもこの表現に納得します。浅い付き合いは得意になった一方で、深い付き合いは苦手なまま、という整理です。
もう二度と会わないぐらいのテンションで会話しますからね。
実際、4軒はしごした相手とはもう会わないだろうと原田さんは言います。連絡先も交換していないからです。ただ、こうした割り切りができるからこそ、初対面でも軽やかに付き合えるという面もありそうです。
橋本さんの「できたこと」。コーヒー、焼き肉のわさび、早起き、そしてNISA
続いて橋本さんの「できるようになったこと」。まずはお便りの主と同じく、コーヒーをブラックで飲めるようになったことです。30歳ごろ、二十数年前からとのことで、本人も「遅い」と認めます。
コーヒーをブラックで飲めるようになりましたね。「大人だな」と思いましたね。
食べ物では、焼き肉や焼き鳥を塩やレモンで食べられるようになったことに大人感を覚えたといいます。子供の頃はタレが主役で、肉にタレをつけるのではなくタレに肉をつけて食べる感覚だった、という対比が語られました。
ここで原田さんの長女(16歳)の話が挟まります。中学生ごろから「素材の味を楽しむ」とタレやソースをつけないタイプだそうで、二人は「大人」と驚きます。ただし本当に素材の味がわかっているかは別の話だ、という冗談混じりのやり取りも。
次に挙がったのが早起き。橋本さんは加齢のせいで早く起きてしまうといい、今は5時、6時に目が覚めるそうです。かつては7時、8時、下手をすると10時に起きていたと振り返ります。
なんで昔あんなに寝れてたんだろうって思うくらい。
睡眠時間が4、5時間で足りてしまう今の状態を、二人は「良くない」と口をそろえます。バイト時代は朝起きられず夜シフトにしていた、という過去も語られました。
もう一つ、橋本さんは「株式投資ができるようになった」ことを挙げますが、ここから話はNISAとiDeCoの理解度に脱線していきます。
NISAとiDeCoがよくわからない二人
橋本さんはNISANISA ── 投資で得た利益にかかる税金が非課税になる制度。個別の株式や投資信託を、NISA用の口座を通じて購入することで利用する。とiDeCoiDeCo ── 個人型確定拠出年金。掛金が全額所得控除の対象になり、節税しながら自分の年金を積み立てられる私的年金制度。がいまだによくわからないと打ち明けます。原田さんも同様で、二人で調べながら制度の中身を確認していきます。
もうわかってないですよ。「横文字言ってんな」って感じですもん。
橋本さんは、NISAをやろうと銀行に行ったところ「すでにNISAの口座をどこかで持っている」と言われ、その口座がどこにあるかわからないため、いまだにNISAを始められていないと話します。
そのアカウントがどこにあるのかわからないので、まだNISAをやろうと思ってもできない。
一方の原田さんはiDeCoもNISOも利用しているものの、「初めて知った」と言いながらやっていたと明かします。iDeCoは会社に書類を書いてもらう手続きが面倒だった、という実感も語られました。
さらに原田さんが、NISAやiDeCoは「やっている」という言い方に違和感がある、と補足します。制度そのものではなく、NISAの口座を使って投資信託などを行う、という理解です。橋本さんはこれを「株式投資でNISAの口座を使っている」と言い直しました。
話は、橋本さんの所在不明のNISA口座が悪用されているのでは、という冗談にも広がります。ただ、他人の口座を借りて投資するのはリスクが高く、家族でしかできないだろう、という現実的な落としどころに着地しました。
橋本さんの「まだできないこと」。刺身、逆上がり、自己紹介
橋本さんの「まだ苦手なこと」に移ります。まず挙がったのが刺身です。2、3切れの入り口なら食べられるものの、それ以上は難しいといいます。
理由は口の肥え方にありました。橋本さんの祖父は元々漁師で、釣りたての良い魚ばかり食べさせられて育ったため、ある時から店の魚が食べられなくなってしまったそうです。
(祖父の釣った良い魚で育ったので)ある時、店の魚がもう食べれなくなっちゃって。
そのため寿司屋も、客単価が2万円、3万円といった良い店でないと食べられないといいます。スシローでよく食べるのはマグロ、カルビ、ハンバーグ、卵、いなり、コーンで、生魚はマグロ以外ほとんど食べないそうです。
この感覚に原田さんも共感します。原田さんはみかんがそれで、家のみかんしか美味しいと感じられず、外で食べるみかんは「美味しくないな」と思いながら一応食べる、という話です。
会食で(出される魚を)「美味しくねえな」と思いながら食べてますよ。
次に挙がったのが逆上がり。橋本さんは「逆上がりだけはできません」と苦手を明かしますが、ここで前回りとの比較から面白い気づきが生まれます。
橋本さんは前回りは「できるもんだと思ってる」と言いますが、20歳以降やっていないため、実際にできるかはわからない、という話です。段差のある階段で足が思ったほど上がらずつまずくのと同じ状態になるかもしれない、と例えます。
(前回りが)できるのと、できるもんだと思ってるのは違う。
この流れで原田さんが、逆上がりも20歳以降やっていないなら、できないと思い込んでいるだけで実はできるかもしれない、と指摘します。二人は「前回り選手権」「逆上がり選手権」という企画を思いつきました。
最後の苦手は自己紹介。橋本さんは自分の名前を言うだけで恥ずかしくなると言い、原田さんも共感します。橋本さんはテンプレートを使い回すことで乗り切っているそうです。
うお座のA型です。好きな食べ物は丼物全般です。でも最近ちょっとお医者さんから止められておりまして、ご飯は一杯だけにしろって言われてます。
一方で原田さんは、4軒はしごした相手とはそもそも自己紹介すらしていないと明かします。お互いの名前を知らないまま飲んでいたそうです。ここでも「浅い付き合いはできる」原田さんの特性が表れています。
橋本さんは「来んなオーラ」。お知らせとシーズン1最終回
原田さんは、周囲から「人の良さが表に出ている」と言われるといいます。だからこそ知らない人にも受け入れられやすいのかもしれません。対照的に、橋本さんは距離を置かれがちだといいます。
橋本の場合は距離を置かせるオーラを出してますから。「来んな」みたいな感じのオーラが。
橋本さん本人は、ぼっちになりたいわけではないのにいつもぼっちになりがちだと苦笑します。ここでお便り回のトークは締めくくられました。
最後にお知らせです。橋本さんからは、2026年8月8日開催の「JBUG広島 第18回」が案内されました。会場は広島市中区大手町のおりづるタワー6階、株式会社ドリームアーツ広島オフィスです。
原田さんからは「バックログワールド2026」の案内。開催は11月28日(土)、テーマは「群青の羅針盤」で、会場は昨年同様、横浜みなとみらいのパシフィコ横浜ノースです。早めの申し込みで割引になるとのことでした。
そしてもう一つ、この番組「that's done」のシーズン1が今回で最終回になることが発表されました。しばらく休止し、シーズン2があるかどうかはお便り次第、という形で締めくくられます。
お便り次第ですよ。シーズン2があるかどうかは。
まとめ
大人になってできるようになったこと、いまだにできないことをお便りをきっかけに語り合った回でした。二人の対照的な性格や、育ちや加齢からくる「できる・できない」の理由が具体的に見えてくる雑談になっています。
- 原田さんはここ4年で登壇やピボット、知らない人との4軒はしごまでできるように。ただし深い付き合いは今も苦手
- 橋本さんはコーヒーのブラックや焼き肉のわさび、早起きができるように。一方で漁師の祖父に育てられた影響で店の刺身が食べられない
- NISAとiDeCoは二人ともよくわからないまま。橋本さんは所在不明のNISA口座のせいで、いまだにNISAを始められていない
- 逆上がりも前回りも20歳以降やっていないため、「できない」は思い込みかもしれないという気づきが生まれた
- 番組はシーズン1が最終回。シーズン2の有無はお便り次第で、フォームは引き続き受付中



