スマホはAIエージェントに操作される側になる?
おちつきAIラジオの1周年記念イベントでは、リスナーから「1年後AIはどうなっているか」という予想のお便りを募集しました。イベント当日の追加分も含めて22件が集まりましたが、1時間の公開収録で紹介できたのは5件だけでした。
本当はね、全部紹介しますよって言ってたんですけど。もう5件しか紹介できなくて。4分の1以下しか(お便りを)紹介できずに。
そこでこの回では、残りの17通をすべて返すことになりました。お便りは「AIは1年後どうなっているか」「おちつきAIラジオは1年後どうなっているか」「1年後に絶対起きないこと」の3つの問いで集めていて、読み手が1通につき1つの予想を選んで読み上げる形で進みます。
最初に読まれたのは、イベントのLTにも登壇したしっぽくんさんの予想です。
AIエージェント搭載のAIエージェントでの操作がメインのPCやモバイル端末が出てくるのでは。
文の区切りに二人で悩んだ末、かねりんさんが「人間が直接操作するのではなく、AIエージェント越しに端末をいじる」という意味だと読み解きました。しぶちょーさんは、その方向性には同意します。
しぶちょーさんが注目しているのは、端末がどんな形になるかです。スマホは人間が使うことを前提に最適化されているので、AIエージェントを動かすなら眼鏡型デバイス ── カメラやマイク、スピーカーなどを眼鏡のフレームに組み込んだウェアラブル端末。視界や音声を通じてAIとやり取りする用途が想定されていますのような別の形があるのではないか、と話しています。
固定観念に我々囚われてんじゃね?みたいなので、結構ハードに対してこんなことやってやろうぜみたいな話がね、浮き上がっているし。
かねりんさんは、しぶちょーさんに教わってから音声入力をずっと使っていると明かします。しぶちょーさん自身も元はアンチ音声入力派でしたが、親指を負傷したことで音声入力の良さに目覚めたそうです。
眼鏡型デバイスの弱点として、しぶちょーさんは「スマホありきで、眼鏡側に載せると大きくなる」「眼鏡はみんながかけるものではない」点を挙げました。そこから帽子型、布に電子機能を持たせたスマートテキスタイル、さらに埋め込み型や脳まで、身につけるのを忘れない「わざわざじゃない」デバイスへと話が広がりました。
かねりん×しぶちょーの写真集は売れるのか
2通目は、イベント会場にも来ていたせいや石川さんからの「おちつきAIラジオは1年後どうなっているか」の予想です。
かねりん支部長ファースト写真集『心が落ち着かない』が発売され、全部売り上げる。
かねりんさんは「支部長がその気になれば出せますよ」と乗り気で、しぶちょーさんも写真集を出すこと自体は面白いと受け止めました。「かねりん×しぶちょー」という表記から、BL的な掛け算の順番の話にも脱線します。
しぶちょーさんは、発売部数の想定がリアルだと笑います。冗談なら1万部と言いそうなところ、1000部は本当に頑張ってやる目標のように聞こえるからです。
話は、ポッドキャストの相方とはどういう存在かという方向へ進みます。かねりんさんは写真集をAIで作るのではなく、カメラマンを呼んでウェディングフォトのように撮るほうが面白いと話し、しぶちょーさんはアート文脈の表現として成立するかもしれないと応じました。
ポッドキャストの相方ってのはもうこういうもんなんだみたいな。それをちょっと具現化してみましたよみたいな写真集。
しぶちょーさんは実例として、ゆる言語学ラジオが取材された本を挙げます。半分ほどが水野さんと堀本さんのツーショット写真で構成されていて、ファンとして嬉しかったそうです。トークを聴きたいのであってビジュアルを求めているわけではないとしつつも、「そういう写真集もあながちありかも」とまとめました。
30分のアニメを動画生成AIでポン出しする未来
3通目は、1周年イベントのスタッフとして協力したtakaさんと思われる、タカさんからの予想です。
3分弱のアニメやドラマが誰でもポン出しで動画生成できるようになっている。値段は1生成で2万円。
かねりんさんは未来としてはありそうだとしつつ、値段は2万円もしないのではないか、200円くらいになるのではと予想します。しぶちょーさんは、最近は3分ほどの動画を破綻なく1回で生成できるようになってきたはずだと話しました。
二人はタカさんのYouTubeチャンネル「ファンタジーな世界」にも触れます。妖怪が実際にいたらどうなるかを描く動画で、かねりんさんは「結構見ちゃった」そうです。
しぶちょーさんが想像するのは、公開するためではなく、自分が見たい物語を自分のために作る世界です。気に入らないバッドエンドを変えたり、「もしもこの時このキャラが死んでいなかったら」という続きを見たりする使い方です。
俺だったらこっちの方がいいし、もしもこの時こいつが死んでなかったら、どういうふうになってたか見たいなみたいな。のでちょっと生成しちゃうみたいな。
実際に、チェンソーマン ── 藤本タツキによる漫画作品。アニメ化・映画化もされ、SNS上で二次創作が盛んに共有されていますのエピソードをハッピーエンドに改変した動画がSNSに出回っていたと、しぶちょーさんは紹介します。自分で楽しむ分にはいいものの、公開すると問題になりそうだという懸念も添えています。
感情を持つAIが広がると「AI依存」は起きるか
4通目はゴリライモさんの予想です。
喜怒哀楽の表現も人間と相違なく表現できるようになる。AIと人間の境界が薄くなる。社会がAIを受け入れる。
かねりんさんは、リモート会議の相手がAIでも50%の人が騙されたというニュースを思い出し、1年後には相手が誰かわからなくなっていそうだと話します。
しぶちょーさんは、AIが感情を表現し始めると人がのめり込んでいくと見ています。ChatGPTに人生相談をしている人はすでに多く、声でやり取りできてアバターまで見えるようになれば、人間との境界はかなり薄くなるという見立てです。
依存が、依存っていう問題が起きてそうだな、なんか。AI依存。
一方でかねりんさんは、人に依存するより迷惑がかからないぶん、AIへの依存のほうがいいかもしれないと返します。しぶちょーさんが「でも肯定しかしないからさ」と懸念を示すと、かねりんさんは自立を促すAIであってほしいと応じました。
そこをうまくやってほしいよね。そろそろ働けペシみたいな。
AIエージェント同士が婚活する「最強のおせっかいおばさん」
5通目はトシゾウさんから、AI婚活の予想です。
AIエージェント同士が婚活していると思います。ユーザーの趣味嗜好を把握した最強のおせっかいおばさんが、次々とカップルを成立させていくんじゃないでしょうか。AIが持ち込んでくれた良縁なら運命を感じやすそうですし、複数候補がいれば自分が選んだ感もありそうです。
しぶちょーさんは、自分の代わりに結婚相手を探してくれるAIエージェントが、相手側のエージェントと「うちの人どうですか?」とやり取りするイメージだと整理しました。かねりんさんは、婚活だけでなく転職や友達探しにも広がりそうだと話します。
しぶちょーさんは、最近会ったポッドキャスターの実例を紹介しました。マッチングアプリでの返信をすべてAIに任せ、会いに行くときだけ本人が行くというやり方を試している人で、本人は「いい」と言っていたそうです。
しぶちょーさんが面白がるのは、AIに選んでもらうことの心理的な効果です。自分で選ぶと後悔や自己責任がついて回りますが、AIが選んだことにすれば信頼感と言い訳の両方が手に入ります。
選んだ責任が自分に残り、後悔や自己責任を感じやすい
「AIが選んでくれたから」という信頼感と言い訳があり、精神的な負荷が低い
これに対してかねりんさんは、人間関係はデータで最適かどうかを判断するものではないと持論を語ります。
わざわざあなたとの時間、ここ今時間使ってカフェでお茶しましたっていうね。その痛みを分かち合って心地よく思えるか。そこはもうフィーリングで判断するしかないですよ。
しぶちょーさんも人とのコミュニケーションはフィーリングとインスピレーションだと同意し、理屈やスペックで選ぼうとしすぎると結婚が難しくなるのではないかと話しました。そのうえで、「この人だ」と決断する瞬間の後押しをAIがしてくれるなら、マッチングは捗りそうだと締めています。
たまごっちのような「形のある相棒AI」は普及するか
6通目は、番組にコメントもくれている十五郎さんの予想です。
我が家の20代後半の娘たちが今時たまごっちにハマってます。普段当たり前にChatGPTを使っていても、それとはまた別の感触があるようです。それはある種の所有欲みたいなものでしょうか。何か形があったり、自分だけに特別だったり、そんな欲求をも満たしてくれるAIの在り方が1年後には普及するのではないでしょうか。
しぶちょーさんは、先ほどの喜怒哀楽の予想ともつながる、相棒やペットのような存在としてのAIだと受け止めました。かねりんさんは、MetaのMuseがたまごっちのようだという話を挙げ、そこを狙っているのかもしれないと話します。
しぶちょーさん自身は、デジモンの復刻版を自分の部屋に置いているそうです。大人でも遊びやすいように、育てやすさや図鑑機能が加えられたリバイバル版が毎年出ていると紹介しました。
しぶちょーさんは、OpenAIなどのAIアシスタントがハードウェアに紐づき始めたら、かなりたまごっちに近づくと見ています。かねりんさんが話題に出した、立体的なAIキャラクターを投影するクラウドファンディングの製品は20万円ほどで、別途パソコンも必要なため、二人とも手が出ないようです。
パソコンの中にいるんじゃなくて、現実世界にどうやって引っ張り出してくるかみたいなところで、やっぱハードウェアとかが関わってきたような気がするね。
AIかねりんとAIしぶちょーが毎日勝手に配信する日
7通目は、ゾエモンさんの「おちつきAIラジオは1年後どうなっているか」の予想です。
AIの進化が早すぎて、週2回では追いつかなくなり、AIかねりんとAI支部長が毎日勝手に速報回を配信している。そして本物の二人は週1回。「今週AIの俺たち何喋ってた?」とAIが配信した内容を人間が振り返る番組になっている。
しぶちょーさんによると、この未来は半分ほど実現しています。しぶちょーさんのVoicyにはAIが自動で作って投稿するポッドキャスト回があり、しぶちょーさん本人も投稿時点では聴いていないそうです。
今日のあの回のあの技術めっちゃ面白いですよねって言われて。あ、ごめん、俺まだ聞いてないっていう。自分のポッドキャストなのに。
しぶちょーさんは、有名人のAI版のような「パーソナルAI」の作り方を深掘り回でまとめ、その手順でAIかねりんとAIしぶちょーを作れば、この予想はあながち冗談ではなくなると話しました。
かねりんさんが「台本を作って読ませればいい」と言うと、しぶちょーさんは「それは美しくない」と返します。台本どおりだと読んでいる感が出るため、リアルタイムで会話させて崩壊していく様子を楽しみたいという考えです。
だから最初失敗した方がいいんだよ、こういうの。
最初はぐちゃぐちゃで聴けたものではないところから、モデルの進化とともに聴けるようになっていく過程が面白い、というのがしぶちょーさんの見方です。
ゼロからWordやパワポを作る人は激減する?
8通目は、LTにも登壇したAKサイエンスさんの予想です。
ゼロからWordやExcel、パワポの文章を作る人が激減している。
しぶちょーさんは「これはあるね」と即答しました。かねりんさんは、Claude Code ── Anthropicが提供する、ターミナル上で指示を出してコードの作成やファイル操作を任せられるAIエージェント型のツールに指示するだけで、何を使ったのかわからないまま完成品が出てくる今の状況を挙げます。
かねりんさんが「Microsoftはやばいのでは」と問うと、しぶちょーさんは逆だと答えました。Microsoftは製品にCopilotをうまく埋め込み、AIネイティブなWordにしていくだろうという見立てです。
しぶちょーさんは、AIがなかった頃も過去の資料をテンプレートにしていたので、本当のゼロからの作成はもともと少ないと指摘します。そのうえで、品質が担保されるなら減っても構わないとしつつ、失われるものについても考えました。
なんだろうな。でもなんか、アイデアの幅はAIにだいぶ決められる気がするな。
最初にAIが目次を出し、それに肉付けしていく作り方では、方向を間違えたりつまらない方向に行ったりしやすい、と二人は話します。本やブログも、AIに任せきりにするとモデルの性格が出て自分らしくならないというのが、しぶちょーさんの実感です。
だからこそ、逆に一から文章を書ける人が活躍しそうだ、としぶちょーさんは予想しました。漫画もデジタルより手書きが良いと言われるように、「あえての手書き」が価値を持つ世界になるかもしれないと話しています。
AI秘書のユートピアと、従量課金のディストピア
9通目は、スタッフとしてイベントを手伝ったハルカナさんから、ユートピアとディストピアの2つの予想です。
ユートピア的予想。AI秘書が一人ひとりのスマホに入っている。自分の予定やメール、メッセージ、写真、これまでのやりとりなどをAIが理解して、「明日の予定どうなってるの?」「あの人に返事しといて」「この前話してたやつ探して」くらいの雑な指示でも動いてくれる。今僕はRaspiにAIアシスタントザンギを入れて使っていますが、これがそのままスマホに入ったらめちゃくちゃ便利だろうなと感じています。
ユートピア側について、しぶちょーさんは、からあげ先生のザンギがスマホで動いたら相当便利だと応じます。似たサービスはすでにあり、1年を待たずにかなり近いところまで来ているという見方です。
ディストピア的予想。AIサブスクがなくなり従量課金制になる。電気代みたいに使った分だけメーターが回る世界に。お金のある人や企業は今の数倍賢いフロンティアモデルのAIエージェントをバンバン回せる。一方、お金をかけられない人はまるで旧石器時代に戻ったような仕事効率に。2027年、AI格差という言葉が流行語になっていたらゾッとします。
AI秘書がスマホに入り、予定やメールを理解して雑な指示でも動いてくれる
サブスクが従量課金になり、AIにかけられるお金の差が仕事効率の差になる
かねりんさんは、OpenAIの高額プランが出ていることから、AI格差はすでに起き始めていると話します。しぶちょーさんも、OpenAIもAnthropicも赤字だというニュースや、電気代やデータセンターの維持費を挙げ、マネタイズのために従量課金が進む可能性を認めました。
今は各社の競争で値段が下がる方向に力が働いていますが、何かのきっかけで協定のような状態になり、サブスクをやめれば一気にお金がかかるようになる、としぶちょーさんは想像します。
いや、もうAI高いから人雇おうぜみたいな。
話はさらに、人間がAIモデルのベンチマークと同じ指標で比べられ、「この人はこのモデル相当だから」とタスクを割り振られる世界へ進みます。しぶちょーさんは、効率とコスパだけを求め続ければなくはない世界だとしつつ、そうなったら嫌だと話しました。
しぶちょーさんは聞きかじりだと断ったうえで、インドにはドアを開けるだけの仕事があり、自動ドアより安く確実なので自動ドアが普及しないという話を紹介します。
AIの値段が上がる
従量課金化や価格の協定で、高性能モデルにお金がかかるようになる
コストを比べる
AIを回すより人を雇う方が安い、という分岐点を超える
人が使われ続ける
インドのドア開けの仕事のように、人が入ることが前提になり置き換えが進まない
しぶちょーさんは「ゾッとしますね、これは」と言い、そんなディストピアが来ないことを祈りましょうとまとめました。
無料AIは消え、超低価格化で民主化するのか
10通目はタツさんの予想です。
無料AIが消滅し、AIサブスクが10分の1になる。AIの民主化が無料化ではなく超低価格化によって完成する。
しぶちょーさんは、無料で使い放題に近いサービスがなくなり、月500円程度の課金が前提になるイメージだと解釈しました。かねりんさんは、無料の入り口がなくなるイメージは湧かないと首をかしげます。
しぶちょーさんが注目したのは、ペイウォール ── コンテンツやサービスの一部を有料にして、支払った人だけが使えるようにする仕組みを一度超えさせる効果です。ChatGPTが出した1000円ほどの中間プランも、その一例だと見ています。
その100円を500円にするのってさ、多分ゼロから100円にするよりも楽なんだよ、多分ね。
クレジットカードを登録してしまえば、次の値上げはボタン一つで済みます。かねりんさんはAmazonプライムを例に、得をしている感覚があるから入り続けていると話し、超低価格化は十分あり得るという結論になりました。
AIだけの会社は回るのか、そして攻殻機動隊
11通目はトリさんの予想です。
スペースXAIからAIだけの会社が設立される。社長も従業員も全てAIとなって、スペースXAIの資金調達は全てそこから賄うようになった。
かねりんさんは、X上でよく見る「AI社員で一人社長」のような話の信憑性をしぶちょーさんに尋ねます。しぶちょーさんは、実際に試して大きく失敗した人のブログを読んだことがあると答えました。
しぶちょーさんの説明では、うまくいかない原因は文脈の扱いにあります。長い文脈を入れると真ん中が抜け落ちるロスト・イン・ザ・ミドル ── 長い文章を読ませると、真ん中あたりの情報をAIが取りこぼしやすい現象に加え、エージェント同士の連携で文脈が長くなり、要約のたびに情報が欠けていきます。
連携で文脈が伸びる
エージェント同士が作業を受け渡すたびに、それぞれの文脈が長くなる
圧縮で情報が落ちる
長くなった文脈は要約されるが、抜け落ちる情報もある
方向性がずれる
それを繰り返すうちに、組織としてだんだん違うことをやりだす
ダッシュボードで連携や稼ぎを派手に見せる発信もあるものの、実際に組織として運用するのは今はまだ難しい、というのがしぶちょーさんの見方です。ただし、ボット同士が連携して仕事を進める機能を持つサービスも出てきていると紹介しました。
これを聞いたかねりんさんが「タチコマじゃん」と反応し、話題は攻殻機動隊 ── 士郎正宗の漫画が原作のSF作品。人と機械の境界を描き、AIの話題でよく引き合いに出されますへ移ります。かねりんさんは全シリーズを見た大ファンで、しぶちょーさんは大学時代に友達に勧められてSTAND ALONE COMPLEXと2nd GIGを見たそうです。
しぶちょーさんは、PSPをカーナビにするソフトにタチコマボイスがあり、緑色のPSPをバイクに取り付けて案内してもらっていたという思い出も語りました。
かねりんさんは、Web3の時代にはソードアート・オンラインがよく話題になったと振り返り、今のAIを知った状態で攻殻機動隊を見ると単なるSFではなく見えそうだと話します。
SF作家に時代が追いついてきたという感じで。
AI企業はスマホを出すのか、出さないのか
12通目は、マスともさんの予想です。
Google PixelみたいにAI企業からスマホが発売されそう。
しぶちょーさんは、AI企業はスマホではなく別の端末を出すのではないかと予想しました。かねりんさんも、眼鏡やたまごっちのような形を挙げて同意します。
ただ、もうスマホ以上のデバイスも出てこないんじゃないかもあるよね。
しぶちょーさんは、折りたたみなどの試行錯誤はあってもスマホはすでに完成された感があり、変える余地はカメラくらいだと話します。ちなみに、サブスマホは遊ぶと決めていて、叩き売りされていたバルミューダフォンを2万円ほどで買い、使いにくさを承知で使い続けているそうです。
しぶちょーさんの下ネタはAIで上品に変換される?
13通目は、スタッフとしても手伝った飯田さんの「おちつきAIラジオは1年後どうなっているか」の予想です。
ポッドキャストをAIが編集してくれて、支部長さんの下ネタが勝手に上品な言葉に変換されるとか、支部長さんの下ネタがライブ配信でしか聞けなくなる。
二人は、これを家族で聴いているリスナーからの「本編では控えてほしい」という要望だと受け止めました。かねりんさんは、下ネタに反応しないのが一番だという方針を明かします。
反応しなければ、よくあるじゃん、荒らし対策と一緒で。僕にとっては下ネタ荒らしみたいな。
しぶちょーさんは「聞き手としてそれでいいのか」と食い下がり、自分の母親が家族の車中で下ネタを言うような家庭で育ったというエピソードまで披露しました。最後はかねりんさんに「家では言わないのか」と突っ込まれ、一貫性のなさを笑い合う雑談になっています。
イラストレーターとAI、反AIの空気をどう見るか
14通目は、Voicyパーソナリティでイラストレーターでもある原愛美さんの予想です。
私はイラストレーターしてます。複雑な塗り残しや滲みなど、作者の癖とも言える特徴を、自分自身でも自分が塗ったのかAIが塗ったのか分からなくなるくらいに再現してくれるようになっていたら助かりますが、実現できていないと思う。
しぶちょーさんは、自分はアーティストではないので、実際に創作している人がAIをどう感じているのかわからないと話します。SNSでは特にイラスト界隈で反AI ── AIの利用や学習に反対する立場。イラストなど創作の分野で議論が起きやすいの声が盛り上がることもあります。
かねりんさんは、文章でも同じで、筆致や言い回しは真似できても、描きたい世界観には人間の意思が残るのではないかと話しました。しぶちょーさんも、もの書きの視点では同じことが言えると納得します。
反対はしやすいじゃんね、なんか。こんなん良くないって。なんかめっちゃ活用してる人はどういう考えで活用してるんですかって。
しぶちょーさんは、まだやっていないゲスト回で、AIを活用するクリエイターと反対するクリエイターの両方を呼んで話を聞いてみたいと話します。一方で、仕事を実際に奪われている界隈ほど話題はセンシティブで、感情論や倫理観が持ち出されて議論は難しそうだとも認めました。
おちつきシリーズサミットとAIチューバーとの対談
15通目は、ヤマメさんの「おちつきAIラジオは1年後どうなっているか」の予想で、3本立ての内容です。
月1ゲスト回があり、有名人だけではなくAIチューバーと語る。週3になり、AI支部長とAIかねりんがその週のダイジェストを語る。かねりんさんのおちつきシリーズサミットが開催される。
かねりんさんは、番組のIPとなるキャラクターを作る話があったことに触れ、そのキャラクターと語る回があってもいいと話します。AIしぶちょーとAIかねりんによるダイジェストについては、ゾエモンさんの予想に続いて期待が集まっていることを確認しました。
そう、ギリギリやれると思う。崩壊しても面白いから。
反AI政党は1年以内に生まれるか
16通目は、やすやすオンファイヤーさんの予想です。
1年後、AI依存による人間の能力低下の懸念が高まり、AIを一切使わない社会を謳う政党または独立国家が現れる。
かねりんさんは、まずは宗教のような形で現れ、そこから政界へ向かう順番になりそうだと見ます。しぶちょーさんは、世界で見れば国ができてもおかしくないとし、反AI党はいろいろな国でできそうだと話しました。
二人はさらに、過激なデジタルデトックスのような流れや、施設を襲撃する過激派が出てくる可能性まで想像します。そのうえでしぶちょーさんは、反AIが本当に救いになる可能性も否定できないと留保しました。
しぶちょーさんが具体的に懸念するのは、フィジカルAI ── ロボットや自動運転など、現実世界で物理的に動く機械に組み込まれたAIの事故です。物理的な安全が軽視されているように見える部分があり、子どもが亡くなるような事故が起きれば、AI全体への風当たりが一気に強まると考えています。
フィジカルAIの事故
物理的な安全が軽視された結果、人が亡くなる事故が起きる
風当たりが強まる
事故でも「AIが反逆した」という話になり、ワイドショーでも大きく扱われる
反AI政党が議席を取る
流れに乗って「AIを使わない党」が立ち上がり、数議席を取る
だから結構事故が起きやすいから、フィジカルは。そこはちょっとセンシティブに見ていかなきゃなと思いますね。
しぶちょーさんは、デジタルを国政に取り入れようとするチームみらいが、元エンジニアの庵野孝弘さんのもとでSNSを使って得票を伸ばしたことにも触れました。そういう動きが出るなら、真逆の動きもそろそろ出てくるだろうという見方です。
LLMのモデル選びは自動になる?
最後の17通目は、メガネ先輩さんの予想です。
ユーザー側でLLMのモデルを選ぶ必要がなくなっている。オーケストレーションがデフォルトになり、指示内容によって自動でSonnetとかFableとかOpusみたいなモデルを選択して、最適な組み合わせを作ってくれる。
かねりんさんは「めっちゃ現実路線」だと評価し、今のモデル選びは勘に頼っていると話します。しぶちょーさんも、チャットアプリではすでにモデル名ではなく段階を選ぶだけになってきていると応じました。
ユーザーがモデル名を見比べ、勘で選んでいる
[[オーケストレーション]]が既定になり、指示に合わせて自動で選ばれる
かねりんさんは、今年中にもそうなりそうだと予想しつつ、勝手に高いモデルを使わされる心配もあると冗談めかしました。1年後どころか確実にそうなると、二人とも見ています。
全17通を読み終えて、配信は1時間半ほどになりました。かねりんさんは、リスナーに自分の予想を覚えておいてほしいと呼びかけ、1年後の2周年イベントか、おちつきサミットで答え合わせをしたいと話しています。
皆さんぜひとも自分の予想を覚えておいてくださいね。
まとめ
17通の予想は、AIエージェント端末や相棒AI、AI秘書のような便利な未来から、AI格差や反AI政党のような暗い未来まで幅広いものでした。しぶちょーさんとかねりんさんは、その多くを「もう半分来ている」と受け止めながら、人間の選択や創作、コストとの関係を語っています。
- スマホは人間向けに最適化された端末で、AIエージェントのために眼鏡型など別の形が出てくる可能性がある
- AI婚活では、AIが選ぶことの安心感と、フィーリングで選ぶ人間関係の価値の両方が語られた
- 従量課金化やAIの値上がりで、AIより人を雇う方が安いという分岐点が来る可能性が示された
- AIだけの組織は文脈の劣化で方向性がずれやすく、運用は今はまだ難しい
- フィジカルAIの事故をきっかけに、反AIの流れや政党が生まれる可能性にも注意が向けられた







