音声をどう広げる?新しく作ったサービスの発端
この回で大山さんが取り上げたのは、自分がいま実践している発信の工程を、一つのサービスとしてまとめてみたという話です。前日から作り始めたばかりのものだと話しています。
音声はスタンドFMで撮って、X、Facebook、Instagram、Threadsなど、いろんなところに投稿しています。ただ、それを見た人がどれだけダイレクトに聞きに来てくれるのか、どのくらい広がるのかと考えたときに、手応えの薄さを感じたようです。
GoogleやAIに拾ってもらうには、信頼性、専門性、そして実践しているかどうかが大事になってくると大山さんは話します。ただ、そんなこと言ってもなかなか作れないよという人が多いのも実感としてあるそうです。
SEOとAIの「架け橋」が変わってきた
大山さんが感じている変化は、発信の広がり方そのものです。今はアクセスのほとんどがスタンドFM内でダイレクトに聞いてくれる人で、そこにサブスタックやXから来てくれる人が加わる、という状態だと言います。
そのうえで、SEOの仕組みが変わってきているのではと話します。以前はスタンドFMからFacebookなどへの「間」を読んでいたのが、今はそこを読まなくなったようだ、という感触です。
今そこ読まなくなっちゃったようなんです、どうやら。で、そのFacebookを紹介してくれた人という、そこの架け橋で、読むようになっているようなんです。
つまり、紹介者がいるということは、紹介できるおすすめの放送があるという認識でAIが回ってくる。元をたどればこの音声にたどり着く、という流れではないかと大山さんは推測しています。
一方で、SEOやAIに拾ってもらうことを狙った専門的な放送ほど、AIに拾われず、ダイレクトで発見しないとたどり着けない内容になっている、というジレンマにも触れています。
四方八方に投稿しても届かない理由
発信が届かなくなったなら投稿を増やせばいい、とはならないのが今の状況だと大山さんは話します。
軸があって、短いパンチを四方八方に打っても届かないんですよ。なので紹介してもらわなければいけなくなった。
紹介者がいなければつながらなくなった、という言い方のほうが近いと大山さんは補足します。だからこそ、外部リンクを拾ってもらうことの重要性が、前より強くなってきているのではと感じているそうです。
なぜここまで考えるのかというと、理由はシンプルで、自分の音声や記事につながってほしいという思いが強いからだと話しています。何かを学んでほしいというより、まずつながりを作りたい、という動機です。
実際に発信していると、届かなくなった、アクセスが減ったという声がぼちぼち届くそうです。AI判定されていなくても数字は落ちていて、伸びている人はあまり聞かない、というのが大山さんの見立てです。
反応ゼロがメンタルを削る、続けるための工夫
発信を続けるには、何かリアクションが欲しくなるものです。大山さんは、いいね一つでもいいと言いつつ、反応がまったくないことのしんどさを率直に語ります。
反応ゼロだとなかなかメンタルがやられます。
アンチコメントも続けられない理由になる、と付け加えています。そのうえで、今は自分のやり方を管理してもらいながら発信を検証していて、手応えは悪くないと話します。
以前は自分で好き勝手に発信していたのが、今はディレクションを受けている状態で、どこまで話していいか分からない、と少し戸惑いも見せながらの回でした。
発信は「疲れる」もの。楽しさをどう保つか
大山さんは、七月中旬ごろから発信の方法を変えて検証を続けていると言います。毎日変えていたやり方を少し固定し、AIに拾ってもらうにはどうしたらいいかを試すなかで、数字が変わってきたそうです。
そして話は、発信を続けるうえで避けて通れない「疲れ」に移ります。疲れるからこそ、楽しみや面白さがないと続けられない、というのが大山さんの実感です。
発信って疲れるじゃないですか。疲れるからなんか楽しみ、面白さ、ないと続けられなくて。
その楽しさを保つ手段としてコミュニティを作ってワイワイするのもいい、と大山さんは言います。ただ、そこには注意点もあると続けます。
コミュニティの温度差と「目が合う」瞬間
コミュニティで盛り上がるのは大事だけれど、その熱量がコミュニティ内だけのパワーになってしまう、と大山さんは指摘します。だからオープンに開いていかないと、と考えているようです。
同じコミュニティの中でも温度差はあります。運営している人、一部の熱心な参加者、見に来ているだけの人。熱量のある人たちだけが先走ると、あまり参加できていない人が輪に入れず、コミュニティにいること自体が辛くなってくる、というのが大山さんの見立てです。
大山さん自身も、コミュニティには入りつつも、あまり長居はしないタイプだと明かします。
ここで大山さんは、10人くらいが集まっている場面を想像してほしいと語りかけます。数人が調子よくワイワイしていて、あとの人は静かにいるだけ、という風景です。
自分がね、乗ってる時は目に入らないんですけど、一歩引いて、いや疲れたなっていう時に入ってて、盛り上がっている何人かを見るとね、ちょっと周り見渡しますよね。
そうやって周りを見渡すと、同じように疲れているけれど、ちょっと参加したいなと思っている人と目が合う。そこに目を向けなきゃいけない、と大山さんは感じたと言います。
全員が同じ熱量で楽しむことはできない。だからこそ、そういう人への橋渡しをしたい、一緒にやらないかと声をかけながらやっていきたい。その気持ちが、今回の投稿を始めた動機になっているそうです。
信頼を積み上げる発信へ。気合と根性だけでは乗り切れない
大山さんは、この発信方法について、少ない労力で大きな成果を出すことにはつながらないとはっきり言います。少なくとも最初は、そうはいかないという前提です。
そのかわり、続けるうちにどんどん信頼につながっていく発信方法になっている、というのが大山さんの手応えです。
コミュニティ自体を否定しているわけではない、と何度も念を押します。自分も入っているし、できる時には参加してわーわー騒いですぐいなくなる、というスタイルでやっているそうです。
ただ、うまく切り替えられない人は、コミュニティに入ったことで辛くなったり、発信自体が嫌になったりする。今まで反応してくれていた人が反応しなくなると、ブロックされたのでは、嫌われたのではと思ってしまうこともある、と共感を寄せます。
実際にブロックもミュートもされている、と大山さんは笑い交じりに話します。Xなら一発で分かってしまうけれど、自分は気にしないタイプだそうです。
そのうえで、今の発信は気合と根性だけでは乗り切れず、多少の技術が必要になってきていると話します。だからこそ、その技術も含めて一本でつないで発信しやすくする、という考え方を今回のサービスにまとめたと締めくくっています。
まとめ
SNS発信が届きにくくなった今の時代について、大山さんが自身の実感をもとに語った回でした。闇雲に広げるのではなく、紹介や信頼を軸につながりを作ること、そして発信の疲れやコミュニティの温度差とどう向き合うかがテーマになっていました。
- 投稿を四方八方にまくより、紹介者を介した「架け橋」でつながる時代になってきている
- 発信を続けるには反応が支えになるが、反応ゼロやアンチはメンタルを削る要因になる
- コミュニティの熱量には温度差があり、乗れていない人が輪に入れず辛くなることがある
- 盛り上がる人だけでなく「疲れているけど参加したい人」に目を向け、橋渡しをしたいというのが大山さんの動機
- 今の発信は気合と根性だけでは乗り切れず、信頼を積み上げる多少の技術が必要になっている






