1・2・3の日に番組を再始動した理由
番組冒頭、神森さんは沖縄・那覇のスタジオから金曜日の朝の挨拶を送ります。この「T-STUDIO.Voice」は、過去に何度か配信して止まっていた番組でした。
再始動の日に選んだのは1月23日。ワンツースリーの日にあたります。
ホップステップジャンプじゃないんですけど、このリズムに乗って今日をリスタートの日にすることにしました。
普段は会社の中の人として話すことが多い神森さんですが、この番組ではあくまで個人としての視点で話すと語ります。テーマは、仕事のことや大好きなガジェット、そして最近どハマりしている生成AIによる音楽作成サービスです。
平日仕事の人も、シフト勤務の人も、通勤中や作業前のこの時間がいいスイッチになれば嬉しい、と呼びかけます。
デスクにやってきたM4 Mac mini、その小ささに驚く
番組再開には、実は理由がありました。Macを買い替えたら、新しいことをやりたくなったという流れです。
新しいマシンはM4のMac mini。神森さんはとにかくその小ささに驚いたと話します。
注文は2024年12月1日、Appleのサイトから。沖縄でも12月3日には届いたといいます。届いた箱があまりに小さくて、玄関で受け取ったときは一瞬とまどったそうです。
え?この人何持ってきたんだろうって、ほんとマジで一瞬思いました。
開けてみると箱よりさらに小さい本体が入っていました。神森さんが最初に買ったMacは、1997年発売のPower Macintosh G3 DT233。その頃の箱と比べると、あまりの小ささに驚いたと振り返ります。
6年使ったIntel MacBook Proが限界だった理由
これまで使っていたのは、約6年前に買ったMacBook Proの13インチ、Intel Macの最後の頃のモデルでした。買った当時は個人用として全く不都合がなかったといいます。
仕事は会社から貸与されたパソコンで行うため、個人のMacで仕事をすることはほぼありませんでした。
状況が変わったのはコロナ禍です。東京から宮古島へ引っ越し、ドローンやカメラといった趣味が増えていきました。
カメラは最初にLUMIX G8を買い、ステップアップして今は富士フイルムのX-S2を使っています。このカメラの画像はAPS-Cで4000万画素あり、画像サイズが相当大きくなりました。
そのためLightroomで写真を取り込むととにかく重く、表示もなかなか出ず、ノイズ処理などもかなりしんどい状態でした。取り込みや処理が遅く、だんだん嫌になり、カメラの中に画像が溜まっていったといいます。
なんかただ、趣味が趣味じゃなくなっちゃったなーなんて思っているところで。
そんなときに2024年、M4搭載のMac miniが登場し、非常に欲しくなったと語ります。都合もあってすぐには手が出ず、何度もショッピングカートに入れては諦めていたそうです。
M4無印かM4 Proか、ChatGPTとGeminiに相談した結論
迷った最大の理由は構成でした。手元に来たのはMac miniのM4無印で、1TBのSSDにフルの32GBメモリを積んだものです。
もともとはM4 Proの1TB、64GBメモリで買うつもりでしたが、なかなかのいい値段になっていて三迷いしたといいます。
そこで神森さんは、ChatGPTとGeminiにそれぞれ問いかけをしました。
M4無印とM4 ProのMac miniで、それぞれのスペックと自分の使い方をふまえ、3〜4年使うならどちらがコスパもリセールバリューも良いか
普段の使い方として、Lightroomでの画像取り込み、Auditionでのポッドキャスト収録、たまにドローンの動画編集をすることを伝えたそうです。
AIからの結論は「あなたの場合はM4無印で十分でしょう」というものでした。Photoshopでバリバリ何かをするわけではないため、神森さんも納得してM4無印を選んでいます。
そしたらですね、もう本当に、あ、ポッドキャスト再開したいなということで、こうして今マイクの前にいるっていう感じになります。
パソコンが変わるとクリエイティブ欲が湧いてくる。神森さんはそう実感し、過去にも仕事で似た経験があったことを思い出します。
コロナ禍の在宅勤務で始めた「ラジオ広報」
ここからは仕事にまつわる話をする「Work Talk」のコーナーです。神森さんは都内のIT企業の広報室に所属し、社内広報や社外広報の仕事をしています。
パソコンにまつわる話として振り返るのは、コロナ禍の出来事です。会社は2020年3月から全社在宅勤務に切り替わりました。
それまで全社出社が基本だった中で急にリモートへ舵を切ったため、社内の様子が社員に見えなくなってしまったといいます。
広報メンバーで話し合った結果、出てきたのが「ラジオ感覚で会社の人たちの声が聞こえるのっていいよね」というアイデアでした。こうして「ラジオ広報」という番組を始めます。
ただし手間をかけすぎるものにはしたくなかったため、当時すでに整っていたZoom環境を活用しました。企画を立て、合いそうな人に声をかけて集まってもらう形です。
企画を立てる
テーマに合いそうな社員に声をかけて集める
Zoomで収録
わちゃわちゃトークをする様子を録音
軽く編集
音声とBGMを合成し簡単な動画にする
社内公開
動画を見ても音を聞いてもよい形で共有
神森さんはPremiereを使い、Zoomの録画データと切り出された音声、BGMを合成して簡単な動画を作っていました。社員には好評だったといいます。
Mac miniへの入れ替えで仕事が捗った経験
好評だった一方で、当時の編集環境にはつらさがありました。Premiereで編集していると、どんどん時間が溶けていく状況だったといいます。
そこで社内のIT管理部門に相談したところ、余っていたMac miniを用立ててもらえました。昔ながらの平べったい形のIntel Mac miniです。
それまで使っていたノートのMacは8GBメモリでしたが、32GBメモリに増設されたMac miniに変わったことで、パフォーマンスが上がり仕事の効率が大きく改善しました。
8GBメモリのノートMacで、Premiere編集中に時間が溶けていく
32GBメモリのIntel Mac miniで、パフォーマンスが上がり効率が改善
この経験から神森さんが伝えたいのは、社内情報の共有に困ったときの実践的なヒントです。
社内共有とかに困った時は、Zoomの録画機能を使ってうまいこと社内広報してもいいんじゃないかな。
長い時間をかけないなら、少し編集する程度でも、そのまま動画として公開してもいい、という提案です。
音楽生成AI「Suno」にハマった理由
続くコーナーは、トーク内容をもとに音楽生成AI「Suno」でその場で音楽を作る実験室です。神森さんによると、Sunoはヒンディー語で「聞いて」という意味だそうです。
出会いはまだ3〜4ヶ月ほどですが、とにかく時間が溶けていくサービスだと語ります。スタイルをいくつか当てるだけで、その場で音楽を作ってくれる点が気に入っているそうです。
自動で歌詞を乗せた歌付きの曲を作ってくれるほか、自分で作った歌詞を乗せることもできます。
神森さんが一番いいと感じたのは著作権の扱いです。課金して有料ユーザーになれば、作った楽曲の著作権は本人のものになるという点でした。
それを知ってすぐに課金し、ブラックフライデーのセールで月額から年額に切り替えたといいます。久しぶりにワクワクするサービスに出会ったと話します。
作った音楽をポッドキャストで紹介できると嬉しい、というのが番組再開の理由の一つでもありました。
ラジオへの憧れと、自分で作る音楽という答え
神森さんは2ヶ月ほど前、沖縄・豊見城にあるコミュニティラジオに一度出演しました。事前にかけてほしい曲を聞かれ、実際に現場で話しながらその曲をかけてもらったといいます。
やっぱりこういう、その曲をかけてもらうって、やっぱラジオっていいなって思いながら。
ポッドキャストでは、自分の好きなアーティストの曲を自由にかけられるわけではありません。だからこそ、自分で作った音楽なら出せる、という発想が生まれました。
ラジオ的なものへの憧れと、自作の音楽。この二つが結びついたことが、番組を再開する動機になっています。
M4 Mac miniのワクワクを曲にした「Tiny Box, Electric Dreams」
紹介する楽曲は、M4 Mac miniが届いたときのワクワク感を形にしたものです。制作にはGeminiが協力しました。
神森さんはEREJというアーティストが大好きで、EREJ風のエレクトリックポップというイメージで、スタイルと歌詞をGeminiに用意してもらったといいます。
それをSunoに与えて作ったのが「Tiny Box, Electric Dreams」です。歌詞も含めて全部Geminiが作ってくれたと話します。
上がってきたタイトルを見て、神森さんは1980年代の映画「Electric Dreams」を思い出しました。主人公と彼女、そして主人公のパソコンの三角関係を描くドタバタコメディです。
その映画では、知能を持ったパソコンがチェロ奏者と音楽セッションをします。神森さんは、AIが音楽を奏でるという構図が今の自分の制作と重なると感じました。
当時も描かれていたことが、今当たり前になってるんだなあっていう風にちょっと思っております。
Geminiが歌詞とスタイルを作り、別のAIサービスであるSunoで音楽にする。この流れそのものが、映画の世界観を現実にしているという気づきです。
新しいMac miniと一緒に番組もリブート
楽曲を届けたあと、神森さんはあらためて番組リブートを宣言します。AIが作ったとは思えないような、それでいてAI感のあるエレクトリックポップだったと振り返ります。
新しいMac miniと一緒に、番組もリスタートできたと語ります。これからはガジェットの話、仕事の話、音楽の話を沖縄の風に乗せて届けていくとのことです。
次回はSwitch2の話を予定しています。ゲーム機そのものというより、広報的な目線での私的考察をしてみたいと話しています。
まとめ
Macの買い替えという小さなきっかけが、クリエイティブ欲を呼び起こし、番組の再始動につながった回でした。ガジェット、仕事、生成AIによる音楽づくりが、個人の視点でゆるやかに結ばれています。
- 番組は1月23日「1・2・3の日」に合わせて再始動し、6年ぶりのMac買い替えが再開の理由になっている
- M4無印かM4 Proかで迷い、ChatGPTとGeminiに相談して自分の使い方には無印で十分と判断した
- コロナ禍の在宅勤務では、Zoom録画を使った「ラジオ広報」で社内に声を届けた経験がある
- 音楽生成AI「Suno」は有料ユーザーなら楽曲の著作権が本人のものになる点が魅力だと語る
- GeminiとSunoで作った「Tiny Box, Electric Dreams」を紹介し、次回はSwitch2の話を予定している




