三月最後の金曜、映画館で始まった週末前の余白
番組は沖縄・那覇のスタジオから届けられています。3月28日、3月最後の金曜日という節目の朝から回は始まります。
先週末の沖縄は天気が不安定だったといいます。祝日は晴れていたものの、土曜日はどんより空で午前中は雨も降ったそうです。それでも気温は半袖にカーディガンを羽織る程度でした。
そんな週末、神森さんは初めてサザンプレックスという映画館に足を運んだと話します。いつもはシネメックスか浦添の映画館だそうですが、今回は行き先を変えてみたそうです。
見てきたのはゴジュウジャーVSブンブンジャー。ブンブンジャーが大好きなので、久しぶりに見られて、これがもう良かったんですよね。
平日勤務の人にとっても、シフト勤務の人にとっても、この時間がいいスイッチになればという言葉から、本編へと入っていきます。
骨伝導イヤホンOpenComm2、まずは使い心地から
最初のコーナーはガジェットレポートです。紹介されたのはShokzのOpenComm2 2025 Upgradeという骨伝導イヤホンです。
もともとはAfterShokzという名前で、古くから骨伝導イヤホンを提供していたメーカーの製品だと神森さんは説明します。
神森さんの使い方は、ほぼウェブ会議のみとのこと。骨伝導だと音質が気になる人もいるかもしれませんが、相手の声を聞く分には全く問題ないと話します。
耳を塞がないことで、自分の声が聞こえやすいという利点もあるそうです。さらにリモートワークならではのありがたさも挙げます。
リモートワークでは地味にありがたくてですね、宅急便が来ても気づけるっていう感じでございます。
このシリーズはマルチポイントに対応している点もいいところだといいます。iPhoneとMacの両方につないでおけば、どちらの音が必要になってもすぐに使える便利さがあると話します。
マイクの性能についても、ウェブ会議で相手から聞き取りやすいと言われることが多いそうです。
4年使った初代からの買い替え、決め手はUSB-C
神森さんはこの製品を初代のOpenCommから使っていたと明かします。友人が使っているのを見て教えてもらい、無性に欲しくなったのがきっかけでした。
2021年、まだ宮古島にいた頃に、宮古島の山出電器へ直接買いに行ったそうです。以来4年近く、リモートワークのお供として使ってきました。
そろそろバッテリーの減りが早くなってきたため、買い替えを検討していたところ、2025 Upgradeというモデルを見つけます。一番の進化ポイントはUSB-C充電への対応でした。
もういろんなどこが変わったみたいな、どうでもよくて、もうそれだけで、これを買おうと即興で決めてしまいました。
その背景には、初代の充電方式へのストレスがありました。初代は独自のマグネットを使ったUSBタイプの充電で、専用ケーブルがないと充電できなかったのです。
出張先でリモートすることもある神森さんは、この専用ケーブルを持ち歩いていました。うっかりなくすと替えが利かず、その時点で詰んでしまう。それが地味なストレスだったといいます。
USB-Cになったってだけで、即効で買うと決めたほど、この一点が大きな決め手になりました。
独自のマグネット式USB充電。専用ケーブルがないと充電できず、なくすと替えが利かない
USB-C充電に対応。今どき手持ちにあるケーブルでそのまま充電できる
ファームウェア更新やマイク位置、進化と注意点
USB-C化によって、もう一つ嬉しい変化があったといいます。ファームウェアの更新ができるようになった点です。
初代はファームウェアの更新ができませんでした。機器に不具合があったときにアップデートで対応できるようになったのは、大きな進化だと神森さんは話します。
ただし注意点もあります。ファームウェアの更新はAndroidアプリからしかできないため、iPhoneだけの人にはできないそうです。神森さんはiPhoneとAndroidの2台持ちなので問題ないといいます。
もう一つ、初代と比べてマイクの位置が逆になっているそうです。細かい点ですが、初代ユーザーとしては少し戸惑うかもしれないと話します。
総じて、バッテリーも改善され、初代と比べると安心感が全然違うとのこと。乗り換えを考えている人にも、骨伝導イヤホンが気になっている人にも、おすすめできる一台だとまとめています。
人に教えると、なぜ自分が成長するのか
続くWork Talkのテーマは、人に教えることで自分も成長するという話です。神森さんは長く人に教える立場にいることが多かったと振り返ります。
社内での実装の指導、雑誌でのCSSの連載、そしてセミナー講師。こうした経験を通じて感じてきたことを語っていきます。
まずは2000年代前半、当時勤めていた制作会社での話です。神森さんは実装のエキスパートとして入り、同僚に実装周りを指導していました。
教えるとなると、自分のやり方を改めて振り返ることになります。感覚的に、習慣的にやっていたことを人に説明しようとしたとき、ある問いが浮かんだといいます。
あれ、これって本当に正しいやり方だったっけ、みたいなことがやっぱりありまして。
それがきっかけで、自分のやり方を見直したり、より良い方法を探したりするようになったそうです。教えることで自分が次のステップへ上がる成長を体験したと話します。
CSS連載で深まった「なぜ使うのか」への理解
次は雑誌でCSSの連載をしていた頃の話です。CSSのテクニックを記事にしていた連載でした。
小手先のテクニックはいくらでも書けると神森さんは言います。それに肉付けをして、2ページものの連載として始めていました。
ただ、大事なのはそのテクニックをなぜ使うのか、どういう裏付けがあるのかという部分だといいます。
そこをきちんと書くために、仕様書を読み、当時やんちゃだったブラウザの仕様を調べました。読者にどう伝えれば伝わるかを考えるうちに、自分の知見がどんどん深まっていったそうです。
マネジメントに欠かせない「教える力」
ここからは自分の話だけでなく、マネジメントの立場からの話になります。神森さんは仕事でマネジメントの立場が長く、マネジメントを目指すメンバーと関わる機会も多いといいます。
人を育てる力はマネジメントに欠かせない、と神森さんは考えます。そしてそれを養うには、実際に人に教えてみることが一番だと話します。
人に教えることで、自分の中に気づきや学び直しが起こる。だからこそ、実務者だった人がマネジメントに興味を持つなら、人を教える立場に身を置かせてあげることが大事だといいます。
後進の育成を考えるときも、そのメンバーがさらに人を教える立場になれるよう、社内的な動きをしていくことが大事なのかもしれないと語ります。
これは今でも変わらないといいます。自分の理解が曖昧だと、人に説明できない。だから教えることは自分の理解度を確認するいい機会でもある、というのが神森さんの見方です。
例えばこのポッドキャストでこうやって話すのも、ある意味そういうことなのかもしれないな、なんていうふうに思っております。
インスト曲「また明日も」誕生と、Sunoでの作り方
最後はSunoのAIラボです。今回はインストゥルメンタルの新曲を持ってきたといいます。曲名は「また明日も」です。
タイトルは3つの候補から選ばれました。「音のある仕事場」「また明日も」「那覇の朝」の3つです。
「音のある仕事場」は曲のタイトルっぽくなく個人的にダサいと感じ、「那覇の朝」は那覇で話しているからでベタすぎる。そんな理由で「また明日も」に決まったそうです。
もともとは前回までのMy Own Skyの流れで作ろうと思っていたそうです。My Own Skyは合唱系がベースで、ツインボーカルの掛け合いが特徴でした。今回はあえてインストゥルメンタルにしたため、出発点が違ったといいます。
ここで神森さんは、Sunoで曲を作る流れを改めて説明します。Sunoは歌詞を自動で作ることもでき、自分で書いた歌詞を入れることもできます。
歌詞を自分で書くときは、イントロ、バース、プレコーラス、コーラスといったセクションの指示をつけていきます。Aメロにあたるところをバースやプレコーラスやコーラスと指定していくイメージです。
さらにスタイルというフィールドに、ジャンルや楽器、雰囲気、場合によってはBPMを入れます。ただしBPMは指定通りになるとは限らず、近い値で作られることが多いそうです。
一発ガチャで生まれた曲と、相方のひと言
神森さんは、AIと相談しながら歌詞とスタイルを作り、それをSunoに渡すという方法をとっています。セクション指示のところに楽器やコード周りを追記する、少し特殊なやり方も紹介しています。
インストの場合はインストゥルメンタルボタンを押すだけでも作れます。ただ今回は生成AIのClaudeからの提案で、歌詞のフィールドに楽器の指示を書く実験をしたそうです。
セクションごとに、ここはピアノのメロディ、ここはストリングスを入れる、といった指示を書き込みます。歌詞そのものはないため、できあがるのは一切歌詞のないインスト曲になります。
そして今回は、一発目のガチャでいい曲が出てきたといいます。部屋で流していたところ、相方から思わぬ反応があったそうです。
何、プリキュアみたいな曲作った、って言ってきたので、まあ言われてみれば確かに爽やかで元気が出る感じ。
主人公たちが「わー、おはよう」と集まる場面でかかっていそうな曲だと神森さんも認めます。似ているようで似ていない2曲ができ、どちらも良くて迷った末、今回披露するのは相方が選んだバージョンになりました。
曲を聴いたあと、神森さんはストリングス中心の、流れるような元気の出る曲だったと振り返ります。
経験則として、インストでもインストゥルメンタルボタンをオンにするより、イントロ・バース・プレコーラスといった構成の指示はしておいた方がいいのではないか、とまとめています。
まとめ
この回は、4年越しの骨伝導イヤホンの乗り換え、人に教えることで自分が育つという仕事論、そしてAIで生まれたインスト曲という3つの話題を通して、日々の道具と学びと創作を振り返る内容でした。
- OpenComm2 2025 Upgradeの決め手は、専用ケーブルのストレスから解放されるUSB-C充電への対応だった
- ファームウェア更新が可能になった一方、更新はAndroidアプリからのみという注意点もある
- 人に教えると自分のやり方を見直すことになり、教える側こそが一番学んでいるという実感が語られた
- マネジメントには人を育てる力が欠かせず、それを養うには実際に人に教えてみることが一番だという
- 新曲「また明日も」は一発ガチャで生まれ、相方から「プリキュアみたいな曲」と評された爽やかなインストになった







