嫉妬心は、消そうとしなくてもいい
嫉妬心とどう向き合えばいいのか。正直に言うと、誰か教えてくれるなら僕も知りたいです。
というのも、私自身があんまり自分の人生で成功したとか、いい評価をもらったという経験が多い方じゃないんですよ。
特に若い時は「何者かになりたい」という気持ちが強くありました。もともと声優になりたかったんですけど、なれなかったですからね。
だから同期がうまくいってると悔しいし、その気持ちはよくわかるんです。
そのうえで一つ思うのは、嫉妬心って別にあってもいいんじゃないかな、ということなんですよ。
そんなに嫌悪しなくてもいいというか。仕事での嫉妬には運も縁もタイミングもあるし、早咲きの人もいれば遅咲きの人もいますよね。
だから、嫉妬心を持っている自分を責めなくていい。むしろ「俺にもそんな気持ちがあるのか、なるほどな」くらいの感じで、よしよしと抱えてあげてもいいんじゃないかと思うんです。
他人の芝ばかり青く見える時こそ、自分の芝を見てほしい
嫉妬に目がいく時って、他人のすごくいいところ、いわゆる「隣の芝が青い」状態を見ている時だと思うんですよ。
でも、よくよく自分の芝を見てみたら、うちの芝もまあまあ元気じゃねえか、捨てたもんじゃねえなと思えるものが、たぶんあるはずなんです。
ありとあらゆることが人に劣ってる、なんてことはまずないですからね。
ただ、ここで困るのは、その自分の芝の青さが今の仕事に生きるかどうかがわからないことなんですよ。これがけっこう怖い。
たとえば私、こうやって喋るのは比較的得意な方らしいんです。最近、人と話していてやっと自覚したんですけど、台本なしでお便りを読んで喋るのって、できない人はできないんですよね。
もし声優をやっていた頃にこの「喋れる」という特性に気づいていたら、どう思ったんだろうなと思うことがあります。
でも、仮にフリートークの才能があったとしても、それを仕事にしたいかどうかはまた別の話なんですよ。ラジオは大好きだけど、当時の私はラジオパーソナリティ一本になりたいとはピンとこなかった。
得意なことと、それを仕事にしたいかどうかがマッチしているかは、すごく難しいんです。それでも、自分の得意なところに目を向けてみるのは悪くないと思います。
遅咲きでもいい。私は21年かけてやっと今の気持ちになった
私がウェブディレクターを本業にしたのは2004年、お芝居をやめた時でした。もう29歳で、めちゃめちゃ焦っていましたよ。
それから20年以上経って、この仕事もまんざらでもないなと、やっと最近になって思えるようになったんです。
つまり21年くらいかかっているんですよね。だから、考える時間軸をそんなに短く区切らなくてもいいんじゃないかと思うんです。
早咲きの人がずっと先頭を走りきれるとも限らないし、ウサギとカメじゃないですけど、ゆっくり進んでいってもいいと思うんですよ。
成長の踊り場にいる人もいると思います。それが3ヶ月で終わる人もいれば、5年かかる人もいる。
その我慢ができるかどうかも、突き詰めれば才能の一つなんじゃないかと、私は思っています。
だから直近が嫉妬でつらいなら、半年くらいゆっくり自分の気持ちと向き合ってみる。それでいいんじゃないかと。
相談してくれた方は「今までの自分の行動の結果でもある」と書かれていました。何かが足りないという自覚があるんだと思うので、そこを補う行動が取れれば、きっと改善できるはずです。そんなに困らなくても大丈夫ですよ。
まとめ
嫉妬心を無理に消そうとするより、いったんよしよしと受け止めて、自分の芝と時間軸に目を向ける。私自身、まだきれいに答えが出たわけではないんですが、今のところはこう考えています。
- 嫉妬心はあっていい。持っている自分を嫌悪しなくていい
- 他人の芝ばかり見てしまう時こそ、自分の得意なところに目を向けてみる
- 遅咲きでもいい。時間軸を短く区切らず、ゆっくり進むという選択もある
- 足りない自覚があるなら、それを補う行動を取れれば改善できる






