最近信じてもらえないけど、私は本当に上がり症です
まず言っておきたいのは、私は本来めちゃめちゃ上がり症だということです。
最近は誰も信じてくれないんですけど、本当なんですよ。
今、多少緊張していないように見せられているのは、もう間違いなく場数のおかげです。
1ヶ月半ほど前、広島でセミナーをやらせてもらったんですが、会場がなんと映画館だったんです。
舞台の袖があるわけでもなく、観客席の前の方に座っていて、場面転換のときに自分のマシンをつないで喋り始める、みたいな感じでした。
正直、観客の方がいるとやっぱり緊張しました。
だから「緊張しない方法」みたいな話ではないんです。緊張はするんですよ。
最初に乗り越えるのは「相手の顔が見えるか」
プレゼンや会議で最初に乗り越えなきゃいけないのは、目の前の人の顔がちゃんと見えるかどうかだと私は思っています。
プレゼンの資料を、ただそのまま読み上げるだけなら、正直あまり意味がないですよね。
だって印刷して渡すだけなら、PDFで送ればいいわけですから。
そうじゃなくて、その場に来てくれた人が、いま何にハテナを浮かべているのか。それがわかるかどうかだと思うんです。
もちろん、顔を見すぎてプレゼンが止まったら困ります。
でも、喋りながらでも相手の顔が見られる状態までいかないと、「どう伝えるか」を同時に考えながら話すのは難しいんじゃないかと思っています。
刺さる視線でわかる「今、説明が足りてない」
お客さんの方を見ていると、「あ、これはダメだ」という瞬間がわかるようになります。
言葉が難しかったのか、話が理路整然としていなかったのか、いま主語を飛ばしちゃったな、とか。
そういうとき、「今、何の話してるの?」みたいな視線が私に刺さるんですよね。
椅子に座っているんだけど、気持ちが前のめりじゃなくて後ろのめりになっている感じ、と言えばいいでしょうか。
それを感じ取れると、「あ、説明が足りてないな」とわかるので、資料には書いていなくても「ここはもう少し詳しく」と補足を足せるんです。
相手のリテラシーや読解の理解度には、どうしても差が出ます。
だからこそ、その場で言い換えたり、補足したりする。これはセミナーでも会議でも、私は同じように意識しています。
慣れると「空気の温度」がわかってくる
これに慣れてくると、ちょっとオカルトっぽい言い方になるんですけど、その場の空気の温度感みたいなものがわかるようになってきます。
お笑いをやっていてドン引きされたときの、あのいたたまれない冷たい空気ってあるじゃないですか。
逆に、小さく頷いて「はいはい」と聞いてくれている、前のめりの空気もある。
それが見えるかどうかじゃないかなと思っています。
だから、これは決してテクニックではないんですよね。
喋りの上手い下手はもちろんありますけど、聞き手に合わせるのは、あとはもう練習するしかないというのが正直なところです。
ちなみに私、顔が全く見えないオンラインセミナーは苦手なんです。リアクションがなくて、大丈夫なのかどうかわからないまま喋るのは、けっこう怖いんですよ。
まとめ
聞き手に合わせて話すコツを1つだけ挙げるなら、私は「相手の顔を見られる状態を作ること」だと思っています。まだうまく言葉にしきれない部分もあるんですが、いまの私の実感はこんなところです。
- 私は本来めちゃめちゃ上がり症で、いま緊張して見えないのは場数のおかげ
- プレゼンで最初に乗り越えるのは、話しながらでも相手の顔が見えるかどうか
- 刺さる視線や後ろのめりの空気から「説明が足りてない」を感じ取り、その場で補足する
- 聞き手に合わせるのはテクニックというより、人前で話す練習の積み重ね







