無料オンラインセミナー「国家試験を実務に活かす」の案内
冒頭でたいぞーさんは、2月23日の祝日に「第111回薬剤師国家試験を実務に活かすセミナー」を開催すると案内しています。
時間は14時から14時30分までの30分間で、オンライン開催、参加費は無料です。薬剤師だけでなく、薬学生も含めて興味のある人が参加できるとしています。
たいぞーさんは、薬剤師国家試験を実務に活かすことで薬剤師の専門性が患者に届き、患者の薬物治療をよりよくできると、現場での実践を通じて強く感じていると話します。
薬剤師国家試験、薬学の専門性を現場で実務に生かして患者さんに関わることができると、薬剤師の仕事が今まで以上に面白く、やりがいのあるものになると思っています。
経営は厳しい—それでも改定が問うているものは何か
本題としてたいぞーさんが取り上げるのは、令和8年の調剤報酬改定です。答申で具体的な点数が示され、各薬局が今後の運営に関わる試算を行っているという声をよく聞くと話します。
経営的には厳しい改定だという声も聞こえてくる、とたいぞーさんは触れます。ただ、その一方で改定の内容には別の意味を読み取っています。
たいぞーさんによれば、この改定は患者にどれだけ貢献した仕事を実践できるかが問われている内容だといいます。
薬局の外へ—患者を「経過的に」見る視点が要になる
たいぞーさんが改定のポイントとして挙げるのは、患者を経過的に見ていく視点を持って関わることが大切になる、という点です。
具体例として、かかりつけ薬剤師のフォローアップに対する加算や、かかりつけ薬剤師が訪問して患者の自宅の様子を確認することで算定できる加算が挙げられます。
こうした加算が示すのは、薬局の中だけで関わりを終えるのではなく、患者が一歩外に出て地域の中で暮らしているところにも関わっていく方向性だと、たいぞーさんは受け止めています。
薬剤師にしかできない「未来の姿を思い描く」という力
この改定の流れの中で、たいぞーさんは「薬学で患者を語る」ことが今まで以上に大切になると考えています。
その核として挙げるのが、薬を飲んだ後にその人が未来に向かってどう変化していくかを予想し、患者の未来の姿を思い描く力です。これを一つの薬学の力だと表現しています。
ただし、たいぞーさんは、思い描いた姿に患者が本当にたどり着いたかは、経過を追いかけて確認しないとわからないと指摘します。ここが次の話につながります。
予想が「気になる」から、フォローアップが自然に始まる
たいぞーさんは、薬学的に患者を見て「どうなるか」を予想すると、その後の様子が必然的に気になってくると話します。
その気持ちがあると、患者に対してフォローアップを行い、経過の様子をうかがうようになっていく、という流れをたいぞーさんは描きます。
予想どおりうまくいっていればよいものの、予想と違った結果になっている場合は、なぜそうなったのかを新たに考え、次の一手を練る必要があると述べます。
未来の姿を予想
薬を飲んだ後の患者の変化を薬学的に思い描く
経過が気になる
予想した姿にたどり着いたか確認したくなる
フォローアップ
患者に連絡し、経過の様子をうかがう
次の一手を考える
予想と違えば理由を考え、対応を練り直す
一人で抱えない—連携が継続的な関わりと経営につながる
たいぞーさんは、次の一手を打つには薬剤師一人の判断だけで対応できないことも多いと話します。
そのため、医師に情報を共有して連携を図ったり、他職種の協力を仰いでより詳細な患者情報を把握したりする関わりが必要になると述べます。
こうした関わりは、患者が「あなたに継続的に見てもらいたい」とかかりつけに選ぶことにつながると、たいぞーさんは考えています。
さらに、フォローアップなどによる積極的な介入は調剤報酬上も評価され、継続的に患者に関わる場を維持する経営的なところにもプラスに働いていくのではないかとまとめます。
まとめ
たいぞーさんは、令和8年の調剤報酬改定を、患者への貢献と継続的な関わりが問われる改定として受け止めています。薬学で患者の未来を思い描き、経過を追い、必要なら連携する—その循環が患者との関係にも薬局経営にもつながるという見方が示された回でした。
- 令和8年の調剤報酬改定は、患者にどれだけ貢献した仕事を実践できるかを問う内容だと受け止められている
- かかりつけ薬剤師の訪問やフォローアップへの加算に、患者を経過的に見る視点が表れている
- 薬を飲んだ後の患者の未来の姿を予想することは、薬剤師が持つ薬学の力の一つ
- 予想したからこそ経過が気になり、フォローアップや次の一手、多職種連携が自然に生まれる
- 積極的な介入は調剤報酬上も評価され、継続的に患者と関わる場の維持にもつながる



