学術大会の実行委員としてAI活用のシンポジウムを担当
たいぞーさんは、今年の日本在宅薬学会学術大会の実行委員として活動しています。日本在宅薬学会 ── 在宅医療における薬剤師の役割や薬学的な患者ケアを研究・実践する学会。学術大会では研究発表やシンポジウムが行われる。
実行委員の役割の一つとして、学術大会の中で開かれるシンポジウムを一つ主催することになりました。
割り当てられたテーマは、医療現場におけるAI活用です。たいぞーさん自身、AI活用には期待も興味も大きく、ぜひ担当させてほしいと責任者を引き受けたと話しています。
僕自身、AIの活用というのにはすごく期待する部分も大きく持っておりまして、まあ興味も深いところなので、ぜひこのシンポジウムを担当させてほしいということで責任者としての役割を担っております。
「業務効率化」として語られるAI活用の意義
たいぞーさんによると、医療現場でよく語られるAI活用は「業務を効率化する」という文脈が多いといいます。今まで負担だった業務が楽にできるようになった、という使い方です。
たいぞーさんは、その効率化自体はとても大切だと話します。業務が簡素化され負担が軽減すると、その分のリソースを他の仕事に割けるようになるからです。
具体例として、医師であれば文章作成にかかっていた時間が短縮され、その分を患者の診療や治療戦略を立てる時間に使えるようになると説明します。
薬剤師も同様に、AIで業務が効率化すれば、患者と向き合って薬物治療の評価や経過のフォローアップに時間を割けるようになります。結果的に、患者の治療をより良くすることにつながると考えられます。
効率化だけで語ると「楽になった」で終わる懸念
一方で、たいぞーさんは業務の効率だけを語ることへの懸念も示しています。効率化に向かおうとしても、効率だけを語っていると「ただただ楽になった」で終わってしまうのではないか、というものです。
この懸念を踏まえ、たいぞーさんが担当するシンポジウムでは、AIをどう使うかだけでなく、その使い方によって患者にどんな貢献ができるようになるのかを問う予定です。
患者さんにより良く貢献していく、そういったことを行っていくためには、AIをどう活用していったらいいんだろうか、ということをシンポジストの先生方と一緒に議論をして深めていけたら。
ここでたいぞーさんが置く軸は、患者さん視点でのAI活用です。効率化を出発点にしつつ、その先の患者貢献まで議論を進めたいという姿勢がうかがえます。
業務が楽になる、負担が減る。ただし「楽になった」で終わる懸念がある
空いた時間を薬物治療の評価やフォローアップに使い、患者の治療を良くする
シンポジウムの準備状況と参加申し込みの案内
シンポジウムは、今年7月の海の日の連休に開催される予定です。放送時点で開催まで残り半年を切り、本格的な準備が進んでいる段階だと話しています。
たいぞーさんはシンポジストの先生方とも打ち合わせを重ね、当日は学びが深く、面白いと思ってもらえるシンポジウムにしたいと語っています。開催をとても楽しみにしているとのことです。
学術大会は事前参加登録を受付中で、放送の概要欄にリンクが貼られています。今日の話に興味を持った人は申し込んでほしいと呼びかけています。
まとめ
この回は、医療現場のAI活用を「効率化」で終わらせず、その先の患者貢献につなげる視点を、学術大会のシンポジウム企画とあわせて語る内容でした。
- たいぞーさんは日本在宅薬学会学術大会の実行委員として、AI活用のシンポジウムを担当している
- AIによる業務効率化は、医師や薬剤師が患者に向き合う時間を増やす点で大切だと位置づけている
- 一方で、効率だけを語ると「楽になった」で終わる懸念があると指摘している
- シンポジウムでは、AI活用によって患者にどう貢献できるかを患者視点で議論する予定
- 開催は今年7月の海の日の連休で、事前参加登録を受付中と案内している





