社内学術大会という学びの場
たいぞーさんが勤める帽子屋薬局で、6月6日に社内学術大会が開催されました。
社内の各店舗の取り組みが共有されたり、外部講師を招いたシンポジウムが行われたりと、本物の学会さながらのプログラムだったといいます。
業務を終えて駆け込みで参加したものの、たくさんの学びがあったと話されています。
帽子屋薬局は現在、姫路で30店舗を展開しています。店舗ごとに特徴があり、それぞれが自店の特性を生かして工夫してきたことや、その結果が共有されました。
自分の発表にも興味を持ってもらい、介入の視点や難しかった点について、スタッフと学会さながらのディスカッションができたそうです。
FizDIの小島先生が語った「数字の見方」
シンポジウムでは、FizDIの小島先生が登壇して話をしました。
小島先生はもともと帽子屋で勤めていたことがあり、縁が深いことから登壇を引き受けたという経緯があります。
講演では、添付文書の情報の見方や、薬剤師がなぜその情報を見て、何を考え、患者さんにどう関わるのかを丁寧に解説しました。
要点は、数字上の見かけの大小に惑わされず、薬の背景やその数字が示す意味を読み解くことの大切さです。
見えない奥を読み解けるから、プロが必要になる
たいぞーさんは、この講演を通して、見かけの奥にあるものへ目を向ける重要性を改めて感じたといいます。
数字の大小、添付文書の記載のあるなし。そうした情報の裏には、実際の薬の特徴や、使う上での注意点があります。
それをきちんと読み解いて患者さんに関わることができる。だからこそ、薬の領域にはプロが関わる必要があると考えられると話されています。
もしデータを単純に比較するだけで良し悪しを判断でき、自分に適切な薬剤を選べるのであれば、薬剤師の役割はかなり小さくなるだろう、とも述べています。
しかし現実には、それができることとできないことが混在しています。その中で薬剤師がデータを読み解き、目の前の患者さんの状況を判断して適切な薬剤を届ける。そこにプロとしての仕事の意味があるのではないか、とまとめています。
数字を得る
バイタルや添付文書の数値を確認する
奥を読み解く
薬の背景や数字の意味を薬学的に捉える
評価する
薬剤師ならではの視点で判断する
患者さんに関わる
見立てとともに適切な薬剤を届ける
学びを現場に生かすという視点
たいぞーさんは、社内学術大会を通じて学んだことを現場に生かす視点の大切さを語ります。
これは社内の大会に限らず、外部の研修や学会で学んだことにも当てはまります。
来月には日本在宅薬学会の学術大会の運営にも関わる予定で、そこで学んだことも現場に落とし込み、患者さんにより良い医療を届けることにつながると話されています。
来年もまた各店舗で新たな取り組みを重ね、年に一度集まって共有する場を作りたい。そうして帽子屋薬局の発展に向けて進んでいきたいと締めくくっています。
まとめ
社内学術大会での小島先生の講演をきっかけに、数字の奥を読み解く薬剤師の専門性と、学びを現場に生かす姿勢について考える回でした。
- 帽子屋薬局の社内学術大会は、外部講師も招く本格的なプログラムだった
- 講演の核心は、数字の見かけの大小に惑わされず、その意味を読み解くこと
- データを単純比較するだけでは判断できないからこそ、薬剤師というプロが必要
- 社内外を問わず、学んだことを現場に生かし患者さんに還元する視点が重要

