公表された短冊で見えてきたもの
今回のエピソードでたいぞーさんが取り上げるのは、調剤報酬改定の短冊が出たという話題です。前日に、改定の具体的な算定要件にあたるものが示されたと語っています。
短冊では、新しく算定項目として設けられるものや、廃止されるもの、そしてそれらを算定するための要件が公表されました。
一方で、点数や実績の必要数などの数値に関する部分は、これから明らかになっていくとしています。たいぞーさんは現状を、大枠の概要に少し肉付けがされた段階だと表現しています。
多くの薬局が「厳しい」と感じる改定を前に
保険調剤を行う立場として、たいぞーさんもどんな項目が設定されているのか気になり、内容を全部確認したと話しています。
その率直な感想として、薬局にとって今回の調剤報酬改定は結構厳しめの内容になっていると述べ、厳しいと感じる薬局も多いのではないかとしています。
その上で、薬局が社会のインフラとして患者により良い治療や健康を届けるためには、きちんと採算を取りながら事業として継続することがとても大事だと語ります。
だからこそ、この改定の内容に即してこれからの経営運営をどうしていくかを考えることは、とても大切であり、考えなくてはいけないと話しています。
「患者のための改定」と受け止めた理由
経営上の課題があることを踏まえた上で、たいぞーさんが一現場の薬剤師として率直に思ったことは、まさに患者のための調剤報酬改定だ、というものでした。
薬剤師や薬局が患者さんのために一体何ができるのかということが問われている。
たいぞーさんは、患者のためになる行動やアクション、成果、実績を出していくことが求められている改定だと受け止めています。
その象徴として挙げたのが、かかりつけ薬剤師の見直しです。これまでは、かかりつけ薬剤師として選ばれることを重視したような評価だったと説明します。
今回は、選ばれることだけでなく、選ばれた上で患者にどんなメリットやアクションを起こして結果を出せるのかが、より問われる内容になっているとしています。
かかりつけ薬剤師として選ばれることを重視した評価
選ばれた上で、患者にどんなメリットや結果を出せるかがより問われる
選ばれることだけでなく、結果を出すこと
たいぞーさんは、在宅医療にあたる部分や、薬局の立地・体制なども、さまざまな形で形を変えて評価されるようになってきていると述べています。
全体を見たときに大切なのは、いかに患者に結果を出すかだと語ります。選ばれることももちろんですが、それだけではないとしています。
薬剤師という専門家がいる場所としてのメリットをいかに出すかも、とても大切だと考えています。
薬学で患者を語る専門性が問われる改定
たいぞーさんは、薬剤師が医療者・プロとして患者に関わり、結果を出すことが求められていると話します。そうした結果を評価する項目が複数設定されているのが特徴的だとしています。
ここで語られるのが、この番組のテーマでもある「薬学で患者を語る」専門性です。薬学を生かして患者を診ていき、薬剤師でなければ見えない患者の姿を捉えるという考え方です。
薬剤師でなければ見えない患者さんの姿ということを捉えて、この人にとってのより良い薬物治療に向かうための介入、アプローチをしていく。
たいぞーさんは、こうした関わりが新しい調剤報酬改定の中でとても重要になるのではないかとしています。
質を落とさず数をこなすという新たな課題
改定を受けて、たいぞーさん自身も現場で薬学を生かした患者への関わりをより洗練させていきたいと語ります。
時間をかけて一人ひとりの患者にじっくり向き合うことも大事だとしつつ、それだけでは継続に課題が残るとしています。
調剤報酬で評価されることを形にして継続的にやっていくには、いかに簡便にして、質を落とさずに数をこなしていくかが大きな課題になると述べています。
具体的にどんなアクションを起こすかは、たいぞーさん自身もこれから考えながら実践していくところだとしています。
これからの薬局の形と、専門性という武器
たいぞーさんは、言い方があれかもしれないと前置きしつつ、面白い調剤報酬改定の形になったというのが率直な印象だと語ります。
これからの薬局の形が今まさに変わろうとしている。
そんな時に、専門性という武器を持って薬剤師として何ができるのかを、これからも考えながら現場でもがきつつ取り組んでいきたいと話しています。
最後にたいぞーさんは、この放送が、改定を受けて薬学の専門性を生かしてこれからどうするのかを、聴き手それぞれが考えるきっかけになれば嬉しいと締めくくっています。
まとめ
たいぞーさんは、厳しさを感じる薬局も多い調剤報酬改定を、経営面の課題として受け止めつつ、患者のために何ができるかが問われる「患者のための改定」であり「面白い改定」だと捉えていました。専門性という武器で結果を出すことが、これからの薬局に求められていると語っています。
- 公表された短冊は算定項目や要件の大枠が示された段階で、点数などの数値はこれから明らかになる
- 今回の改定は多くの薬局が厳しいと感じる内容だが、採算を取りながら事業を継続する視点が欠かせない
- かかりつけ薬剤師は「選ばれること」だけでなく「選ばれた上で結果を出すこと」がより問われる
- 薬剤師でなければ見えない患者の姿を捉え、結果を出す専門性が複数の項目で評価される
- 質を落とさず、いかに簡便に数をこなすかが、継続的な実践に向けた新たな課題になる



