問題解決には「目的」を捉えることが欠かせない
たいぞーさんは前回の放送で、問題解決には「問題・原因・対策」という順番の型があると話していました。
そのうえで今回は、より上手に問題解決を進めるためのコツの1つとして、目的をきちんと捉えることを挙げています。
その中の一つというのが、目的をきちんと捉えるということ、これがとても大切になります。
たとえば薬局が抱える課題として、たいぞーさんは処方箋集中率を下げることを例に挙げます。
集中率を下げる「もう一つの方法」に潜む落とし穴
集中率を下げる方法として一般的なのは、広域処方箋の獲得など、他の医療機関の処方箋を増やす取り組みです。
しかしたいぞーさんは、メインで受けている医療機関の処方箋を減らすという、もう一つのやり方があると指摘します。
メインの医療機関からの枚数が減れば、相対的に他の処方箋の割合が大きくなり、必然的に集中率は下がるという理屈です。
この方法でも、たとえば85パーセントというボーダーラインを切ることは達成できます。
ただし、それはメインで受けているクリニックの患者さんを断ることを意味します。
これで仮に集中率85パーセントを切るということを達成したとして、それで本当にいいのかというと、いいイメージ、印象を与える薬局の運営の仕方ではないのかなと思います。
数値目標そのものは達成できても、それが本来望む結果につながるとは限らない、という例です。
目的を捉え違えると、達成しても望む結果にならない
たいぞーさんは、目的の軸をぶらしてしまうと、本来達成したいこととかけ離れた対策を選んでしまうと話します。
目的の軸をぶらしてしまうというか、そこをきちんと捉えないと、自分たちが本来達成したいこととは大きくかけ離れた問題解決の方法、手法、対策の選択というのをしてしまうことにもなりかねません。
最終的な目標は達成できても、目的を捉え違えると、得られる結果は望ましいものにならないことがあるといいます。
一方で、自分たちは何のためにこの問題に向き合っているのかを捉えれば、目的から外れた対策は自然と排除されます。
目標の数値は達成できても、患者を断るなど本来望まない結果を招くことがある
目的から外れた対策が排除され、芯の通った行動と思考で望む道に進める
たいぞーさんは、問題をただ解決すればいいのではなく、そもそも何のために取り組むのかを捉えることが大切だとまとめます。
何のために自分たちがそのことに取り組もうとしているのかということをきちんと捉えて取り組むことで、一本、自分たちの中に芯が通った解決に向けた行動、アクション、思考ができるようになる。
まとめ
問題解決は型に沿って進めるだけでなく、「何のためにやるのか」という目的を捉えることが欠かせない、という回でした。目的を見失うと、目標を達成しても望まない結果を招きかねないという点が語られています。
- 問題解決には「問題・原因・対策」という型があり、目的を捉えることはそれを発展させるコツの1つ
- 集中率を下げるには、メインの医療機関の処方箋を減らすという方法もあるが、患者を断ることにつながる
- 目的を捉え違えると、数値目標は達成できても望ましい結果にならないことがある
- 何のために取り組むのかを捉えることで、目的から外れた対策は自然と排除される




