薬剤師が「サプリメント飲んでいますか」と聞く理由
薬局で患者に関わっていると、薬剤師が「サプリメントを飲んでいますか」と質問する場面があると、たいぞーさんは話します。
その理由の一つが、サプリメントの種類によっては薬同士の飲み合わせが悪いものがあるためです。
薬剤師はそこを把握したうえで、薬物治療に問題が生じる組み合わせが起きていないかを確認していると説明されています。
もう一つの理由が、薬と同じ成分がサプリメントにも含まれている場合があることです。
医薬品に比べれば少量であっても、同じ成分が重なることで思わぬ影響が出る可能性があると考えられます。
ビタミンDで起こりうる「摂りすぎ」のリスク
わかりやすい例として、たいぞーさんはビタミンDを挙げています。
ビタミンDは、骨を丈夫にするタイプのサプリメントや健康食品に含まれていることが多い成分です。
一方で、ビタミンD ── 骨の健康に関わる脂溶性ビタミン。骨粗しょう症の治療薬としても医療用に用いられることがある。は、骨粗しょう症の治療薬としても医療用医薬品で使われています。
そのため、治療でビタミンDを摂取している人は、すでに体の中に必要な量が薬で補充されている状態になります。
そこにサプリメントで追加の補充をしてしまうと、問題が起こりうるとたいぞーさんは指摘します。
ビタミンDは油っぽい種類のビタミンで、体の中に溜まっていきやすい特性があるためです。
薬とサプリメントが合わさることで、ビタミンDが溜まりすぎて体の不調をきたすことも考えられると話されています。
だからこそ、思わぬ悪い組み合わせがないかをチェックする意味で、薬剤師が確認していくことが大事だとまとめています。
治療で摂取
薬でビタミンDが補充され、体内に必要量がある状態になる
サプリで追加
同じ成分をサプリメントでさらに補充してしまう
体内に蓄積
脂溶性のため溜まりやすく、量が過剰になる
体調不良
ビタミンDが溜まりすぎて体の不調をきたす可能性
「買わない」も含めて相談できる専門家
たいぞーさんは、サプリメントを購入するときに、どれがいいかを選ぶ手伝いをすることもあると話します。
「これはやめておいた方がいい」「治療しているから使う必要はない」といった助言もその一つです。
つまり薬剤師は、「買わない」という選択肢も含めてサプリメントの相談に乗れる専門家だという考えが示されています。
気になるサプリメントがあるときには、薬局で薬剤師に相談してみるのも一つだと勧めています。
なおたいぞーさんは、明日以降に薬剤師がどんなことを考えてサプリメント選びを手伝っているのかを、シリーズ形式で配信する予定だと予告しています。
「一回薬剤師に相談してみる」という選択肢
今回はサプリメントを薬剤師に相談すると解決の糸口がつかめるかもしれない、という導入の話だったとたいぞーさんは振り返ります。
薬局での薬剤師の専門性は、さまざまな場面で活かせるものがあり、サプリメントもその一つだと考えられています。
とにかく一度薬剤師に相談してみることで、健康に関する悩みを解決するきっかけを得られる場合があると話されています。
サプリメント選びで案外薬剤師が役に立つと感じてもらうこと、そして現場の薬剤師には自分の知識でこうした支援ができると気づいてもらうこと。それがこの回の狙いだと締めくくっています。
まとめ
この回は、サプリメント選びにおける薬剤師の役割を、ビタミンDの例を軸に紹介する導入編でした。飲み合わせや成分の重複を確認し、「買わない」も含めて相談に乗れる専門家として、薬局で気軽に相談する価値が語られています。
- 薬剤師はサプリメントと薬の飲み合わせや成分の重複を確認している
- 治療でビタミンDを摂っている人がサプリで追加すると、脂溶性のため溜まりすぎるリスクがある
- 薬剤師は「買わない」という選択肢も含めてサプリメント選びの相談に乗れる
- 気になるサプリメントは、まず薬局で薬剤師に相談してみるとよい
- 薬剤師がどう選択を手伝うかは、今後シリーズで配信予定



