努力・成長を重んじる「マッチョ思考」との相性
この回のテーマは「マッチョ思考には向き不向きがある」というものです。
たいぞーさんは、努力する、やりきる、成長し続けるといった価値観をマッチョ思考 ── 努力や自己成長、やりきることを重視する価値観のこと。ここでは負荷をかけて前に進むスタンスを指すと呼び、この考え方が結構好きだと話します。
こうした考えで行動していると、確実に成果や成長につながる側面がある。その手応えを、自分自身の経験の中から感じてきたと言います。
僕自身はこの考え方が向いているなということを思いますし、このスタンスでここまでいろいろと活動をやってきましたし、これからも多分このまま進んでいくんだろうなと思います。
成功体験があるからこそ生まれる「勘違い」の危うさ
一方で、その成功体験があるからこそ、勘違いすると危ないとも感じています。
たいぞーさんが特に危険だと考えているのは、この考え方が正しいと思いすぎることです。これは自分への戒めも込めて、いつも意識しているといいます。
人には向き不向きがあります。同じ負担をかけても、それを成長のエネルギーに変えられる人もいれば、負担がただ消耗につながってしまう人もいる、という事実を挙げます。
負担を成長のエネルギーに変えられる
負担がただ消耗につながってしまう
だからこそ、自分にとってうまく機能している価値観や行動を、そのまま他人に当てはめてうまくいくとは限らない、ときちんと認識しておくことが大切だと話します。
向いていない人にとって、マッチョ思考は毒になる
マッチョ思考は、人を成長させ勇気づける力になる人もいる。けれど、向いていない人にとっては、とても毒になることもある、とたいぞーさんは指摘します。
無理をして自分を追い込み、結果として体や心を壊してしまう。そうなってしまったら本末転倒だと言います。
そこで大事になるのが、2つを同時に持つことです。「自分はこれでいく」という軸を持つことと、それには合わない人もいて、その人にはその人の価値観や考え方があると認めること。
たいぞーさんは、この両方の視点が、リーダーや組織を引っ張る人、育成に関わる人にとってとても大事だと話しています。
自分の軸を持ちつつ、他人に押し付けないバランス
ポイントは、自分の軸はきちんと持ちつつ、それを他人に押し付けないようにすることです。このバランスを保つことがとても大事だといいます。
無意識のうちに自分の価値観を正解として捉えてしまうと、それによって追い込まれる人が出てくる。すると教育や指導には向かず、相手の可能性を潰してしまうことがある、と警鐘を鳴らします。
だからこそ、一度立ち止まることを勧めます。この関わり方はこの人にとって本当に適切なのか、と自分に問いただしながら、他人との向き合い方を見直すことも大切だと話します。
誰かへのメッセージではなく、自分への戒めとして
たいぞーさんは、この話を誰かへのメッセージというよりは、自分への戒めの意味が強いと位置づけます。自分がこのスタンスでいくからこそ、意識しておかないといけない大事なポイントだといいます。
強い価値観を持つことは自分の武器になる。けれど間違えると、その武器で他人を傷つけてしまうこともある。そのことを強く認識しておかないといけない、と語ります。
だからこそ、影響力まで含めてきちんと自覚し、上手に使っていきたい。そうやって価値観や行動の軸を使いながら前に進んでいきたい、とまとめています。
まとめ
自分に効く価値観であっても、それが他人にとっての正解とは限りません。軸を持つことと、押し付けないこと。その両方を同時に抱えることが、育成やリーダーの立場では特に重要だと語られた回でした。
- 努力・成長を重んじるマッチョ思考は、たいぞーさん自身には向いている価値観
- 同じ負担でも、成長に変えられる人と消耗する人がいる
- 自分の価値観を正解と思いすぎると、相手の可能性を潰しかねない
- 軸を持ちつつ他人に押し付けないバランスが、育成や指導では大切
- 強い価値観は武器になる一方、間違えば人を傷つける刃にもなる


