ロンドンから一時帰国、濃い1週間に何があった?
ロンドンで暮らすレンさんとエマさんは、7月頭に用事があって日本へ一時帰国しました。ロンドンに移ってからまだ2ヶ月も経たないうちの帰国です。
二人が帰国中に体験したのは、近本さんを応援しに行った甲子園での阪神戦、大阪・関西万博、帰路の上海観光、そして本来の目的だったレンさんの弟の結婚式です。収録はロンドンに戻った直後に行われています。
いや、濃い1週間でしたね。
甲子園の話については、試合を見終わった直後にホテルで録った音源がそのまま流されます。エマさんいわく、テンションが上がりきった気持ちを残したくて、その場で収録したものです。
近本選手の大爆発、甲子園で何が起きたのか
7月1日の夜、甲子園での巨人対阪神戦から戻ったばかりの二人は、興奮がおさまらない様子で話し始めます。阪神の試合を球場で見るのは、レンさんにとって初めてでした。
今日そう、甲子園でジャイアンツと阪神の試合。初めて見に行ったな。阪神の試合。で、いやもうね、近本さんね、もうえぐい活躍して。
近本さんはこの試合で、1打席目にヒット、続いてツーベースヒットを放ちました。3打席目は打てなかったものの、ホームランになりそうな打球をジャンプしてキャッチするスーパープレーを見せ、その後もう一度ツーベースヒットを打っています。
阪神は2対1で勝利し、近本さんはヒーローインタビューにも登場しました。二人とエマさんの母親は、ユニフォームを着て近本タオルを振り、近本弁当のたこ飯弁当も味わったそうです。
ワーワー言いすぎて喉痛いもん、今。喉潰れたわ。
ヒーローインタビューで近本さんは、ジャンプしなくても取れたけれど盛り上がると思ってジャンプした、という趣旨のことを話していたと二人は記憶しています。エマさんはその余裕に驚いています。
なんか頭の余裕もあるし、視界の余裕もあるし。
近本さんは以前サイエントークにゲスト出演した際、客席がよく見えると話していました。今回、二人がタオルで必死にアピールしていたところ、近本さんは実際に気づいて手を振ってくれたそうで、本人からの連絡とインスタグラムの「ロンドンから来てくれてありがとうございます」という投稿で確認できたといいます。
野球初心者のエマさんは甲子園をどう見た?
エマさんは野球をほとんど予習せずに甲子園へ向かい、ルール解説動画を見ながら、隣のレンさんの実況を頼りに観戦しました。レンさんは、ボールとストライクの違いから説明していたといいます。
俺何びっくりしたってさ、(エマさんが)9回になってから表、表って先行って。今更かよみたいな。
周りのファンが口にする「三者凡退」の意味をレンさんに聞いたり、スリーアウトでチェンジになる仕組みも知らなかったりと、エマさんの理解はゼロからのスタートでした。それでも試合が終わる頃には、基本的なルールはだいぶ覚えたと話しています。
エマさんにとって野球観戦は人生で3回目でした。過去2回は解説してくれる人がおらず、面白さがわからなかったのに対し、今回は理解しながら見ることで野球の楽しさを初めて実感したといいます。
1〜2回目の観戦は解説役がおらず、ルールもわからず面白くないと感じた
3回目の今回はレンさんの実況と解説動画で学びながら見て、野球は面白いと感じた
学びながら見たことで、エマさんには気づきもありました。掲示板やご飯を見ている間に試合が進んでしまうため、球から目を離してはいけないということです。
近本さんはさ、この4万人とかいる中からなんか知り合いとかを見つけるっていうじゃん。だけど(試合に)集中しなきゃいけないじゃん。どうやってるんだろうと思って。
応援歌も、近本さんの打席は打つのが早すぎて1回目は歌えなかったものの、後半は歌えたそうです。満員の球場の熱気、ユニフォーム姿の乗客であふれる電車、弁当やビールの売れ行きに、エマさんは経済効果のすごさも感じています。
カメラをゴミ袋に?歓喜の直後に起きたハプニング
一時帰国のタイミングで招待を受けて観戦できたことに、二人は改めて感謝を述べます。猛暑と阪神ファンの熱気が重なる独特の雰囲気を、また味わいに行きたいと話しています。
試合直後、ヒーローインタビューを撮影しようとしたエマさんは、高価なカメラを空になった弁当の袋に入れていたことに気づきます。その袋は、すでにレンさんがゴミとして捨てていました。
君からはキレられて。母親からはなんか爆笑されて。両隣ね。
で、私はあわあわみたいな。
レンさんは、カメラだけでなくその日に撮ったデータまで失ったと落ち込みました。ゴミ袋の場所を知っていたのはレンさんだけでしたが、ヒーローインタビューを見たい気持ちが勝り、探しに行かなかったそうです。
5分ぐらい絶望の時間あったよね、あれ。
結果的にカメラは、袋から出て地面に落ちていたところを見つかりました。エマさんは近本さんの運のおかげだと話し、レンさんは、4万人が来る甲子園のゴミ袋を漁っていたら絶対に見つからなかったと振り返ります。
撮影準備
ヒーローインタビューを撮ろうとしてカメラがないと気づく
原因判明
カメラを入れた弁当袋をゴミとして捨てていた
判断
レンさんはゴミ袋を探すよりヒーローインタビューを優先
結末
カメラは地面に落ちていて無事回収
ノルウェー旅行のデータはギリギリでバックアップ用のパソコンに移していたとのことで、二人は「取り返しがつかない」事態を免れたことに胸をなでおろしています。
聴いてくれる人がいたから届いた、近本選手への感謝
ホテルでの収録の終盤、レンさんはこの音源はタイムリーに出したいと話し、近本さん本人にも聞いてもらえたら嬉しいと語ります。
今ね、聞いてくれてる人がいなかったら、そもそも近本さんのところに届いてないんで。
レンさんの感謝はポッドキャスト、親、仕事、人類、地球、宇宙へと広がり、エマさんも翌週からの仕事への意欲を口にします。二人は、コラボ回や、近本さんの番組チカブレンド ── 阪神タイガースの近本光司選手が出演するポッドキャスト番組として、この回で二人が紹介しているものですもぜひ聴いてほしいと呼びかけています。
なんか誰かの声聞きたいなって時にチカブレンド聞きたくなるって感じ。
チカブレンドで語られていた「フェイクのフェイク」について、レンさんは裏の裏をかく駆け引きで演劇のようだと感心します。ただ、フライの仕組みもわかっていないエマさんには、まだ5歩手前だとツッコミを入れていました。
打率7割超え?リスナーの集計と寄せられた声
ロンドン帰国後の収録に戻り、レンさんはリスナーが近本さんの成績をまとめてくれたことを紹介します。二人が観戦した試合やコラボ回の配信日の成績を合わせると、打率が7割以上になっていたそうです。
SNSで毎日甲子園に通ってくださいとか、他球団の人に誘拐されないようにとか、いろんなコメントをいただきました
近本さんのファンからは再びのコラボを望む声も寄せられており、エマさんはオフシーズンなど時間がある時にぜひ、と応えています。
万博は行く価値があった?二人が選んだパビリオン
野球観戦の翌日、二人は大阪・関西万博を訪れました。レンさんは様々なゴタゴタがあった万博に半信半疑でしたが、結論としては行ってよかったと話しています。
一時的なイベントのために、なんかこんな広い会場を用意して、こんな綺麗なんだみたいな。
パビリオンの抽選はすべて外れ、当選した夜のパレードも、水質悪化を理由に1ヶ月前から中止されていたことを当日知ったそうです。それでも見たことのない建物を眺めるだけで楽しめたといいます。
二人がそろって一番に挙げたのは、NTTのパビリオンでした。3DゴーグルでPerfume ── 日本の3人組テクノポップユニット。最新技術を使った演出で知られていますのライブのような映像を体験でき、撮影した写真から老けた顔や若返った顔を見せたり、全身写真を勝手に踊らせたりする展示もあったそうです。
エマさんは夜のドローンショーも気に入ったといいます。猛暑で疲れていた時に涼めて座れた場所として、植物とハーブの香りが印象的だったラトビアとリトアニアの合同パビリオン「バルトパビリオン」も挙げています。
日本の暑さには二人とも驚き、ロンドンとは10度以上違うと感じたそうです。エマさんは、自分たちが生きている間に日本で再び万博が開かれることはないだろうとして、一生に一度の経験になったと話しています。
やっぱり日本はすごい?ホテルと食で再確認したこと
万博そのものより強く感じたのは、日本の素晴らしさだったとレンさんは言います。ふらっと入ったうどん屋や寿司も美味しく、飲食店のレベルが全体的に高いと改めて感じたそうです。
美味しいし、安いし、綺麗だし、快適だし、サービスが行き届いてるし。
二人は日本の家を引き払っていたため、滞在中はずっとホテル暮らしでした。タオルや着替え、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ハンドソープが揃う日本のホテルを、レンさんは「もう日本のホテルの勝ち」と評します。
タオル、着替え、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ハンドソープがそろう
ハンドソープしかなく、それで体と頭を洗った
エマさんは一生住むなら日本だと感じたといいます。レンさんも、一時的に海外で暮らすのはいいとしつつ、住みやすさの違いに同意しています。
弟の結婚式で気づいた、ご祝儀袋の作法
一時帰国の本来の目的は、レンさんの弟の結婚式でした。自分たちで結婚式を挙げた経験から、二人はつい主催者側の目線で式を見てしまったと話しています。
ご祝儀を包む布、いわゆる袱紗 ── ご祝儀袋を包んで持ち運ぶための布。慶事と弔事で色を使い分けるのが一般的ですを持っていくのを忘れたことも話題に上ります。レンさんはそもそも使ったことがなく、胸ポケットから直接出していたそうです。
まあでもあの開催する側としては別にそんなに気にしないよね。
もう参加者はさ、ハッピーをお裾分けしてもらうだけじゃん。
13時間の乗り継ぎで上海へ、リニアはどれだけ速い?
ロンドンへの帰路は上海経由で、昼から深夜1時15分まで約13時間の乗り継ぎ時間がありました。二人はその時間を使って上海の街へ繰り出しています。レンさんにとっては2回目の上海観光です。
空港で食べたキクラゲ料理は美味しかったものの、二人とも日本人向けにアレンジされた中華のほうが好みだと話しています。その後、リニアモーターカー ── 磁力で車体を浮かせて走る鉄道。上海では浦東空港と市内を結ぶ路線が営業運転していますに乗り、わずか8分で市内へ着きました。
最高速度は時速430キロほどで、走行中は車体が飛行機のように大きく傾いたそうです。エマさんは車体が浮いているせいかと考えましたが、レンさんは高速でカーブする際の遠心力を和らげるためではないかと推測しています。
左行く時は右側をちょっと上げた方がさ、力かからないじゃん、その外側に。
レンさんが去年の年末に乗った時は、5両編成に5人ほどしかいないほどがら空きでしたが、今回は多くの乗客がいたといいます。
上海旅行の準備はAlipayとAI翻訳で十分?
レンさんは上海を比較的安全な街と感じています。リニアの切符は券売機で、地下鉄はクレジットカードのタッチで乗れますが、お店ではAlipay ── 中国で広く使われているスマートフォン決済アプリが必要なので入れておくとよい、とアドバイスします。
エマさんはGoogle翻訳に中国語を事前にインストールしていきましたが、翻訳精度はあまり高くないと感じたそうです。代わりに、写真を撮ってChatGPTなどのAIに聞くほうが便利だったといいます。
いやそう、マジでめっちゃ使える。旅行で写真撮ってAIに聞くっていうやり方。
エマさんは、見た目が似ているためアジア人として目立たない安心感や、街や電車の綺麗さも挙げています。上海の地下鉄は新しく広々としていて、ホームドアもあり、東京メトロに近い雰囲気だったそうです。
古い、狭い、暑い、落書きやゴミが多く、犬が座席に座っている
新しく広々としていて、ホームドアもある日本寄りの地下鉄
豫園の小籠包と千と千尋のような街並み
二人は上海の有名な庭園エリア豫園 ── 上海旧市街にある明代の庭園。周辺には伝統建築風の商店街が広がり、観光名所になっていますを散策しました。有名店で、小籠包8個セットを約700円、通常の5倍ほどの大きな小籠包1個を約600円で食べたといいます。
エマさんが勝手に「大籠包」と名付けたその料理は、AIによると「巨大小籠包」と呼ぶそうです。タピオカ用のような太いストローを皮に刺し、中のスープを飲んでから食べるのがお決まりのスタイルです。
日が落ちかけて建物に明かりが灯ると、昔の中国の家が並ぶ街並みは独特の雰囲気になります。エマさんはその景色を、映画『千と千尋の神隠し』でお父さんとお母さんが豚になる場面にたとえました。
街には三国無双のキャラクターのような中華衣装を着た女性も多く、エマさんは京都の舞妓体験のようなものだと受け止めています。浦東空港から1時間以内で行けるため、レンさんはおすすめの場所だと話しています。
上海も気温は35度前後あり、エマさんのスマホには出発日の32度が前日より6度涼しいと表示され、前日は38度だったと気づいたそうです。
外灘の夜景と、上海の人々のエネルギー
夜は上海の有名な夜景スポット外灘 ── 上海の黄浦江沿いに広がるエリア。租界時代の西洋建築が並び、対岸の高層ビル群の夜景が有名です(ワイタン)を訪れました。大きな川沿いに煌びやかなビル群が建ち並び、明かりが川面に反射する近未来的な景色です。
西洋風の建物も並び、エマさんはロンドンのテムズ川周辺のようだと感じ、レンさんもビッグベンのような銀行の建物があったと話します。1.1キロほどのエリアがずっと人で埋め尽くされていたことに、エマさんは驚いています。
その熱気に驚いた。めっちゃエネルギー溢れる国だなって思った。
地下鉄でも街中でも、5メートルほど離れた家族と大声で会話する光景があちこちで見られたといいます。レンさんは、日本ではあそこまでではないと感じ、おしゃべり好きが多い印象を持ったそうです。
帰りは川の地下を通るトロッコのような乗り物に乗り、途中ではVRゴーグルで宇宙を探検するアトラクションを体験しました。移動中に観ていた映画『スター・ウォーズ』に出てきそうな場面が多く、思いのほか良かったそうです。この場所は、レンさんが前回訪れた時に写真が勝手にお札になる展示があったところだと考えられています。
乗り継ぎ観光のすすめと、ヨーロッパ生活の再開
夜9時ごろに観光を終えて空港へ戻った二人は、乗り継ぎ時間を使った旅行は大いにありだと振り返ります。エマさんは、今回上海でたくさん遊んだおかげで、普段はあまり眠れない上海からロンドンまでの約12時間のフライトでよく眠れたといいます。
上海を深夜1時ごろに発ち、ロンドンに朝6時に着き、帰宅後わずか1時間の昼寝で夕方4時に収録しているため、二人とも頭が回っていないと笑います。エマさんは、ヨーロッパにこれほど長くいられる機会はもうないだろうから楽しみ尽くしたい、と前向きです。
人生史の時系列としては順番が前後しており、すでに行ったオランダとノルウェーの話はこれから配信されます。オランダ編は動画もだいぶできてきたので、近々出す予定だそうです。
レンさんのニッポン放送出演と、AI多言語化の夢
レンさんは、ニッポン放送の音楽番組「TOKYO MUSIC INSTITUTE for classical music」に初めてゲスト出演しました。普段はクラシック音楽を扱う番組で、なぜ協和音が気持ちよく感じるのか、AIで曲を作ることを音楽家はどう思っているのか、といった科学寄りの話をしたそうです。
収録はロンドンからのオンラインで、この番組は自動で英語に翻訳され、レンさん本人の声で英語を話しているようなバージョンも同じチャンネルで配信されています。ニッポン放送独自の技術で、一般には使えないようです。
僕らの声であたかも英語でサイエンストークやってますみたいなのを作れるっていう人いたらマジで教えてほしい。
自分たちの声でなくてもよいので、なるべく自動で多言語版を作れれば、英語だけでなく中国語、アラビア語、韓国語にも広げられるかもしれないと二人は話しています。良い方法を知っている人はぜひ教えてほしい、と呼びかけて回は締めくくられました。
まとめ
一時帰国の1週間は、甲子園での近本さんの大活躍とカメラ騒動に始まり、万博、結婚式、上海の乗り継ぎ観光まで、喜びと発見の詰まった旅でした。日本の快適さを再確認しつつ、二人は再びヨーロッパ生活へ戻っていきます。
- 甲子園では近本さんがヒット、2本のツーベース、ジャンプキャッチと大活躍し、二人の席にも気づいて手を振ってくれた
- 野球初心者のエマさんは、解説を受けながら見たことで初めて野球の面白さを実感した
- 捨てたと思ったカメラは地面に落ちていて、ヒーローインタビューを優先したことが幸いした
- 万博ではNTTパビリオンが二人のお気に入りで、ホテルや食を通じて日本の快適さを再確認した
- 上海の乗り継ぎ観光ではリニア、豫園の小籠包、外灘の夜景を楽しみ、AIに写真で聞く旅のコツも紹介された




