「研究者」と「駐在員」をやめた理由は?
サイエントークのおたより回は、レンさんの「改名しました」という報告から始まります。以前の冒頭あいさつは「研究者レンとイギリス駐在員エマが」という言い方でしたが、エマさんのイギリス駐在が終わったことで、この肩書きが実態に合わなくなりました。
肩書きがまだ変わっていないという指摘は、リスナーからのおたよりでも届いていたそうです。そこで番組のタイトルと説明欄を変え、名前は「レンとエマ」というシンプルな形になりました。ホームページはまだ変えられていないとレンさんは話しています。
もうなんか、たどり着いたね。このシンプルイズベストみたいな。
一方でエマさんは、初めて聴く人には「レンとエマって誰?」と思われるかもしれないと少し気にしています。研究者と駐在員なら何をしている人か伝わりますが、カタカナの名前だけではそれがわからないからです。
まあなかなかね、エマの方が難しいんだよね。
エマさんは以前は「OL」や「普通の人」と紹介していましたが、どちらもしっくりこないといいます。新しい肩書きが出てきたらまた変わるかもしれない、という含みを残しての改名です。
研究者レンとイギリス駐在員エマ。肩書きで何をしている人かを伝える形
レンとエマ。冒頭は「夫婦で科学をエンタメっぽく語るポッドキャスト」とし、それぞれの説明は説明欄に書く
エレベーターで「さようなら」と言われる違和感
最初のおたよりは、30代前半でメーカーに勤めるリスナーからです。プロポーズや結婚の時期がレンさんたちと近く、プロポーズの参考にと聴き始めたといいます。
数ヶ月前、もうすぐ子供が生まれることもあって、より広い部屋を求めて関西圏のマンションに引っ越しました。そのマンションではエレベーターに一緒に乗っていた方が降りる際に「さようなら」と言ってきたため、とても違和感がありました。
この違和感は、以前の配信人生史28でレンさんたちが話題にしたものと同じでした。さけけさんは関西独自の文化かと調べたものの、地域性でもなく、ルーツもわからなかったと続けます。
配信の中で廉さんが少し引っかかっている様子が私のようで、逆にエマさんはそれほど気にされていない様子が妻のようで、我が家の会話を聞いているような親近感が湧いてしまいました。
さけけさんはさらに、何のために生きるのかを考えるきっかけは、海外での文化の違いや病気、死別のように「普通が普通でなくなる」出来事がない限りなかなか訪れない、と書いています。もうすぐ子供が生まれる今が、まさにそのタイミングになるかもしれないという便りでした。
確かにすごいね、これ。こんななんかね、一致すんだね。
30代は人生を考えやすい?選択肢が多い時代の迷い
さけけさんの便りを受けて、レンさんは「20代より30代のほうが人生について考えるのでは」と問いかけます。エマさんは、20代は転職などのチャンスが多く、30代は結婚や子育てで地盤が固まり、方向転換しにくいイメージがあると答えます。
ただしレンさんは、博士課程まで進んで働き始めたのが27歳だったため、自分の感覚は世間と少しずれているかもしれないと話します。定年が70歳ぐらいまで延びるなら、30代はまだ前半だという見方も出てきます。
話はそこから、長期的な人生プランを持つ難しさへと移ります。日々の忙しさの中では、目先のことで手一杯になりがちだと2人はうなずき合います。
その長期プランで悩み続ける人より、短期で盲目に何かを頑張ってる人の方が幸せ説あるじゃない。
エマさんは、短期で頑張って幸せならそれでよいとしつつ、苦しい状況から抜け出せない人は長期のプランを練ったほうがいいのでは、と返します。レンさんは、短期で苦しい人には長期のことを考える余裕がない気もする、と迷いを見せます。
レンさんが特に気にしているのは、他人と比べられる時代の影響です。昔は同い年の人が何をしているかをあまり知らなかったけれど、今はネットで簡単に知れてしまうため、「これでいいのか」と考える機会が増えているのではないかといいます。
こう考えられることはいいことだけど、それが幸せにつながるかどうかはまた別だよなっていう。
エマさんも、昔は終身雇用で選択肢が少なかった分、がむしゃらに頑張れたのかもしれないと同意します。選択肢が多いことは、迷いの多さにもつながるというのが、2人の一致した見方です。
終身雇用で転職の選択肢が少なく、同年代がどうしているかもあまり知らない。割り切ってがむしゃらに頑張りやすい
ネットで他人の様子が見え、選択肢も多い。「これでいいのか」と考える機会が増え、決断が難しくなる
レンさんは最後に、さけけさんの言う「普通が普通でなくなると考える」状態とは、その瞬間に何かを決断しなければならないからではないか、とまとめています。
「さようなら」と「おはようございます」は何が違う?
エマさんに促されて、話はエレベーターの「さようなら」に戻ります。地方性もなくルーツもわからないという点について、レンさんは「誰か研究してくれないかな」と投げかけます。
でも「さようなら」のさ、言葉の元々の意味を考えたらさ、ちゃんとした使い方で使ってるのにさ。
レンさんは、古い言葉を使う人に違和感を持つのと同じで、「さようなら」は学校でしか言わなかった過去の言葉になっているのでは、と考えます。エマさんは、過去の言葉というより、使う場面が限られているのが当たり前なのだと言い換えます。
エマさんの例は「こんにちは」です。仕事で昼に会っても「こんにちは」より「お疲れ様です」が多く、関係性や場面によって使うかどうかが決まっているといいます。レンさんは、距離が遠い人には「こんにちは」を使う気がすると返します。
ここでレンさんは、アルバイト先では何時に出勤しても挨拶が「おはようございます」と決まっていたことを思い出します。
(バイトの)「おはようございます」は、もう「今からここの一日が始まる」って意味のおはようございますなんだよ、多分。
エマさんは、午後に遅れて出社したときには「おはようございます」と言えないかもしれないと話し、レンさんもそれは言えないかもしれないと認めます。そのうえでレンさんは、「さようなら」は誰かと離れるときに必ず言う言葉になっていない点に注目します。友達と別れるときは「バイバイ」で、「さようなら」とは言わないからです。
| 挨拶 | 番組での見立て | 使われる場面の例 |
|---|---|---|
| こんにちは | 昼の挨拶でも、どこでも使えるわけではない | 距離の遠い相手。仕事中は「お疲れ様です」が多い |
| おはようございます | 「スタートの合図」として使いやすい | レンさんのバイト先では何時でもこの挨拶 |
| さようなら | 離れるときに必ず言う言葉になっていない | 友達とは「バイバイ」。エレベーターでは違和感 |
結局、ルーツはわからないままで、レンさんは何か知っている人がいればおたよりを送ってほしいと呼びかけています。
餃子の王将と、正体を隠していたリスナー
続いては、常連リスナーの激烈ヌポヌポ菩薩さんからのおたよりです。ロンドン勤務をねぎらったうえで、帰国後に餃子の王将へ行ったかを尋ねる内容でした。
餃子の王将美味しいですよね。私はチャーハン、餃子2人前、ラーメンをほぼ毎回頼みます。熱々の餃子にビール、ハイボール、レモンチューハイ。餃子の口になりましたか?
エマさんは「一人でだいぶ頼むね」と驚き、王将の関係者ではないかと冗談を言います。レンさんは読みながらお腹が減ってきたと話し、2人はテイクアウトして涼しい家で食べたいと盛り上がります。ロンドンには王将がなかったものの、家の近くにはあるそうです。
おたよりの追伸で、レンさんが5月に神戸で開かれたイベント「ポッドキャストミキサー」で激烈ヌポヌポ菩薩さんに会っていたことが明かされます。打ち上げは30人ほどの大人数で、同じテーブルにいたのに、本人は最後まで名乗らなかったといいます。
同じテーブルにいたけど名乗ってなくて、ほんと最後の最後にね、明かされて、正体が。
レンさんは、独特で面白い人だとは思っていたものの、まさか本人だとはわからなかったそうです。今では顔を完全に覚えたので、街で会ったらわかるだろうと話しています。
ビデオポッドキャストは何が難しい?
毎週おたよりを送ってくれるtatataさんからは、ロンドン最終回のビデオポッドキャストの感想が届きました。ビデオの感想をもらうのは初めてかもしれない、とレンさんは喜びます。
いつもビデオは見れませんが、今回はパソコンでゆっくりビデオポッドキャストを楽しみました。だいぶお疲れの様子でしたが、動いているお二人に会えて嬉しかったです。
レンさんは、ビデオではほとんど動いていなかった気がすると振り返ります。話していると体に意識が向かず、せっかくのビデオなのに動けないのだそうです。エマさんも、見られることを意識すると固まってしまうと共感します。
俺結構喋りながらさ、こう、頭に手やったりするみたいな。(ビデオだと)だらしなく見えるからさ、絶対できないよね。
エマさんによれば、普段の収録では体勢を変えたり、あくびをしたり、お茶を飲んだりしています。ビデオではそれをたくさんカットする必要があり、カットすると映像が「ワープ」して見ている人にわかってしまう点も難しさだといいます。音声ならほぼ気づかれないそうです。
ビデオ化はずっと話しているものの、まだ準備中とのことでした。
赤ちゃんに量子力学の絵本は早すぎる?
カリックスアレーンさんからは、以前番組で出た「宇宙人の話を絵本にする」という話題に関連して、絵本の紹介が届きました。
科学に関する絵本で『量子力学フォーベイビーズ』というものがあります。この本では、陽子や電子軌道について赤ちゃんでもわかるように描かれているので参考になるかもしれません。
私もドクターの友人から当時1歳の娘にプレゼントでもらい、読み聞かせています。娘も3歳になりましたが、今では電子が決まった軌道にしかいられないことまで理解しています(嘘です)。
レンさんは、量子力学が絵本になるなら何でも絵本になると驚きます。添えられたリンクによると、カナダの人が書いた本の日本語訳で、アメリカではシリーズが100万部売れているそうです。
エマさんは、一般の人に量子力学を伝えるのですら難しいのに、赤ちゃんにどう教えるのかが想像できないといいます。レンさんも、エネルギーやプラス・マイナスといった説明に使う言葉自体がわからないはずだと考えます。
なんか、あの、感覚的なことの方がわかりやすいんじゃない?
エマさんの案は、物を少しずつ拡大していくと原子になり、その中に陽子と中性子と電子がある、と絵で見せる方法です。レンさんもそれはわかりやすいかもしれないと応じます。
一方でレンさんは、赤ちゃんの段階で量子力学まで教えることに少し引っかかりを覚えます。小学校の理科の教科書で、地動説を教えずに観察結果から考えさせるという話が以前あったことを引き合いに出します。
子供は俺もうもっとさ、自分で想像させときゃいいんじゃね?っていうのもちょっと思うんだけど。
レンさんは、小学校に入ってから原子や量子の世界があると知ったほうが「まじで?」と印象に残るのでは、と考えます。赤ちゃんの頃から言われると、それが当たり前として身についてしまうのではないかという懸念です。
絵本の中身は忘れても「ワクワク心」は残る?
レンさんは、真偽はわからないと前置きしたうえで、ある大学の先生が小学校低学年ぐらいの子供に、大学院生が読むような有機化学の教科書を読ませているという話を紹介します。子供でも結構わかったりするらしいといいます。
エマさんは、それは教授の遺伝子を受け継いだスーパーキッズだからではないかと返します。普通の子供は絵本を一瞬読んでもすぐ忘れ、なんとなく印象に残る程度だろうという見方です。
エマさん自身が覚えている絵本も、タイトルではなく、子供たちが夜空に向かって旅していく美しいビジュアルでした。小学生ぐらいまで実家にあって何度も読み返していたものの、今は実家がなく悲しいと話します。
レンさんが思い出したのは、毎月ページが届いて赤い大きなファイルに綴じていく子供向けの雑学シリーズ「そうなんだ」です。シリーズ自体は大好きでよく覚えているのに、肝心の中身はほとんど覚えていないといいます。
エマさんの答えは、具体的な内容を覚えていなくても、好奇心が刺激される体験そのものが大切だというものです。レンさんも「そうなんだ」に結構影響を受けているかもしれないと認めます。
だからそのためのあれなんじゃない?あの、量子力学フォーベイビーズなんじゃない?
こうして、赤ちゃんに読み聞かせても別にいいのでは、という結論に落ち着きます。エマさんが自然に口にした造語「ワクワク心」は、レンさんが好奇心とも違うと言い換えに困るほどで、2人は流行らせようと笑い合います。
フラネカーのプラネタリウムと「オールトの雲」
おもちさんからは、番組で知ったオランダ・フラネカーのプラネタリウムエイシンガプラネタリウムを実際に訪れたという報告が届きました。
重りの動力だけであのプラネタリウムが正確に動いていることに驚きました。計算も絵心もあって、羊毛の仕事もちゃんとやってたなんて何でもできてすごいですね。オールトの雲のオールトさんの生まれた家も近くにあったので見てきました。
エマさんが「オールトの雲」を知らなかったため、レンさんが調べて説明します。オールトの雲 ── 太陽系のはるか外側を球殻状に取り巻くと考えられている、氷や岩石の小天体の集まり。長い周期で太陽に近づく彗星のふるさととされていますは、オランダの天文学者ヤン・オールトにちなんで名付けられた理論上の天体群です。
レンさんによると、存在自体はまだ確認されていないものの、2007年には太陽系の端に二酸化炭素や水などの成分がありそうだとわかり、存在するかもしれないと考えられているそうです。そのオールトもフラネカー出身でした。
エマさんは、現地のミュージアムでフラネカーに大学があったと聞いた記憶を挙げ、だから物理学者が生まれるのかもしれないと話します。レンさんは天文に強い土地なのかもしれないと応じます。
アムステルダムとかよりも全然私は好きだった。可愛い街で。
2人が特に覚えているのは、天井のプラネタリウムをとても楽しそうに解説してくれた女性のことです。中世の家をそのまま博物館にした小さくアットホームな場所でありながら、見応えは十分だったと、オランダへ行く人に勧めています。
ニュートンの実家とエニグマ、偉人の親の評価
ガサガサおばさんは、イギリスで実験中にサイエントークを聴いているリスナーです。番組のニュートン回を聴いて、ニュートンの実家を訪れたといいます。
展示にはニュートン母の毒親ぶりよりも偉業として解説されていたので、サイエントークを聞いていなければ素晴らしい母親だったのだなと素直に受け入れるところでした。
いろいろなグッズを販売しており、15ポンドのリンゴの木の枝のキーホルダーは高いなと思いました。
15ポンドは3000円以上で、2人も高いと驚きます。便りの最後には、ブレッチリー・パークで見たエニグマ暗号解読機の解説が理解できなかったので、番組で取り上げてほしいというリクエストもありました。
レンさんは、映画『イミテーション・ゲーム』で描かれた話だと説明します。エニグマ ── 第二次世界大戦でナチス・ドイツが使った暗号機。設定の組み合わせが膨大で、解読は極めて難しいとされていましたが作る暗号は解けなかったものの、アラン・チューリングが解読し、イギリス側がドイツ軍の動きを把握できたといいます。
暗号化
ナチスがエニグマで難しい暗号を作り、通信に使う
解読
アラン・チューリングが暗号を解読する
戦局
イギリス側がドイツ軍の動きを知り、戦争が有利になった
レンさんは暗号は面白いテーマだとしつつ、文字を何文字かずらすような単純な暗号でも、音声だけで説明するのは難しそうだと話します。それでもアイデアとして考えてみたいといいます。
話はニュートンの母親にも及びます。レンさんの説明では、未熟児で生まれたニュートンを人に預け、母親は再婚相手の家へ行って育てなかったとされ、ニュートン自身の記録でもかなり嫌っていたようです。
でもなんかさ、これよくあるよね。そのすごい偉人の親って評価難しいみたいなとこない?
エマさんは、実際の母親がどんな人だったかはわからないと断ったうえで、子供からそこまで嫌われていたなら相当だったのだろうと話します。
さらにエマさんは、エピソードを聴いてからゆかりの地に行くと面白いと振り返ります。予習せずに行ったヴェルサイユ宮殿では、もっと調べてから行けばよかったと後悔したそうです。
レンさんは、ポッドキャストを始めてから日本の科学館がぐっと楽しくなったといいます。番組で話したことのある化石の実物を見ると「これか」と思えるため、2人はリスナーにも科学館へ行くことを勧めています。
暗号を解く方法を見つけたら発表すべき?
沖士斗心沖士斗心さんからは、数学に関する質問が届きました。
もし素数かどうかを完全に見分ける方法というのを発見してしまった場合、セキュリティなどで使われているものに影響があるのでしょうか。あるとすれば、それは発表しない方が良いのでしょうか。
2人は以前の回で、素数かどうかを高い精度で予想する方法はあっても、100%当てられる方法はないと話していました。完全にわかる方法が見つかればそれは大ニュースで、暗号化に関わるためセキュリティに重大な影響があるだろうと確認します。
レンさんの理由はこうです。ある人が解ける方法にたどり着いたなら、ほかの人も同じ結論に至る可能性があります。悪い人が気づけば、黙ったまま密かに暗号を解き続けるだろうというのです。
エマさんは、公開したらそれこそ悪い人に使われてしまうのでは、と反論します。レンさんは、発表すれば暗号を使っている側が対策できると答えます。
(Anthropicが)セキュリティ関係のバグを見つけるAIを作ったけど、それを一気に公開せずに限定公開してるっていうのもそういうことなのかなって思うけど。
レンさんも、そのAIはまずセキュリティを作る会社に防御側として提供されていると補足します。そのうえで、学術的に発表するなら本当に解けるのか検証される必要があり、結局は広く発表しなければならないと考えます。
エマさんが原爆開発の例を出すと、レンさんは、実際の兵器開発は秘密にされていたが、元になった原理は基礎科学として発表されていたと整理します。最悪なのは、解き方をいきなりウェブで公開し、対策が間に合わない期間が生まれることだといいます。
悪い人が同じ方法に気づけば、誰にも知られずに暗号を解き続けるおそれがある
暗号を使う側が対策できる。ただし、いきなり広く公開すると対策までの期間が危ない
2人の結論は、発表しないよりは、しかるべき機関に報告するのがよいというものです。学術論文として出す場合も、査読の段階で「さすがにこれはやばい」とストップがかかるのではないか、とレンさんは見ています。
しかもその方法がさ、「まさか暗号解読に使われるとは」っていうパターンもあるじゃん。
知らないうちに発表された成果が暗号解読に使われることもあるため、完全には防げないとレンさんは認めています。
PodcastSymposium2026とScienceAgoraの告知
喋りすぎたため、おたより回は今回を前編とし、次回に続きを出すそうです。最後にレンさんから、イベントのお知らせがありました。
PodcastSymposium2026は、9月12日土曜日の10時半から12時まで、日本最大級の科学イベント「ScienceAgora」の中で開かれます。会場はお台場のテレコムセンタービルで、参加は無料ですが、ホームページでの申し込みを受け付けています。
イベントはポッドキャスト「ものづくりのラジオ」のしぶ長さんとの共同開催です。前半はレンさんとゲストの対談、後半はしぶ長さんの対談で、エマさんは都合により参加できないそうです。
レンさんのゲストは、実験医学などで知られる科学系出版社、羊土社の編集者です。『サイエンスコミュニケーション講座から学ぶ科学が伝わる技法』を担当した方で、書籍と音声という違う立場から、科学をわかりやすく伝える方法を語る予定だといいます。
僕は自腹で行きます。
まとめ
今回のおたより回は、エレベーターの「さようなら」という日常の違和感から、量子力学の絵本、科学館の楽しみ方、暗号解読の公開の是非まで幅広く広がりました。どの話題でも2人は結論を急がず、リスナーの問いを自分たちの経験に引き寄せて考えています。
- 番組の名乗りは「研究者レンとイギリス駐在員エマ」から「レンとエマ」に変わった
- 「さようなら」の違和感は、使う場面が限られた言葉だからではないかと考えられた
- 量子力学の絵本は、中身を覚えるより「ワクワク心」を育てるものだと捉えられた
- ゆかりの地や科学館は、番組で予習してから行くとより楽しめる
- 暗号を解く方法を見つけたら、隠すよりしかるべき機関に報告するのがよいという結論になった




