ネタがない週でも配信を止めない理由
第117回の「デジタル時代の国語教育を語ろう」は、教育もICTもデジタルの話もしない、ただの雑談回として始まります。笠原さんは、10月下旬は正直なところ話すことがない時期だと打ち明けます。
勤務校では総合型選抜があって慌ただしいものの、笠原さんは3年生をメインで教えているわけではありません。そのため、ポッドキャストのネタにするほどの出来事は起きていないといいます。
だったら今週は無理に配信しなくてもいいんじゃないかっていう、そんな話もあるんです。
それでも笠原さんは、117週間休まず配信してきた流れを途切れさせたくなかったと話します。録音のスイッチを入れ、どうしたものかと思いながら話し始めたのが今回の回です。
ここで(配信に)ぽっかり穴を開けるのもなんだか気持ち悪くて。
第4回「教育系ポッドキャストの日」はなぜ人が集まっていない?
ネタに困る今週とは対照的に、翌週はネタに困らない1週間だと笠原さんは話します。10月26日の月曜日から11月1日の日曜日まで、第4回の教育系ポッドキャストの日が開かれるためです。
共通テーマは「苦手克服」と決まっているので、何を話すかでつまずくことはありません。ただ、今回は参加表明がなかなか集まっていないといいます。
笠原さんは、その原因を企画者である自分の動き出しの遅さにあると考えています。第1回は5月後半から告知していたのに対し、今回日程とテーマを出したのは開催の2週間前でした。
5月後半から告知を開始し、Spotifyのプレイリストに入っただけでも17番組が参加
日程とテーマを出したのは開催2週間前で、参加表明がまだ少ない
第1回は学校の話から家庭の話、学校と全く関係ない話まで並んだのが面白かったと笠原さんは振り返ります。お祭りは参加番組が少ないと一気につまらなくなるため、今回はそこが心配だそうです。
Xだとかで教育系ポッドキャストの日のハッシュタグがついた投稿を見かけたらリポストしてもらうだけでも助かります。
音声配信をしている知り合いへの声かけもお願いしたいと、笠原さんはリスナーに呼びかけます。参加表明が間に合わなくても、期間中にハッシュタグをつけて配信すれば笠原さんが探しに行くそうです。
話を戻し、笠原さんはポッドキャストなのだから雑談でいいと考えます。本編で自分のことをダラダラ話す回はあまりなかったものの、今回は思いつきで好きなことを話すことにしました。
まどかマギカ新作に映画館30〜40回、特典マラソンの泥沼
近況として笠原さんがまず挙げたのは、とにかく映画館に通い詰めていることです。お目当ては、13年ぶりの新作となる魔法少女まどかマギカ ── 2011年放送のオリジナルテレビアニメ。かわいらしい絵柄とシリアスな物語の対比で大きな話題となり、劇場版も複数制作されていますの「ワルプルギスの夜」です。
もうここで持てる財力の全てをつぎ込んでどうにかしてやろうというぐらいには見に行ってますね。
映画館には6回見ると1回無料になるサービスがあり、8月28日の封切りからその無料をすでに5、6回使っているといいます。計算すると、鑑賞回数は30〜40回ほどになります。
封切りの8月28日と29日の2日間だけで4回見ており、笠原さんの家には来場者特典の鹿目まどかの大きな色紙が4枚あります。そして、この来場者特典が笠原さんを泥沼にはめることになりました。
笠原さんの家の近所の映画館は、上映スケジュールをうまく組めば1日に3〜4か所を回れる立地です。ランダム特典を集めるには、何館も回る「マラソン」をするしかない状況になります。
ただし、フィルムが配られた週は好みのものを手に入れるのが無理だと判断し、1回行っただけでやめたそうです。それ以外の特典は、自力で取り損ねた1〜2点を二次流通で補い、コンプリートしています。
ランダム特典に言いたいことと「物欲センサー」
ランダム配布の特典について、笠原さんははっきり不満を口にします。二次流通では、映画のチケット代の2〜3倍で出回っていることも珍しくないからです。
別売りで値段がチケット3倍ぐらい高いチケットで構わないからガチャにするのは本当にやめてほしいなって思います。
マージン取られたくないですよ、転売してる人に。
意外なことに、笠原さんはランダム特典をコンプリートしたいほどの熱量はなく、好きなキャラクターの分だけ揃えばいいと考えています。それなのにコンプリートしてしまう理由は、一番欲しいものだけが来ないからです。
欲しいキャラだけ狙う
好きなキャラクターの分だけ揃えばいいと考えて回る
物欲センサー
一番欲しいものだけが手に入らない
他の特典が増える
欲しくないものがどんどん手元に溜まる
二次流通で購入
結局一番欲しいものを高値で買い、コンプリートに至る
いやー、どんな嫌がらせなんだっていう感じですね。
ここ数週間はランダム配布ではない特典が続いていて、笠原さんは助かっているといいます。名前のない上級生の特典は色紙を3枚も集め、今配られている特典もあと2つほど集めに行くつもりだそうです。
特典配布がこの先どこまで続くのか、忙しくて行けない週がないかが笠原さんの気がかりです。記念特典が出ることには期待しています。
13年前の「反逆の物語」でやり残した宿題
笠原さんは、13年前の劇場版「反逆の物語」のときの自分も振り返ります。当時は就職1年目で、ボーナスも満額ではなく、車も買わなければならず、生活費はカツカツでした。
就職1年目でお金がなく、ほむらの色紙と、ほむらとまどかの色紙の2種類で満足してマラソンをサボった
余裕を持って映画館に通い、30〜40回鑑賞して特典もほぼコンプリート
その結果、アルティメットまどかの色紙だけが手元にない状態になりました。笠原さんにとっては13年越しの宿題となっており、駿河屋など二次流通で揃えようかと考えています。
作品の中身を誰とも語らず、生成AIと考察する理由
特典の話ばかりで中身はどうなのか、という疑問に対し、笠原さんは映画の中身をポッドキャストやnoteで語る気は全くないと答えます。反逆の物語から13年以上待っていた気持ちがとにかく大きいそうです。
笠原さんは考察をしていないわけではありません。テレビアニメ版の頃から公式ガイドブックや設定資料集を買い揃え、外伝やコミカライズもほぼカバーし、伝説の雑誌「きらら魔界」も全部持っているといいます。
多分、人からもう何も言われたくないなっていうのが一番大きいですね。
新作にはさまざまな意見が噴き出しており、言いたいことがあっても誰かに絡まれて消耗するのが嫌で、笠原さんは「貝になり続けている」と話します。そのかわりに笠原さんが楽しんでいるのが、生成AIとの議論です。
必要な資料をすべて生成AIに読み込ませ、自分の考察に抜け漏れがないかを検証させると、かなり手強く考えて返してくれるといいます。インターネット上の考察もディープリサーチで集められるため、それを踏まえた議論が成り立つのが楽しいそうです。
生成AIの活用でこれほど自分が充実していることはないっていうぐらい一番充実してますね。
笠原さん自身、AIが話を合わせて持ち上げてくるスコファンシー ── 英語のsycophancy(迎合)のこと。AIがユーザーの意見に過度に同調したりおだてたりする傾向を指し、AIの課題として議論されていますに陥っていると自覚しています。それでも、自分の好きなものぐらい好きに見させてくれよという気持ちのほうが強いと語ります。
初めての人間ドックで感じた「体が資本」
アニメ以外の近況として、笠原さんは今月の頭に初めて人間ドックを受けました。先週土曜日に結果を聞き、悪いところは何も出てこなかったといいます。
無理が利かない年齢になってきた寂しさもある一方で、仕事を長く続けるには健康に気をつけなければならないと笠原さんは考えています。周りで素晴らしい実践をしている先生方は、基本的にパワフルだからです。
(そういう先生方は)いろいろなところに実際に自分で足を運んで感じて考えてということをしっかりやっていらっしゃるんですよ。
人間ドックは、学校の健康診断なら無料で済むところを、私学共済 ── 私立学校の教職員が加入する共済制度。医療や年金などの給付のほか、人間ドックの費用補助などの福利厚生も行っていますの補助があっても数万円は自腹です。それでも笠原さんは、結果が出た後に医師と丁寧に話せる点に価値を感じたそうです。
笠原さんは、数万円を惜しんで病気が後からひどくなるよりは、投資してよいところだと考えています。毎年受けてもよく、年齢を重ねたらオプションを増やしてもいいかもしれないと話します。
外ではラーメン、家では野菜だけの極端な食生活
笠原さんの健康を最も害しそうなのは、ラーメンの食べ過ぎです。少なくとも週1回、多ければ週3回ほどラーメンを食べており、塩分と糖分は摂りすぎだと自覚しています。
笠原さんは20代の頃から血圧が高い体質で、管理しないとあっという間にバランスが崩れるといいます。そのため家では、基本的に野菜ばかりを食べています。
家での食事は、ホットクック ── シャープの自動調理鍋。材料と調味料を入れるだけで、煮込みや蒸し料理などを自動で仕上げてくれますで野菜を温野菜にしたり、コンビニのサラダをサイゼリヤのオリーブオイルと胡椒で食べたりする生活です。笠原さん自身、外はラーメン、家は野菜だけというのは極端だと認めています。
そばアレルギー検査で「アレルギーなし」が出た衝撃
人間ドックで一つ悩みが増えたと笠原さんは話します。家族にアレルギー体質の人が多いため、オプションでアレルギー検査を追加したところ、思わぬ結果が出たのです。
特にそばについては、笠原さんの兄弟がみんなそばアレルギーで、しかもアナフィラキシーショック ── アレルギー反応が全身に急激に起こり、血圧低下や意識障害などを引き起こす状態。命に関わることがあり、緊急の治療が必要ですが起こるほど重いといいます。
は?って思いましたよ。自分はこの25年間、何のためにそばを食べずにきたんだろうと。
ただ、笠原さんが調べたところ、今回受けた39種類をまとめて調べるタイプの検査は、参考値にはなるものの診断を確定できるものではないという評判でした。数値が出ても症状が出ないことも、数値が低くても条件次第で蕁麻疹が出ることもあるそうです。
食べられるのか食べられないのか、宙ぶらりんのモヤモヤ
検査の結果、笠原さんにはそばを食べられるのかどうかという大問題が残りました。子どもの頃は食べられていたからこそ、そばは大好きで余計に食べたいといいます。
それでも、笠原さんは家でそばを試すことは絶対にしないと強調します。そばアレルギーは激しい症状が出ることがあり、素人が触れてはいけない領域だからです。
聞いている方もそんな真似(家でそばを試すこと)は絶対にしないでくださいね。
いっそ検査なんか受けずにアレルギーがあると思い込んだままだったら諦めもついたんですけどね。
根本的に解決するには、アレルギー専門医で専門の検査を受け、実際に反応するかを確かめてもらうしかありません。費用も時間もかかるため、笠原さんの状況は確定診断が出ない宙ぶらりんのままです。
もし食べられるなら、週1回のラーメンの代わりにそばを食べに行く生活にできると笠原さんは期待しています。専門医への相談の仕方がわからないため、AIに相談しながら探しつつ、詳しいリスナーからの体験談も募っています。
雑談回の感想と、コメントのお願い
エンディングで笠原さんは、どうでもいい話ができるか不安だったものの、意外と話したいことが溜まっていたと振り返ります。いつもより編集が雑になりそうなので、雑談回がどう聞こえたかを教えてほしいといいます。
番組の反省として、笠原さんは国語教育のニッチな内容に特化しているせいか、再生数の割にコメントが増えないと話します。雑談回くらいは、最近あったことや2026年のうちにやっておきたいことなど、気軽なコメントを歓迎しています。
国語の話を一つもしないまま、まどかマギカの話だとか、ラーメンの話だけで終わってしまったのは、まあ看板に偽りありですね。
生成AIの話はしたので「デジタル」はギリギリセーフ、と笠原さんは締めくくります。次回の月曜日は、この番組も教育系ポッドキャストの日の参加回になります。
まとめ
国語の話を休んだ今回は、まどかマギカ新作への熱中、初めての人間ドック、そしてそばアレルギー検査の意外な結果という3つの近況が語られました。好きなものは誰にも触られたくないという本音と、健康への向き合い方がのぞく雑談回です。
- 第4回教育系ポッドキャストの日は10月26日〜11月1日開催で、共通テーマは「苦手克服」
- まどかマギカ新作は30〜40回鑑賞し、作品の考察は人と語らず生成AIと楽しんでいる
- ランダム特典は物欲センサーのせいで結果的にコンプリートし、二次流通に頼る羽目になった
- 初めての人間ドックは異常なしで、数万円でも毎年受ける価値があると感じた
- 25年避けてきたそばの検査値は「アレルギーなし」だったが、確定診断には専門医の検査が必要




