そもそも誰に向けた話なのか
この回のテーマは、LINEスタンプを作るうえで大切だけれど、意外と知られていないことです。
話し手のウミノさんは、2022年ごろからLINEスタンプを作ってきたものの、これまで作ったのは2、3個ほどで、メインではなかったと話しています。
そのうえで、いまの流れに乗ってスタンプを作り始めた「ひよこLINEスタンパー」だと自称しています。
ただ、同じように楽しくスタンプを作っている人たちを見ていて、意識の違いを感じる点があったため、それを共有する内容になっています。
ここで大事な前提が置かれます。この回は、あくまで「売りたい人」のための話です。
今日のお話は売りたい人のための話です。自分の好きなキャラクターや推しキャラクターで作りたいなら、今日の話は全然聞かなくていいです。
一方で、買ってほしい、売り上げを少しでも上げたいと思うなら役に立つはず、という立ち位置です。
話の根っこにあるのは、一貫して顧客視点です。顧客視点 ── 作り手の好みではなく、買う側・使う側がどう感じるかを起点に考える発想のこと。売れるかどうかを左右する土台になる。
なぜ「推しキャラ」では売れないのか
1つ目の条件は、キャラクター選びです。結論として、推しキャラクターや自分のオリジナルキャラクターは選ばないほうがよい、とされています。
理由として、ウミノさん自身の例が挙げられます。着物を着た女性のキャラクターで漫画を作ることはあるものの、そのキャラにLINEスタンプで話させようとは思っていないそうです。
私がLINEを使う相手って家族や友達で、私のこの着物キャラを知っている人っていないんですよね。
つまり、自分にとって大事なキャラでも、使う相手が知らなければ意味が伝わりません。他人からしても、着物の女性が何か言っているスタンプが欲しいわけではない、という指摘です。
同じことは、読者のオリジナルキャラクターにも当てはまります。作ること自体は楽しく幸せでも、売るという観点では売れない、という整理です。
では何を選ぶか。ウミノさんは、一般的に求められているものをキャラクターにするべきだと話しています。
具体例として、キモ可愛い系を軸にしつつ、人気のインコ、猫、カピバラ、テングザル、テナガザル、ペンギンなどを挙げています。
使われたときにどう見えるか
2つ目の条件は、キャラクターの向きです。多くのスタンプが左を向いて作られている、という観察から話が始まります。
具体的には、目線が左に行っていたり、お尻が右・顔が左を向いていたりするパターンが多いといいます。
ここで視点が切り替わります。自分で見るぶんにはその向きが自然でも、問題は「使われたとき」にどう見えるかです。
トーク画面で使われたとき、他の人から見て自然に見えるのは、目線が右、お尻が左の向きだと説明されています。
そのため、売れているスタンプは基本的に正面か、目線が右・お尻が左になっているはずだ、とまとめています。
自分で見るぶんには自然だが、使われたときに不自然に見えやすい
使われたときに自然に見え、売れているスタンプに多い向き
ただし、逆向きのものが一部入るのは問題ない、とも補足しています。知らずになんとなく作っているなら、そこを意識してみるとよい、という提案です。
見やすさを支える白フチ
3つ目の条件は、白フチをつけることです。ほとんどの人はできているものの、たまにできていないケースを見かける、と話しています。
白フチがないと、濃いダークな背景で使われたときにキャラクターがつぶれてしまったり、単純に見づらくなったりします。
そのため、白フチは必ずつけたほうがよい、という結論です。白フチ ── キャラクターの輪郭に沿ってつける白い縁取りのこと。背景色に埋もれず、どんなトーク画面でも見やすくする効果がある。
3つを押さえれば「最低限」はクリアできる
最後に、3つの条件が改めて整理されます。1つ目はキャラクターを自分のオリキャラではなく一般的に好まれるものにすること。2つ目は目線が右・お尻が左を向いていること。3つ目は白フチをつけることです。
この3つを気をつけるだけでも、売れるスタンプになりやすくなる、というのがまとめです。むしろ、これが最低限だと位置づけられています。
全然売れてないくせに何偉そうに言ってるんだって感じなんですけど、多分外れてはいないと思いますので、よかったら参考にしてください。
番組の概要欄には、ウミノさんのLINEスタンプのまとめページが置かれていると案内されています。
まとめ
売れるLINEスタンプの最低条件として、キャラクター選び・向き・白フチの3つが示されました。いずれも、作り手の好みではなく「買う人・使う人からどう見えるか」という顧客視点に立った考え方が土台になっています。
- この回は「売りたい人」向けで、自己満足のために作る場合は当てはまらない
- キャラクターは推しやオリジナルより、一般的に求められるもの(インコ、猫、カピバラなど)を選ぶ
- 使われたときに自然に見える、目線が右・お尻が左(または正面)の向きを意識する
- 濃い背景でもつぶれないよう、白フチは必ずつける
- この3つは売れるための「最低限」の条件として位置づけられている


