「平場で面白い人」とメンズノンノの母親LINE
本編の前に、野村さんは塩野さんが最近出演したポッドキャストの話を振ります。塩野さんは、りっちゃさんとりょかちさんの「やいやいラジオ」に2回目の出演をし、収録が長くなったため前後編に分けて配信されたそうです。
塩野さんは、りっちゃさんとりょかちさんの「トークを引き出していく力」に感心したと話します。とくに印象に残ったのは、やいやいラジオの2人が以前口にしていた「平場で面白い人になりたい」という言葉でした。
めちゃくちゃ難しいですよね。
そうそう、何も持たずに現れて面白いってやばくないですか?
野村さんも「一番技術を要する」と同意し、準備なしで飲み会でも面白い人のことだと言い換えます。塩野さんは、AIに入力すればポッドキャストができる時代だからこそ、生身で面白い力をどう培うかが気になると話しました。
生身で現れて面白い力ってどうやったら培えるのかって思いますよね。
やいやいラジオの中で、野村さんがメンズノンノのポッドキャスト特集に1ページ登場したことがいじられていたそうです。野村さん自身は実家に送っていないのに、親の友人経由で知った母親からLINEが届いたといいます。
実家に送ってないんですけど、逆に親から来ました。母親からLINEであんたメンズノンノ出たの?っていう風に来ましたね。
塩野さんは「それ大学生の時出たかったですね」と笑い、2人は「転がしトーク」としてやいやいラジオの回もぜひ聴いてほしいと紹介しました。
バイナンスから約63億ドル、北朝鮮が関与したハッキングの中身
ニュースの振り返りは月曜日のハッキングによる経済被害から始まります。この週は火曜日が祝日で配信が休みでした。
日本国内では、サイバー攻撃による個人情報の漏洩が続いています。無印良品を展開する良品計画で最大2726万件、牛丼チェーンの松屋で238万件、全日空ANAでも3万7800人分の名前や予約番号などが流出し、パスポート番号や国籍情報が含まれたケースもありました。
国外では、暗号資産取引大手のバイナンス ── 世界最大級の暗号資産取引所。ビットコインなど多数の暗号資産の売買サービスを世界中のユーザーに提供していますが10月29日に不正アクセスを受け、約63億ドル、日本円で約1兆円相当の暗号資産が影響を受けたと発表しました。
バイナンスの初期調査で示唆されている侵入の経路は、次のような流れです。
端末の侵害
エンジニアのノートパソコンが侵害される
システムへの侵入
そこからハッカーが出金システムにアクセスする
不正送金
不正な送金が行われた可能性がある
バイナンスは、損失はユーザーではなく自社が負担すると声明を出しました。すでに被害額の90%を補償し、盗まれた資産のうち約30億ドル相当の凍結に成功したとしています。アメリカのFBIは31日、北朝鮮が関与していたと発表しました。
このニュースに塩野さんがまず驚いたのは1兆円という規模と、それをバイナンスが補償しに行く体力でした。そのうえで、日本で毎日のように流れる情報漏洩ニュースに、感覚が麻痺していると指摘します。
我々毎日情報漏洩のニュース見ててちょっと麻痺してますよね。
有名企業の。逆に漏洩してない。あ、まだ漏洩してなかったですかみたいな。
野村さんも、どうせ漏洩するからと個人情報を持つのをやめた飲食チェーンのニュースがあったと振り返りました。
国家支援型ハッカーと「攻撃側が有利すぎる」非対称性
バイナンスへの攻撃について、塩野さんはアマチュアの犯行ではないと強調します。背後にいるのは、いわゆる国家支援型APT ── Advanced Persistent Threat(高度で持続的な脅威)の略。国家の支援を受けた集団が、特定の国や企業に長期間かけて組織的に侵入する攻撃を指しますと呼ばれる集団だといいます。
国家支援型APTは、国家が後ろにいるため、長期にわたって少しずつ中に侵入していくような組織的な攻撃を行います。塩野さんによると、最も有名なのが北朝鮮で、複数のAPTグループがいると言われています。
こういうコンピューターのハッキングとかサイバー攻撃って、よく完全な非対称性の攻撃で、攻撃側が有利すぎるんですよ。
塩野さんが挙げる非対称性の理由は、攻撃者が捕まりにくいことと、アトリビューション ── サイバー攻撃が「誰によるものか」を特定すること。技術的な痕跡や情報分析を組み合わせて攻撃元を割り出しますの難しさです。攻撃元を見つけに行く行為そのものが、自国のサイバー防御能力を相手に知らせてしまうことがあるといいます。
一方で、攻撃元を見つけ出して「うちはここまでできる」と示すシグナリングの意味もあります。自国の防御能力や攻撃能力をどこまで見せるかが、国家間の駆け引きになっているという話でした。
「こういうことができるなら次はこう攻撃しよう」と相手に思われる
「うちはここまでできる」と相手に示すことができる
塩野さんは、有事に最初に起こるのはサイバー攻撃だろうと言われているとし、相手はずっと試しているかもしれないと話します。そのうえで、国としての認識の切り替えを求めました。
戦争状態にあって。だからこれはもうグレーゾーンではなくて、もうブラックなんですよっていう部分があるので
守ることに国や政府がリソースを分配する必要がある時代になった、というのが塩野さんの結論です。
エムバペ選手の「独裁者」発言と、市場の武器化
水曜日に取り上げたのは、サッカーのキリアン・エムバペ選手をめぐるニュースです。中国の国営放送局CCTVは、現地時間1日のレアル・マドリードの試合の放送を取りやめました。先月27日には、エムバペ選手とスポンサー契約を結んでいた複数の中国企業が契約を解除しています。
発端は、エムバペ選手が今年4月にフランスのトーク番組『THE BRIDGE』で、自分の顔写真と毛沢東の肖像を合成したネットミームについて聞かれ、「誰だか知らないけど、確か中国の独裁者だと思う」と答えて笑いを誘ったことでした。
この発言は配信から約半年後の先月26日にSNSで拡散し、中国国内から反発を招きました。エムバペ選手は27日に「私の発言は思慮に欠けるものだった」と謝罪しています。
塩野さんは、あえてビジネス視点で見ると、市場ごとに歴史認識や政治的な感受性が違い、それに1つずつ対応する時代になったというメッセージだと話します。
一方で、その市場を後ろにしている国家がこの市場にアクセスしたければ、自分たちの政治認識を受け入れろみたいなのは、一つの市場の武器化。
塩野さんは、これを経済的威圧 ── 貿易や市場へのアクセスを制限するなど、経済的な手段で他国や企業に政治的な要求をのませようとする行為のことですとも捉えられると続けます。巨大な中国市場に対し、映画などでも表現ぶりをどうするかが問題になってきたと指摘しました。
野村さんは、日本でも似たトラブルがあったと紹介します。TBSのドラマ『VIVANT』で中国人のキャラクターが日本人を拷問する描写に中国側が反発し、中国でキャンペーン中だったサンリオがVIVANTとのコラボを取りやめたというニュースです。
塩野さんは、作品はどうとでも引っかけられるとし、ここにもハッキングと同じ非対称性があると話します。表現の自由を重視する野村さんに対し、塩野さんは市場と結びついている限り制約は避けにくいと答えました。
アーティストも本当にそのお金を得られる市場として見ていないアーティストみたいなものしか本物の表現の自由って残らないですかね。
野村さんの「市場と無縁な人っているんですかね」という問いに、塩野さんは「それが難しいですね」と返し、こうした出来事はこれからも起きていくという見方で2人は一致しました。
民主党が上下両院を奪還した中間選挙の数字
木曜日と金曜日は、まとめてアメリカの中間選挙を扱いました。木曜日は選挙結果と政治への影響、金曜日はマーケットへの影響です。
アメリカ現地時間3日の中間選挙で、野党・民主党が上院と下院の両方で過半数を獲得しました。定数100の上院では、選挙前に共和党が53議席を持ち、民主党は過半数に4議席の上積みが必要でしたが、共和党の7議席を奪って過半数を奪還しました。
南部テキサス州では、民主党が1988年以来初めて上院の議席を獲得しました。カンザス州やサウスカロライナ州など、共和党の地盤とされてきた州でも民主党が勝っています。
定数435の下院では、選挙前が共和党218、民主党214議席でした。収録時点で開票は続いていましたが、民主党は250議席以上に達する見通しと伝えられています。
| 議院 | 選挙前 | 選挙結果 |
|---|---|---|
| 上院(定数100) | 共和党53議席 | 民主党が共和党の7議席を奪い過半数 |
| 下院(定数435) | 共和党218・民主党214 | 民主党が過半数、250以上の見通し |
この結果、トランプ大統領の共和党が大統領職と上下両院をすべて握る体制は、来年1月で終わります。重要人事が思い通りに進まなくなるほか、極端な財政出動への強いブレーキになると見込まれています。
例えば、トランプ氏の公約である1人あたり5000ドル(日本円でおよそ80万円)の現金支給は実現しない可能性が高まりました。現在も続くイラン攻撃をめぐる追加予算にも、歯止めがかかる可能性が出ています。
金曜日分では、データセンター建設の是非も争点になったことが紹介されました。ほとんどの場所で、建設に反対する側か規制を強める側が勝っています。
AIデータセンターは大量の電気と冷却用の水を使うため、建設予定地では電気料金、水資源、騒音への懸念が強まっています。クイニピアック大学が9月に行った世論調査では、地元での建設に反対する有権者が72%に上りました。
データセンターの一大拠点であるテキサス州では、開発の凍結を訴えた民主党のヒノホサ氏が知事選に勝利しました。オハイオ州やジョージア州でも、規制強化を掲げた民主党候補が勝っています。
影響はアジアのマーケットにも及びました。4日の韓国市場では株価指数が一時4%下落し、日本でも5日に半導体銘柄のアドバンテストが一時12%安となりました。アメリカでデータセンター建設が鈍れば半導体需要が落ち込む、という警戒感が広がっています。
共和党の牙城テキサスで何が起きたのか?
塩野さんは、上下両院が民主党になることは前評判どおりだったと話します。驚いたのは、38年間共和党が続いてきたテキサス州での民主党の勝利でした。
本物のカウボーイハット、カウボーイブーツの国なんですよ。
そのテキサスで、民主党の37歳ほどのタラリコ候補が勝ちました。塩野さんによると、イーロン・マスク氏は拠点をカリフォルニアからテキサスに移し、今回もテキサスの共和党に何百億円というお金を使ったと言われています。
タラリコ氏は公立小学校の教師をしていた経歴が語られていますが、塩野さんは、それはエリート大学生を学校に送り込むティーチ・フォー・アメリカ ── アメリカの非営利団体が運営するプログラム。優秀な大学卒業生を一定期間、教育困難地域の公立学校に教師として派遣しますへの参加によるもので、経歴的にはエリートだと補足しました。そうした白人男性がテキサスで勝ったことに驚いたといいます。
塩野さんは、トランプ氏が見つけた票田を、忘れ去られたと感じている労働者階級の白人中高年男性だと整理します。裕福な家に育ったトランプ氏が、自分とは違うその層に「君は悪くない」と語りかけることに気づいたのは、プロレスの舞台に関わっていたからではないか、という見立てです。
違う忘れ去られた白人男性たちを、「君は悪くない、一緒にアメリカを偉大にしよう」みたいなのを発見したのは、プロレスとかやってたからですよね。
今回の選挙では、物価や生活費の高騰、メディケイド ── アメリカの低所得者向け公的医療保険制度。連邦政府と州政府が費用を分担して運営していますの支出削減、ICEの取り締まりなどに対し、「トランプ的なるもの」に罰を与えようとする若者の票が大きく動いたと塩野さんは見ています。
さらに、中間選挙では現職大統領の党の支持者が投票に行きにくいという構造もあると塩野さんは話します。最悪でも議会が変わるだけで大統領は変わらない、という受け止めです。
大学を出ても職がない若者と「見える化」されたAI
塩野さんは、日本から見ているより過激な現実として、アメリカでは大学を出た若者の職がAIで奪われていると指摘します。年間1000万円近い学費を払っても就職できない状況です。
塩野さんによると、数年前ならコンピューターサイエンス学部を出てGAFAMに就職すれば勝ち組と言われましたが、今はそこを出ても就職できないといいます。野村さんはこれを「とんでもない転換」と受け止めました。
これが敵だっていうのは見える化したのがデータセンター建設。
塩野さんの見立てでは、AIへの敵意は日本よりはるかに強く、その敵が東京ドーム何個分という巨大な建物として自分の街に突然建ち始めました。アメリカには5000以上のデータセンター拠点があり、中身のわからないものが街に建てられていく様子が、脅威を目に見える形にしたといいます。
職の喪失
大学を出た若者の職がAIで奪われる
見える化
中身のわからない巨大なデータセンターが自分の街に建つ
方向転換
誘致を進めていた州知事などが、共和党・民主党ともに反対へ転じる
争点化
中間選挙で5、6番目ほどの論点になる
当初、ビッグテックのデータセンター誘致は税収にも雇用にもつながると歓迎され、州知事が誘致に動くことが多かったそうです。ところが途中から、共和党・民主党とも「自分の街にそんな巨大な黒いものはいらない」と方向転換し始めました。
もちろんこれって今回の中間選挙におけるトップイシューではないんですけども、おそらく五、六番目にはデータセンターぐらいの論点になったっていうのはすごいことだなと思います。
データセンター規制でAI市場は冷え込むのか?
規制を強める側が勝ったことでマーケットが冷え込むのか、という野村さんの問いに、塩野さんは「すぐには」そうならないと答えます。
マーケットが少し急に冬が来るっていう気はしてないんですけども。
理由の1つは、データセンターをめぐるルールが自治体、住民、州法、連邦法という階層構造になっていることです。また、地上げと同じように、すでに土地を売って大金を受け取った近所の人もいて、それがまた住民の分断を生むと塩野さんは話します。
もう1つの理由は、データセンターそのものが安全保障の論点になっていることです。そのため、民主党議員が勝っても「規制はするけど禁止はしない」という対応になると塩野さんは見ています。
塩野さんは、開発を止められない側の事情と住民への配慮を、次のように対比しました。
米中AI競争とAIの軍事力化、そして巨額の資金を注ぎ込んだウォール街が降りられないこと
住民の人気をどう得るかという知事の考え方
塩野さんは、アンソロピック ── 対話型AI「Claude」を開発するアメリカのAI企業。大規模な資金調達を重ねてきたことで知られますのIPOのような話を例に、金融界が燃料を注いできた構図を説明しました。どちらにも転び得るため、このバランスが今後の論点だといいます。
ねじれ議会でトランプ大統領は外交とファミリーへ?
野村さんは次に、トランプ政権の今後とイラン戦争に歯止めがかかるかを尋ねます。塩野さんは、無駄な戦争はしないと掲げて当選したのに、ベネズエラで驕り、イランを数日で落とせると考えて歴代大統領が触らなかったものに触れてしまったと話します。その背景にはネタニヤフ氏のささやきもあっただろう、という見方です。
一方のイランも、ホルムズ海峡周辺で力を見せれば世界を動かせると知ってしまいました。戦争を始めた大統領という痛手を負い、どう引くかが問われていると塩野さんは指摘します。
議会がねじれると、大統領はレガシーを残したくなり、やりやすいのは外交だと塩野さんは話します。野村さんが「平和を果たした人として名を残したくなる力学が働くのか」と尋ねると、塩野さんはこう答えました。
キム・ジョンウンと握手しちゃうかも。
だからやっぱり中国、ロシア、北朝鮮みたいな権威国家のトップが好きすぎるんですよね。
結局マフィア思考なので、ボスは話して決めればいいんだろみたいなっていうところはずっとあるので
塩野さんは、前回のシンガポールのように東南アジアで会談をする可能性も挙げました。野村さんは、そうなると東アジアに位置する日本はどうなるのか、という問題が出てくると受け止めています。
もう1つの見通しは、大負けした大統領が「守り」に入ることです。民主党は究極的には弾劾裁判を視野に入れ、その前に暗号資産などファミリーへの利益誘導を法的に追及するだろうと塩野さんは見ています。
ちょっとそれをやるので、外交アンドファミリーを守るみたいな方にしますけどね。
民主党にスターは生まれるか、共和党はモデルチェンジするか
民主党側の注目点として、塩野さんはスター不在に悩んできた党であることを挙げます。演説で聖書を引用し「汝の隣人を愛せよ」と語るタラリコ氏がZ世代に受け、スターになっていく可能性もあるといいます。
共和党については、どれだけイメージを転換するかが興味深いと塩野さんは話します。選挙直後には、JDバンス副大統領がXでこれまでと違うトランプ批判的な発信を始めたそうです。
大本命です、共和党。あとは共和党としてトランプ的なるバンス氏というので戦えるのか、はたまたそことは急に決別して。
野村さんが、民主党の大勝がそのまま2年後の大統領選の有利につながるわけではないかと確認すると、塩野さんは「わからない」と答えます。中間選挙は現政権へのお仕置きの性格が強く、両党とも大統領というスターを作れるかはこれからだという見方です。
2人は、共和党のモデルチェンジと民主党のスター誕生が2年間の見どころだと整理し、振れ幅の大きいアメリカに世界が慌てて対応する状況が続いていると話しました。
ビッグテックと超富裕層への不満は日本と何が違うのか
塩野さんは、選挙結果から見えたのは、AIやビッグテックが一部の超富裕層と完全に結びついているという認識が、アメリカで共有されていることだと話します。
で、あんな奴らがいるのに、自分たちはなんでこんなに生活が苦しいんだっていう絵が共有されてるんだなってちょっと思いましたけどね。
日本には、超富裕層の個人がビッグテックを率いる構図はほとんどなく、AI領域で顔が見える起業家も多くないと2人は話します。塩野さんは、2025年1月のトランプ氏の就任式にビッグテックの経営者が勢ぞろいした場面が、それほど嫌われていたのかと感じたといいます。
野村さんは、良くも悪くも雇用が守られている日本と比べると、アメリカの切実さは違うのかもしれないと付け加えました。塩野さんは、その中で癒し系のタラリコ氏に票が向かったのだろうと見ています。
野村さんがAI市場の流れが変わるのではと問うと、塩野さんは「そこまで変わんない」と答えます。燃料を注ぐ側が多いからです。ただし株式市場では、流れが変わるとみんなが思えば、それが現実化することはあり得るとも話しました。
ハッキングだってデータセンター周りですもんね。
1週間の振り返りの最後に、塩野さんはバイナンスのハッキングもデータセンター周りの話につながっていると指摘し、野村さんは「AIも世界を動かしてるんだな」と締めくくりました。
「もうひと頑張り」のDJコーナー3曲
DJコーナーで塩野さんは、寒くなり空気が澄んで、今年も終わりに近づく時期の「もうひと頑張り」の曲を3曲選びました。
1曲目はスコットランドのアーティスト、Barry Can't Swimの「Dance Dance Dance」です。塩野さんはアーティスト名が好きだと話し、エレクトロの浮遊感があり、実はフランス語の曲だと紹介しました。
2曲目は、ノルウェーのトラックメーカーKygoとアメリカのシンガーAva Maxのコラボ曲「Before You Know It」です。冷たい空気の中を歩くときに聴いてほしいといいます。
3曲目は、ドラマ『アナログナース』の主題歌にもなっているmiletさんの「My Voice My Life」です。塩野さんは、miletさんの英語がアメリカ英語ではなくブリティッシュ寄りに聞こえる点を面白がっていました。
まとめ
この週のニュースは、サイバー攻撃、市場の武器化、中間選挙のいずれにも、国家と市場とAIの力関係が表れていました。とくに中間選挙では、若者の職を奪うAIへの不満がデータセンター反対として可視化されましたが、塩野さんはAI市場の流れがすぐに変わるとは見ていません。
- バイナンスへの約63億ドル規模の不正アクセスは北朝鮮の関与が発表され、塩野さんはサイバー空間はすでに戦争状態だと指摘した
- エムバペ選手やVIVANTの事例は、巨大市場へのアクセスと引き換えに政治認識を迫る「市場の武器化」として語られた
- 中間選挙で民主党が上下両院を奪還し、テキサスでの勝利やデータセンター規制派の躍進が目立った
- データセンターは安全保障と巨額投資に支えられており、塩野さんは「規制はするけど禁止はしない」方向になると見ている
- トランプ大統領は外交とファミリーを守る方向に動く可能性があり、今後2年は共和党の方針転換と民主党のスター誕生が焦点になる





