上司の都合で消えたお盆休み
8月半ば、ジョルノさんは仕事を休むつもりだったのに休めませんでした。原因は上司のスケジュール変更でした。
お盆前の平日に会議が入っていたのに、その上司がなぜか会議をお盆に移動させたのです。出席者はその平日に全員そろっていました。
理由は、トラブルが起きているシステムの事情を上司自身が把握できておらず、突っ込まれると困るからだったといいます。把握してから会議に臨みたかったようです。
ところが結局、会議の説明は全部ジョルノさんがしました。もう一人の関係者はお盆で休んでしまい、会議を移した意味はなかったといいます。
関係者全員集まった方が良かったじゃんみたいな感じになりました。結局お盆出勤させられて仕事が増えて、お盆休みありませんでした。
最近のジョルノさんは慣れてきて、話も半分しか聞かず、Slackも平気で無視しているそうです。それでも上司は何も言ってきません。
今その課題を解決したり説明できるのが自分しかいないから、上司も何もできないのだろうと分析しています。
俺はメインストリームで働きたくないんだぞと。お前が頑張れということを主張していきたいと思います。
上司は管理職で、年収も三桁万円ほど多いはずなので、そのぶん働いてもらわないといけない、というのがジョルノさんの理屈です。
「頼りにしています」で仕事を投げ返す
大量のタスクがまた降ってきたとき、ジョルノさんは原点に立ち返って考えました。全部受けてきたけれど、どうやったら投げ返せるのか、という問いです。
きっかけは、前の職場の後輩が異動してきたことでした。この後輩がメンタルを崩しかけ、壊れそうだと表明したのです。
すると今度は課長がその後輩を守り出しました。ただし守るのはいいものの、そのタスクは全部ジョルノさんに回ってきたといいます。
なんか矢面に立つの俺なの?と思って。おかしいだろうと思って。
そこで投げられたタスクをいくつか投げ返してみたところ、意外にも課長が受けてくれました。
来週以降、この「頼りにしています」で投げ返す方法をさらに実験してみるといいます。おだてて使う作戦です。
一方で、課長の能力がそれほど高くないため、結局ジョルノさんが巻き取らないといけない場面も多いようです。
例えば、設定ファイルのパラメーターを変えれば直るはず、という課長の指摘は、AIが出したものだと一目でわかったといいます。
システムはバージョンによって設定箇所が違うため、その指摘は見当違いでした。ジョルノさんは「見当違いです」とは言わず、仕様上使えないと説明したそうです。
課長がそれに気づけないのは、実際に手を動かして作業していないからだと指摘します。
育てた後輩が上司になる日
ここでお便りが読まれます。絶望ネーム「昇進レース周回遅れ」さんからのお便りです。
先日、後輩が昇進しました。普通にいいやつなのでおめでとうと思っています。ただ一つ問題があります。そいつ、昔私が仕事を教えていた後輩なんです。
さらにその後輩から、今後うちのチームに入ってもらうことになるかもしれない、と言われたそうです。
育てたポケモンにジムリーダーとして立ちはだかられる日が。
相談者は出世したいわけでも責任を増やしたいわけでもなく、給料だけ上がればいいと考えています。それでも後輩が上司になる可能性に、胸の奥から謎の感情が湧いてくるといいます。
窓際族にプライドは必要でしょうか。それともそんなものは窓から捨ててしまった方が幸せでしょうか。
ジョルノさんはこのお便りを、氷河期世代の窓際族らしい絶望感があるといって受け止めます。
窓際族のプライドは何ゴミなのか
ジョルノさんは、諦めるか諦められないかのセンターラインを、相談者はまだ超えられていないのではないかと見ます。自分はもう諦めると決めたそうです。
諦めた方が楽だからなんですよね。
プライドを捨てて楽に生きるのが一番いいとしつつ、問題はどう捨てるかだと言います。どの部分のプライドを、どう分別して捨てるか、という話です。
ジョルノさん自身も、同時期や少し後に入った人が上司になる経験があり、しばらく悔しくて割り切れなかったと明かします。
その割り切れない思いを抱えたまま日々を過ごす中で、どう受け入れるかを考え抜いた末にたどり着いた結論が、窓際族という生き方でした。
自分はやることやって、お金いただいてFIREを目指しながらそれなりに頑張る。不毛なレースはしないって決めて、すごく心が解放された。
もし自分で納得できないなら、もう一度思いっきり戦ってみてほしい、とも助言します。戦ってダメだったらやめるか窓際で頑張るか、踏ん切りがつくからです。
ジョルノさんは、こだわりは手放しても、誇りみたいなのはなくさないで欲しいと付け加えます。楽で幸せを感じられることに注力したほうが、人生の満足度は高いという考えです。
迷子のおじいさんを救った在宅勤務
最後に、お盆に在宅勤務をしていた日の出来事が語られます。夕方、チャイムが鳴りました。
訪問販売かと警戒して出ると、70〜80歳ほどの男性が立っていて、「こちら足立さんのお宅ですか」と尋ねてきました。
その家に足立さんはおらず、ジョルノさんは違うと伝えて帰ってもらいました。ところが1時間半から2時間ほど後、またチャイムが鳴り、同じおじいさんが立っていたのです。
足立さんのお宅ですか?と。いや、先ほどもお越しになりましたよねと。
どこに聞けばいいかと問われても、ジョルノさんにもわかりません。そこで相手の住所や電話番号を尋ねましたが、おじいさんは85歳で携帯電話を持たず、相手の住所もわからないと言います。
聞いていくうちに自宅の電話番号だけはわかったため、まず自宅に電話をかけてもらいました。すると奥さんか娘さんが驚いて、帰ってこいと言ったそうです。
一方おじいさんは、初盆でここまで来たのだからと譲らず、電話口で押し問答が始まりました。どこから来たのか尋ねると、二日市からだと答えました。
自宅に出た女性から訪問先の電話番号を聞き、そこにかけて迎えに来てもらうことになりました。近くのセブンイレブンを指定し、おじいさんをそこまで送って引き渡したといいます。
訪問先は結局、その二日市のおじいさんとワンブロック先に住む人でした。車で迎えに来てもらえて良かった、とジョルノさんは振り返ります。
ジョルノさんは自分のテクノロジー系の仕事を、動いて当たり前でうまくいかないとキレられることが多いと語ります。それだけに、こういう仕事がいいなと思ったそうです。
仕事を辞めたい気持ちと配信の支え
ジョルノさんは最近、メンタルに来ることがあってしんどかったと打ち明けます。仕事を引退したいと考え、通帳や株式市場とにらめっこしてしまうそうです。
それでも、しばらくは窓際族をやりながら配信を続けたいといいます。聞いてくれる人がいて、リアクションをもらえることがやりがいになっているからです。
聞いてくれる人がいらっしゃって、いろんなリアクションをいただけるっていうのが嬉しくて、やりがいになってる。
番組では、ハッシュタグ「絶窓」「絶望の窓際族」でのポストや、感想・相談のお便りを募集しています。
また、会員制で音源を配信するプラットフォームrooomも始めました。そこではキオクシア株を買って値動きを追う企画を、ドキュメンタリータッチで配信しているそうです。
まとめ
休めなかったお盆と、後輩が上司になる悔しさを入り口に、ジョルノさんは窓際族としてのプライドの手放し方を語りました。こだわりは捨てても誇りは残す、というのがこの回の芯です。
- 上司の都合でお盆の会議が移され、結局説明は全部ジョルノさんがして休みが消えた
- 「頼りにしています」で仕事を投げ返すと、意外にも上司が受け取ってくれた
- 後輩の昇進に揺れる相談には、こだわりは捨てて楽に生きる道を勧めた
- 在宅勤務中に迷子の85歳を送り届け、人の役に立つ仕事の良さを実感した
- しんどさを抱えつつも、聞き手の反応をやりがいに配信を続けたいと語った






