LINEキャラとK-POPアイドルのコラボグッズはなぜ売れるのか
ちゅんていさんは、海外や国内で物を仕入れてフリマサイトで販売し、旅費を浮かせるというコンセプトで活動しています。今回のテーマは、K-POPアイドルのポップアップストアでの仕入れです。
舞台となったのは、ATEEZという8人組の男性アイドルグループのグッズです。多くの人がスマホに入れているLINE ── メッセージアプリ。運営元は韓国のNAVER系企業で、クマや鳥などのオリジナルキャラクターをグッズ展開していますのキャラクターと、K-POPアイドルがコラボした商品でした。
ちゅんていさんによると、LINEのキャラクターグッズは韓国、台湾、中国、香港、アメリカなどで「LINEフレンズ」として世界展開されています。運営がNAVERという韓国企業のため、K-POPアイドルとのコラボが多いといいます。
その始まりとされるのが、BTSとのコラボで生まれたBT21 ── BTSとLINEがコラボして作ったキャラクターブランド。メンバーそれぞれに対応したキャラクターがいるとされますです。たとえばジミンには「チミン」、Vには「タタ」というキャラクターがいると紹介されています。
KPOPアイドルの(グッズは)本人の写真載っけるとなんか微妙じゃないですか。ただ、キャラクターになると結構使いやすかったりするじゃないですか。
ちゅんていさんは、コラボ相手にSEVENTEEN、RIISE、G-DRAGON、IVE、TWICEなどを挙げます。グッズはぬいぐるみ、キーリング、巾着袋、Tシャツ、バッグ、文房具など幅広く、そこそこ売れると話しています。
NAVERが運営
LINEは韓国系企業の運営で、K-POPアイドルとのコラボが多い
BT21が起点
BTSとのコラボでキャラクターグッズ展開が本格化
各グループへ拡大
SEVENTEEN、G-DRAGON、IVEなど各アイドルとコラボが続く
ATEEZ×マイティーズ
今回はATEEZのキャラクター「マイティーズ」がポップアップ化
オンライン完売を手がかりに、横浜ロフトへ一番乗りを決めた理由
今回のグッズは、ATEEZが持つ「マイティーズ」というキャラクターのものです。発売は2025年9月18日から、横浜ロフトのほか、渋谷のLINEフレンズショップ、全国のHMV、そして同時にオンラインショップでも販売されました。
当初ちゅんていさんは、オンライン販売もあるため初日の仕入れを見送りました。オンラインの発送が注文から2日から5日で届くと書かれており、転売の妙味が薄いと判断したためです。
ところが、オンラインストアを見ると、メンバーによっては売り切れている商品がありました。18日12時に販売が始まり、開始30分でぱらぱらと完売する商品が出ていたのです。
これってあの明らかにその買いそびれちゃった人も絶対いるので、あ、これはちょっと仕入れる価値があるなと思って、翌日の(9月)19日に行ってきたんですよ。
ちゅんていさんが横浜ロフトを選んだのは、自宅から行きやすかったことに加え、在庫の読みやすさがありました。渋谷のLINEフレンズは18日開始でしたが、横浜ロフトは19日開始で、この日が初日だったのです。
渋谷の在庫が減っていても、初日の横浜ロフトなら在庫があるはずだ、というのがちゅんていさんの読みでした。初日に行けば在庫は絶対にあるという判断で、一番乗りを狙いました。
9月18日開始で、初日から在庫が減っている可能性がある
9月19日開始で、この日が初日。在庫が残っている見込みが高い
開店と同時にエレベーターで売り場一番乗り
横浜ロフトは横浜そごうの中にあり、横浜駅に直結しているため入り口が無数にあります。ちゅんていさんは車で行き、24時間営業の地下駐車場を利用しました。
そごうの営業時間外は、地下1階か地上1階までしか止まりません。ロフトはそごうの上階にあり、開店時間にならないとエレベーターが動かない仕組みでした。
ちゅんていさんは、開店時間になった瞬間に地下階からエレベーターを呼び、上階へ直行しました。同時に人も入ってきてエレベーター内は混雑したものの、ATEEZのグッズ売り場には一番乗りできたといいます。
売り場には一人一会計までなどの購入制限がありました。それでも、ちゅんていさんはオンラインで完売していたキャラクターのグッズを買うことができました。
(会計後に)もう一回並び直しました。これ別にあのモラル的にはよろしくないとは思うんですけど、もう別にダメとは書いてなかったんで並び直しました。
2回目の会計を終えたあと、3回目に並んだときには売り切れていました。ちゅんていさんは、争奪戦になったことがキャラクター自体の人気を裏づけていると話しています。
マイティーズ6個とトレカで、1回の仕入れで1.5万円
グッズ自体は1個2100円から2200円ほどで買えました。今回の対象は、ぬいぐるみキーリング、ぬいぐるみキーリングパートツー、ぬいぐるみチャームの3種類で、これらが完売していたものです。
デザインが違うため、それぞれを1個ずつ買っては並び直し、計6個を仕入れました。販売価格はおおよそ5000円前後で、1体あたり2000円の利益になった計算です。
さらに、5000円以上の購入でランダムのトレカが1枚もらえるため、それも販売できました。ランダムトレカは別途購入もでき、2枚セットを2つ、計8枚仕入れています。
トレカは1枚あたり500円から1000円ほどで売れる見込みで、実際にぱらぱらと売れているといいます。1回の仕入れでおよそ1万5000円の利益が出せたとちゅんていさんは振り返ります。
なぜ「サン」のキャラクターだけがすぐ売り切れたのか
すぐに売り切れたのは、SANというメンバーのキャラクターでした。元々人気のあるメンバーではあったものの、一番ではなかったといいます。
(SANのキャラクターが)すぐ売り切れましたね。なんでかって言いますと、まあ元々人気があるメンバーではあったんですけども、一番ではなかったんですよ。でも今一番なんですよ。
理由として挙げられたのが、ATEEZの新曲「Bad」でした。音楽ランキングで1位付近を取り、SANの振り付けがショート動画でバズっていたことが背景にあります。
他のK-POPアイドルたちがその振り付けを真似た動画もバズり、話題が連鎖していました。ちゅんていさんは「今旬な人だ」と判断し、そのキャラクターを狙って仕入れています。
新曲Badがヒット
音楽ランキングで1位付近を獲得
振り付けがバズる
SANの振り付けがショート動画で拡散
模倣動画も拡散
他のK-POPアイドルの真似動画も話題に
キャラも即完売
旬のメンバーとしてグッズが争奪戦に
労働時間4〜5時間で成立させた1日の動き方
ちゅんていさんは朝7時過ぎに家を出て、8時半ごろ横浜に到着しました。車の中でメルカリの出品下書きを準備し、10時の開店と同時に売り場へ向かっています。
会計は15分から20分ほどで終え、手に入れた瞬間に出品もしたため、帰宅する途中でほとんど売れてしまったといいます。労働時間はおよそ4〜5時間でした。
利益一万五千円って考えると、まあ悪くないのかなとは思いました。
ちゅんていさんは、こうしたイベントは頻繁にはないと思われがちだが、K-POPアイドルが多数出ている今は毎月のようにイベントがあると話します。日本のアイドルやアニメ、漫画まで網羅すれば、それだけで暮らしていけるのではないかと考えを述べています。
転売規制が強まる中での売り先の考え方
一方で、ちゅんていさんは同じ手法でずっと稼げるかは微妙だとも話します。購入制限や転売禁止の措置が増え、現時点でも厳しくなっているためです。
転売が予想される商品は、メルカリと組んで販売禁止にする例もあります。最近発売されたポケモンカードのように、メルカリ側があらかじめ販売規制を出すケースもあると紹介しています。
ただ、ちゅんていさんは売り先はメルカリだけではないと考えています。ラクマやヤフーフリマ、国内が難しければeBayやShopeeなど海外への販売、あるいはX上での譲渡という手段もあると挙げます。
売り先がダメなら売り先変えれば、別にプラットフォーム変えればいくらでもやりようはありますので。
ちゅんていさんは、こうしたやり方が合法か違法かは自分ではよくわからないとし、それはご自身で調べていただいてやってほしいと付け加えて回を締めています。
まとめ
今回は、ちゅんていさんがATEEZの公式キャラクター「マイティーズ」のポップアップストアで仕入れ、1回で約1万5000円の利益を出すまでの実践レポでした。オンライン完売を手がかりに初日の在庫を狙い、旬のメンバーのグッズに絞った点が要でした。
- LINEとK-POPアイドルのコラボグッズは、BT21を起点に各グループへ広がり、仕入れ対象になりやすい
- オンラインの完売状況を見て、初日で在庫が残る横浜ロフトへ一番乗りを狙った
- マイティーズ6個とトレカで、1回の仕入れで約1万5000円、労働時間4〜5時間で成立した
- 新曲Badのヒットで旬になったSANのキャラクターがすぐ完売した
- 転売規制が強まる中でも、売り先を変えれば手はあるが、合法性は各自で確認する必要がある






