環境に悪い牛乳やお肉は「モーダメ」? 気になるニュースの中身
この日紹介されたのは、日本経済新聞の4月5日の記事です。「環境に悪い肉や牛乳はもうダメ」という見出しがついていました。
環境に悪い肉や牛乳はもうダメ。モーもうダメですね。牛さんのモーとかけてますね、これ。
記事によると、農林水産省は、畜産農家による脱炭素の取り組みを3段階で評価する仕組みを作るとのこと。乳牛と肉牛を対象にしています。
生産段階での温暖化ガスの排出量を計算して、環境への負荷をどれだけ減らせているかを後押しする狙いです。
そのうえで、牛乳や加工肉などの食品に評価ラベルを貼って、消費者が「環境に優しいかどうか」で選べるようにするというのが大きなポイントです。
星の数で見える化? 「みえるらべる」ってどんな制度?
川上さんは、この制度についてAIのディープサーチも使って背景を調べたうえで紹介しています。
「みえるらべる」は、農林水産省が2025年度からの本格導入を目指している制度です。温室効果ガスの排出削減への取り組みを、星の数で見える化するラベルだと説明されています。
この制度は牛乳やお肉だけでなく、いろんな農作物も対象になっているそうです。農家ごとにどれだけ温室効果ガスを減らしているかを計算し、削減率に応じて星1つから星3つの等級がつきます。
背景にあるのは、日本の食料生産における脱炭素の課題です。畜産は農林水産分野の排出量の約3割、つまり日本全体の1パーセントを占めると言われています。
だからこそ、その削減は気候変動への対応で避けて通れないテーマになっている、という文脈で語られています。
どうやって星がつく? 評価の仕組みと具体的な取り組み
では、実際にどうやって評価するのでしょうか。ポイントは「標準値との比較」だと紹介されています。
農林水産省が地域や畜種ごとに平均的な排出量、いわゆるベースラインを設定します。農家はそれに対して自分の排出量を計算し、どれだけ削減できたかで星がつく仕組みです。
削減に貢献できる取り組みはたくさんあると紹介されています。国産飼料を使う、肥育期間を短くする、乳量を上げて1キログラム当たりの排出量を減らすといった方法です。
ほかにも、排せつ物を適切に処理したり、省エネ機器を導入したりといった取り組みも挙げられていました。
算定には農水省が提供する簡易算定シートを使い、飼料の種類や量、出荷月齢、エネルギー使用量などを入力すればOK。慣れれば1時間以内で終わる作業だそうです。
得られた星の数は商品パッケージに表示できます。牛乳パックの星3つ、精肉コーナーの星付き牛肉、外食メニューの「環境に配慮した肉使用」といった形で、消費者にわかりやすく伝わります。
この制度は2025年度から本格運用され、全国の酪農家や肉牛農家が対象になるとのこと。参加は自由で、第三者認証などの必要もないそうです。
農家にとってのメリットと、残された課題
この制度、農家にとってはどんなメリットがあるのでしょうか。まず挙げられるのが「差別化」です。
「うちの牛乳は星3つです」と言えることで、他の商品との差を明確にできる、と紹介されています。
さらに、排出削減の取り組みは経営改善につながることも多いそうです。国産飼料でコストを抑え、肥育期間を短くして餌代を減らし、省エネ機器で電気代を減らす。環境に優しいことが、経営にも優しいという好循環が生まれます。
一方で、課題もはっきり示されています。データ入力に不慣れな人にはハードルが高いこと、地域や経営体によっては不公平感が出る可能性があることなどです。
- データ入力に不慣れな人にはハードルが高い
- 地域や経営体によって不公平感が出る可能性がある
- 自己申告制なので信頼性の担保が課題
- ラベルの価値が市場で本当に評価されるかは未知数
これらの課題については、今後制度が進化していく中で改善されていくでしょう、とまとめられていました。
消費者は何を選べる? 「食べることが未来を作る」という考え方
消費者にとってのメリットは、やはり「選べること」だと語られています。
同じ牛乳でも星3つのものを選べば、間接的に脱炭素社会づくりに参加できる、というわけです。
さらに、商品に貼られた星マークは農家の努力の証でもあります。「この牛乳は環境に配慮して作られているんだな」と思ってもらえるだけで、生産者としては大きな励みになる、と話されています。
今後は豚や鶏など他の畜種にも広がり、流通や加工段階の排出まで見える化されるかもしれません。「食べることが未来を作る」、そんな社会を目指している制度だとまとめられました。
川上さん自身も申請! 「星3つです」と言ってみたい
川上さんは、農林水産省のホームページからこの算定シートの申込書を、この日実際に申請してみたそうです。週明けにメールが来る予定で、できそうなら挑戦してみるとのこと。
ただ、正直な悩みも打ち明けられています。牛乳は個別ではなく、いろんな農家の分が混ざって1つのパックにして販売されているからです。
そのため、たとえ川上さんが星3つを取っても、値段や出荷額が上がるわけではないので、やる人は少ないんじゃないか、とも話されていました。
それでも、毎月行っている牛群検定のデータが使えるなら簡単にできそうだ、ということで、とりあえず申請してみるそうです。
言ってみたいですね、本当に。川上の牛乳は星3つです。ってやってみたいですね。
コメントでは、星マークを名前を囲むデコレーションのように使うネタで盛り上がる場面もありました。リスナー層は40代・50代の男性が多いそうで、川上さんも笑いながらやり取りしていました。
最後に川上さんは、いきなり牛乳の商品ではなく、まずは牧場そのものを認証する制度から始めてほしい、という希望も口にしています。
酪農教育ファーム認証牧場みたいな感じで、ああいう認証制度にしてくれたらいいなと思ったりしますね。
まとめ
「みえるらべる」は、畜産の脱炭素の取り組みを星の数で見える化し、消費者が環境への配慮で商品を選べるようにする新しい制度です。農家にとっては差別化や経営改善のきっかけになる一方、課題も残されています。川上さん自身も申請にチャレンジしていて、今後の報告が楽しみな話題でした。
- 農林水産省が2025年度から本格導入を目指す、畜産の脱炭素を星で見える化する制度
- 削減率に応じて星1つ(5%以上)から星3つ(20%以上)の等級がつき、商品パッケージに表示できる
- 国産飼料や肥育期間の短縮など、環境への取り組みは経営改善にもつながりやすい
- データ入力の負担や自己申告の信頼性など、これから改善が期待される課題もある
- 川上さんも申請に挑戦中で、牛群検定のデータを活用して星取得を目指している


