そもそも牛乳は熱中症対策になるの?
今回のテーマは、暑くなってきた季節にぴったりの熱中症対策です。きっかけは、スプーンというアプリから届いたお便りでした。
これから暑くなりますが、牛乳も熱中症対策になりますか?
川上さんはこの質問を「いい質問」と受け止めて、うれしそうに答え始めます。熱中症対策というと「水分を取りましょう」「塩分を取りましょう」とよく言われますよね。
じつは牛乳には、その両方に関わる成分がしっかり入っているんです。
水分・電解質・タンパク質、3つそろうのが牛乳の強み
川上さんによると、牛乳が熱中症対策にいい理由は大きく3つあります。
まず1つ目が水分です。牛乳の90%は水分でできているので、水分補給ができるというわけですね。
2つ目が電解質です。牛乳にはナトリウムやカリウムが含まれていて、これは汗をかいたときに失われるミネラルなので、それを補えるんです。
3つ目がエネルギーとタンパク質です。牛乳にはこの3つが全部含まれているのがポイントで、タンパク質と糖質のバランスがいいため、筋肉を維持しながらエネルギー補給ができると話されています。
川上さんは、海外に水がなかなか手に入らない地域では、水の代わりに牛乳が流通していた歴史もあると紹介します。土壌の関係などで水が飲めない地域では、牛に草を食べさせて、その牛乳で水分補給をしていたそうです。
運動後の牛乳が最強といわれるワケ
熱中症対策だけでなく、これから体を動かす時期になると気になるのが運動と牛乳の関係です。
川上さんは「運動後の牛乳は最強説」があると話します。最近のスポーツ科学の分野では、運動後の水分補給は牛乳がいいという研究が多数出ているそうです。
特にイギリスの大学の研究では、水やスポーツドリンクよりも牛乳のほうが水分保持率が高いという結果が出ているとのこと。
その理由は、牛乳に含まれる脂肪やタンパク質が、体からの排出をゆっくりにしてくれるからだそうです。運動前に飲むと疲労感がやわらぐ、筋肉痛が軽減されるといった研究もあると紹介されています。
冷たい牛乳の一気飲みには注意
いいことづくめに聞こえますが、川上さんは注意点もあわせて伝えています。がぶ飲みすればいいという話ではありません。
暑いときに冷たすぎる牛乳を急に飲むと、お腹がびっくりしてゴロゴロしてしまうことがあります。空腹時や運動直後に一気飲みをすると、胃に負担がかかることもあるそうです。
そこで川上さんがおすすめする飲み方がこちらです。
川上さん自身は1日1リットルほど牛乳を飲んでいて、牛舎で作業しながらプロテインと割って飲んだりしているそうです。夏場は35度くらいの牛舎で換気扇を回しながら作業していても、熱中症でバタッと倒れることはまだないとのこと。これはもう牛乳のおかげだと話されています。
ただ、1日1リットルは飲み過ぎだそうで、リスナーには200ミリリットルを基準に飲み続けてほしいと呼びかけています。
物価高でも値段が変わらない牛乳、でも8月に…
質問への回答のあと、川上さんは牛乳の値段の話にも触れます。お米や卵、キャベツなど、いろいろな食品が高くなっている世の中でも、牛乳の値段はほとんど変わっていないはずだといいます。
値段が変わる場合も、それは酪農家ではなくメーカーや物流の関係によるものだと説明されています。
ただし、8月からは牛乳の値上げがあるとのこと。今はお買い得なので、ぜひ今のうちに飲んでほしいと呼びかけています。
Kindle本と「#牛乳で歌おう」企画のお知らせ
最後はお知らせのコーナーです。川上牧場のノートで研修生に教えていた内容を再構成したKindle本が、6月30日に発売されると告知されました。
この本は予約受付中で、予約期間中は割引価格で出しているそうです。川上さんは、酪農家になりたかった小学生・中学生の頃の自分にプレゼントできるような内容を目指したと話します。
小学生でも買える。僕が自分が小学生とか中学生とかの時に、こんな本があったらいいなって思うような内容にしました
酪農志望でなくても誰でも買って大丈夫で、なるべく簡単な言葉で書いたつもりだそうです。メンバーシップに加入している人は、発売前に限定で先行公開された記事を読むこともできます。
もう1つのお知らせが「#牛乳で歌おう」企画です。6月1日から6月30日まで、牛乳で乾杯の曲を覚えて歌ったり踊ったり、イラストを描いたりして参加できます。
「#牛乳の日」「#ワールドミルクデー」「#牛乳で歌おう」の3つをつけて投稿すると、プレゼントが当たるそうです。
まとめ
今回は「牛乳も熱中症対策になりますか?」というお便りに、川上さんが水分・電解質・タンパク質という3つの視点から答える回でした。冷たい牛乳の一気飲みには気をつけつつ、200ミリリットルを目安に取り入れてみてくださいね。
- 牛乳は約90%が水分で、ナトリウムやカリウムなどの電解質、エネルギーとタンパク質も含む
- 運動後の水分補給として牛乳は優秀で、脂肪やタンパク質が水分を体に長く留めてくれる
- 冷たすぎる牛乳の急な一気飲みは避け、少し温めてゆっくり、塩ミルクやスムージーもおすすめ
- 1日の目安は200ミリリットル。8月に値上げ予定で、今はお買い得
- 6月30日発売のKindle本は予約受付・割引中、「#牛乳で歌おう」企画も6月末まで開催中




