新モデルが続々登場した2025年9月初旬の状況
この回は2025年9月4日の収録で、tk (ティーケー)さんはまず直近のAIモデルのリリースラッシュを振り返っています。
つい先日、ClaudeのFable 5.1が発表されて盛り上がり、その翌日から翌々日あたりに、ChatGPTのGPT-6が発表されたと話しています。
GPT-6については、一般公開されるのは来週なのではないかと言われている段階だと補足されています。
まあ楽しみに待っていようと思っているところです。
そうしたなかで、Geminiの側からも新モデルが出てきました。tk (ティーケー)さんによれば、Gemini 3.8 Flashが発表されたとのことです。
なぜGeminiは「プロモデル」を出さずFlashばかり足すのか
tk (ティーケー)さんはGeminiを前々からよく使っていると話し、そのうえで気になる点を挙げます。それが、プロモデルが久しく出ていないことです。
現時点でのフラグシップは3.1プロで、一番レベルの高いハイエンドモデルという位置づけだと説明されています。
3.5プロが出るんじゃないかと言われつつ、(実際に世の中に出ることが)なかなかなくて。
3.5プロは5月に発表され、Google本社内では使われているとも言われていたものの、世の中に出ることがなかったと話されています。
その一方で、Flashモデルは3.5、3.6、3.7と次々に追加され、つい先日には3.8 Flashが出てきたという状況です。
この動きからtk (ティーケー)さんが感じたのは、Googleは頭の良さレベルの競争とは違う方向に進もうとしているのではないかという自身の考えでした。
作れるのに狙わない──最強競争とは別路線という読み
tk (ティーケー)さんは、Geminiがハイエンドモデルを作れないわけではない、という前提を強調します。
作ろうと思えば、まあ、GoogleのGeminiなわけなので作れないわけがないわけですよ。
リソースも資金も豊富なので、FableレベルやAstraレベルのモデルも作ろうと思えば作れるはずで、実際に作ってはいるだろうと推測しています。
年末にはGemini 4.0プロのようなものが出るという噂も聞いているそうですが、これはXの投稿などで見た情報だと断っています。
そのうえで、Geminiが今後力を入れるのは、超高性能モデルをガンガン発表する開発競争ではなく、一般向けに広く使ってもらうモデルではないかと話します。
名工のハサミか、コンビニのハサミか
tk (ティーケー)さんは、モデルの違いをハサミにたとえて説明します。
名工が作った1〜2万円のハサミ。超絶に切れるが、実際に使う人は限られる
コンビニで300〜400円で買えるハサミ。ちゃんと切れて、しっかり仕事をしてくれる
Fableやアストラのようなモデルは、匠の技が満載の高価なハサミで、確かに切れ味は優秀だと認めています。
何万円も出して、(名工が作った)ハサミを実際じゃあどのくらいの人が使うのか
一方でFlashモデルは、値段は安いけれど普段使いなら十分に仕事をしてくれる存在だと位置づけています。
tk (ティーケー)さん自身もFableをすごく使わせてもらっていて、非常に優秀で助かっていると話しています。
高性能モデルを使う人は、実は数パーセントという実感
tk (ティーケー)さんは、AIを使う人のなかで最上位モデルを使う層は、実はごく一部だという実感を語ります。
(最上位モデルを)実際ほんとこれ使う人の割合って、AIを実際使ってる人のほんと数パーセントぐらいしかいない
実際に多くの人が使っているのは、GeminiならFlash、ClaudeならSonnet、ChatGPTなら無料枠で使えるモデルではないかと話します。
有料課金をしている人の割合もそう多くないため、無料で使えて優秀なモデルを使う層がメインだと考えられると述べています。
その使い方の多くは、調べ物や、ニュースでわからないことを気軽に質問して回答してもらうといったものだと説明されています。
体感で速くなったFlash──普段使いなら不都合なし
tk (ティーケー)さんは、Geminiが目指すのは気軽に使えて素早い回答だとしたうえで、Flashモデルの回答スピードが体感でかなり速くなったと話します。
以前のFlashモデルの拡張(思考モード)では答えに30秒ほどかかっていたのが、3.8 Flashの拡張では、指示文にもよるものの大体10秒ほどで返ってくるようになったそうです。
拡張モードを外せば3〜4秒ほどで返ってくるといい、それでも普段使いなら特に不都合はないレベルだと評価しています。
ただしコード開発などでは、Fableのようなハイエンドモデルと比べると若干見劣りするとも認めています。
普段使いでは全然あのGeminiの3.8 Flashでも全然問題ないよな
こうした点からtk (ティーケー)さんは、GoogleとGeminiは開発方向を広く使ってもらう側に振っていくのではないかと予想します。
もっとも、来週にいきなりGemini 4.0がドーンと出る可能性すらあるのがAI業界のわからないところだ、とも付け加えています。
開発を再開しやすくするスキル「引き継ぎくん」
最後にtk (ティーケー)さんは、自身が作ったブレインのスキル教材「引き継ぎくん」を紹介しています。
これはAI開発などで過去の文脈を記録しておき、Claude CodeからCodex、CodexからClaude Codeへと移っても、過去の文脈を読み取ってもらって開発の続きをスムーズに再開しやすくするスキルだと説明されています。
価格は980円で、概要欄にリンクを貼っているとのことです。
また、メルマガに登録すると引き継ぎくんのアップデート情報や、今後の教材発売のお知らせを先行で受け取れると案内しています。無料で登録でき、簡単に解約もできるそうです。
まとめ
この回でtk (ティーケー)さんは、GeminiがFlashモデルを連発するのは、最強のAIを競うのではなく、気軽に使えて十分に高性能なモデルを広く届ける路線を選んでいるからではないか、という自身の考えを語りました。
- 2025年9月初旬はClaude Fable 5.1やGPT-6が相次いで発表され、AIモデルのリリースが続いていた
- Geminiはプロモデルを久しく出さず、Flashモデルを3.5から3.8まで次々に追加している
- tk (ティーケー)さんは、Geminiが頭の良さの競争とは別に、広く使ってもらうモデルへ振っているのではと予想する
- 最上位モデルを使う層は実際には数パーセントで、多くの利用は調べ物や質問など気軽な使い方だという実感が語られた
- 3.8 Flashは体感で回答が速くなり、普段使いなら不都合はないと評価されている






