くいれぽ餃子とはどんなサービスか
番組冒頭、小野寺さんはまず「くいれぽ餃子ってどういうサービスなんでしたっけ」と切り出します。
松田さんは、餃子の特徴から今食べたい餃子を探せる、餃子専門の検索サイトだと説明します。現在は都内の餃子情報を公開している段階だといいます。
くいれぽ餃子は、餃子の特徴から、今食べたい餃子を探すことができる、餃子専門の検索サイトになっています。今現在はまず都内の餃子情報を公開しているという形になっています。
検索の軸は大きく3つあります。皮の食感や厚さ、具材の情報、そして餡の食感やジューシーさです。
松田さんは、餡について肉汁のジューシー度や、しっとりかプリッとしているかといった食感ベースで検索できると話します。皮・具材・食感という軸で分けているのが特徴です。
小野寺さんは、東京都内には高知の安兵衛さんのような高知餃子から、皮が厚めの関東風まで幅広い餃子が集まっていると補足します。都内の餃子はエリアの傾向というより、お店ごとに個性が違うという点で2人の見方は一致します。
2年で700店舗へ、濃いデータベースを目指す
サービスを始めて2年ちょっとが経ち、掲載店舗は現在700店舗ほどになっているといいます。
今月からは月ごとにエリアを区切ってデータベースを公開していく方針で、今年中にその公開を進めたいと松田さんは話します。
今月から1ヶ月ごとに、エリアごとに貯めているデータベースを公開していこうと思っていて、今年中にそれくらい公開できるかなと。もうちょっと濃いデータベースにしていきたいなと。
リサーチは現在5、6人のメンバーで行っています。noteでは女子大生のメンバー紹介も始まり、後輩たちが加わって少しずつ体制が広がっているそうです。
運営者・松田さんが語る「好きな餃子」
話題は松田さん自身の好みへ移ります。皮と餡のバランスを重視し、焼き餃子ならニラのパンチが強くガツンとくるものが好みだといいます。
一方で水餃子については、ニラが入っていない肉ベースのシンプルなものを好むと話します。皮をしっかり楽しみたいためです。焼きと水で好みの方向性が分かれるのが面白い点です。
具体的な店として、松田さんは戸山の歓迎の餃子にまず衝撃を受けたと振り返ります。
テレビでも紹介した蘭蘭酒家の焼き餃子も好きだといいます。皮がもっちりでカリッと焼き上げられ、肉汁がたっぷりな点が気に入っているそうです。
さらにパンチの強さでは赤坂珉珉も大好きだと挙げます。
赤坂の珉珉も大好きなんですよね。あそこはガツンと食べたい時に。お酒がすすむ感じで。
小野寺さんも「酒で流し込んでいかないと次の餃子が入っていかないくらい」と応じ、油のしっかりした一皿として盛り上がります。
メンバーの好みもそれぞれ違うといいます。松田さんは、メンバーごとに好きな餃子の特徴と、その特徴に合うお店を紹介する連載をnoteで始める予定だと話します。
テレビ出演と「餃子丼」との出会い
くいれぽ餃子は、ジャニーズWESTが出演する番組『イキスギさんについてった』で「餃子のイキスギさん」として紹介されました。
放送当日は想像を超えるアクセスがあり、一時的にサイトが重くなってしまったといいます。多くの人に知ってもらえたことを松田さんは喜びます。
番組を通じて、他の「イキスギさん」との交流も生まれました。チャーハンのイキスギさんや、羽田空港のイキスギさんとつながったそうです。
その縁で、松田さんは羽田空港の「餃子とタンメン 天」で餃子丼を紹介してもらいました。米と餃子だけなのに飽きない工夫が施されていたと話します。
餃子の下に塩漬け揉みされたキャベツが敷かれて、ご飯があってという感じで。別でご飯と餃子を食べるとはまた別の一体感のある、ちゃんとした餃子丼という料理になっていて、結構感心しました。
小野寺さんも気になっていた一品だったようで、餃子の食べ歩きのついでに羽田空港へ行ってみようかと話しています。
検索機能の改善とレコメンドの構想
くいれぽ餃子には「地図から探す」機能もあり、検索まわりの改善が進んでいます。松田さんは、細かい特徴だけだと使うのが難しすぎるかもしれないと感じています。
もうちょっとイメージの検索とか、タグから探すというところを増やして、直感的に探せるように変えたいかな。特徴だと細かすぎて、使うのが難しすぎるかもしれない。
餃子ごとに付いたタグは、特徴軸の掛け合わせで運営側が作っているものです。「匂わない」といったタグもあります。
小野寺さんは「この餃子が好きならあの餃子も好きじゃない?」というレコメンドもできそうだと提案します。松田さんも、他店の似た餃子をすすめる機能をつけたいと応じます。
特徴を言葉で説明しにくい人は多く、「あの人が好きなものを私も好き」という流れの方が多いのではないか、と2人は話します。誰がすすめたかがわかる仕組みや、テレビで紹介した餃子を探せるタグがあってもよさそうだ、というアイデアも出ました。
発信面ではインスタグラムをメインに動画を作り、TikTokにも展開しています。テレビの取材も、松田さんのインスタを見つけて声がかかったそうで、SNSの重要性が改めて語られました。
都内に絞る理由と、全国展開への課題
話は今後の展望へ進みます。テレビ出演時には「都内しかないんだ」という声もあり、松田さんは全国の餃子を扱えるようにしたいと考えています。
都内に限定してきた理由の1つは、サービスを始めたのが大学生の頃で、遠くへ行く機会が少なかったことです。
もう1つは、特徴で細かく調べるサービスの性質上、全国に点々と広げるとヒットしにくくなる点です。そのため浅く広くではなく、濃くぎゅっと絞る方向を選んでいます。
一旦、浅く広くというよりかは、ちょっと濃いめに少しずつ広げる方向で進みたいなって思っています。
濃くするにはレポーターを増やす必要がありますが、ここに大きな課題があります。くいれぽ餃子は5段階の数値評価を採用しており、共通の「標準」となる感覚をもとに相対的に数値化しているためです。
感覚がずれた人が評価を付け始めると、その人にとっての「厚い」がくいれぽの「厚い」とずれ、サイト全体の基準が崩れてしまいます。松田さんは、基準をすり合わせた上で一緒に付けていく必要があると話します。
「標準」は特定の1店ではなく、松田さんともう1人のメンバーが10件、20件ほど回り、両極端の餃子を食べ比べながら徐々にすり合わせて作ってきたものです。
バラバラさせたくないというのは結構こだわりというか、ある。
小野寺さんは、基準となる参考店舗を作れれば広げやすいのではと応じます。この基準の共有こそが、レポーターをむやみに増やせない理由であり、都内にとどまっている背景でもあります。
サービスの性質
特徴で細かく検索するため、店舗が点在するとヒットしにくい
評価基準の共有
5段階評価は共通の「標準」感覚が前提で、ずれると基準が崩れる
結論
浅く広くより、濃くぎゅっと絞って少しずつ広げる方針
メディアの一体化と「餃子といえば」への挑戦
くいれぽ餃子はサイト、インスタ、noteといった複数のメディアを運営しています。小野寺さんは、それらを集約すれば強くなるのではと指摘します。
松田さんは、noteの記事をサービス内に取り込みたいと話します。データベース的なお店情報と、文章で詳しく紹介する特集記事をつなぎ込む構想です。
お店との連携も進んでおり、店にシールを送る取り組みではSNSで「可愛い」と写真を載せてもらえているといいます。
小野寺さんは、くいれぽ経由の来店客に向けたクーポンなどのインセンティブを提案します。松田さんも、お気に入りの店で常連になれる回数券のような仕組みができたら楽しいと応じました。
何回も来てくれる常連さんをくいれぽで生み出して、その人たちはお得に餃子を食べられるみたいな体験ができたら、それも楽しいなと思っています。
さらに小野寺さんは、メディアとして意識すべき相手は東京餃子通信ではないかと持ちかけます。餃子を検索したときにまず出てくる存在を、くいれぽに置き換えていくことを目標にしてはどうか、という提案です。
「探す」となったらやっぱりくいれぽになってほしい。決まっているものを見るというより、改めて探すとなった時はくいれぽを使うという方に。
小野寺さんは、大きくジャンプするなら誰かに乗っかり、力がついたら競合するのがセオリーだと語り、あくまで妄想として発破をかけます。
くいれぽ餃子からのメッセージ
最後に松田さんは、これから使う人へ向けて、特徴からでも気分のイメージからでも簡単に検索できるツールとして使ってほしいと呼びかけます。
自分の好みの餃子にきっと出会えるサイトになっていると思うので、ちょっと覗いてみてほしいなと思っています。
すでに使っているユーザーには、記録機能を使いながら、一緒にくいれぽを作っていく気持ちで広めてほしいと伝えます。
松田さん自身もまだ新しい餃子の店を探し続けている最中で、餃子好きと一緒に開拓していきたいと締めくくりました。インスタからの声かけも歓迎しています。
まとめ
くいれぽ餃子は、皮・具材・食感という軸で餃子を検索できる都内の餃子専門サービスです。評価基準の共有というこだわりゆえに都内に絞りつつ、レコメンドやメディアの一体化を通じて「餃子といえば」の存在を目指しています。
- くいれぽ餃子は皮・具材・餡の食感から餃子を探せる都内の検索サイトで、現在約700店舗を掲載している
- 5段階評価は共通の「標準」感覚が前提のため、基準がずれないようレポーターは慎重に増やしている
- 特徴だけでなく、似た餃子や人によるレコメンド、直感的な検索の強化を今後の課題としている
- サイト・インスタ・noteの一体化やお店との連携を進め、全国展開と「餃子といえば」の地位を目指している

