seeは「見える」に近い、だから「わかる」につながる
今回、ラジオ英会話のレッスン122を聞いていて、この長年の疑問がすっと解けた気がしました。
seeという単語は、日本語で言うと「見る」よりも「見える」に近いんだそうです。
自分から見にいく動作ではなくて、対象が目に入ってくる、刺激を受ける、という感覚を持っている動詞なんですね。
そう考えると、頭に入ってくるということは、つまり「わかる」ということなんですよね。
英語の文法をいろいろ教えてもらって頭に入りました、って、それはもう「わかった」ということじゃないですか。
だから「見える」という日本語と「わかる」という日本語は、実はかなり近いところにある。だからこそ「I see.」が「わかるよ」として使われるわけです。
日本語も英語も、認知の仕方は近いのかもしれない
面白いのは、相手の言うことがわかった、という場面で使う言葉って、日本語でもたくさんあることです。
「そうね」とか「確かに」とか、とにかく色々ありますよね。
それが英語だと「I see.」に落ち着くというのは、私はけっこう面白いなと思います。
日本語と英語って全然違う言語じゃないですか。
でも、「見える」と「わかる」が日本語でも近いように、seeという単語も「見える」の範疇と「わかる」の範疇を近いところで共通させている。
これはたぶん、人間の認知の仕方が、言語は違っても同じ部分があるからなんだろうなと思うんです。
そういうことに気づけたとき、私はちょっと感動したというか、これこそ言語を学ぶ醍醐味だよなと思いました。
日本語の「見る・見える」と、英語の別々の単語
もう一つ、前回の話とも近いんですが、日本語だと「見る」と「見える」って、活用が違うだけなんですよね。
「見る」の「み」の後ろが変わっているだけで、見た目がほぼ同じ。
でも英語では、lookとwatchとseeという、形の似ていない全然別の単語が当てられている。
これもなかなか興味深いなと思うんです。
中学や高校で「lookとwatchが見る、seeが見える」と教わっても、覚える側は両方とも「見る感じね」でまとめてしまいがちじゃないですか。
でも、別の単語が置かれているということは、当然別の意味があるわけですよね。
日本語ではほぼ同じ見た目なのに、英語では全く違う単語がある。そこに私はまた感動してしまうんです。
めんどくさい、一緒にしてくれよ、というのがきっと大半の意見だとは思うんですけどね。せっかく英語をやるなら、こういうところを楽しんでいけたらいいなと思います。
「That's the beauty of AI.」に戸惑った話
ここからは、レッスンのダイアログの中で私が驚いた表現を紹介します。
今回はもう即これしかない、というのがありました。beauty、ビューティーです。
AIの分析がそんなに時間がかからなかった、それがAIのいいところですね、という場面で、こう言っていたんです。「That's the beauty of AI.」
面白くないですか。私は初めて聞いたとき、これ何だ、と思ったんですよね。
beautyは「美しさ」だと覚えているので、いい意味だろうとはわかる。でも、やっぱり戸惑うわけです。
どうしても私たちは日本語に置き換えて覚えているので、「beauty=美しさ」で頭に入っていると反応できないんですよね。
でも「美しさ」って、見た目や外見の良さを形容するときの言葉じゃないですか。
そこからもっと広い意味で、AIの美しさ、つまりAIのいいところ、利点、長所という風に使えるんだな、と。これは覚えておきたいなと思いました。
知らない単語は、その場でスルーするしかない
beautyって、いかんせんカタカナにもなっているし、身近ですよね。
だからこそ、聞いたり読んだりしたときに「あ、beautyね」でパッと終わってしまう。
そこで「今のbeautyはどんな意味で言ってるんだ」と問われると、いやなんかいいこと言ってたな、くらいで止まってしまうんですよ。
これは今後も何度も言い続けると思うんですが、自分が認識していないと、その場でスルーしてしまうんですよね。
たぶん私も皆さんも、beautyが長所や利点の意味で使われる場面に、これまで出会っているはずなんです。
でも、なんとなくわかったつもりになって通り過ぎてしまう。どんな表現も、知らないと結局スルーするしかないんですよね。
だから、できるだけ知っておくことは大事だと思います。
私はこの「That's the beauty of AI.」を頭に入れておいて、good pointとかgood thingと言いたい場面で、あえてbeautyを使ってみたいなと思いました。
自分が知ったばかりの単語を使うのはちょっと怖いんですけど、、使っていかないと英語力は高まっていかないですからね。
まとめ
seeが「見える」に近いから「わかる」につながる、という話は、私にとって長年のモヤモヤが解けた瞬間でした。いまの時点では、こういう言葉の細かな違いに驚けることこそ、英語を学ぶ面白さなんじゃないかと思っています。
- seeは自分から見る動作ではなく、対象が目に入ってくる「見える」に近く、そこから「わかる」につながる
- 日本語でも「見える」と「わかる」は近く、言語が違っても人間の認知の仕方には共通する部分がありそう
- 「the beauty of ~」は「~の長所・利点」を表す。beautyのように身近な単語ほどスルーしやすい
- 知らない・認識していない表現はその場でスルーするしかない。だから知っておくこと、そして使ってみることが大事







