結論から言うと、絶対に買うべきです
この本、結局買うべきなのかどうなのか、というところが一番気になると思います。
なので先に結論を言います。絶対に買うべきです。
今まで大西先生の本を持っていない方はもちろん、すでに持っている人、旧版を持っている人ですら買うべきだと私は思っています。
じゃあなぜ買うべきなのか。そこを一つずつ説明していきたいと思います。
そもそも「話すための英文法」とは何か
そもそも『総合英語FACTBOOK』って何なのか、という人もいると思います。
簡潔に言うと、話すための英文法を伝える本です。
話すというのは、主語・動詞と直線的に進んでいくものですよね。一方で読むときは、途中でわからなくなったら前に戻ってもいい。いわゆる返り読みです。
でもそれは英語の語順に逆らっていることになります。
大西先生が言うのは、今まで勉強してきたのは語順を無視しても理解できればいい「読むための英文法」だったよね、ということなんです。
この本は語順通りに英語を理解し、語順通りに英語を使う文法力を身につけましょう、という話なんですね。
帯に書かれた「文法力は英語力」
3rd Editionになってから、帯にこういう文句が書かれています。「文法力は英語力」。
英語力と言うと、スピーキングやリスニング、ライティングを思い浮かべる人が多いと思います。そこに文法も大事だ、と打ち出しているんです。
帯には大西先生からのコメントも寄せられています。
「あらゆる技能の絶対基礎をこの一冊で。文法力は英語力。ファクトブックで英語の本質をつかめば、文法だけでなく、読む、聞く、話す、書くすべてに通用する英語力を伸ばすことができます」と書かれています。
さらに「本質的な文法学習は、あらゆる技能の絶対の基礎なのです」「細かな規則の奥にある英語の持つごくシンプルな体系をつかんでください」とも書かれています。
つまり文法を知らずして英語を使うことはない、と言っていることと等しいんじゃないかと思うんです。
旧版を持っている人にこそ効く追加ページ
ここからは、旧版や大西先生の著作をすでに持っている人がなぜ買うべきなのか、という話をしたいと思います。
まず1つ目。これが私は一番大事だと思っています。ページ数としては多くないんですが、絶対に読むべきところです。
それが「読解の神髄」というリーディングのコラムです。
大西先生は、読むことは著者の言うことを聞くだけじゃなく、自分からアクティブに行く作業だ、と「アクティブリーディング」と銘打って話しています。
大西先生がリーディングにこれだけページを割いたことは、今までなかったんですね。
私が「大西メソッド」と呼んでいるものを勉強した人の多くは、話すためには使えるけれど、読むときにこの文法を使えないんじゃないか、と気になっていたと思うんです。
その疑問を全部解消してくれています。どう読み、どう意識を張り巡らせて読解力を育てるのか。これだけでも正直、読む価値がありますね。
私自身、大西メソッドを読むところにも使えている意識があります。TOEICで時間通りに余裕で終わって満点を取れるのも、大西メソッドをリーディングに生かしているからなんです。
自分なりの仮説と合う部分もあれば、さらに奥まで言語化してくれている部分もあって、「確かにこれ、自分の頭の中でやっているわ」と思わされました。
そして2つ目が、書くという部分にも踏み込んでいることです。「論理表現集」やつなぎ言葉として、ライティングに必要な要素をコンパクトにまとめてくれています。
正直、眺めているだけでは力は上がりません。でもその表現を意識しながら自分で書いてみると、論理的に書くには段落をこう運ぶんだな、こういうつなぎ言葉を使うんだな、と把握できると思います。
他の著作ではなくファクトブックを選ぶ理由
『一億人の英文法』など他の著作を持っている人が、それでもファクトブックを手に取る理由も説明したいと思います。
私が一番大きいと思うのは、全チャプター解説動画です。18チャプターそれぞれの最初にQRコードがあって、読み込むと10分ぐらいの動画を見ることができます。
不思議なもので、本を眺めていてもよくわからなかったものが、大西先生の解説動画を見ると「あ、そういうことね」とわかることがたくさんあるんです。
今まで大西先生の著作を読んできたけれど、いまいち入ってこない部分がある、という人はこの動画を見てみるとスッとわかると思います。
この動画はファクトブックにしかついていません。だからこの動画だけでもマストなんですね。
もう1つは、カラーで見やすいという点です。高校で採用されることが多いので、字がびっしり、囲みも色もない、では読み進めにくいですよね。そこをケアしているのがファクトブックだと思います。
使い方としては、まずこの本でちゃんと理解してから音読・鑑賞するのが大事です。「ファクトブックではこう書いてあったな」となるくらいまで徹底的に調べるといいと思います。
まとめ
師匠の本なのでどうしても熱が入ってしまいますが、旧版を持っている私自身が読み込んで、それでも買う価値があると感じたのが正直なところです。まずは信じて、この一冊で英語をやってみてほしいと思っています。
- 結論として、旧版を持っている人すら買うべき一冊だと考えています
- 軸は「語順通りに理解し、語順通りに使う」話すための英文法です
- 新設された「読解の神髄」とライティングの論理表現が、旧版持ちにこそ効きます
- 全18チャプターの解説動画とカラーの見やすさは、ファクトブックならではの強みです





